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南幌町議会 令和4年第3回定例会 2022年9月7日

高齢者のごみ出し支援策は

2022年9月7日、南幌町議会の一般質問で、熊木惠子議員が「高齢者のごみ出し支援策は」について質問し、町長が答弁しました。

質問者
熊木惠子 議員
答弁者
町長

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。

質問 熊木

それでは、2問目に移ります。高齢者のごみ出し支援策は。高齢化に伴いごみ出しに困難を抱える高齢者が増加しています。分別ができなくなった、地域のごみ集積所に出しに行くのが大変になったという声は少なくありません。各町内会では、工夫をして班長の役割を免除するなど、支援する体制づくりを模索していると聞いています。農村地域でも免許返納に伴いごみ出しが困難になった、将来不安だという声も聞かれます。本町の高齢化率は2040年には60%を超えると試算されており、将来の高齢化を見据えて、町として対策を講じる必要があると考えます。環境省が示した高齢者のごみ出し支援策等を活用し、ごみ出しボランティアの養成や、保健福祉課や社会福祉協議会との連携で介護ボランティア等の計画作りを始めることが必要と思います。町民へのアンケート調査の実施や、ごみ出し支援制度を創設するなど将来を見据えた今後の対策について伺います。

答弁 町長

高齢者のごみ出し支援策はのご質問にお答えします。高齢者の生活支援については、令和3年度からの第8期介護保険事業計画・高齢者福祉計画の策定時に実施した、生活実態や課題を把握するためのニーズ調査では、ごみ出し支援に対する要望は少なく、要介護認定を受けている方のごみ出し支援は、訪問介護の中で対応しています。今後、高齢化の進展に伴い、家族介護者の高齢化、認知症の増加が見込まれる中、ごみ出し支援の必要性は認識しています。ボランティアによるごみ出し支援は、協力いただける方の高齢化等により、実施は難しいと考えていますが、本年度実施する第9期介護保険事業計画・高齢者福祉計画策定に向けたニーズ調査などを踏まえ、高齢者がいつまでも住み慣れた地域で暮らし続けられるための生活支援を検討してまいります。

再質問 熊木

再質問いたします。今、答弁の最後のほうで、高齢者がいつまでも住み慣れた地域で暮らし続けるための生活支援を検討してまいりますということでしたけれども、具体的にはどのような検討がされるのか、そこを具体的な形でお答え願いたいと思います。このごみ出し支援については、私は総務委員会に所属しておりますけれども、総務委員会の中でも、空き地の雑草の問題とか、ごみのこととか、いろいろ討議を重ねてきています。また、議会報告懇談会の中でも、ごみに関すること、ごみボックスのこととか、いろんな形で意見も出されています。そういうことに対して、町を本当にみんなできれいなまちをつくっていくということは、町民一人ひとりにとっても大事なことですし、町として方向をきちんと示すということは大事なことだろうと思います。その辺で、先ほどの御答弁では、ごみ出し支援に対する要望は少なく、とありましたけれども、本当に少ないのでしょうか。なかなか今、全国の例とかを見ても、隣近所との関係もすごく希薄になっているとか、高齢者が増えている、それから、独居の方が増えているということが、これは南幌町も全く例外ではないと思います。そういうことを考えると、やはり早め早めに対策を打っていくことが必要だろうと思います。夏場はともかく、特に冬季間、冬だと滑るから外に出られないとか、ごみの集積場所まで危ないので持って行けないなどという声は多々聞かれます。また、町内会の町民の方からもお話を伺いましたけれども、回覧版とかを届けた時に、なかなか外に受け取りに来られないという方とかがいらして、そういう方のごみはどうなっているんだろうと心配している町民の方もいらっしゃいます。そういう時に、例えばなんですけれども、町で何かそういう施策、ごみ出し支援のことでマニュアルをつくったり、検討会を開いたり、ボランティアの養成を行ったりということをしていて、それを全町民に、こういうことを町が今取り上げているんだということがわかれば、気楽にというか、そのSOSを自分からも発信することができるし、また、隣近所でそんな親しくないけれども、困っているんじゃないかなと思う方に対して声を掛けることもできると思うんですよね。なかなかプライバシーの問題とかいろいろあって、勝手にずかずか入っていけないということは感じているけれども、どうしているんだろうと心配している、そういう町民が少なくないと思います。そこにやっぱり道筋をつけるということが行政の役割ではないかなと私は思います。そこのところで先ほど質問の中でも言いましたけれども、やはり町民アンケート。アンケート調査というのはあまり好まれてないのかもしれないんですけれども、例えばごみに関して、保健福祉の関係とかいろいろ住民課の関係なんですけれども、そういう中で、日常のごみ出しに不便を感じていないかとか、どういうことを手伝ってほしいですかとか、一般町民の方にも同じようにアンケートをした時に、どのようなお手伝いが自分はできるとか、そういうところまでマルバツで記入できる形のアンケート調査だと、多くの方の関心とか、そういうことに対して、町も分かる手段になるのではないかと思うので、やはりぜひそういうアンケートは行うべきではないかなと思いますので、そこをどのように考えているのか伺いたいと思います。いろいろと全国の事例とか、先進地事例を私も調べてみているんですけれども、なかなか簡単にいくとは思っていません。環境省がそういうふうに示しても、環境省で全国の自治体3分の2ぐらいのところが回答を寄せたそうです。そういう中でも、何とかしていかなくちゃだめだと思いながらも、なかなか進まないということでの苦慮している姿が、数字の中にあらわれていました。だから私も簡単にいくとは思ってはいないんですけれども、やはり先ほど言ったように道筋を示すということは必要だと思います。市街地のごみ出しのことで、先ほども言いました。なかなか出しに行けないとか集積所が遠いとか。そういうこともありますけれども、今年の春先というか、そのごみ出しが直接の原因だったかどうかはわからないんですけれども、冬期間はやっぱり外に出られないのでごみは自宅に置いておいて、ちょっと晴れた時に外に出た時に、雪の中で倒れていて亡くなったということをお聞きしました。それが絶対そのごみ出しが原因だったというふうには、ちょっとわからないですけれども、その地域の民生委員さんにも尋ねました。民生委員の方が、やはりすごい心を痛めておられました。常に気になって、夜になったら電気が付くだろうかとか、日中は電気が消えているだろうかとか、そういうことで見守りも続けながらいた矢先の出来事で、やはりなかなかこう立ち直れないような、痛手を受けておられました。やはりそういうようなことが二度と起きてはならないと思います。これからの高齢化社会を迎えるときに、やはり町民一人ひとりが、その現実を受け止めながら、自分にできることは何かということを、やはり町民みんなでつくっていくということが必要だと思います。その中に行政の役割というものもすごく大きいかと思います。農村地域でも、先ほど言いましたように、今までは車でごみを出しに行けた。それから、ちょっと大きなものとかはまとめておいて、長沼まで搬出することができたけれども、いよいよ免許返納になったら、本当に毎日のごみの処理ができなくて困るという声だとか、また農村部でも、その地域によって違いますけれども、冬期間は全くごみを収集しないというところもあります。そうなってくると、結局農家の納屋とかにごみを置いておくので、ネズミがいたずらして困るというような声も聞かれます。そういういろんなことを、問題を注視しながら、全国の中では、戸別収集に切り替えたりとか、高齢者のところも、いつでも出せるような形で旗のようなものをつくったのを置いておくとか、それから、ボックスをつくってそこにいろいろ入れたのを、NPOとか町が事業を委託しているところが安否確認も兼ねて、ごみの分別を手伝ったりするというような事例も報告されています。ですから、早い時期からやっぱり検討して、そういういろんなことに取り組むべきではないかなと思います。その時期がやっぱり本町としては、今もう取り組んでいかなければならない時期だと私は思います。南幌町の福祉行政をみると、やはりいろんなことできめ細かくいろんなことをやられていて、本当に全国の模範となるような形で行われていることも事実ですし、そのことについては、大きく本当に感謝しています。ですからそれをさらに深めるというか、発展させる意味でも、早めの検討会を開いて、ボランティアの養成だとか、そういうちょっと手伝えることだとかの意見集約、そういうものをすべきだと思うので、その辺について御回答をお願いいたしたいと思います。

答弁 町長

熊木議員の再質問にお答えいたします。はじめに、現在の町内のごみ出し支援件数でございますが、全体で14世帯、うち分別のみが4世帯、収集までの持ち出しが6世帯、分別、持ち出しの両方が4世帯でございます。現在これは全て介護保険の訪問介護の中で対応をさせていただいております。ごみ出しボランティアの養成でございますけれども、国の事業もございますけれども、なかなか地域の支え合いとしては、理想でございますけども、なかなか進んでいかないというのが実態でございます。また、町内では、各種のボランティア活動に献身的に取り組んでおられる方が多くいらっしゃいますけれども、ごみ出しのボランティア、介護ボランティアの養成につきましては、現在、ボランティア自身の高齢化などもあり、現実的にはなかなか難しい問題でないかなというように考えてございます。現在本町でのごみ出しの支援が必要な高齢者世帯などは、おおむね保健福祉課などで把握をしておりまして、介護サービスにつなげているのが実態でございます。しかし、要介護者または要介護者以外でも、紙おむつを使用されるとか、御家族のプライバシーを気にされる方、または集積場所まで距離があるということで、声に出せない方もいらっしゃるのではないかなというように思っております。そうしたことから、本年度実施しますニーズ調査において、その辺も掘り下げて調査をし、本町における対策を検討してまいりたいというように考えてございます。

再質問 熊木

最後のほうで、検討していくということを御答弁いただいたので安心しました。ぜひ前向きに検討してほしいと思いますし、先ほど数字も示されましたので、そこの本当に困っている方が、やはり何とかこう、行政のお手伝いとか、そういう形で隣近所も含めてやられていくようになったら本当にいいなと思います。道内でも高齢者のごみ出し支援策を講じている自治体があるということで、同僚議員が資料を提供してくれました。私たちも本当は視察などに行きたいんですけれども、コロナの関係もあって行けないでいるんですけれども、例えば深川市では、新年度予算の中で、高齢者のごみ出し支援を行っているということで、NPOに委託して、先ほど言ったように安否確認も含めてお手伝いしているということでした。その年間予算を、今はまだ28世帯の利用ということでしたけれども、それが浸透していくと、もう少し増えて市民一緒に、町内会とか一緒に、そういう見守りとかにもつながっていくのではないかというようなことで書かれていて、やっぱりそれは一つの明るい展望というか、そういうことを実施していて、市民に本当に喜ばれているということは、やはりすごく喜びだなと私も思ってこの記事を読みました。やっぱり思うのは、ボランティアの養成とかも先ほど町長が御答弁したように、ボランティアをする方も高齢化になっているということは、私自身も高齢化していますし本当にそうなんですけれども、やはり高齢者が高齢者を支えるというだけではなくて、その一歩手前の方々にどのように参加してもらうのかというのは、福祉関係のことだけでなくて、まちづくりにとってもすごく大きなことではないかなと思うんですよね。ですからそういうことを考えると、やはり早く立ち上げて、いろいろこう尽くしていくということ、それからいろいろと先進地事例の中で、自宅前まで戸別にごみを収集するというか、そういうようなことを取り組んでいるところなどもあって、うちは今3町の南空知公衆衛生組合の管轄の中にあるんですけれども、やはりそういうことも予算の関係とかいろいろ、負担金のこととかも必ずそれは出てくることで、大きなことではあるんですけれども、やはり避けては通れない問題なので、そこも含めて検討していくということが必要かと思うので、最後にもし何かそれがあればお答え願いたいと思いますし、その事業を委託するというところが、NPOとかがなかなか南幌町では育っていかないということもありますので、例えば高齢者事業団にそれを担ってもらうとか、そのような方向も検討することができないのかどうか、その2点お願いいたします。

答弁 町長

熊木議員の再々質問にお答えいたします。現在本町のごみ収集は公衆衛生組合で行っておりますが、事務局レベルでは、本町より高齢者のごみ出し支援について相談した経過がございます。本町以外の2町では、特段まだ住民要望がないことから3町の足並みが揃わず、具体化に至っていないのが現状でございます。道内の先進事例のお話をいただきましたけれども、環境省が示す手引きでは、行政が直接支援する制度と、地域が、いわゆるボランティアですとかですね。地域が支援する制度の2つのタイプがありまして、それぞれ2分の1の財源措置がされてございます。現在道内では、12市と5つの町で実施していると聞いております。比較的大きな市町で実施されております。その行政の直接支援型でございますけれども、ごみの収集自体を職員が直接行う方法と、業者委託による方法が主でございます。また、地域支援型は、地域における関係性の希薄さなどから、なかなか進んでいないのが現状のようでございます。また、本町では、高齢化が進む一方で、これから介護人材の不足も当然予想されていきます。現在も収集、生活支援の対策については検討して、また、実施もしているところでございますけれども、それらごみ出しを含めて、お年寄りが住み慣れた地域で暮らしていただくことができるような検討については、また引き続きこれからも進めてまいりたいと考えておりますので、ご理解賜りますようお願い申し上げます。

出典:南幌町議会 令和4年第3回定例会 2022年9月7日 議事録 PDF(12ページ) 間違いを知らせる