南幌町議会 令和4年第1回定例会 2022年3月8日
生涯学習の新たな機会の開設について
2022年3月8日、南幌町議会の一般質問で、熊木惠子議員が「生涯学習の新たな機会の開設について」質問し、教育長が答弁しました。
- 質問者
- 熊木惠子 議員
- 答弁者
- 教育長
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。
質問 熊木
本日は教育長と町長に質問いたします。まず教育長に、生涯学習の新たな機会の開設について質問いたします。新型コロナウイルス感染症の拡大が長期化する中で、町民の生涯学習や文化行事への参加の機会が失われ、自分らしく生きがいとゆとりのある生活ができていない方も多いのではないでしょうか。執行方針の中で、「今日的課題に関する講座の開設など、だれもが安全で安心して参加できる学習機会を提供できるとともに地域の人材情報の共有と活用を一層図ることで、町民が生きがいをもって活動できる機会の創出に努めてまいります。」と述べられていることは町民に希望を与えるものと感じます。コロナ禍であらゆる学習の機会が減少しましたが、このような時だからこそ参加したくなるような魅力的な内容の講演会や、音楽、郷土史、文学などに触れ、人と人とのコミュニケーションが図られ、人生を豊かに過ごせるような町民の学習、研鑽となる講座の開設を計画的に進める必要があると思います。町内には優れた人材が多数おり、多様な学習要望に力を発揮していただけるものと思います。社会教育の推進は町民の一人ひとりが生涯を通じて生き生きと学び続けることを応援することにつながります。新たな講座の開設により参加者が自らサークルなどを創設し、文化の向上につながる企画をどのように考えているか伺います。
答弁 教育長
生涯学習の新たな機会の開設についての御質問にお答えします。本年度より「一人ひとりの『やってみたい、知りたい、学びたい』をつなげよう みんなで楽しく創る なんぽろの社会教育」を基本理念とした第4期社会教育中期推進計画がスタートします。この計画に基づき、コロナ禍においても、町民の皆さんの一人ひとりの生活をより豊かにし、幸福感が得られる学びの場を提供しなければならないと考えます。新たな講座の開設については、軽登山やトレッキングなどのコロナ禍における新しい生活様式を取り入れた活動や、インタ-ネット、スマ-トフォンを活用した、高齢化社会をより豊かにするための講座など、今日的な課題に対応した生涯学習に取り組むため、生涯学習講座の企画・運営に関わっている、ふるさと南幌みらい塾運営委員の意見や各講座の参加者からのアンケートなどを参考に、より多くの町民を対象とした講座内容を検討してまいります。
再質問 熊木
再質問いたします。ただいま教育長に答弁いただいて、大変共感するところが多いです。執行方針に掲げられている内容で大変評価できるのと、具体的なのはどのように進められるのかということで質問をして、その今日的課題の内容について今、答弁いただきました。文化的なものとかを私よく割と多く質問の中に組み入れたんですけれども、やはり今、今日的課題というところで、軽登山とかトレッキング、そして高齢化社会においてインターネットとかいろいろスマホを使った講座とか、そういうものは本当に求められていると思います。ですから、それを計画的に組み入れた形でやっていただけると、すごく参加する方が、この後いろんな形で希望を見出せると思います。このコロナがもう2年も続いて、本当にいろいろ、いろんな面で疲弊して希望を失われているという中では、やはりこういうことを町が示すということで、本当に町民が勇気を持って今後活動していくということにつながると思います。そこで、大人も子どもも皆そうですけども、ネットとかいろいろそういうものをやる中で、やっぱり今、人と人とのコミュニケーションが本当に大事だということに、皆さん気づいておられると思うんですよね。そういう中で、やはり教育委員会、先ほど社会教育のことで、前回の教育大綱のときにまとめられたものも示していただきました。そういう中でも、やっぱりこの大事なことというのは、コミュニケーションを図ること、それが一番大事だということが示されていたと思います。そういう中で、やはりいろんなものを計画的に組み込んでいく、それが大事だということを改めて思います。それで、例えば芸術文化活動の中で、以前、中学校で私、前にも質問いたしましたけれども、クラシックの音楽会などもありました。それは毎年交代でとか、いろんな形で組み入れているんですけれども、そういう単発的な文化行事というものも、やはり今だからこそ本当に求めていると思うんですよね。それで私が思うのは、町内に本当にいろいろな多様な活動をされていて、いろんなことをやられておられる方がおります。そういう人方を、本当に発掘というか、いろいろ活動やっているんですけれども、なかなか町民がそれを共有できないということが残念だなと思います。そういう意味では、以前、うたポロというのがありましたよね。そこに参加されていた方から、発表会などいろいろとなっていたんですけども、なかなかコロナで継続できなかったということもあって、非常に残念だという思いを持っている方からお話を聞きました。参加された方は、介護をしながら生活をしていて、何とか時間をつくってうたポロに参加することを唯一の楽しみにして、その時に普段なかなか声を出すということが、若い頃と違ってできなくなっていたので、改めてその声を出すことの大切さ、そして全く知らなかった人がそこで知り合って人間関係を深めていくということで、大事なことに気づいたと言うんですよね。それをぜひ継続してほしいなという思いを訴えられていました。ふるさと未来塾など、そういう長期的な講座などはあるんですけれども、なかなかそれにずっと会員として参加していくということがなかなかかなわない人にとって、年間スケジュールのようなもので、こういうのがありますというと単発的にそういうものを選んで参加していくということにつながるのではないかなと思いました。それから町のホームページの中で、例えばピアノ教室をやっておられる方、それからその中でマリンバを教えている方、そこに習っている子どもさんの声なども紹介されていて、町内にそういうような方がいるということを私もそれを見て、何かそのマリンバの演奏など、そういうミニコンサートみたいなものを何か開いてもらえると、その文化を共有していくということにつながっていくと思います。ですから、そういうことも、ぜひ新しい生活様式を取り入れた形の文化的な課題というものに取り組んでほしいなと思います。それと、文化的なことで言うと、いろいろ時代とともにいろいろ変わっても行くんですけれども、以前、切り絵や書道教室など水墨画など、そういうような講座も開催されていました。近年なかなか、コロナの以前からそういう講座というのを新しいものはなかなか開かれていなかったように思います。やっぱりそういうものに参加した方が新たに自分たちで教室というか、継続していくという小人数のそういうものをつくっていくことにつながると、それがやっぱり町民の文化度を上げていくということにつながると思うんですよね。ですから、そういうこともぜひ考えていただきたいのと、その考えがあるのかも伺いたいと思います。また、先ほど町内にたくさんの方がいらっしゃるというところで、昨年の文化展、毎年やられていて、なかなかコロナで大変な中で開催されていたと思いますけれども、年々文化展に参加するサークルや出品数なども減少しているように思います。文化展の中で、やっぱりサークルの存続が困難になってきたということで、残念ながら会を解散したんだよねと、だから今度は個人で参加するしかないというような話も伺いました。少人数であっても何とか継続していって、それを後継者というか、そういうものをつないでいくということも大事なことだと思います。今年、町の文化協会が50周年ということで、やはりそれを続けてきたということは本当に会員の皆さんの努力とそして協力の賜物であるということは本当に間違いないと思います。その文化協会も、やっぱりずっとつないでいきたいけれども、なかなか会員が集まらないという声も聞かれます。それでも近年、小学生がそういうものに参加したりなどということでちょっとずつ盛り上がっているということもお聞きしますので、そういうことをぜひ後押ししていくという意味で、町の果たす役割はすごく大きいと思いますので、その辺をちょっと伺いたいと思います。
答弁 教育長
熊木議員の再質問にお答えいたします。やはり熊木議員が言われるように、この状況の中で、それぞれ皆さん行動に制限が設けられて、活動がしにくい状況でございます。それで、人と人とのコミュニケーションというお話が出ましたけれども、やはり私もですね、教育委員会の講座なり、各団体の会合に出させていただいても、これをやりたいんだよねと、皆で集まって一緒にお話をしたいんだよねとか、運動したいんだよねなどとよく聞いております。本当に大事なことだと思います。そういったことから教育委員会としましては、これからの町民の活動できる場として、先に申し上げましたように、ぽろろを中心として、あるいは社会体育、社会教育施設を活用しながら進めていくわけですけれども、それぞれその場所で活動されている方などにもアンケート調査を実施して、今、皆さんは何をしたいかということを広く声を拾って、その中でできるものを取り組んでいきたいと。例えば、先ほどは登山などと申し上げましたけども、そういったいろんな活動をしていく中で、これを私たちが継続的にやっていきませんかという、それが一つのサークル活動にもまたつながっていくのかなというふうに思っております。そういったことから、町民の声を広く吸い上げながら、今後も活動したいと思っております。それから、文化サークルといいますか、町内で個人的にいろんな活動をされている、あるいは技術を持っている方がおられます。先ほど例に出されましたようにピアノなど、いろんな楽器ができる方、あるいは民謡を教える方、いろいろいるわけです。そういった方々には、やはり教育委員会としましても、活動できる場を広く提供していきたいなと思っております。ですから、そういった例えばですけれども、音楽的なものであればそれに関係する個人、団体に発表の場をつくっていきたいなと。そういったものを広く町民の方々に見ていただきたいと。出演される方についても引き続き良く思ってやっていただけるようにしていきたいと思っているところです。また、文化協会は50周年を迎えるにあたって、この長い間感謝を申し上げるところでございますけれども、この文化協会の中でもやはりいろいろな活動が少なくなってきているのかなと、私も作品展を見て感じました。ただ、このコロナが収束してくれば、またやってみたい、活動したいという方も出てくると思います。そのようなことの期待を持っているわけでございますが、中でも、例えば子どもたちへのこれからの文化の伝承ということを考えますと、学校では、俵積み唄や南幌太鼓、南幌音頭などといったものを学校行事の中でそれぞれ団体のほうにお願いして発表していただき、子どもたちもそれを覚えていただくということも行っております。そういったことで、文化の灯を消さない活動をこれからもしてまいりたいというように考えております。
再々質問 熊木
御答弁ありがとうございました。再々質問させていただきます。今、教育長が言われたように、活動の発表の場というのは本当に見る人も、自分たちが発表の場にいる人も、やはりそこでいろんな鍛錬をしながら発表していく。それがやっぱりすごい感動を呼ぶものだと思います。すごく大事なことだなと改めて思います。先ほど、子どもたちへの文化の伝承ということで今、取り組まれているということで、南幌町の優れたもの、俵積み唄や南幌太鼓などそういうものが、やっぱり今改めて日本の文化、そして南幌の文化ということで、それを継承していくということは本当に大事だなと思います。それで、いろいろ町内の多様な技術を持っている方やそういう方のお話など、いろいろ役に立てて町民を元気にしてほしいという願いの中に、昨年、同僚議員の御案内で、南幌高校の校長先生のSDGsの講演というか、高校生向けのお話を聞きました。その時に目からうろこというか、本当に若者言葉で高校生に話をして、すごくわかりやすい内容の話だったんですよね。それを聞く機会を得て、こういうものをぜひ町民に、100人などたくさん集めなくても、とにかくこういうことに関心ありませんかというような講演をしていただくなど、そういうのはすごく良いことだなと思いました。以前、南幌町の出身のノーベル賞にという方が、田んぼで電池の何かそういうお話も聞いたことがあったんですけれども、やっぱり普段の生活の中で、全く知り得ないことや接点のないことで知識などそういうものを身につけるということはすごく大事なことだなと思って、それを町民の宝というか、そういうものにしていくのがいいのではないかなと、その講演を聞いたときに思ったんですよね。ですから、そういうものを、先ほどアンケートも取られるとおっしゃっていましたけれども、やっぱり町民からもこういう町内で活動している、こういう人の演奏を聞きたいなど、そういうものを出していただいて、それを今すぐはできないかもしれないけれども、長期的なスパンで考えて計画を組んでいくということを取り入れていったらいいのではないかと本当に思います。それから、ぽろろがリニューアルして、郷土資料館の中もいろいろ展示も変えたりしています。やっぱりその郷土資料館の中で、南幌郷土誌の会員の方々がやはり日々努力されて研鑽していると思うんですよね。小学校などは学校の授業などの中で郷土資料館に行って学習するということをやられていると思うんですけれども、なかなか町民も、1回行ったらなかなか行かなくなるというのがあると思うんですよね。それから新しく南幌町に引っ越してこられた方もやはり南幌の歴史を知るという意味で、何か郷土資料館をめぐるツアーというか、そういうのをやりながら町内の史跡をめぐるなど、そのようなことも新しい取り組みとして取り入れたらすごくいいのではないかなと感じました。それから、ぽろろの図書も少しずつ充実してきていて、昨年も好評だったお年玉というか新年の企画で、いろんなジャンルのものを選んで借りるという福袋みたいなものを用意されて、やはりそれも今回もすごく好評だったと思うんですよね。そういう中で、今、子どもの図書館の利用や大人の利用などもすごく多くなっていると思うんですけれども、今、高齢者ばかりではないですが、音読、声に出して読むとか、集団でと、そういうのもすごく今は人気というか、それが脳の活性化などにもつながるということで紹介されています。だから、その文化というか文学、何かそういうものを知る機会になるということで、いろいろ提案してあれなんですけれども、そういうこともアンケートに寄せられてくれるとすごくいいなと思うんですが、そういうことも計画の中で組み入れていってはどうかと思います。あと、町が開催する講演会など、とにかくコロナによってなかなか収束しなくて、いろんなことが計画できなくなっていることでは本当に残念に思いますし、そこの中で取り組んでおられる教育委員会などいろんな団体が本当大変苦労しながら、コロナ収束後にはということで、希望を持てるような計画をそれぞれの団体も組んでいると思います。ですから、そういう中でいろんなものを組入れながら、ぜひ町民に啓蒙して、参加を呼びかけるということを引き続きやってほしいと思います。先ほどの答弁の中でもありましたけれども、意気込みというかそういうのがもしあれば伺いたいと思います。
答弁 教育長
熊木議員の再々質問にお答えいたします。まず南幌高校の関係、最初に質問がございます。昨年、「南幌学」ということで、改善センターのほうで高校生が町民に向けての発表の場がございました。なかなかコロナ禍の中で参加人数も少なかったかなという気はしております。改めて南幌高校のほうに、町民に対して学校での活動を発表できる場をできないかどうか、今一度、学校長と協議させていただきたいと思います。それから、郷土資料の展示関係につきましては、やはり今、この展示施設、なかなかその更新が難しい状況でございますけれども、昔の南幌町のビデオなどをホールのほうで今時期を変えながらいろんなビデオ上映をしております。そういったことで、昔の南幌町はこういう町だったんだよということを町民がわかるような形に啓発を今はしておりまして、少しでも町民の方に、まずは足を運んでいただくことが大事なのかなと。その中で、郷土資料室をこういうふうにしてはいかがですかという意見があれば、これもまた教育委員会の中で検討をしたいと考えてございます。最後に私の思いといいますか、今後の考え方をお聞きになられました。コロナ禍で、これまで2年間、本当に各事業や教室、あるいは大会の中止や縮小など社会教育活動が本当に大きく制限されまして、学習機会が少なくなっております。このような状況ではありますけれども、これからの生涯学習につきましては、さらに、先ほど申し上げましたICTを活用しながら、今まで以上に多様な、より多くの町民によります対面、あるいは非対面も集い、また学び、そして、孤立することなく社会につながり続けていくことが求められていると思います。コロナの収束が見通せない、閉塞感が漂っている状況だからこそ、町民の要望にこたえる、新しい集い、学び、あるいはつながりを求めて、生きがいの持てる人生100年時代、これに向けた生涯学習活動をしてまいりたいと考えてございます。