南幌町議会 令和3年第4回定例会 2021年12月9日
学校の女子トイレに生理用品の設置を
2021年12月9日、南幌町議会の一般質問で、熊木惠子議員が「学校の女子トイレに生理用品の設置を」について質問し、教育長が答弁しました。
- 質問者
- 熊木惠子 議員
- 答弁者
- 教育長
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。
質問 熊木
それでは2問目に移ります。学校の女子トイレに生理用品の設置を、ということで、教育長に伺います。経済的理由で生理用品の入手に苦しむ「生理の貧困」が、新型コロナウイルス感染症拡大で顕在化し、社会問題になっています。「#みんなの生理」という団体の調査では、経済的理由で生理用品の入手に苦労した学生は20.1%、生理用品でないものを代用した学生は27.1%もいました。内閣府の調査では、生理用品を配布する自治体が5月時点で、全国で255もありました。配布場所は学校や公共施設、困窮者の支援窓口などです。近隣の岩見沢市では、「お困りの方に生理用品をお渡ししています」というカードを配布し、カードを窓口で提示すると無料で生理用品を渡しています。道内では、函館市や芽室町などで小中学校のトイレに設置する取り組みがされています。国の補助制度や、防災備蓄品を活用して児童生徒への支援を実施するなど取り組みが広がっています。本町では、保健室で生理用品を渡しているとのことですが、思春期の児童生徒の心情や、生理用品を必要としていることを言い出しにくい児童生徒にも配慮して、学校の女子トイレの個室に設置するなどの工夫が必要ではないかと思いますが教育長の考えを伺います。
答弁 教育長
「学校の女子トイレに生理用品の設置を」の御質問にお答えします。町内の小・中学校においては、児童生徒から、生理の貧困と推測される相談については、養護教諭が家庭の状況を把握しながら対応することとしていますが、これまでのところ経済的な理由により生理用品を購入することができないといった相談や状況はありません。また、児童生徒や保護者から、生理用品をトイレに設置して欲しいといった要望もありませんが、トイレの個室への設置については、設置場所や提供方法など学校や児童生徒の実態を把握し、学校と協議してまいります。
再質問 熊木
再質問を行います。ただいま教育長のほうから、設置場所や提供方法など、学校や児童生徒の実態を把握し学校と協議してまいります、という御答弁をいただきました。この生理の貧困、今たまたまコロナのことでいろいろ困窮者が増えているというところから大きく社会問題になっています。私も、先日、教育委員会の課長のところに行ってお話を伺ってきました。それで今答弁あったように、特別、相談などそういうものは届いていないということでした。相談などがなければ、今社会問題になっているところを、本町はそこ全くなくていいのかということには私はならないと思います。生理の貧困問題だけでなくて、やはり母性保護というか、私、女性ですから、生理は毎月、毎月来ます。それでやっぱりそのたびにいろいろ大変な思いをしながら、生理痛を抱えるなどということがあります。教育現場の中で、やはり生理を迎えるということはちょうど思春期に入っていろいろ体の変化や、突然生理になったらどうしようと、いろんなそういう思いをしながら学校生活を送っていると思います。そういうときに、保健室で養護教諭などが対応してくださっているということですけれども、なかなか言い出しにくいと、やっぱり周りを気にするということが現場の中ではあるかと思います。そういう時に、学校の中でそういう配備があれば気兼ねなくというか、咄嗟の時もそういう処理ができるということにつながるのではないかと思いました。それで先日もNHKの放送で、生理用品はトイレットペーパーと同じに思ってくださいとある都立高校の校長先生が養護教諭に言って、生徒が安心して学校生活を送れるように、東京都の方針で校内のトイレに生理用品を無償で設置することになったということが紹介されていました。私、たまたまその生理の貧困をきっかけにということで話をしましたが、やはりさっきも言ったように子育て、少子化対策ということで、本当に子どもを産み育てる人を育てていくという観点からも、母性保護のあり方などもやっぱりその教育の中でしっかりされることが望ましいと思います。もう本当に数十年前とかは、こういう生理ということを大声で言えるような時代背景でもありませんでした。今、だんだん世の中も変わってきている中で、ジェンダー平等とか、いろいろこう叫ばれる中で、やはり生理は女性だけのことではなくて、やはり男性も一緒にそういうことを学ぶということが必要かと思います。いろいろ調べていくと、ナプキンをつくっているソフィーナという会社などではいろいろビデオとかいろんなものをつくって啓蒙したり、また皆でそういうことを学んでいって将来の母体を守っていくということにつなげる運動などもされているということが紹介されていました。だからそういう取り組みというのはすごく大事ではないかと思いました。皆、東京ですけれども、港区の教育委員会で子どもたちにアンケートをとった結果、生理用品がなくて困ったというふうに答えた生徒は、持参するのを忘れたというのが95%です。そして家庭で購入や準備ができなかったからというのが5%だったそうです。生理が急に来て困ったり、ナプキンが足りなくて困ったりということで、子どもたちが安心して学校生活を送ることができないということにつながる意味からも大きな課題ではないかということを、そこの教育委員会では皆で話し合ったそうです。生理用品を保健室で貸出しというか、渡していますということでしたけれども、そういうときにやっぱり周りの目を気にしながら保健室に取りに行くということも、やはり抵抗を感じたり、恥ずかしいから行けないと思ったり。だけれども下着が汚れて漏れたらどうしようとかいうその心情、そういうことを考えると、やはり今からでも何とかしていくべき問題ではないかなと私は考えました。ですから、やはり生理用品は必要なときに必要なだけ使うもの、トイレットペーパーと同じように設置できればよいのではないかというような運動が今おきているということもうなずけると思います。そしてスウェーデンでは、法律で全ての公共施設とかそういうところに置くことがもう2年前ですか、決まったということも報道されています。そこまでいかないとしても、南幌町でも、検討するということでしたけれども、そういうことを前向きに捉えて、今親からの相談や子どもからのそういう声がないからというだけではなくて、やはり配慮して準備をしていくということを再度求めたいと思うんですけれども、そこで、もし先ほどの答弁以上に何かがあれば答弁していただきたいと思います。
答弁 教育長
熊木議員の再質問にお答えいたします。まず、生理に関しては、思春期の子どもたちにとって大変非常にデリケートな問題であって、家庭環境によっては家族にも相談しづらいという子どもさんがいることも考えられると思います。学校のほうでは、生理や性に関する悩みがある場合については、養護教諭をはじめとして相談しやすい先生に相談できる体制を今取るようにしております。トイレへの生理用品の設置につきましては、小学校では低学年のほうでの理解不足によりまして、いたずらや触ってしまうなどの問題も想定されることから、高学年が利用するトイレに限定するなど児童生徒の実態について小中学校と協議し、早急に設置してまいります。また、貧困の有無にかかわらず、教育的配慮により誰でも利用できるようにしてまいりたいと考えております。以上です。
再質問 熊木
ただいま教育長から、とても前向きな答弁をいただきました。ぜひ学校の中で相談しやすい体制をつくる、そういう話し合いもしているということでしたので、とっても大事なことだと思うので、ぜひ早くそういう措置ができるようにしてほしいと思います。それで先日も新聞に室蘭市でしたね、匿名の市民が生理用品を使ってほしいということで、段ボールで170個分、100万円相当の寄附をしたというのが載っていました。それで、すぐ室蘭市では、小中学校や室蘭工業大学の女子寮などいろんなところに配布して、必要な人に配っているということも載っていました。いろいろ調べると、それは北海道でもそういうことがあるというのと、それから業者の方が自治体に寄附をしたということもあるということで、本町はまだそういうことはないと思うんですけれども、ぜひ寄附やあと災害備蓄品などを充てているという自治体もありますので、そういう意味で前向きな答弁をいただきましたけれどもぜひよろしくお願いしたいと思いますので、これで質問を終わります。