南幌町議会 平成31年第1回定例会 2019年3月7日
町立南幌病院の維持と経営安定について
2019年3月7日、南幌町議会の一般質問で、志賀浦学議員が「町立南幌病院の維持と経営安定について」質問し、町長が答弁しました。
- 質問者
- 志賀浦学 議員
- 答弁者
- 町長
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。
質問 志賀浦
町長に執行方針分で、町立南幌病院の維持と経営安定についてということで質問いたします。町立南幌病院の医療体制が昨年10月より常勤医師1名と出張医師となり、町民の間で不安との声がありました。そんな中、本年4月より常勤医師3名体制で診療されると聞き、安心しているところです。しかし、国が進める医療提供体制の改革などで、ますます難しい経営判断が求められると考えます。病床変更など病床利用率を上げるための経営戦略を伺います。また、南幌町の患者受診動向も札幌圏に向かう傾向が強い中、町立南幌病院への受診確保が課題になると思います。外来患者の回帰と入院患者の受け入れ策を伺います。
答弁 町長
町立南幌病院の維持と経営安定についての御質問にお答えいたします。町立病院につきましては、4月より常勤医師3名での診療体制を整え、町民から要望の多い小児科も再開することとしました。現在、国が進める医療制度改革の中において、療養病床の廃止については、未だ方針が明確になっていない状況で、今後国の動向を見きわめながら病床のあり方について検討を進めてまいります。また、病床利用率については、常勤医師が3名体制となることで、訪問診療や小児科の再開、他の医療機関からの患者受け入れなど、病床の利用率は徐々に向上するものと考えます。次に、外来患者の回帰と入院の受け入れ策については、外来患者の受療動向を見ると、本町の受診者全体の約半数以上が札幌圏の病院を受診し、そのほとんどが専門医に通院している状況です。町立病院は、町民の予防医療や訪問診療などの役割を担う、身近なかかりつけ医として、安定した診療体制の確保に努めるとともに、地域連携室を中心に、町内外からの外来及び入院等の診療要望に応えるべく取り組んでまいります。
再質問 志賀浦
再質問いたします。本年度の補正予算の中で、年間入院患者数が1日平均目標は40人を、12人減の28人と先日補正されました。その中で病院事業収益を圧迫してるのは、入院患者数の減少だと思ってます。また4月から新体制になって期待するところですが、先ほども言ったんですけど患者が戻って来なければ厳しいものとなると思ってます。また外来の患者数が札幌圏に通院が半数ということですけど、残り半数のうちの町立南幌病院に通ってる人はどのぐらいのパーセンテージになるんですか。その辺わかったら教えてください。今後入院と外来も離れた患者の確保はどのようにとるかっていうことで、かなり難しいかと思うんですけども、その辺も具体的な内容があれば教えていただきたいと思います。3名体制になって、今の患者数でいくとかなりの重荷になるのかなというところで具体策があったら教えてください。また道内の実際の経営形態についてはさまざま苦慮してるところがいっぱいあるようです。昨年何カ所か視察に行ってきましたけれども、日高管内の無床の診療所が有床に変わって、かなり負担がふえたところ、また胆振管内の病院では無床診療所に変更して建てかえようとしたところ、住民の反対で改築のめどが立ってないところ、また十勝管内大きな病院ですけども、そこでは診療科目の変更、また70%の病床利用率を目標にして、かなりの変更を検討しているというふうに聞いてます。またその中でワンフロアあけてでもやらなくちゃいけないっていうような話を伺ってきました。また、先日の新聞報道では月形も指定管理者制度で診療所にしたい旨が出てました。そこで、町立病院なんですけども、療養病床の廃止決定、国の方針が決まるまで手をつけないんではなくて、思い切った体制で病床利用率を変更することも必要ではないかなと思うんですけども、その辺の考えがあれば伺います。あと他地域に離れた患者さん、先ほど聞いてますけども、その確保の一員に住民の足の確保が大変ではないかなと思うんですけども、先日の報告懇談会の中でも、東町の外れから中心部に買い物行くのも大変だと。病院に行くのも大変だっていう話がありました。その辺、今免許返納制度はやっていて、年寄りの足の確保がかなり厳しくなってきていると思います。そんな中の病院に対する、前にも質問しましたけども、デマンドであるとかそういうものを考えているのかどうか、その辺も伺いたいと思います。
答弁 町長
志賀浦議員の再質問にお答えをいたします。病院4月から医師3名体制っていうことであります。これが最低ラインの体制です。うちの町立病院の規模でいくと最低3人いなければ大変だということであります。ですので、町民の皆さんには大分不便をかけさせて申しわけなく思っておりますが、やっと医師の確保ができましたので、町立病院として体制づくりだけはできたのかなと。あとは中身の問題だと思います。来ていただく先生が町民とうまくマッチしていただければ、非常にありがたいなというふうに思ってます。そこで入院患者の関係でありますけれども、昨年は10月から1人というようなことで、1人で診れる数っていったら、きのう補正予算で報告したあの数字よりまだ低い、余分に診ていただいてあの数字なんです。ですので、体調を崩されたっていうのは、そこに原因の一つもあるわけです。3人いるということは、3掛けていただければ、そこが目標の数字になるのかなというふうに思ってますが、そんな簡単には私はいかないと思ってます。ただ、地域連携室だとか、今病院の体制でも大きい病院が大きいなりに苦労されております。患者の行くところがなくて、今うちの病院に来ていただいてる患者さんもかなりおります。これが地域連携室をうまく活用する手法の一つだと思っております。そういう患者さんもおりますので、それらの受け皿になれる病院にはなるのかなと。ただ、医療改革がどうなるかによっては、これも期待が、本当に実現できるかできないか。この辺は非常に難しいところでありますけれども、私どもは今の制度の中でそういう制度を活用しながらやっていかなければならないなというふうに思っております。そして、町立病院の町内の人がどのぐらいかと、5割以上が町外だと。それは専門の医院に行って、あるいは病院に行っているということも含めていくと、残りはどうかということでありますが、34%ぐらいというようなことで聞いております。それをもう少しでも多くできるように、将来的にやはり高齢化がますます進むわけでありますので、私は町立病院の役割っていうのは、そういうところに出てくるんではないかなと。大きい病院は紹介がないとなかなか入れない現況になっております。そんなことで先ほど答弁しましたように、かかりつけ医っていうのは大事な要件になるかと思いますので、やはり町民の健康は、命を守るために、まず一番先にそういう手当てをして、あるいは大きい病院にお願いするとか、あるいはある程度になったらまた帰って来てもらうとか、いろんな手法が今後取りやすい形になる。1人とか2人だったらそれができなかった。それで、そういう部分が私どもの期待としては3人がきちっと定着していただいて、うちの町になじんでいただければ、非常にいい病院にいけるんではないかなと。そこで高齢化の免許の返上、きょうも下で自主返納やっておりますけれども、これがふえてきた時にどうなるかと。足の確保、これは前にもお話ししたように非常に課題があるんです。町でやり過ぎると、民間バス事業者が撤退しますので、そのやりくりをしながらどうあるべきかというのは検討させていただきますけれども、まだこれがいいっていう妙案が出ているわけでありません。どこかここかにそういうバス事業者とひっかかる関係がございます。東町のお話しされましたけど、あそこにバス停がありますから、そこに町の何らかの形で輸送すると、あそこのバス停もなくなる可能性が非常に高い、そんなことも含めていくと、これはただうちの町だけの問題じゃない。そういうことも私は明白だと思います。ですので、関係機関あるいは北海道、国のほうにも、いろんな助言をいただいて、お年寄りが早く心配ない通院ができるような体制づくりが必要ではないかなというふうに思ってますが、いろんな病院が患者さんの送り迎えをやってたんですが、だんだんそれも数少なくなってきたと。いろんな課題が見えているようであります。そこらも参考にしながらどうあるべきかっていうのは検討していかなきゃならないと、まずは3人の先生が定着してもらうというのは、もう町民に理解をいただくっていうのが一番かと思いますので、それを進めてまいりたいなというふうに思ってます。
再々質問 志賀浦
(再 々 質 問 )再々質問させていただきます。期待してるところなので、別にどうのこうのではなくて、本当に患者さんが戻って来ることを期待してるっていうことでありますけども、その中でちょっと一抹の不安というか、江別市立病院から来ている1名の医師が3名になったところで、また帰ってきてほしいっていう話が起こるんではないかなって私自身は思ってるんです。その辺の不安があるんですけども、その辺は江別とは確約をしっかり取られているのかどうか。それをお知らせください。あと足の確保なんですけども、前にもデマンドで話したことあるんですけども、今全道でもあちこちでいろんな取り組みがなされています。この間の新聞で2月26日に出てたんですけども、これ民間企業等と提携してEVバスを走らせるって、これ厚沢部町ですか、出てましたね。こういうもので本当にいいものが出てるんですよね。こういうのってうちでは考えられないのかなと。また、全国的に先回の上士幌でしたっけ。無人バス、去年視察を行ってきましたけども、ああいう物っていうのは全国的に手を挙げて何とか持ってくるっていうことはできないものなのかなと。無人バスの運行を、例えば市街地区、例えば六つあるところでも八つあるところでもいいんですけど、ぐるっと周遊できるような実証実験とか、そういうふうなものを何で引っ張って来れないのかなと。そういうものを引っ張ってきて、ある程度の価格を押さえられるような感じで、企業は実証実験場所を探してるはずなんですよね。だからそういうところを見てやってもらえるか、また例えば冬が無理であれば夏だけでも出すよとか、そういう方法でやっていけないのかなと思うんですけども、その辺の取り組みっていうのは職員の方、いろいろ情報を集めていると思いますけどもできないのかどうか。それをまた教えてください。あと一つ財源の話なんですけど、いろんなところを研修行ってきたところで見てると、交付税算入の部分はわかります。それプラス一般財源もある程度は投資した分が戻ってくるんであれば、それはもうある程度認めるかなと思うんですけど、最近の繰り入れ額が括弧内から消えてしまったと。それは前に同僚議員が質問して要らないんじゃないかっていう話をしたと思うんですけども、ただほかの自治体病院見てみると、借り入れできちっと赤字分補てんをしていってるとかっていうところが多いですよね。議員が見てもなかなかどのぐらい入ってどうなんだってことがわからないっていう、こういう状況では困るんじゃないかなと。私の読み方が悪いのかもしれないですけど。もし財源的に、これから借入方法でやっていけるとかっていうんであれば、そういうふうにして病院が単年度でどのぐらい赤字なんだと、そして累積でどのぐらいなんだっていうことをしっかり町民がわかるような方式でとるべきだと思うんですけど、その辺考えあったらお伺いしたいと思います。
答弁 町長
(再 々 答 弁 )志賀浦議員の再々質問にお答えをいたします。江別市立病院には当然常勤医を採用する、募集する時にお話をさせていただいて、今来てる先生を戻すとかそういう話にはならないっていうことで、募集をするということで御了解をいただいているところです。だから、今のところ私はそういう理解をいただいて募集をさせていただきましたので、理解いただいたというふうに思っています。それから車の関係、先ほど申し上げたように路線バスだとか、事業者がいない町はやりやすいんですが、うちはそういうバス事業者やら、車事業者があるものですから、そこに大変な思いをさせて撤退をされたら困るんで、そことの整合性も図っていかなければなりませんので、その辺も図りながらお年寄りの足の確保がどうあるべきかとずっと検討してるんですが、なかなかこっちがよければあっちが悪いとか、そんなことで今バスの利用されてる方に御迷惑かけないように当然していかなければなりませんので、それらをやりながらやっていかなければならないと思っております。それから、毎年の赤字の関係については議会の皆さんにはちゃんと説明して、決算書できちっとできてると思います。その部分を広報等々も出しておりますけれども、その辺のこれから工夫をもう少ししなければならならないかなと思いますが、どちらにして病院はそんなに楽な経営ではありませんので、そのことは十分私も感じながら、何でも野放しでいいって話にはなりませんので、経営っていうのはやはりきちっと収支がうまくいかないとだめなので、そこまでの体制づくりをまずさせていただきましたので、今度はその方々とともに、経営も少しでもよくなる努力をさせていただきたいと思います。