南幌町議会 平成28年第3回定例会 2016年9月8日
町立病院の今後の運営について
2016年9月8日、南幌町議会の一般質問で、志賀浦学議員が「町立病院の今後の運営について」質問し、町長が答弁しました。
- 質問者
- 志賀浦学 議員
- 答弁者
- 町長
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。
質問 志賀浦
町立病院の今後の運営についてということで町長に質問いたします。町立病院は、本年4月から内科医2名の新体制でスタートしました。まだ日も浅いことから成果を判断することはできませんが、評判がよいものと感じております。しかしながら、病院施設においては老朽化が散見され、先般はボイラーの故障があり、機器の購入が承知されたところです。また、今後においても施設の改修が必要になることと思います。また、昨年度と今年度予算で一般会計から7,000万円の繰り出しがあり、今後も病院経営が好転しない限り、一般会計からの繰り出しが続くことも予想され、議会としても今後の病院会計に対し判断しにくい状況と考えます。町長は4期目に向けて立起表明をしたところですが、喫緊の課題の病院経営の立て直しに具体的な案を出すべきと思いますが方針をお伺いします。
答弁 町長
町立病院の今後の運営についての御質問にお答えをします。町立病院は、4月より江別市立病院から常勤医師2名の支援を受けて運営していますが、大きな混乱もなく診療が継続されており、院長を始め江別市立病院の先生方に深く感謝を申し上げるところです。議員御指摘のとおり、病院施設も建設から30年が経過し老朽化しています。また、診療報酬の改定や入院患者数の減少等に伴い、経営が好転していかない現状にあり、一般会計からの負担も増加しています。町立病院は厳しい経営状況ですが、町民の医療の確保と健康を支える役割を担っていくためにも、持続可能な病院として経営の安定化を図ることが必要と考えております。経営立て直しに具体的な案を出すべきと思いますがとの御質問ですが、現在国が策定した新たな公立病院改革ガイドラインを踏まえ、行政経営会議において病院の方向性を踏まえた新改革プラン策定に向け、検討を進めています。医療需要が大きく変化することが見込まれていますが、本町の実情を踏まえつつ療養病床の問題や地域医療機関としての役割、一般会計負担の考え方など、病院の今後の方向性について検討を進め、議員の皆さんの御意見もいただきながら方針を明確にしてまいります。
再質問 志賀浦
再質問をさせていただきます。今の町長の答弁の中で、方針をっていうことですので、新改革プラン策定に向けてということで、また策定に向けてつくり出すのかなというふうに思って聞いておりました。南幌町の医療を確保することは、町・議会そして町民皆同じものと認識してます。その中で南幌町立病院の経営実態を、町民はどのくらい理解してるのかなと、そこのところはちょっと気にかかるところです。私たちもできるだけ説明をするんですけども、病院の中身というのはなかなか皆さんに届かないのかなっていうふうに感じてます。その中で何点か伺います。過去に町立病院経営計画、町立病院改革プラン、町立病院経営改善計画と何度も出されています。ここ10年近くの間ずっとやってるのかなというふうに思ってます。その中で点検評価も公表されておりますが、なかなか病院経営には反映されてないのかなと思うところです。先般も四半期の報告の中で、ある程度のものが出されてきましたけれども、肝心のところはなかなか決定力がないというか、そういうふうに私は感じました。過去の改革プラン、また改善計画、これだけ出されてどこに問題があるのかと。町長の考えというか所見があれば伺いたい。次に一般会計からの繰り出し分は2年分予算化されて、今回提出されてますが、これは先回質問した時にも私ちらっと聞いた覚えがあるんですけど明確な答えがあったのかなかったのか記憶にないんですよね。議事録を開いてみたら黒ぬりだらけだったものですから。繰り出しというのは緊急的に今、改築部分に対してっていうような説明が前にあったと思うんですけどこれがいつまで続くのか、この辺をもし考え方があれば明確にお答えください。その次、3つ目ですね。また、今回のボイラーは専決されましたけれども、まだ承認されてないと思いますけども、今後、建物の改修はどの辺まで予定して概算でどのぐらいかかるのか、細かい数字は要らないんですけれども、その辺がわかっていたら教えてください。4点目、診療科は総合内科ということで、小児科がなくなり外科がなくなり総合内科である程度は対応できるとは言いながら、夜間救急で搬送された場合、診療する幅が狭くなるのかなと。また救急車の出動回数の割には数割程度、本当に10分の1くらいなのかなっていう、前に確か資料で見て思ったんですけど。こんな中で夜間救急指定というところが本当に必要なのか。もっと違うネットワーク化でできないのかなっていうふうに私は思っています。まあ予算の関係、交付税の関係があってなかなか見出せないものかなと思うんですけども、この辺がいつも気になるところです。救急車は鳴ってもだんだん音が遠くなって、町立病院には行かないんでは夜間救急指定病院としては意味がないんじゃないかと思います。その辺町長の考え方があったらお伺いいたします。最後に5点目です。議会としても町の行財政を考えるときに、町立病院の経営状態というのは無視することはできないわけで、繰り出しが7,000万で何年も続くと、それだけ持ちこたえられるのかなっていうのはすごく気になるところです。議会としても委員会等で対応していかなければならない問題だと思っていますけれども、議会も議会独自に経営改善計画の点検評価をする姿勢はあるのかなっていうふうにまた考えてます。また、点検評価を例えば外部、前にも一度提案しましたけれども評価委員会みたいなものを立ち上げて、点検評価をする必要があるんではないかなと思うんですけれど、これも町長の考え方を伺います。以上5点です。お願いします。
答弁 町長
志賀浦議員の再質問にお答えをいたします。病院の改革については3年ぐらいの頻度で改革プランをつくりながら、常に現状を見ながら、そして改革できるものについてはしていきながら、病院を安定した経営に持っていくという大きな目標がございますので、これまでも何度となく改革プランを策定しながら、今の病院に向かってきているわけでありますが、それはプランとして働いている方、皆さん含めて病院の医師を含めて感じていただいて、少しでもよくなる方向にということでやっているところであります。特に何もなしでやるということではなくて、やはり少しずつ改善をしていかなければ、ニーズにもなかなかのっていけない、そんなふうに考えておりますので、当然今後もある程度の期間にとっては改革あるいは計画等々、いろんな計画を練りながら、前へ向かっていかなければならないんじゃないかなというふうに思っておるところでありまして、なかなか議員が御指摘いただいたように全部の項目がすべて全部いってるということでありません。しかし、少しずつ改善の兆しもあるわけでありますんで、それらを見ながら病院内で少しでもみんながそういう方向に持っていく意識改革も含めて必要ではないかなというふうに思っております。それから繰り出し分についていろいろお話をいただきましたけれども、繰り出し分はできるだけ負担を少なくというのが基本でありますけれども、やはり町民の命・健康を守る、これをどうしていくかということであります。投げていいっていうお話ではないと、議員もそう思っていると思います。それなりには応分の負担は、当然町もしていかなければならないというふうに思っております。この中で、いろいろ国のほうもいろんな改革が出てきております。出てきて地方が負担をする率、あるいは患者さんが負担する率がふえてきている。そんなことも含めながら、以前とは方向が違う部分が大分ありますんで。全部が何もしないで繰り出しがふえて、そういうことではない。いろんな改革があってきて、それに応えながら町立病院として運用をしていかなければ、そんなこともありましてやっていかなければならないということであります。それから、御指摘のように古くなりました。ボイラーも壊れたりして、非常に厳しい状況にありますけれども、今どこまで改築をしたらいいのかという実施設計中であります。まだ出てきておりません。それらが出てきたらまた皆さんとの御相談をさせていただきますけれども、どこまでやれるかと、今の現状の中でどこまでそれが全部やれるのかどうか、あるいはもっとやらなきゃならないのか、それらを含めて今検討しているところでありますんで、よろしくお願いを申し上げたいと思います。それから、救急部門。救急車ばっかりが行くのが救急部門ではございませんので、住民の方から時間外に電話が来て調子悪いのですぐ診ていただけませんかっていうのも救急でございますので、24時間病院をやっているということは町民の安心を募っているわけでありますので、救急車が全部南幌町立病院に行く、これは症状もありますんで、うちの病院で受けられないのは、もう即それに合わせた、患者さんに合わせた、状態に合った病院を選んでいかなければなりませんので、そういう部分でちょっと認識が違うんではないかなというふうに思っております。それで、救急部門をこのままでいいのかっていう話でありますが、これはなかなか難しい問題があります。それと住民の健康・命を守るのが、自治体としての責任は、救急部門はそれぞれの自治体が担わなきゃなりません。よその自治体にお願いするというそういうものではありませんので、ただ広域にどうやってやれるかっていうのは今後の検討課題になりますけれども、それはなかなか今の現状では厳しいのかなと。うちは医療圏はやっぱり札幌を中心とする石狩圏であります。うちの病院の位置づけは南空知であります。そのことを考えていく時に、どうあるべきかと私どもも検討はしましたけれども、なかなかそれについては厳しい状況にありますけれども、当然、病院経営によっては救急部門をどっかに専門に、広域でやる場合も今後は出てくる可能性もありますけれども、現状の中では非常に厳しいというのが現状であります。それから点検評価についてどうなんだと、外部に出すべきではないかと。一度いろいろ外部にもやっていただいたし、国の機関から来ていただいて評価もいただいております。ですのでそれらを参考に、もとにやっておりますんで、そんなには変わらないと思います。ですのでそれらをいただいた意見をもとに今、改革やらいろいろプランを立てながら当然やっておりますので、今のところ外部でどうのこうのということではなくて、やはり議員が御指摘のように、病院の方向性をきちっと定まらないと難しいのかなというふうに思っておりますんで、現状のところでは、今ある中で改革できるものは改革しながらやっていくということであります。ただし、先ほど言ったように基準がありますので、基準を度外視して改革はできませんので、基準内でおさまるようなやり方、そうしないと交付税等々に大きな影響がありますので。その中の改革をやっていくということでありますので、御理解いただければと。
再々質問 志賀浦
再々質問をさせていただきます。まず1点目のほうは、ある程度理解します。意識改革のためにはつくっていかなきゃいかんということ。ただこれは先回の報告の中で、出てた分で経営改善計画のリストですよね。大事なところは結構、例えば決定と書いてあるけど、先回も聞きましたけど患者送迎サービス事業の検討と。検討したんであればなんとかと思うんですけども、結果的に費用負担や送迎方法を今後町で協議していくと。病院としては取り組めないというのは聞いていましたけれども、ただほかの町村ではやっている所が結構あるんですよね。この間新聞でちょっと大きく出ていまして、松前、院長がいなくなった大変なところですけれど。あそこも実際送迎サービスをやってますと、路線を使いながら拾いみたいな格好ですよね。できないことがないんじゃないかなっていうふうに思うんですけども、これもまだ町として決定して出してくれてるわけではないので次のプランを出される時には、できるものとできないものとをしっかり分けて、職場の皆さんの意識を高めるためにっていうのであれば、もっと細かくて違うものでもいいのかなっていうふうに思うんですけども、また国の指導の中のプランだと、またそれこそできないことばかりがあるのかなというふうに思ってますので、またこれは出てきた時に質問したいと思います。これは検討していただければ。また繰出基準以外で繰り出している部分、これは今町長が言ったように、制度改革が変わってという話ですから、応分の負担ということで、ただそれが応分の負担がどこまでなのかっていうところを見ると、何千万という単位で5年10年と続けていって、うちの町がもつのかなっていうそっちの心配もありますので、これはできるだけ早くに方向性を出して議会に提示していただければと。今出せって言っても出せないのかなと思うんですけど、その辺お願いいたします。また、改築の部分はわかりました。救急指定の場合、救急のやつは認識の違いと言われればそれまでなんですけども、私はことしの春先でしたっけね。救急で町立病院にお世話になりました。インフルエンザで。新聞に指定日って書いてあったんで行ってみたら休みだったよってことで。休みでしたけども、うまく対応してもらって診てもらいました。インフルエンザの検査をして陽性だよということで、治療といいますか薬もいただきまして、大変感謝しています。ただ本当に診れるところが少なくているんであれば、本当に外科的なものとか交通事故とかは、多少のものでもいいですけれど。そういうものを早くどっかと連携しなければならないんじゃないかなっていう気はするんですよね。町立病院に運ばれて、また逆に自分の車で行って、結果的にほか行ってくださいと言うんであれば、最初からだれも行かなくなっちゃうんじゃないかなと。緊急指定の意味もなくなるのかなというふうに私は思うんですけども、それは費用対と、町民の健康を守るという意味から、どっちがどうなのかということもあるんですけど、検討した経緯があるというんですから、それ検討をまた再度進めてもらえればいいなと思います。またこれに関しては、例えば南空知であって札幌圏であってっていう話もあったんですけども、現在どういう方向で結論に至ったのかその辺ももしわかりましたら教えていただきたいと思います。また、最後の部分で質問した点検評価の部分ですけども、外部ではやったことがあるという、なんかわけわかんないかなというふうに思っているんですけれども、私もこの3回分見てきましたけれども、今後はしっかりやっぱり評価してかなきゃだめなんでないかなと思うんです。私たち議会でもやっていきたいと思いますし、できれば提案させていただきたいなというふうに思ってます。過去には議会からも予特・決特のところで、付帯意見でなんとか出されてる部分はあると思うんですけども、その辺がなかなか町長と私どもとかみ合わないところが多いのかなと思っております。またこれから委員会等で、ある程度のものが出てくると思うんですけども、出てきた時にはまた町長に御相談申し上げますけども、その辺は意を酌んでやっていただけるかどうか、その辺町長にお伺いします。
答弁 町長
志賀浦議員の再々質問にお答えをいたします。それぞれ、いろいろ考え方があると思います。しかし、やはり町民の高齢化社会を迎えて、いかに健康・命を守っていくか、それにどう応えていくか。言っている意味もわかる部分もありますが、矛盾している部分もある。繰出金が多くなってどうしてるって、町が負担してくのであれば、例えば送迎の関係も相当の負担が出るんです。これ以上繰り出しを町がしてもいいのかどうか、今言っている御質問からいくとこれ以上多くなったらどうすんだと。私のほうにもそういう頭はあります。皆さんに負担をかけるのにこれ以上どうしたらいいのかっていう中で、いろんな改革をやって最小限の負担をしていかなきゃならない。これをゼロになるのが本当は望ましいんですよ。でもなかなかそういう環境にはない。それと、公立病院として今ある制度の中で、いかに生かして町民の負担を少なくしていくのが私はベストと思っています。なんぼでもお金をかけて残すのであれば、それはいいんですが、やはり制度っていうものがございますので、町独自でやるのであれば、この負担だけでは済みません。やはり国の制度にうまく乗りながら、町民が安心できる病院にしていかなければならない。24時間診ていただけると大変喜んでいただいている方々もたくさんいるわけであります。電話をして、診てもらっていいですかって言ってもいいですよって言ってくれる、そういう声があるわけであります。特殊なやつはなかなか難しい。うちにそういう施設、整備がされていません。やはり一刻を争うのは早く大きな病院、専門の病院に回していかなければ、患者さんの負担が多くなると私はそんなふうに思っています。最小限町内でできる部分や、患者さんを診てあげられる分、私はそういう部分に取り組んでいくべきではないかなというふうに思っております。いろんな改革・点検、当然していかなければなりません。それはもう議員御指摘のとおりであります。それをしながらいかに病院をつくっていくか。町民の病院として生き残っていくかだと思います。お金だけで言うのであったらプラスマイナスはマイナスですから、当然それで判断でいいと思いますが、私はそういうものではないと。行政としてどういうふうにしていくか、そういう困った人たちも守っていかなければならない。当然先ほど言ったようにできないかということで、近隣の自治体でやっている救急センターに行ってお話をさせていただいた。それは自治体の本分から離れておりませんか、自治体としてはそういう人を守っていくのが自治体で、よその町のそういう患者さんをうちで受け入れる施設ではありませんと。これはどこの町の首長さんも同じです。私も余裕があったらお願いできないかということで言ったんですが、そういうことにはならない。だとすれば、自分の町でできないとすれば近隣で同じような状況を持ってる自治体があれば、広域でやることは可能だというふうには思いますが、まだまだその時期に達していないというふうに私は認識しております。ですから、今の中でいかに病院として生き残るため、どうしていくのかというふうに今も非常にぎりぎりで人員等々やっております。最小限の経費で最大限という皆さんから言われておりますのでその範囲で、だからひょっとすると検査に入って基準に満たさないって指摘を受ける事項が今まで何回かあるんですが、それだけシビアにやっておりますんでそういう面では、点検・評価もしながら当然やっていかなければなりませんので、私どもはできる限りそういうのをやりながら、将来に渡って、今の制度改革はまだまだ議論されております。その中でうちの町立病院としてどう残すべきかというのは方向性は、それを見ながら私は考えていくべきだなっていうふうに考えております。以上です。