南幌町議会 平成27年第4回定例会 2015年12月10日
本町での婚活、結婚、出産、支援事業の取り組みは
2015年12月10日、南幌町議会の一般質問で、佐藤妙子議員が「本町での婚活、結婚、出産、支援事業の取り組みは」について質問し、町長が答弁しました。
- 質問者
- 佐藤妙子 議員
- 答弁者
- 町長
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。
質問 佐藤
本日は1本の質問をさせていただきます。本町での婚活、結婚、出産、支援事業の取り組みは。日本創成会議での試算発表によると、将来推計人口は2040年には2010年と比較して著しく減少し、20歳から39歳までの女性は都市部に集まり、人口1万人を切る自治体は消滅する可能性が高いという報道がありました。現在、本町の婚姻率は2.8と全道平均の5.1を大きく下回っています。人口対策の最大の課題は子育てですが、最初はまず出会いから結婚してこの地に住んでいただくことが大切だと思います。本町では農業後継者の婚活事業は行っていますが、農業者のみならず商工業、会社員の独身者で結婚を希望される方は増えています。また、町外に結婚適齢期の子供が住んでいて結婚してほしいと願っている親たちもいらっしゃいます。そこで2点伺います。1職種を問わず、本町で男女の出会いの場所を提供し、本町の魅力や地域の活力を最大限に活用した婚活支援事業を展開する考えはないか。2結婚や出産は人生の節目であり、記憶にとどめたい1コマです。お一人お一人に人生の門出を町として真心を込め祝うことは、町長が打ち出すふるさとづくりにつながると思います。この町で結婚した方や出産された方へ南幌町に特化した記念の品を贈る考えはないか伺います。
答弁 町長
本町での婚活、結婚、出産、支援事業の取り組みは、の御質問にお答えします。1点目の御質問ですが、本町では平成24年度より担い手育成対策の一環として婚活事業である、なんぽろ農婚塾を実施し、参加される札幌市近郊の独身女性に農業体験などを通じて本町の魅力を感じてもらっているところですが、その目的としては、「独身農業者の生涯パートナー確保を通じて、本町農業の担い手の育成を図ること」としていることから、現状では職種を問わずに男女の出会いの場所を提供するような婚活事業を実施する考えはありませんが、商工業については、農業同様に後継者対策を検討する必要性もあると考えますので、今後、商工会と対応を協議していきたいと考えています。なお、北海道では少子化対策の一環として独身男女の出会いと結婚を支援する組織を立ち上げ、すでに各振興局管内で取り組みが進められているところです。空知総合振興局では24市町並びに関係団体による結婚支援協議会が設立され、来年2月には岩見沢市で100人規模の婚活イベント「そらちde逢いまつり」の開催も予定されていることから、本町としても広報、ホームページで広く町民に周知し参加を呼びかけたいと考えています。2点目の御質問ですが、本町におきましては結婚された方には結婚記念のフラワーアレンジメントの贈呈、また、新築された方には新築記念樹として、町花ツツジの苗木若しくは町木オンコの苗木のいずれかを平成16年度末まで贈呈しておりました。しかし、その後の各種事業等の見直しにより廃止をした経緯があります。そのようなことから、新たに記念品等の贈呈は考えておりません。
再質問 佐藤
再質問させていただきます。大変厳しい御答弁で少々戸惑っているんですけれども、本当に近年の未婚化、晩婚化で本当に少子化というのは加速しているんですね。ですけれども、独身者の男性の86.3%、独身女性の89.4%が結婚を希望しています。なぜ結婚しないかと言いますと、かつては会社の上司、また、地域のお世話役のおばさんとかそういう周りの人がいろいろ縁談話を持ってきてくれて結婚にこぎつけたということもあるんでしょうけれども、今、本当に個人情報の問題、また個人の権利を尊重するという、そういうことから本当に自分で探さなくてはいけない、そういう時代になったということですね。また、働く労働時間が多様化しておりますし、また、地域とのつながりもだんだん薄くなったと。そういうことも原因であると考えております。本町でも工業団地の中で働いている方にお聞きしたんですけれども、若い人とめぐり会う機会が今なかなかないんだということで、町でそういう形でやってくれればとてもありがたいというお声を聞きました。また、街コンという形で商店街、また、いろんなお店屋さんとかも含めて、町を盛り上げるような、そういう街コンをしてくれたらこの南幌町も盛り上がるのに、そういうふうな形になれば私たちも応援するよという若い女性もいらっしゃいました。また、町内の中では、農業者の後継者だけではなく、サラリーマンであっても、町外に行って働いていてもなかなか結婚相手が見つからない、この町でそういう形で婚活事業をやってくれると、娘、息子にも言って結婚してもらえる可能性もあるのにという声もありました。そういう中で本当に今いただいた、南幌町で本当にこのままで行きますと、2040年に若年女性人口の変化率がマイナス84.6%、北海道でもワースト上位に入ると推定されています。それは重々町長も御存じだと思うんですけれども、このような数字が出ていて、本当に必要と思わないのかどうか。先日、政務活動に行ってまいりました。3カ所回ってきたんですけれども、どこの町も真剣にこの婚活に取り組んでおりました。そういうことからすると、本当に行政が支援をして見守ってくれる姿が町民の安心にもつながって、さらに結婚の意識も少子化への意識も変わると思います。本町はこのようなことができないという意味合いをもう一度町長からお聞きしたいと思います。それと、もう1点です。2番目の回答をいただいたんですけれども、以前はいろんな形でやってきたと。それで、各種事業の見直しにより廃止した経緯がありますということなんですけれども、本当に今まで結婚とか子供の誕生というのは地域の喜び事として地域の人達が祝って、それで地域のつながりがつながって、また深まっていったと思います。本当に最近ではそういうつながりが薄くなってきたように思いますけれども、ぜひ、そういうところから、贈呈は考えておりませんというそういう御回答だったんですけれども、ぜひ、考え直していただきたいなと思います。本当に私が思っているのは、結婚して、この町に届けを出された方に南幌のオリジナルの結婚書、この町で結婚してくれましたよという、手づくりでもどういう形でもいいんですけれども、思いの入ったそういう証書を町長のおめでとうという言葉と一緒に出すことによって、本当に南幌町ってこういう温かい町なんだなと来られた方が思うと思うんですよね。町内に住む、町内に住んでくれる新婚家庭の方に町内のお食事券とか、また、特産品の詰め合わせとか、また、出産された方にはまたそれも町長から、この町で生んでくれてありがとうという町長の温かいメッセージをつけて、町内でつくっている木のおもちゃでしたか、そういうものをつくっている所がありますけれども、そういう木のおもちゃなどを贈呈してあげてはどうかなと思っております。本当に大きなハード事業ではないと思っております。本当に真心というかおもてなしというか、心のこもったそういうソフト事業をこれからこの町をふるさととして生きていく方々への思いにお返しできるようなことを町長はどのようにお考えかお聞かせ願います。
答弁 町長
佐藤議員の再質問にお答えをいたします。この婚活事業というのは非常に難しいんだと思います。特に、都市近郊の町、南幌町としては、なぜしたかと、先ほど申し上げましたように、やっぱり後継者対策を中心にしていくのが。うちの町に住んでいる若い子たち、札幌の婚活事業に結構行っていますよね。私も聞いています。ただ、なかなか成立しないというのは、これは難しさもありますけども。ですから、やはり基幹産業の農業の町をなんとか理解をいただく、その後継者にパートナーが来ていただくのが一番望ましい。先ほど申し上げたように、商工会の発展が大事であります。ですから、これは商工業者とも協議をさせていただいて、それらも含めてできればいいのかなというふうに思っていますが、一般を対象にするといったらかなり難しさがあると思います。うちはそういう特色を持って婚活事業を今やっているんですが、それでもなかなか厳しさがあります。でも、続けることが大事かなというふうに思っていますから、人数が少なくなっても続けていこうという考え方で今取り組んでおりますけれども、非常にこの辺が若者の思いと私どもの思いがうまく一致するのかどうかというのが非常に悩ましいところであります。便利がいいがゆえに非常に難しさがあるなというふうに思っていますが、基本的には先ほど申し上げたように後継者対策を含めていますから、農業と商工業に関して今後は進めていきたいなと。一般対象についてはちょっと今はそういう時期かどうかという分野が、私はそういうふうに理解をしているところです。それから、真心を込めた何か記念、結婚した、あるいは、というのは思いはわかります。うちはその部分でいろんなことを取り組みして、これは先ほどいろいろ言われましたけど、アピールが足りないよとかといろいろ言われておりますけれども、子供さんにはちゃんと健診の時には子育て支援米といってきちんとお話をしてやっているわけであります。それと同時に、やはりどこの町も同じですけども、当然、人間としてそういうお言葉はかけさせていただいて、おめでとうございますだとか、当然窓口では言っているわけでありますから。形にするかしないかというのはちょっとなかなか難しいんですが、いろんなアイデアもいろいろ考えておりましたけれども、なかなか実現的には、もらった人の気持ちにどういうふうに反応ができるかというのが、この辺が難しさがあるなというふうに思っております。16年にやめたというのもそういう思いもありまして、いろんな声があったのも事実です。ですから、人間一人一人の感性が違うのと同時に、町としてせっかく取り組んだのがきちんと理解されるようにならなければ、記念品というのはなかなか難しいのかなというふうに思っております。ただ、ふだんのいろんな活動、行事、事業を含めて皆さんでお祝いする時はお祝いできるような、そういう声のかけられる、温かい手の差し伸べられる環境づくりはこれは当然していかなきゃならないというふうに思っておりますけれども、そういう物で判断をするのがどうなのというのは、16年度に廃止した時の議論がございますので、それらを含めて検討はしなければなりませんが、今のところは非常に難しいと思います。ですから、窓口を含めて、対応はきちんとしていかなきゃならないと改めてそういうふうに感じてございます。
再質問 佐藤
今、お答えいただきました。確かに婚活事業、農業後継者、南幌の町は農業が基幹ですので本当に大事なことだと思っております。でも、それと同時に、やはり町内の若者も全くいないというわけではございません。少ないけれどもやっていくという、先ほど、今までの婚活はやっていくというお話でしたけれども、でも、これからも私は、この町にとってこういう数字が出ている以上は必要ではないかなと思います。実際に町民であっても将来どうなるんだろうと皆さん、そういう思いでいます。そういう中で町は行動を起こすことによって住民は安心できると思うんですね。本当に人口対策に向かって、こういうふうにやっているという住民はそういう思いになると思います。ぜひ、次期の総合計画の中に検討項目としてお諮りしていただきたいなというふうに思っております。先ほど、結婚、出産のお礼なんですけれども、私も22年前にこの町に来た時に木をいただきました。新築をして、夢いっぱいで、この町に来まして、町から木をいただいてびっくりしたんですね。何ていう心ある町なんだろうと。こういう小さい所だからこういうこともできるんだなと思って。それで、22年経ちまして近所の奥さんたちと話した時に、20年前に木をいただいたよねと。自分のうちのもこんなに大きくなったと。何年経っても物をいただいくということは、大きい小さい、金額の良し悪しではなくて、やっぱり心をいただくということになると思うんですね。そういう部分では、ぜひ、できる範囲のことをやって、大きなことをやれと言っているわけじゃなくて、先ほど難しいとおっしゃられましたけれども、本当に難しいことではないと思います。いろんな自治体では高額なお祝い金を出して、人口誘致につなげている所もたくさんあります。それはそれでいいと思うんです。やれる所はやっていただいていいですし、でも、それ以前に、この町に来て住んでくれてありがとう、この町で子供を産んでくれてありがとう、そういう思いが住民に伝われば自然と口々に話題になって、ああ、あの町はいい町だ、越してこようというそういうところでも町のアピールという形になると思うんですね。そういう部分では、さらにもう一度、決してたくさんお金がかかるとかという事業ではありません、気持ちがあればできると思うので、ぜひ、そこのところをもう一度、町長にお聞きいたします。
答弁 町長
佐藤議員の再々質問にお答えをいたします。先ほど申し上げたように、非常にこれはいろんなケースがありますから難しさはあるんですけれども、まずは基幹産業、農業、それにプラス商工業を含めてやっていくのがベストではないかなというふうに思っています。本来であれば昔みたいにお年寄りがあちこち回っていくのが、やっぱりそれが通じて初めて結ばれるというのが、私は最近はそんなような気がして、形式的にやってもなかなか難しいのかなと。やはり、今、佐藤議員が言われたように、心こもってといったらやっぱり会話をして、そういう先導する方がいるほうが望ましいのかなと。そのほうが早いのかなという気はしていますが、これも昔みたいでに、ここに娘さんいるよ、ここに息子さんいるよと、ふつうの人にはやれない、そんな経過もありますので、相談員も昔いろんな方にやっていただいたんですが、なかなかそれがあって難しさが増しているんですけれども、やはり誰からに言われて、そういう心を動かす、そのほうが実の多い、最近特にそう思っています。テレビや何かで婚活ですごいブームで番組でもやっていますけれども、実態は佐藤議員も知っているとおり中身は全然違うことでありますから。表面はすごくいいようになっておりますけども、なかなか、それはアピールポイントの仕方が違うから、視点が違うから、私はあれで番組はもっていると思います。それはいいんですけども、やはりうちの町で行くと、そういう信頼を受ける方々が声をかけてくれるような役割を果たしてくれる制度が望ましいのかなというふうに最近特に思っているところであります。そのことを含めて、やはり若い人の出会いもないというのも当然あるんですが、いろんな団体が取り組みをしていただいて、一年中いろんな行事をつくっていただいているところになかなか若者が来ていただけない、若者向けの行事をつくってもなかなか来ていただけないという現実がありますので、この辺が厳しさがあるのかなと、先ほど言ったことであります。そんなことも含めて、ただ厳しいから何もやらないというわけにはいきませんので、まず、農業の後継者、商工業の後継者を中心に取り組みながら頑張っていきたいなというふうに思っております。それから、何かプレゼントをすれと。大した金がかからないと。それはわかっています。それはわかっていますけども、そういういろんな背景がありますので、やることによっては、それを覆してやるわけですから、そういう意見があって廃止したわけでありますので、なかなかその辺の取り組み方をきちんとしないと何でも復活すれということになるわけでありますから、それは総合的に判断をしなければなりませんが、今できる精いっぱいのことはいろんな事業の展開の中でさせていただいていると思っていますので、それぞれの町はそれぞれの町の良さでやっている。我が町も我が町の良さで今、私はやっていると思っていますので、それを貫きながら、ただそれで満足することなく次に向けてまた考えていかなければならないと思っていますが、現時点ではなかなか難しいなというふうに思っております。