南幌町議会 平成27年第1回定例会 2015年3月10日
子育て世代に1戸建て公営住宅を
2015年3月10日、南幌町議会の一般質問で、佐藤妙子議員が「子育て世代に1戸建て公営住宅を」について質問し、町長が答弁しました。
- 質問者
- 佐藤妙子 議員
- 答弁者
- 町長
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。
質問 佐藤妙子
2問目に移らせていただきます。子育て世代に1戸建て公営住宅を。本町では持家比率が高い傾向にありますが、今後は経済状況の悪化から若い子育て世代の持家率は減少し、ますます公営住宅や賃貸住宅の需要が増え、現在ある本町の公営や民間賃貸住宅が不足することも考えられます。定住促進、子育て世代の人口誘致を掲げるには、まず住宅環境が大切だと考えます。現在進めている地方創生は、さまざまな自治体が独自の考えを模索していますが、若者定住促進施策を推進するためには、住環境の整備と大胆な取り組みが必要だと考えます。地方人口ビジョン・地方版総合戦略では、子ども子育て支援の充実として子育て世帯向けの優良賃貸住宅の供給などが施策例として挙げられています。20年前の子育て世代は手軽にマイホームを求めることができましたが、現在は今後の経済状況に不安を抱き、マイホームを諦めている方も多くいます。そこで豊かなライフスタイルの実現を南幌町が応援してはどうかと思います。1棟2戸建ての集合住宅は他自治体でも多くあります。道内には、まだ少ない戸建てを整備することこそ地方創生の起爆剤になると思います。南幌の広い土地を利用した1戸建ての公営住宅を低家賃で提供し、子育て世代の方にマイホームの購入資金をためていただき、できるだけ本町に定住していただくことが必要と思いますが、町長の考えを伺います。
答弁 町長
子育て世代に1戸建て公営住宅を、の御質問にお答えします。現在実行中の総合計画、並びに公営住宅等長寿命化計画では新規の公営住宅の供給は財政負担が大きいことから見合わせてきたところですが、子育て世帯に対しての住環境支援も重要な課題と考え、教職員住宅を活用した子育て住宅4戸を提供中です。現在、進めています、まちの魅力化と次期総合計画の策定を視野に入れた若手職員によるまちづくり戦略チームで、定住促進策も含め数々のアイデアが見出され、具体的な政策と事業づくりへの検討を進めているところです。また、来年度策定予定の南幌版、まち・ひと・しごと創生・総合戦略の中で、地方自治体における中長期的な施策づくりと、その実現に向けて事業展開していかなければならないと考えています。その上で、子育て世帯に対して、どのような支援策が必要なのか、議員の提案内容も含め、総合的な視野で民間賃貸住宅の供給状況、財政負担等を総じて検討を進めてまいります。
再質問 佐藤妙子
再質問させていただきます。これまでに子育て人口対策問題に対して、一般質問で同僚議員の方たちや私も一般質問をさせていただきました。その中で、町長は、超少子高齢化対策として次期総合計画策定時にシルバーハウジングとあわせた子育て支援住宅の検討を考えて、個別住宅賃貸住宅化なども検討を行い、子育てだけに特化せず、低所得者、高齢者など、全体を見ながら今後に展開していきたいというお話でした。しかし、その中でも今は大事な過渡期と捉えているという御回答でした。町長は、本町の住宅問題を考える時、行政のトップとして公平に判断しなくてはいけないという、その思いと、今、人口減少対策に今は地方創生の中でやる時が来ているという思いが交差されているのではないかと思います。その中で今回、あえて私は子育て支援住宅を1戸建てにこだわったことを申しますと、平成23年につくられた南幌町公営住宅等長寿命化計画、これを見ました時に、南幌の人口は当初、平成32年で8,600人との想定でございました。現段階で既に8,126人になっておりまして、本当に思っている以上に人口減少が加速していることに危機感を覚えました。そこで、地方創生という大きなチャンスに子育て支援という窓口に小さく焦点を当てて、本町独自の独創性を持った取り組みをすることが、より町のアピールにつながり、また効果が出てくると思いました。国が進めているこの地方創生事業にリンクできると思ったからです。本当に、この子育て支援で地方創生していこうという取り組みは、今、日本中の自治体で必死に取り組んでおります。もちろん我が町でもすばらしい戦略チームが頑張っていただいておりますけれども、この若い感覚を駆使して、例えばですけれども、丸太でできたログハウスの子育て住宅とか南幌独自の独創性を持った、そういう1戸建ての子育て住宅を建てることが宣伝力につながるのではないかなと思っております。これまで南幌でも今、子育て集合住宅はありますけれども、これまで集合住宅では経験できないような1戸建ての良さを体感してもらって、広い土地で子どもを育てられる魅力、低価格の家賃で住めることは人口誘致のチャンスにつながると思います。この1戸建ての公営住宅という面でアピールをするということでは、町長はどのようにお考えでしょうか。
答弁 町長
佐藤議員の再質問にお答えをいたします。1戸建て、若い者を定住させるのに1戸建て住宅、思いは十分わかっております。ただ、全体的な流れを見ながら私どもはやっていかなければなりませんし、当然、うちには、まだ680を超える住宅供給公社の宅地も残っているわけであります。それらも含めて、何とかこの地方創生の中で取り組みができないかということで今考えてはおりますけれども、国の創生と言えど、今、先行型でもいろいろやろうとしてやったんですが、やはり、国の壁、言っていることと、実際我々が提案することではギャップがすごくございます。ですから、うちの皆さんからいただいた税金で独自でやるというのは私は難しいと。今、まだまだやらなきゃならない分野がたくさんある中で、特化してそこだけ数戸にやるというのはどうなのかなというふうに思っています。ただ、将来的に若者がいなくなるという部分がありますから、どういう子育て支援ができるのかどうか、それらも含めて全体を見ながら考えていかなければなりませんし、当然、先ほどから議論いただいている高齢化に向かってどういう形が、これは住居においても同じだと思います。それらを含めて、どんなものをやっていくのが我が町としていいのかどうか。私の頭の中でもいろいろ考えながら職員にこれはどうだといろいろ言っているんですが、どうも国の壁は厚いようでございまして、そんなことも含めて、提案ありました部分を含めて、これは行政だけ、我が町だけでやれといったらこれはなかなか難しいので、国、道の支援もいただきながら、あるいは民間とも協力できるものがあればそれらも考えて、何とかせっかくこの地方創生、地方に重きを置いた重点政策をつくっていただいた国のそういう方針も活用しながら、我が町でできるものにトライはしたいなと思っておりますが、まだ、そこまで、やる、やらないという答えは出ておりませんので、議員から提案があったことも含めて、うちの町でベストな形を今後構築していきたいなと、そんなふうに思っています。
再々質問 佐藤妙子
再々質問させていただきます。今、宅地も残っているということで、やはりその宅地を売っていきたいという町長の思いだったのではないかなと思いますけれども、実は、先日、埼玉県の2つの村が合併してできた、ときがわ町という所の議員さんからお話を伺うことができたんですけれども、ときがわ町では、2013年に木造2階建て、3LDKの1戸建て子育て住宅を4棟建築したそうです。一番末のお子さんが高校を卒業するまで入居できるようなんですけれども、家賃が上限で5万円、今ほとんどの方が3万円で入られているということでした。建設工事費は、3棟分で2,200万円、安いなと思ったんですけれども、埼玉県なので北海道とは違うので安いのかなと思ったんですが、土地はもちろん町の所有地だそうです。写真で見たんですけれども、本当にかわいらしくて、壁と屋根が白とピンクで統一されていまして、歩いていると本当に一目で、子育て中の家族が住んでいるなというそういうイメージでした。私が一番驚いたことは、入居された方がマイホーム資金をためられて、昨年、1世帯が退去して、町内に家を建てられ、また、今年も1軒、町内に建設中ということでした。正直、一軒家に住んでいるのにどうしてすぐ引っ越してしまうんだろうという思いで再度ちょっとお聞きしたところ、1戸建住宅で生活して、自分たちなりの家が欲しくなったということなんですね。それで、安い家賃で頭金をためることができたから、どうしても自分の家が欲しくなったと。子どもたちが地元の小学校とかに通っているので、やっぱり地元に家を建てたいというそういう思いだったということで、このように新しいスタイルで住宅団地の販売の考えもあるということに私自身ちょっと驚いたんですけれども、これまでに本町でも住宅団地の割引とかいろんな取り組みをされてきましたけれども、思うように販売が促進されていないのかなというその事実を考える時、このような、ときがわ町のような、そういう特色ある子育て住宅を起爆剤として人口誘致という考えもあるということも考えていただきたいなと思っております。それと、もう1点の質問なんですけど、先ほど、ふるさと納税のふるさと応援基金の話の時に、町長は、今後、移住定住も考えたPR効果に基金を利用したいというお話だったと思うんですけれども、その中で一軒家の子育て住宅を、このふるさと応援基金を活用するということも一つの例かなという思いがちょっと突然湧いてきたものですから、そこのところ、町長、どのようにお考えでしょうか。
答弁 町長
佐藤議員の再々質問にお答えをいたします。戸建て子育て住宅、思いは十分わかりますし、どうあるべきか、道内でも実績をつくっている所がたくさんありますので、それはそれとして、我が町で今できることは何をするのかということが大事だろうと思います。思いと現実はなかなか難しいし、やはり町民の税金をいかに少なく使いながら有効活用させていただく。そして、人口が、若い世代がふえてくるということでありますから、当然、ふるさと応援寄附金もいろんな対応の形の中で考えたいなというふうに思っております。今、住宅公社等とも協議をさせていただいて、どういうものが、今までとは違う形でもっと考えないとだめだろうなと。道内でもそういう意味で人口がふえてきている自治体、あるいは札幌の近郊でも特化してやった所に住宅がどんどん建っていると。そんな実例も見受けられますので、あわせて、何とか若い人に来ていただく施策を含めて検討して、やっぱりいろんな環境を含めて南幌らしいものが出せればなと、そんな検討はさせていただきたいなというふうに思っています。