みんなの議会

中頓別町議会 平成27年第2回定例会 2015年6月24日

廃止されるバス路線への対応と現状について

2015年6月24日、中頓別町議会の一般質問で、宮崎泰宗議員が「廃止されるバス路線への対応と現状について」質問し、町長 小林生吉、まちづくり推進課長 遠藤義一が答弁しました。

質問者
宮崎泰宗 議員
答弁者
町長 小林生吉、まちづくり推進課長 遠藤義一

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 4番 宮崎泰宗

それでは、3問目の廃止されるバス路線への対応と現状について質問します。廃止されるバス路線への対応について町長は公約や執行方針の中で示されておられますが、今まで以上に便利で効率的な新しい地域交通体制を確立できる具体的な見通しはあるのでしょうか。実際に廃止される区間は町内のどのバス停からで、タクシー料金は幾らか、予約制や乗り合いで誰にとってもスムーズにJRと連動する利用は可能かなど、天北線地域公共交通会議の現状についても伺います。

答弁 町長 小林生吉

ご答弁申し上げます。町内における地域生活交通の確保は大切であり、天北線代替輸送バスのほか、現在国保病院利用者への送迎バスの運行、児童生徒用スクールバスの運行や福祉ハイヤー助成事業により町民の生活交通を確保しておりますが、今後はこれらの一体的な運営とデマンド、予約制交通の導入検討により、新たな地域生活交通の確保が図られるものというふうに考えております。天北線地域公共交通会議は、天北線沿線5市町村の行政代表、住民代表、学識経験者、交通事業者や関係機関により組織された検討団体で、天北線沿線の地域公共交通のあり方について検討してきております。特に天北宗谷岬線の運営赤字を少しでも減少させ、地域住民の生活の足を長く維持していくため、抜本的な見直しについて検討し、ことし3月に天北地域生活交通ネットワーク維持計画をまとめてきました。その計画における路線再編案では、中頓別ターミナルから小頓別秋田入り口間が廃止され、新たに猿払村、浜頓別町と3町村共同で市町村運営有償運送、乗り合いタクシーを導入し、1日3往復運行することでJR特急に接続させ、利便性の確保を図るというものです。計画段階では、乗り合いタクシーの料金等につきましては具体的な検討はまだされておりません。今後路線再編案に対する市町村の負担割合を検討し、合意形成を図る必要があり、その上で住民説明会を開催して地域の合意形成を図ることとしております。以上です。

質問 4番 宮崎泰宗

このバス路線についても、きょうの行政報告のほうで資料も提出いただいておりますが、まず路線再編案からすると中頓別町のバス停はターミナルだけということになると思います。これは、特に高校生なんかは全員ターミナルで乗りおりをしなければならないということになるのかなと思うのですけれども、その場合どの範囲までスクールバスなどで迎えに行けるのかということが1点。それと、乗り合いタクシーを1日3往復させるとありまして、これは予約制というふうになっているのですけれども、3往復というのはちょっとわかりにくい部分を私は感じていまして、予約がなくても毎日必ず3往復はするのかということが1点と、タクシーの送り迎えというのは既存のバス停などを利用するのか、一人一人自宅まで送迎というお話を前に伺ったことがあるのですけれども、それは本当に可能なのかどうか。それと、タクシー料金については検討されていないとありますが、検討されていないといっても、例えば今のバス料金より高くなるのか、安くなるのか、さほど変わらないのか。乗り合いタクシーに変わりますということだけはすごく強調されているような感じなのですけれども、料金も決めずにバスをなくすことだけは決めたのかということもぜひお答えをいただきたいと思います。また、JRの直結のバスというものがなくなれば、中頓別町から音威子府村方面へ向かう方というのは当然のようにその場合はタクシーを予約しなければならないということになるわけですけれども、そういうふうな状況になったということを知らずにJRを利用して中頓別町方面へ向かう方にはどのタイミングでタクシーの予約というのを促してくれるのか、音威子府駅に着いたはいいけれども、何時間も待たせることのないような体制はきちんと考えておられるのか、これも1点伺います。また、国道を通る路線バスがなくなるということになるわけだと思うのですけれども、そういうふうになると中頓別町音威子府村間の開発の国道の冬の除排雪に影響が出るのではないかなというふうに私は思うのですけれども、その点についてはいかがか、これも1点お伺いします。あと、以前に、私も余りよく知らないのですけれども、コミュニティーバスの運行試験を町内で実施されていたというふうに思うのですけれども、その結果というのが恐らく出ているのではないかなと思うのです。今後の例えば代替輸送であったりとか、町内の交通というものに生かされるのか。ちょっと質問が多いのですけれども、余り具体的なお答えがありませんでしたので、再度伺いたいと思います。

答弁 まちづくり推進課長 遠藤義一

漏れたら言ってください。まず、1点目、バス停の関係でありますけれども、バス停は中頓別ターミナルだけということではなく、基本的には今ある中頓別以北の取り扱いについてのバス停は維持されるということです。バスそのものは代替案ではターミナルまでということですので、それ以南についてはどこにも行かないということになります。そうなった場合、高校生の送迎の関係でありますけれども、基本的にはバスターミナル以南の部分については新たな手法をもって対応するということになります。それがスクールバスを活用できるのであれば、スクールバスを活用するということになりますし、もしそれが時間的な問題等で課題が出るとしたら、新たな手法をもって町がターミナルまでは基本的に送るという形を徹底するということになると思います。それから、予約がなくても運行するのかということでありますが、原則は今回についてはデマンドなので、基本的には予約をするということです。ですから、猿払村、浜頓別町、中頓別町、2町1村で利用するわけですので、どこの乗客がその日何時のバスに乗るかというのは会社が集約をして、それに従ってバスを出すということです。ですから、3町とも誰も利用しない日があれば、当然それは運行はされないということになります。これは行きだけの問題でなくて、帰りも同じでありまして、帰りも同じように予約をするという形になりますので、予約があったときに運行対応になるということになります。それから、先ほどちょっと出たどのタイミングで周知するのかということです。それは、事務方の中でも議論は相当出ています。ある一定の方向が決まるということは、2町1村の住民の意識というか、住民の理解が得られた段階で初めてスタートできることになります。ですから、その段階で2町1村で、地域住民はもちろんですけれども、住民の方を活用して、いろんな家庭に親戚が来たりするわけですが、そういう部分に関して、あるいは事業所だとかということ、特にうちでいくと長寿園なんかは入所者の方に面会に来るというような場合も当然あると思いますので、そういうところに関しても同じようにそういうシステムになっていることを説明していただいたり、そういうようなことも踏まえながら対応をしていかざるを得ないのかなというふうに思っております。それから、料金の問題です。料金は、歳入歳出に関しての予算というのは一応つくってはあります。ただ、それは平均的な金額で出しておりまして、中頓別町から行くと今1,390円ぐらいだと思いますけれども、基本的にはその額を大きく上回るというふうなことは一切考えておりません。それを運営する上では料金だけでやるわけではなく、3町村がそれに対する負担金を出すことになりますので、今の金額を大きく上回るというような考え方は私としては今持っておりません。ただ、その議論は正直言ってされておりませんので、正確に今後どうなるかということについてはもうちょっと時間をいただければというふうに思います。それから、除雪の問題でありますけれども、これについては正直開発との協議というのはされておりません。ただ、現実問題として、今は開発もよっぽどのことがない限りは通行どめという形はとりません。ただ、最近北見地方であった猛吹雪のときの対応で、そういう場合に関する取り扱いとして早い段階で通行どめをかけるという場合が今後ふえてくるということは言われておりますので、バスを運行する、運行しないに関係なく、その辺の対応をされていくものだというふうに考えております。あと……(「2点あるのですけれども、一人一人自宅まで送迎するということについて」と呼ぶ者あり)

答弁 まちづくり推進課長 遠藤義一

コミュニティーの関係については、町内の取り扱い、予約デマンドの関係についてはそこは今後の協議だと思いますが、時間的な問題も当然絡んでくる問題ですので、その辺は2町1村の中で十分議論をしていかなければならないことだというふうに思います。ただ、今までは国道を通過するということを踏まえてバス停を設定していますので、今後の取り扱いとしてもそれらに大きく外れて対応するという考え方には立たないということでご理解をいただければというふうに思います。(「以前のコミュニティーバス」と呼ぶ者あり)

答弁 まちづくり推進課長 遠藤義一

コミュニティーバスに関する部分については2度ほど調査が行われておりまして、1つは音威子府村までのバスを名寄市まで延ばしたときにどうなるかということでの実証調査をやりました。ただ、それでは、基本的にはもう少しいい数字が出るかなと思ったのですが、意外と利用者の方は名寄市までの利用というのは少ない実態が正直言って明らかになりました。もともとは名寄市まで行くことで名寄市からの利便性のほうが高いということもあって、音威子府村ではなく名寄市まで延ばすということでいい方向が生まれないかということで実証調査をやりましたけれども、決していい数字は出なかったということで、そこは諦めざるを得ないということで、基本的にはJRへの接続は音威子府村という選択肢という形になったということであります。

質問 4番 宮崎泰宗

今の質問についてのお答えについてはよくわかったのですけれども、もう少し乗り合いタクシーについてお伺いをさせていただきたいなと思います。乗り合いタクシーの拠点というのですか、もとの事業所というのは新聞報道なんかでも猿払村が持つというようなことになっていると思うのですけれども、運行状況とかがどう変わるかわからないのですけれども、バスが中頓別ターミナルまでは来るということが変わらないのであれば、音威子府間のタクシーの運行というのは中頓別町内に事業所を設けるというのが普通の考えなのではないですか。また、音威子府村方面へ猿払村からタクシーを出すくらいなら、猿払村、浜頓別町、中頓別町でJRに直結するバスだけを維持するほうがどう考えても私は効率的ではないかなと思うのです。これは、案であるとか計画であるというふうに、まだそういうふうに聞こえてくるのですけれども、バスがなくなってタクシーにかわるということだけは決まったということなら、これは案でも計画でもなくて決定事項ということになると思います。だとするなら、これまでの経緯、例えば各町村から代表者が集まっているわけですけれども、中頓別町の代表者の皆さんがどんな主張をしてきたのか、また今後のバスがなくなった後に想定されるバスの時刻表であったり、タクシーの料金というのも今のバス料金から物すごく上がることはないと言っても、少しでも多くなるのは住民の方々の生活に影響が出るわけですから、そういうことも全容というものをできるだけ早く明らかにして、早急に住民に説明をしていくべきではないかということが1点。それと、私はどう考えてもタクシーのほうが便利になるとは思えないのです。自宅まで送ることも可能だという話も前にあったのですけれども、それも議論した結果ということになるということで、JRと直結するバスをなくす。ターミナル以北は残るということですけれども、以南はなくなるということなので、町内を走る定期便をなくすというのは決してよい方向ではないと思います。なぜなら、公共交通機関というのは決まった場所で決まった時間に利用できるというのが基本であって、気兼ねなく利用できるものでなければならないと思います。予約制のタクシーが気兼ねなく利用できる公共交通と果たして言えるのかどうか。どんなに説明をして合意をしようとしても、先ほども2町1村の理解が必要であるということでしたので、ただ私はそれでもタクシーのほうがいいと言う人はいないのではないかと思うのです。今のバス、定期便があるほうが絶対にいいと皆さん言うと思うのです。そうなると、もしかしたら署名運動に発展するかもしれませんし、また宗谷バスの本数というのはかなり、中頓別浜頓別間とかそういうのがもともと少ないなという感じはするのです。猿払村から上下に行くバスの本数はかなり多かったり、この本数であったりタクシーの運行などが猿払村や浜頓別町の財政力とか経済力に関係あるのかはわからないですけれども、もしそういったことで中頓別町が不利な状況にあるとするのだったら、私は音威子府村と同じように中頓別町も協議会から脱退してもいいのではないかというぐらいに思っています。代替輸送の負担が大幅に軽減されるという話は前にも伺ったのですけれども、新たにタクシーの負担が生まれるわけですけれども、乗り合いタクシーの経済効果というのは中頓別町にあるのですか。乗り合いタクシーを3往復させる、バスを3往復させる、それは乗り合いタクシーのほうが本当に少ない負担になるのか、この点についても再度伺いたいと思います。

答弁 町長 小林生吉

まず、今議論されている天北線の見直しに関する案、これにつきましては基本的に地域公共交通会議、5市町村が参加をしてまとめた計画であると、その重さというのは私は重々受けとめなければならないという認識をまず持っているということであります。ただ、今事務局のほうからも、1つはこの計画に対する負担の問題、なかなか承服しがたいかなというところがございまして、その旨を申し上げています。この問題が今段階で決着できるのかどうかという問題が1つ。それと、その後に住民説明会をやって、来年の10月というスケジュールがかなりタイトな感じがいたしますので、住民説明会をどの時期に始められるかというのは正直まだわからないのです。先ほど申し上げました沿線町村の負担割合とかということで整理しないと次の段階に進まないというのがこれまでの話でしたので、今後その辺がどんなふうに推移していくかということを見ていかなければならないかなというふうに思います。それで、先ほど申し上げましたように非常に5町村でまとめた計画は重たいという認識を持ちつつも、地域の住民の皆さんがどうしても納得できないと、そのことを総合的に判断していかなければならない、そういったものを声を反映させていく改革改善案みたいなものが議論の余地があるのかとかというようなことも見きわめていかなければならないというふうに思っています。今ある案を現段階でとやかく言うつもりは一切ありませんけれども、私としては適切な負担で住民の皆様に納得をしていただける案でなければ最終的な改革にはならないだろうという認識を持って今後の対応をしていきたいというふうに思っています。不便さというか、のみ込まなければいけないところも当然あるかもしれませんけれども、それを補う町単独の代替手段も含めて、あわせて最終的に町民の皆さんの利便性をしっかり確保して、納得していただける、そういう地域交通ということを考えていきたいというふうにご理解いただきたいと思います。

質問 4番 宮崎泰宗

どこかだけにいいように転ぶような案というのはなかなかできないと思いますので、それぞれに負担をしっかりと背負って皆さんの足を確保していかなければならないと思いますので、その点からいけば今町長がお答えいただいたように町単独ということもぜひ視野に入れてお考えをいただくべきなのかなと思います。きょうもさまざまな一般質問が行われて、この後議案もいろいろとありますけれども、今中頓別町民の皆さんが、中頓別町民だけではないかもしれないけれども、一番心配されているのがこのバス路線の問題であるというふうに私は認識をしておりますので、ぜひ今後も早急な対応であるとかご説明を求めて、この質問については以上といたします。

出典:中頓別町議会 平成27年第2回定例会 2015年6月24日 議事録 PDF(57ページ) 間違いを知らせる