中頓別町議会 平成27年第1回定例会 2015年3月8日
議事録に件名の記載なし
2015年3月8日、中頓別町議会の一般質問で、東海林繁幸議員が質問し、町長 野邑智雄が答弁しました。
- 質問者
- 東海林繁幸 議員
- 答弁者
- 町長 野邑智雄
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 4番 東海林繁幸
東海林が質問いたします。今の星川議員の質問に対して町長にはもう少し丁寧な答弁をいただきたかったなと思いますし、星川議員への答弁を聞くと、私の答弁も同じかと思わざるを得ないのだけれども、あえて私はしつこく聞きます。ただ、町長、町長が平成11年に町長に就任した。私もリタイアして、11年に同じように議会に議席を持たせていただいて、この16年間近くで見ていて、特に私は町長の先輩として見ていたので、町長の苦労はよくわかったと思ったのです。町長は思い残すことはありませんと言ったのだけれども、私はたくさんあっただろうと。自分ではこうもやりたかった、ああもやりたかった。でも、変な意見が出てきてひっくり返されたとか、そういう人も中にはいるのでないかと思うのだけれども、そういう悔しい思いもあっただろうし、政策的にはこれもやりたかったと思いながら、しかしそこに行き着くことができなかった。私は、町長を代弁して、思い残すこともあったと思っておりますが、そこで町長の16年間をやっぱり振り返らざるを得ないと思うのです、私は私なりに。町長は、本当によく頑張ってやったと思っております。その一つ、一番大きなことは、やっぱり財政安定化への道を進み、その功が今認められることです。今手元に一つの数値ですけれども、実質公債費比率を見ますと、町長が平成11年に引き受けて以来三、四年たった平成17年、27.3%、18年は実に30%になっていたのです。それから、これでは町政運営が大変ということで町長の思い切った施策が始まった。財政健全化への道を進んだ。平成21年度には21.9%、一遍に9%くらいも少なくしました。そして、平成24年度には13.1%まで減らし、25年度では7.3%まで落としました。26年度はこれからの算定になりますけれども、さらに低くなったでしょう。この実績を見ても、町長が思いを込めた本町の健全財政への道は非常に勢いを増して財政運営を効率化させたなというふうなことが思い浮かべられますし、またもう一つは、端的には建物でいうと、この庁舎を見てください。はっきり言うとどこのまちへ行ってもこんな新築のみすぼらしい庁舎、新築のみすぼらしい庁舎という意味では効率的であるということです。議会としてもよく頑張って、どこへ行っても3階建てにして3階には議場を持っているようなことをこういう会議室形式にし、事務所も非常に効率的な配分をしながら、狭いとは思いますけれども、一部の部署を他の施設でやるようなことも含めて、借金もせずに、あったお金で建てたという時代に即した庁舎整備も町長の英断だったと思います。また、養護老人ホームの改築もできましたし、厚生園は改築移転をさせ、高等学校の寮の施設を有効に活用したという実績もあります。これは大変大きな実績だったと思いますし、今まさに特別養護老人ホームの改築の道筋を立てていただいたということも町民にとっても大きな期待であります。ただ、町長、悲しいこともあったではないですか、中頓別農業高等学校が町長の間になくなったのです。これは町長の政策というものではなくて、時代の流れがこうしたものではありますけれども、こういう悲しい思いもありました。そういったことで16年間、私は町長は町長の職務を立派になしたということを見ながら、そこで問いをするわけであります。3つのことについて伺います。1つは、町の基幹産業と言われ、国とともに支援してきた農業も、これだけ支援していても停滞しています。一方、商工業者は支援制度も希薄で、店をどんどん畳んでいるではありませんか。その悲壮な人々の声は町長の耳に当然届いていたと思いますけれども、そのことについてどうでしたでしょう。私は、国としてもそうですし、町としても農業がいいとは言わないのです。停滞しているという考え方を置きながらも、しかし商業、それから町の企業に対する町の援助施策、支援施策は絶対に少ない。それぞれの支援施策を見ると、その格差はだんだん大きくなってきていると思うのです。これは、私も議席を持ちながら、何とかこの格差をなくする。それは、商店や町の企業に対して継承していく制度を何とか考えてやらなければならないのではないかと、今どんどんシャッター街になっているところを、今までは身内の方々、息子や娘に何とかという思いがあったのですけれども、今の時代はそうではなくて、誰にでも、若い人たちにも企業としてその店を継続できるように、継承できるような制度を何とかつくってやるべきでなかったかという反省の思いを私はしているのですけれども、格差があったのではないかというで、これからどうしたらいいのか。町長の見識を私は高いと認めるからこそ、教示していただきたいという思いであります。2点目、この町は高齢者を中心に営むまちづくりが必要であると思います。長寿園という、今中頓別町にとっては一番大きな企業です。この企業の拡大や充実するということが一つの町の方針でなければならないのではないかなと思いますし、先ほども独居老人のことも出ておりましたけれども、独居老人対策として、私は今長寿園の待機老人の数は相当数いると聞いておりました。であれば、この対策の一つとして、グループホームなどの設置を図るべきではないかと思うのです。浜頓別町では今8個あって、グループホームは約30人くらいの待機者があるそうです。グループホームのよさは、福祉施設としての老人ホームとはちょっと異なりまして、入居人の自由度が非常に幅広く保たれているということで、これは元気な老人、毎日でもパークゴルフをやりたいとか、旅行にも行きたいというような独居老人の方もまだまだたくさんいるわけで、そういう方々にとってはいい施設だと思うのです。そういうことで、高齢者福祉は今後まちづくりにとっては主要な部分を占めなければならないと思うのですけれども、町長の思いだけでいいです。教示でなくてもいいから、思いだけでもお答えいただければと思います。それから、3点目、高齢者がふえたということは少子化の現象になるわけですけれども、少ないだけに子供は宝だとこの町の人々は思っておりますし、言っています。この町の人々にとって子供は宝といいながら、町長の政策で高校生まで医療費無料にしたとかというのは非常にいい政策だと思います。ですが、さらに町長にはこうしてやりたいという思いがまだあったのかなと思って、そんな思いがあったら教えていただきたい。今後やることによって、誰が町長になってもそういった町長の思いがあったとすれば、いい参考になるのではないかと思います。よろしくお願いします。
答弁 町長 野邑智雄(町長は2015年3月まで)
東海林議員の町長16年間在職を顧みて思うことと、こういうことで私の考え方を示してほしいというお話がございました。私個人としては、4月に任期満了を迎えるわけでありまして、今後のまちづくりの一端である施策や支援策を今退任というか、任期満了を迎えようとしている私が申し述べることについては、新しい町長が思うには私がしゃべることについては無責任に当たるのでないかなと、こういう考え方を持っております。3点ほど今質問がありましたけれども、先ほどの星川議員も主に福祉関係だとか産業関係だとかの質問がありました。私個人としては、星川議員も東海林議員も質問されていることについては大変重要なことであると、そういう認識は十分持っておりますけれども、5月に誕生する新町長と力を合わせて、質問のあったような問題についてぜひ提案をしながら、そして新しい町長と一緒になって解決をしていただければ大変ありがたいと、こういうことで考えておりますので、今現在個々の事項について申し上げることについては控えさせていただきたいと、このように思います。
質問 4番 東海林繁幸
謙虚といえばそういう態度なのだけれども、新米に教えないと言っているのならずるいということになる。どっちにしたって新米なのだから、町長の卓越した考え方があると認めて聞いている。だから、質問の仕方が今後こうしたいという、そんなことを聞いているわけではなくて、こうしたかったけれども、これは残ったのだというような、そんなことでいいのではないですか。そういう意味で町長に聞きますから、これからもう一回、この3点について。私が言っているのは、農業にはそれなりに国も町も、はっきり言って町費で現金を渡すまでの制度がありましたでしょう、例えば乳牛なんか1頭5万円出しましたよね。こんなことを商店にやれますか。そういうこと一つとっても、中山間の支払制度についてもそうです。町費で出して各農家に支払っているわけです。そういった現実、制度は、これは国の制度でもあるし、町の農業を思う気持ちが独自の乳牛導入制度に入ってきた。それはわかるのです。同じように商店や町内の企業に対する思いやり、これを比べたときに私はどうしても、商工業者、町内企業に対する特に継承の問題では制度としてもまずないわけで、そういう意味では格差があったと思うのですが、格差という言葉で言うと町長はちょっと抵抗があると思うのですけれども、本当はまだ商工業者、町で頑張っている企業に何らかの形で継承に関する支援制度を設けてやるべきではなかったでしょうか。というのは、今までもう何軒もシャッターをおろした店がありました。これの前に、今からでもやってやりたいことが私はあったのでないかなと思うので、そこら辺の評価だけちょっと聞かせてください。それと、もう一つ、2番目のまちづくり、もう少ししたら高齢化率40%になるでしょう。40%になったって50%になったって、札幌市のまちの団地なんかは高齢化率50%近いところがたくさんあるのです。1万人規模で高齢化率がそうなっている。高いところはある。だから、それはここだって50%になったって60%になったっていいと思う。ただ、そこに住むお年寄りたちの営みが保障されているかどうかという、町長が言う住んでよかった町になっているかどうか、そこがネックなわけで、私は老人の町として、高齢者の町としてすばらしいまちづくりがあるのではないかと思う。そういう中で、その人々を支えるのが若い年齢であったり、壮年の年齢であったりする人でこの町が営まれれば、それはそれで高齢者福祉の町としての望ましい姿を目標としてつくるべきでないかなとも思うのです。そのために高齢者福祉に対する考え方をこれからも誰が理事者になっても持つべきだと思うし、私ども議員もその思いを語るべきだと私は思っているのですが、町長はいかがですかというのを聞きましょう。それから、3点目、子供は宝です。本当に少なくなった子供たちにとって、ここの町の子供は恵まれているなというような子育て環境をつくってやりたいと町長も思っていたと思うのです。その一つは、子供を育てる子育ての支援だと思うのです。こども園という立派な施設もできました。スタッフもそろっておりますし、私は保育園長を通算5年間やったのだったかな、この近隣見ても非常に施設的にも内容もいいと思います。集約されておりますし。ただ、問題は保育料なのです。ですから、全国的な視野で見ると保育料がただというところが、地方公共団体で打ち出しているところが大分ありますよね、まだ少ないですけれども。そのぐらい子育てに支援しなければならないという状況が大事にされているというところもあります。ただにするなんていうことは最終的な問題、状況になりますけれども、何とかこども園の利用について保護者の方々の負担を軽減していく方向は考えるべきなのか、その辺町長から伺いたいなと思います。
答弁 町長 野邑智雄(町長は2015年3月まで)
再質問等々で3点ほどお話がありました。農業と商業の関係については、これは大きな補助の隔たりがあること自体は間違いないだろうと思います。また、農業の関係については生産を伴いますから、それなりの希望者がいるだろうと思います。商業の関係については、継承するために支援をしてもどの辺までの支援が必要なのかどうなのかがあろうかなと思います。今から8年前は店舗近代化資金ということで1,000万円まで助成をしたという経過がありますけれども、そういうことで対応できるのかどうなのか、それについてもしっかりと今後の新町長に検討してもらいたいなと、このように思います。また、2点目の高齢者の関係でありますけれども、高齢化率が高くなっても、今の時点では高齢化率の計算が65歳以上から始まりますから、私からいくと75歳以上が高齢者だなと思うぐらい元気な人が多くなっています。そういう意味で、将来にわたって長寿園の特養等が増棟できるような設計に変えるような話も聞いております。ですから、そういうものを対応しながら進めていくのかなと、このように思いますし、また子育ての関係については子供が多く出産されるような対策というのが基本的には必要だろうと思います。そういう意味で、子供の保育料も平成20年に国の基準の60%から20%まで下げました。そういうこともあって、認定こども園に入所される子供たちも多くなってきたのでないかなと、このように思います。ゼロにするのがいいのかどうなのかということは大変いろんな議論があろうかなと思いますけれども、私個人はただというのは余り好ましくない、何についてもある程度の負担をしてもらうということが必要だろうと、このように思いますから、そういう面も含めて今後5月以降の新しい町長と十分議論をしていただいて、町民の方々のためになる施策を進めていただければなと、このように思います。
再々質問 4番 東海林繁幸
再々質問しようと思ったらサイレンが鳴ったので、やめます。それで、町長、改めて言うけれども、町長にとっていろんな思いがある16年間だったでしょうけれども、ある意味で言うと町長が健康を害した16年間でもあったと思います。それだけ苦労されたと思うので、今後どうぞ体調に気をつけて、いい余生を送られるよう私は町長に一言つけ加えて、質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。