中頓別町議会 平成26年第4回定例会 2014年12月16日
高齢者が安心して暮らすことができる町について
2014年12月16日、中頓別町議会の一般質問で、細谷久雄議員が「高齢者が安心して暮らすことができる町について」質問し、町長 野邑智雄、保健福祉課長 小林生吉が答弁しました。
- 質問者
- 細谷久雄 議員
- 答弁者
- 町長 野邑智雄、保健福祉課長 小林生吉
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 2番 細谷久雄
2点目の質問は、高齢者が安心して暮らすことができる町についてお伺いをいたします。年々巧妙化した手口で高齢者を狙う詐欺、オレオレ、なりすまし詐欺、架空請求や悪質商法、送りつけ、居座り、上がり込み商法などが全国的にふえ続けているが、本町でも被害の発生を未然に防ぐために一層の対策が必要である。今まで高齢者、独居老人世帯などに対し、詐欺被害防止啓発などにどのように取り組んできたのか。また、これから冬本番を迎えるが、高齢者世帯など雪弱者に対する除雪支援をどのように考えているのか伺います。
答弁 町長 野邑智雄(町長は2015年3月まで)
高齢者が安心して暮らすことができる町にという質問につきまして、小林保健福祉課長に答弁をいたさせます。
答弁 保健福祉課長 小林生吉(保健福祉課長は2014年12月まで)
それでは、ご答弁申し上げます。町では、例年町長を初め、生活安全協会長、枝幸警察署中頓別駐在所長が70歳以上の高齢者世帯を直接訪問して悪徳商法、オレオレ詐欺や交通安全の啓発活動を行っているほか、町老人クラブ等の高齢者団体において専門職員(稚内消費者センター職員等)を講師とした学習会を開催したり、今年度は敬老会において消費生活を題材とした職員による自作劇による啓発活動を行うなど、高齢者の方々が集まる機会を活用して啓発活動を行ってきております。さらに、今年度より枝幸警察署、町地域包括支援センター、町の3者で中頓別町高齢者等の犯罪被害防止連絡ネットワークを組織し、各種犯罪被害の未然防止と被害拡大の防止を図るため、情報の共有を速やかに図り、関連情報がもたらされたときには職員による町内の巡視やヘルパーの訪問等における啓発等を行ってきています。また、地域ケア会議でも高齢者世帯に関する情報の共有に努めており、心配な世帯については訪問するなど、被害に遭わないように努めているところであります。高齢者世帯への除雪支援では、昨年の第4回定例会で細谷議員の質問に対しお答えしたとおり、社会福祉協議会へ委託する除雪サービス事業と相談窓口で対応を図るとともに、町内状況の把握に努め、できるだけきめ細かく対応を図っていきたいというふうに考えております。
再質問 2番 細谷久雄
それでは、再質問させていただきます。まず、高齢者の振り込め詐欺について伺います。枝幸署によると、先月27日から今月2日にかけ、宗谷管内居住の70代女性が総額600万円をだまし取られる振り込め詐欺の被害に遭っていたそうです。被害に遭った70代の女性はひとり暮らしで、27日に老人ホームの関係会社の社員を名乗るなど複数の男から、現金300万円を2回、合計600万円をレターパックで郵送、6日になって家族に相談し、だまし取られたことに気づいたそうです。現金は現金書留以外では郵送できない、レターパックやゆうパック、宅配で現金を送ってというのは全て詐欺ですということを枝幸署では警鐘を鳴らしていますので、中頓別町におかれましても早急に高齢者世帯を訪問し、このような手口の詐欺被害防止のために努めていただきたいと思います。また、ことし9月12日の敬老会にて中頓別町役場職員による特殊詐欺防止を訴える寸劇が行われたり、町でも詐欺被害防止啓発等に取り組んでいるようですが、私は年に1回、詐欺被害防止月間、これを定めて、町内の全高齢者世帯を訪問して振り込め詐欺への注意喚起を促すキャンペーンを実施してはいかがかと思います。振り込め詐欺を防止するには、犯行の手口を町民の方々に繰り返しお知らせ、再認識していただくことが重要だと私は思いますが、町の考え方を伺います。それと、雪弱者に対する除雪支援ですが、毎年中頓別町及び社会福祉協議会では高齢者に対する除雪サービス事業の支援を行っているようですが、まず中頓別町にはひとり暮らしのお年寄りやお年寄りだけの世帯数が何件ぐらいあるのか、またその中で毎年どれぐらいのお年寄りが支援制度を利用しているのか伺います。さらに、今後も高齢化が進み、超高齢化社会が到来してくる本町において、現在の除雪サービス事業の体制でよいのか伺います。
答弁 保健福祉課長 小林生吉(保健福祉課長は2014年12月まで)
まず、特殊詐欺等に対する被害の防止に関しましては、非常に重要な問題という認識を持って、先ほどご答弁申し上げましたとおり、所管におきましてはまちづくり推進課の所管と保健福祉課のほうの所管と重なるところがあって、先ほども申し上げましたとおり、枝幸警察署を含めて、地域包括支援センターと言っていますけれども、保健福祉課、それとまちづくり推進課、そこの連携をしっかりとって、一人も被害に遭わないような対応を図っていかなければならないというふうに考えております。今年度におきましては、高齢者ではありませんけれども、町内でも実は特殊詐欺の被害が発生しているということであります。怪しい電話がかかったりした場合においても、あるいはちょっと被害の入り口に入った場合でも、町のほうには相談せずに消費者センターだったり警察のほうに相談したりというようなこともあって、全ての実態を今把握できているかというと、でき切れていないところもありますけれども、そういったところの関係機関としっかり連携をとって、町内のお年寄りに忍び寄るそういう危険に対してはしっかり防御ができる体制を構築していきたいという考え方であります。新たなキャンペーン等の取り組みというご提案をいただきました。現在取り組んでいる事業等についての検証も踏まえて、今後の検討とさせていただきたいと思いますけれども、この分野については力を入れて取り組んでいるということでぜひご理解を賜りたいというふうに思います。それと、除雪の問題でありますけれども、今ちょっと手元に正確な数字はありませんけれども、おおむね独居高齢者世帯が100、夫婦世帯が200とかというような数字になるのではないかなというふうに思っています。そういった中で、社会福祉協議会に委託している事業につきましては、町内に身寄りがいなかったり、あるいは所得の課題があったりというような条件もあって、例年25戸前後、26年度は今の取りまとめでは24世帯の方が対象になっているということであります。これは、あくまでも町として無償で除雪支援を行う対象というところであります。このほかに、町内でさまざまな形で除雪を請け負って対応している方もいらっしゃって、多くはこういった有償のサービスを活用されているのかなというふうに思います。それでもなかなか自分たちがしてほしい時間に除雪がしてもらえないといったような不満というか、そういった声もないわけではありませんので、社協に委託している事業、それから有償のサービス、そういったものの実態を踏まえながら、先ほども申し上げましたけれども、お年寄りが困らないようなきめ細かな対応がとれる体制を構築していきたいというふうに考えております。
再々質問 2番 細谷久雄
それでは、再々質問させていただきます。北海道の市町村でも、振り込め詐欺の被害を防止しようと電話に取りつける警戒メッセージつき通話記録装置を高齢者に無料で貸し出す事業が多くなってきました。この装置を電話機に取りつけると、電話がかかってきた際にこの電話は振り込め詐欺の被害防止のため自動録音されますという警戒音声が流れ、電話機をとると会話が自動的に録音され、犯人は録音に気づくと電話を切ってしまうケースが多いことから、このような装置を使い、詐欺防止対策に乗り出している市町村がふえているそうです。そこで、伺いますが、今後中頓別町としてもこのような事業に取り組んでいく考えがないのか伺います。また、冬が到来すれば、老人世帯やひとり暮らし世帯での除雪は大変重労働です。特に除雪車が置いていった玄関先の雪は、高齢者は大変苦労しているようです。平成26年11月21日の日刊宗谷宗谷郡部版では、除雪隊出動と大きく書かれ、枝幸町の社協では除雪サービス事業として冬期間除雪の労力の確保が困難な高齢者及び身体障害者世帯の在宅生活支援として一定量の降雪があるときに居住住宅出入り口部分1カ所から公道までの通路部分、幅1メートルを歩行に障害がない程度の範囲で除雪を行うほか、生活上の安全を確保する最低限の除雪を無料で実施しているそうです。そこで、私は除雪機などを町が購入し、社会福祉協議会に配備し、除雪委託作業の環境整備を今後図るべきではないか、また燃料費などは町が負担することができないのか伺います。さらに、昨年の第4回定例会、私の冬期間の除雪対策についての一般質問にありました除雪ボランティアによる支援体制の推進及び各自治会での高齢者に対する除雪支援活動について、町としてどのように取り組まれたのか伺います。
答弁 保健福祉課長 小林生吉(保健福祉課長は2014年12月まで)
まず、振り込め詐欺防止の電話でありますけれども、私どものほうにも警察のほうからこういった装置があるというようなご紹介をいただいています。すぐに全世帯ということではありませんけれども、モニター的に装置の設置を試みて、その上で広めていくというような手法もあるのではないかというようなことを内部で検討しておりまして、この辺につきまして改めてその実施に向けた検討をしてまいりたいというふうに思います。それと、除雪の問題でありますけれども、後段にありましたボランティアや自治会での対応ということについては、この件についてはちょっと対応がとれていないところがありますけれども、なかなか困難性が高いかなというような考え方を持っております。もちろん検討、協議とかということについてはしていかなければならない課題かなというふうに思いますけれども、去年、ことしと小頓別地区で集落支援員の配置という試みがなされておりまして、それらの活動についてまずちょっと検証してみたいなというふうに思っております。ボランティアができれば望ましいとは思いますけれども、改めてそういった体制等の取り組みということも視野に、除雪が困難な方への対応のあり方ということについては検討していきたいというふうに思います。
再々質問 2番 細谷久雄
それでは最後に、今後もさらにふえ続けることが予想される高齢者世帯、生活面でのさまざまな困難を解決していくことが私は課題になると思います。そのためにも、地域の支え合いや見守り活動を推進して、高齢者がいつまでもこの町、中頓別町に住み続けたいと思うように一人一人のニーズにきめ細かく行政として対応していってほしいと思います。以上で私の一般質問の全てを終わります。