中頓別町議会 平成24年第1回定例会 2012年3月17日
「受け付け番号3番、議席番号1番、宮崎です」
2012年3月17日、中頓別町議会の一般質問で、宮崎泰宗議員が質問し、町長 野邑智雄、まちづくり推進課長 小林生吉が答弁しました。
- 質問者
- 宮崎泰宗 議員
- 答弁者
- 町長 野邑智雄、まちづくり推進課長 小林生吉
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 1番 宮崎泰宗
受け付け番号3番、議席番号1番、宮崎です。まず、最初の10年後の人口、1,720人を実現できる総合計画かという質問をさせていただきます。第7期総合計画では、2021年、平成33年の人口目標が1,720人に設定されましたが、常任委員会の中でも異論が出され、毎年の目標人口を大きく下回った場合は直ちに見直すことで決着した経緯があります。国立社会保障人口問題研究所の積算では、2020年、平成32年で1,588人とされており、大きな乖離が生じています。どのような政策を持って目標達成を図るのか算定の根拠を伺います。
答弁 町長 野邑智雄(町長は2015年3月まで)
宮崎議員の10年後の人口1,720人の実現ができるのかどうなのかという質問につきまして、小林まちづくり推進課長に答弁をいたさせます。
答弁 まちづくり推進課長 小林生吉(まちづくり推進課長は2012年3月まで)
ご答弁申し上げます。今回決定された第7期総合計画における人口目標は、予測値を大きく上回る設定となっており、大変厳しい目標であるというふうに認識をしております。したがいまして、目標達成のための算定の根拠というような具体的な施策との結びつきがあるというようなものにはなっておりません。ただ、この達成のための施策といたしまして、基本理念とともに掲げた4つの重点課題に取り組んでいくことであり、いかにして目標に近づくことができるか、今後における優先課題として町を挙げて具体的に検討していかなければならないというふうに考えております。
質問 1番 宮崎泰宗
平成20年の3月に中頓別農業高校が閉校して以降、人口減少の速度は多少鈍化していますが、それでも平成23年と平成24年を比べると、人口の約2%が減っています。住民基本台帳では、ことしの1月1日の人口は1,967人で、昨年の1月1日と比べると38人の減となっています。単純に10年を掛けると380人の減少ですから、やはり10年後は国立社会保障人口問題研究所の積算、1,588人以下を見込むのが妥当であろうと思います。先ほど4つの重点課題、プロジェクトに取り組み、目標に近づけていくとの答弁がありましたが、いずれの政策もこれからというものが多く、人口増につながるか非常に不透明な印象を受けます。特に4番目の地域ぐるみ子育てプロジェクトについては、ほとんど現状の継続事業であり、これで若い世代への子育て支援と言えるのか疑問に思うところです。1,720人という人口目標を達成するためには、年間38人の減少ペースを25人程度にしなければなりません。つまり13名程度の人口増となる政策が必要になると思います。そのためには、出生率を上げることも必要だと思いますが、中頓別町の合計特殊出生率は現状で何人でしょうか。それを具体的にどのような施策で、どの程度まで上げていこうというふうに考えておられるのか。また、人口増につながる政策として移住定住促進事業というものが掲げられているわけですが、初年度となる平成24年度、今回の町政執行方針には長期滞在や交流の創出という文言はあっても、肝心の移住定住者の目標数が載っていません。これでは、総合計画を具体化する町政執行方針としての信用性に欠けるのではないでしょうか。せめて年間何人程度の移住定住人口を目指していくのか明らかにすべきではないでしょうか、お答えください。
答弁 まちづくり推進課長 小林生吉(まちづくり推進課長は2012年3月まで)
人口減少のペースについて、議員ご指摘のとおり若干前回の国勢調査以降鈍っているところがあるという現状はあるかと思います。私どものほうで2010年の10月に国勢調査がありましたので、その時点から今日まで、この3月までの人口の減少率を計算していくと、先ほど議員おっしゃった数値よりは若干高いかなと。1,630人ぐらいとかというような数値になるかと思いますけれども、いずれにいたしましても目標数値の1,720から見ると、100人弱でありますけれども、下回るということになるというふうに認識しております。基本的には、今いる町民の方がこのまま住み続けていただくというところも重要なポイントだというふうに思っています。年齢構成別に人口の減少を見ていきますと、例えば60歳の定年を過ぎたというところを設定してみると、55歳、59歳から5年後の60歳、64歳の人口というふうに見ると、やはりかなり減っているということになります。退職後の転出というようなことは一つの対策のポイントになるのではないかと。その後、退職された仕事がさらに若い世代の方にもしっかり引き継がれていくと。本来であれば、退職した分が若い世代の就労人口にはね返ればいいのですけれども、なかなかそういう数値になって見えてこないというのが現状かなというふうに思います。ですから、退職されても町に残る、退職された後の仕事が若い世代にも残っていけるようにしていくというようなところが一つのポイントになっていくのではないかというふうに認識しております。その中で子育ての支援の施策などが充実されて、若い世代が世帯を持って安心して子供が産めるようになっていくというような形がひとつ望ましい人口の減少を抑制していくことになるのかなというふうに考えております。大変申しわけありませんけれども、本町における合計特殊出生率については計算しておりませんので、後で算定した後、きちんとお知らせするような形をとらせていただきたいというふうに思います。1つは、今申し上げましたようなことを考えながら人口の減少を抑えていく。さらに、新たな企業とかそういうものをどれだけ積み上げていけるかということになるのかなというふうに思います。あと移住定住の関係につきましても、なかなか移住の住宅確保が現状難しいというところがあって、おためし暮らしのような長期滞在にとどまっておりますけれども、今後教員住宅の建設等もなされていくことから、これらの施策に対する取り組みも可能になるかもしれないというふうに思っていますので、住宅の状況などを見ながら、今現在、大変申しわけありませんけれども、数字で申し上げる段階にないのですけれども、議員がおっしゃるように移住についても目標人口を設定しながら取り組めるようにしていきたいというふうに思います。
質問 1番 宮崎泰宗
出生率、移住ともに具体的にはこれからというお答えだったと思うのですけれども、今いる方に住み続けていただくことがまず重要であるというのは私も本当にそのとおりだというふうに思います。4月から第7期の総合計画を実行していくわけですが、一流の、中頓別づくりというものを掲げた第6期の総合計画においての、その一流というのは一体何だったのかなと。一流になったものは何かあるのかなというふうに、これから第7期を実行していく上で前期の総合計画についてそういう思いがあります。全体的に見て、第6期総合計画というのは全うできたと言えるのかということ。第7期の総合計画議決の際、当初の議案は常任委員会の意見を反映させるため一度撤回され、その後の議案では人口目標の見直し文言も入りました。しかし、10年後、この町を支えていく同世代が希望を持ち、みんなが幸せになれる総合計画であったというためには、常に見直していかなければならないのではないかなというふうに思います。議会が参考にした島根県海士町の総合振興計画は、縦系列となる行政審議会のメンバーではなく、横系列の多様な住民が100人も参加して策定されています。3年に1度、幸福度というものを調査するという発想も住民目線が反映されているのではないかというふうに思います。役場主体で即席のようになってしまった総合計画との違いというものを感じます。経済的な価値だけでなく、ブータンのように国民の総幸福量で総合計画というものの達成度をはかるすぐれた発想だというふうに思います。総合計画策定の中で最も生かされるべきであったと思えるのは、町民アンケートです。集計を見て、これが住民の声だというふうに感じる具体的な記述がたくさんあったというふうに思います。本町でも総合計画の実効性がどこまで浸透しているか。幸福量をはかる有効な町民アンケートを実施していくべきではないでしょうか。
答弁 まちづくり推進課長 小林生吉(まちづくり推進課長は2012年3月まで)
議員、済みません。第6期の総合計画のことについてご発言になったときに、第6期はどうだったのかというところがちょっと聞き取れなかったのですけれども。(何事か呼ぶ声あり)
答弁 まちづくり推進課長 小林生吉(まちづくり推進課長は2012年3月まで)
ご答弁申し上げます。第6期の総合計画においてのご質問につきまして、先ほど町長が答弁されましたように、改めて6期の総括ということについてはまとめをさせていただくようにしたいというふうに思っています。その中で、一流の、中頓別づくりということの実現されたものはというご質問だと思います。確かに一流という言葉が一体どういう意味だったのかということについては、十分に浸透し切らなかったところもあったのかなというふうに思いますけれども、田舎であることをむしろ誇りに思ってまちづくりをするという思いと、その中でナンバーワンということではなく、中頓別町らしく、一流の、オンリーワンのまちづくりをというような思いがこの理念にはあったというふうに思っています。その中で、何が具体的に一流を達成したのかというふうな質問については、大変お答えしにくいところがありますけれども、地域の中にある資源を生かして、地域にあるものでこれからのまちづくりを進めていこうという思いをある程度共有し、その思いが第7期の総合計画にも引き継がれたのではないかというふうに考えておりまして、成果と言える、具体的に目に見えるものではないかもしれませんけれども、そういったところが6期計画の位置づけとしてあるのではないかというふうに私としては考えているところであります。それと、第7期の総合計画を推進していくに当たりまして、議員がおっしゃったように海士町で取り組まれたような取り組み方、総合開発委員会の最後の答申の中でも5点目でご提案いただいておりますけれども、海士町と同じ形になるかはわかりませんけれども、町民主体のまちづくり委員会とかそういうものをつくって進めていくという考え方が非常に重要なのではないかというふうに思っておりまして、今月最後の総合開発委員会でもこの点をまた議論するという予定にしておりますので、改めて住民の横につながった形でのまちづくりが推進できる仕組みをつくり上げていくように努力をしたいというふうに思います。それと、町民アンケートについては、総合計画をつくるためだけではなく、これからその施策を進めていくために活用すべきだというふうに考えておりまして、そこに出された意見等についてはできるだけ多く拾い上げて実現を目指していきたいというふうに考えています。さらに、海士町がされているような、考え方としては基本的には同じなのだと思いますけれども、町民の総幸福量ですね、そういったようなものでまちづくりを図っていくというのは非常にすばらしい発想だと思いますので、それらに本町はどういうふうに取り組めていくのかということについても検討させていただきたいというふうに思います。
質問 1番 宮崎泰宗
今アンケートについても、今後の見直しについてもご検討いただくという答弁をいただいたと思います。今回の人口目標については、総合計画議決の中で賛否をどうするか、私自身が一番迷った部分です。見直す必要がないくらいの施策を打ち出していただきたいというふうに思っております。以上です。