みんなの議会

中頓別町議会 平成20年第4回定例会 2008年12月14日

在宅高齢者への訪問事業について

2008年12月14日、中頓別町議会の一般質問で、本多夕紀江議員が「在宅高齢者への訪問事業について」質問し、町長 野邑智雄、保健福祉課長 奥村文男が答弁しました。

質問者
本多夕紀江 議員
答弁者
町長 野邑智雄、保健福祉課長 奥村文男

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 2番 本多夕紀江

通告に従って質問させていただきます。1点目、在宅高齢者への訪問事業について。医療、介護ともに予防を重視する方向にあります。さまざまな健康教室や講座が開かれ、参加者も多いと伺っておりますが、それらに参加しない、できない方へのケアがどうなっているのか気になるところです。年をとれば体力が衰えるのは当然と自然の成り行きに任せず、これからは要介護状態や寝たきり状態に陥ることを積極的に予防することが必要と考えます。そこで、次の点について伺います。1点目、外出がままならない人には戸別訪問をして、運動器不安定症を改善するためのいつでも、どこでも、一人でもできる運動療法、バランス訓練、筋力強化訓練等の指導をすることはできませんか。2点目、心身の衰えを早期に発見し、予防するためには、専門家の目による健康チェックが必要と考えます。戸別訪問する、しないの基準はどうなっていますか。3点目、健康面ばかりでなく、日常生活上の相談事にも対応するという点で社会福祉協議会に委託している訪問サービス事業のあり方、必要性をどのように考えていますか。

答弁 町長 野邑智雄(町長は2015年3月まで)

本多議員の在宅高齢者への訪問事業について、奥村保健福祉課長に答弁をいたさせます。

答弁 保健福祉課長 奥村文男(保健福祉課長は2009年3月まで)

1点目ですが、町では体力の衰えや高齢による運動器の機能の低下等を予防するための事業として、ノルディックウオーキング、森林ウオーキング、たいそう元気会、さらに週2回のリハビリ教室や月2回の理学療法士による指導、アドバイスを行ってきております。運動療法、バランス訓練、筋力訓練等の指導が必要な方につきましては、医師の指示のもと理学療法士や作業療法士の指導を行っております。保健センターに来ることが困難な方につきましては訪問指導等も行っており、予防に努めているところでございます。2点目ですが、戸別訪問につきましては、生活機能評価や特定健診などから必要と判断された方や外出など困難な高齢者世帯、相談の依頼を受けた世帯、住民等からの情報や保健師が訪問が必要と判断した世帯を重点に訪問を行っております。健康や日常生活などの相談について保健指導に努めているところでございます。訪問を必要とする高齢者の把握といたしまして、保健福祉課、社会福祉協議会、国保病院、居宅介護支援事業所及び訪問介護サービスセンターの担当職員による65歳以上を対象とした高齢者の健康等について情報の共有化のための会議、さらに同メンバーによる月1回開催のケア会議、さらに保健推進委員、民生委員からの情報提供を受け、戸別訪問に努めているところでございます。特に65歳以上の高齢者に対しましては、包括支援センターの保健師による実態調査のための訪問活動等を行っているところでございます。3点目ですが、社会福祉協議会に委託している訪問サービス事業につきましては、今年2月開催された自治連合会の自治会長会議において自治会の取り組みについて協力の要請をしたところでございまして、事業実施についての了解をいただいているところでございます。21年度以降について各自治会と連携をし、事業を進めていく予定であります。事業内容につきましては、それぞれの自治会において必要と思われる障害者世帯及び高齢者世帯への声かけ、安否確認等をしていただくことにしております。その中で高齢者世帯の状況の情報提供をいただき、自治会、民生委員協議会、社会福祉協議会等とも連携をし、高齢者世帯が地域で安心して生活できるよう支援をしていきたいというふうに考えております。

再質問 2番 本多夕紀江

では、再質問をさせていただきます。平成19年度からここに、中頓別町にいながらにして理学療法士や作業療法士の直接の指導を受けられるようになったということは、これは画期的なことで、関係者の努力のたまものと思って、とてもすばらしいと思います。しかし、そこまで至らなくても、保健師の方にこういう運動をしてはどうですかとか、こんな運動は効き目がありますよということで、ちょっと指導していただけたらなとかという勝手な希望を持っているわけです。しかし、保健師の方が非常に忙しくて、激務の状態にあるように思われるわけです。保健センターができてからあちこちに短期間のうちに、各町村どこにでもあるのではないかなと思うのですけれども、随分たくさんできたのですけれども、保健センターができて、それまでできなかった健康教室とか、行事が行われていると、それはそれでいいことで、皆さん楽しんでいらっしゃったり、健康づくりに役立ったりしていると思うのです。でも、保健センターができたことで、保健師の方がより忙しくなっているのは間違いないと思うのです。保健センターに拘束される時間がかなりあると思うのです。その保健センター設置ですけれども、国の方針としてそこに人を集めて、集約をして、保健行政を効率的に進めなさいというような、そんな方向性があるのでしょうか、その点を伺いたいと思います。あと、戸別訪問についてですけれども、いろいろ本当に工夫、努力していただいているのですけれども、やっぱり戸別訪問の必要な方を拾い上げるという点では、落ちこぼれがないかどうか気になるところではあるのです。でも、包括支援センター保健師による65歳以上の方への実態把握の訪問をするということですので、そこに期待したいと思うのです。さらに伺いますけれども、65歳以上の人、施設入所の方や入院中の方は除くのでしょうが、65歳以上の人全員が実態把握の対象になるのでしょうか。次ですけれども、実態把握の後どのような振り分けと対策がとられるのでしょうか。次ですけれども、訪問サービスについてです。来年度から自治会ごとということですけれども、以前の答弁の中で格差のないように町として一定の案を作成してあり、対象年齢や巡回回数など各自治会と協議するということだったのですけれども、対象年齢とか、巡回回数はどのように決まりましたか。また、そのほかに共通事項として押さえたことはあるのでしょうか。

答弁 保健福祉課長 奥村文男(保健福祉課長は2009年3月まで)

1点目の保健センターの設置の目的ですが、保健センターにつきましては近隣町村も含めて多くの町村で施設の整備がされて、その中で保健事業等が進められてきております。当然保健センターができることによって、効率的にそこに住民等が集まっていただき、保健指導等が効率的に実施をできる、それに伴いましてそれに来れない方々については訪問を実施していくというようなことで取り組んできているところでございます。保健センター等に来られない方々につきましては、先ほど説明もいたしておりますが、各団体、民生委員ですとか、保健推進委員ですとか、あるいは福祉施設、病院等からの情報をいただきながら、こぼれている人方の情報を収集しながら戸別訪問をしているという状況でございます。それから、2点目ですが、包括支援センターにつきましては65歳以上を対象にしたお年寄りに対して相談業務等を行っておりますが、それらについては、その後については……。

答弁 保健福祉課長 奥村文男(保健福祉課長は2009年3月まで)

65歳以上の実態の把握については、全員を対象としているわけではございませんが、その中で当然情報として押さえている、いろんな団体等から高齢者の情報をいただいておりますので、それらを除く人方の、高齢者の状況の実態を把握をしてきているところでございます。それから、その対策ですが、実態を把握をいたしまして、必要のある方に対しては指導等を行ってきておりまして、基本的に65歳以上を対象として生活機能評価を実施してきているわけですが、その生活機能評価の実施等の対象に実施を行いまして、特定高齢者となられた方については介護予防事業の中で保健指導を行ってきているという状況でございます。それから、3点目の自治会での取り組みの関係でございますが、自治会に委託している内容につきましては障害者世帯、さらには高齢者世帯に対する訪問ということで、その取り組みについては各自治会ごとにいろいろ取り組みの状況がございますので、その辺につきましては自治会のほうと協議をしながら今進めているところでございます。ただ、基本的に各自治会におきまして担当役員を決めていただきまして、その中で取り組みをお願いをしたいということで、それに伴う要綱等の案ということでお示しをしていただいて、自治会で取り組みについてお願いしているところでございます。

再々質問 2番 本多夕紀江

再々質問ということで質問をしたいと思いますけれども、まず2点目の65歳以上の人の実態把握ですけれども、包括支援センターで本当に保健師さん1人と、あと担当職員と頑張っていらっしゃると思うのです。すごくご苦労はわかりますけれども、今の答弁ですと、必要のある方とか、情報提供を待ってとか、必要な方には訪問します、対策とりますということで、何か今までのやり方と変わらないような気がするのです。あと、2点目の実態把握の後どのような振り分けと対策がとられるかということですけれども、生活機能評価を行った上で特定高齢者と判断された方には介護予防指導を受けていただくということなのですけれども、ある一定の高齢になってくれば、大抵の方がこの特定高齢者に該当してしまうのではないかと思うのです。だけれども、新しくできた介護予防サービスというのはやっぱりお金がかかると。しかし、介護保険サービスは1回利用につき幾らという、そういう計算で利用料を払うのだと思いますけれども、介護予防サービスについてはたしか1回ごとではなくて、サービスを4回使っても、1回しか行かなくても1カ月分の料金がかかるという、そんなようなことを聞いております。ですから、1回サービスを受けても1カ月分の料金がかかるかもしれないとなったら、やっぱり特定高齢者と判断されてサービス利用できるとなっても、積極的に利用しようという人は多くないのではないかなと思って、それを心配しております。そこで、無理を。65歳以上の人はほとんど全員訪問に当たってほしい、そこで必要な振り分けしてほしいという、そういうようなことを非常に申し上げにくいのですけれども、忙しさ、激務という点から見て、そのような訪問してほしいという住民の声もあるわけですから、そこを充実させるためにはやっぱり町としての方針を考えを変えていただいて、そこの場所に予算をふやすとか、職員の配置、仕事の分担を工夫して、保健師の方が本来の仕事に専念できるような体制を整えることが先ではないかなと思うのです。必ずしも保健師の方をふやしてという、そういうことではないのですけれども、保健福祉課として、町全体としてできる工夫をしていかなければならないのではないかなと思うのです。振り分けですけれども、特定高齢者となった方は介護予防サービスを受けるということですけれども、そこまでいかなくても例えばかなりお元気なので、保健師の訪問は年1回でいいでしょうとか、半年に1回くらいの保健師の訪問が必要ではないかとか、いや、保健師の訪問まではまだ必要ないのではないか、訪問サービスのほうでいいのではないかとか、そういうような振り分けが一度できれば、その後はかなり異動をチェックすることで済むのではないかと私は考えているのですけれども、いかがでしょうか。それと、訪問サービスですけれども、対象年齢とか、巡回回数とか、具体的なことは何も町としての案もなく、また自治会との協議でも決まっていないのでしょうか。そういいますのも、実は80代の女性で、ひとり暮らしで、大病も患っていらっしゃる。外出は、それは確かになさいます。保健センターに行ったり、病院にかかったり、温泉に行かれたりとか、そういう外出は確かにしていらっしゃるのですけれども、時々ぐあいも悪くなる。入院もするけれども、家あけるときはだれに断ったらいいのだろうというような、いろんな不安も持っていらっしゃる。そういう方は、今々どうなるという状態ではないのですけれども、だれも訪問に来ないよという状態はちょっといかにも心細いのではないかなと思うわけです。以上ですけれども。

答弁 保健福祉課長 奥村文男(保健福祉課長は2009年3月まで)

まず、訪問の関係ですが、訪問の部分については65歳以上の高齢者世帯、あるいは独居世帯、それから障害者等の世帯について訪問についてお願いをするということで依頼をしております。ただし、それぞれの自治会で必要と考えられる世帯については独自に回っていただきたいということでの依頼を行ってきておりまして、対象年齢については65歳以上の世帯を対象にお願いをしたいということで検討していただいているところでございます。それから、特定高齢者、65歳以上の人員の把握の部分につきましてはケア会議、あるいは1年に1回開催をしている関係職員との会議の中で65歳以上の住民全員をリストアップしまして、その中でその方々の生活状況、あるいは訪問が必要な世帯なのかどうなのか、病院にかかっているのかどうなのか、それらの情報を出し合いまして、検討して、訪問の必要性があるかどうかを判断をしているところでございます。さらに、毎月開催しておりますケア会議の中におきましても、状況の把握のために提供いただきまして、対応してきているということでございます。あと、何か1つありましたか。

再々質問 2番 本多夕紀江

訪問サービスですけれども、対象年齢や巡回回数は、そうすると町として一定の案というのはつくっていないのですね。

答弁 保健福祉課長 奥村文男(保健福祉課長は2009年3月まで)

訪問サービスの回数ですか。

再々質問 2番 本多夕紀江

対象年齢や巡回回数です。

答弁 保健福祉課長 奥村文男(保健福祉課長は2009年3月まで)

訪問サービスですか。

再々質問 2番 本多夕紀江

はい。

答弁 保健福祉課長 奥村文男(保健福祉課長は2009年3月まで)

訪問サービスの対象年齢につきましては、65歳以上の世帯を週1回程度訪問をお願いしたいということでの提案はさせていただいておりますけれども、それぞれの自治会の取り組みの方法によって、その辺は対応していただくということにしております。

再々質問 2番 本多夕紀江

答弁漏れなのか、食い違いなのか、ちょっとはっきり私もどっちなのかもわからないのですけれども、訪問体制、訪問については同じ答えをずっと繰り返しておられるように思うのです。一番疑問に思うというか、聞きたかったのは、何回もおっしゃる訪問が必要と判断された方、そのあたりです。ですから、ケア会議を開いて、全員をリストアップして、訪問の必要性をそこで判断するという、そういうことでしたよね。実際に高齢者の方のお話を伺ったり、同居のご家族の方のお話を伺ったりすると、うちはだれも来ないよとか、保健師さんなんか何年も来たことないと、そうおっしゃる方がいらっしゃるのです。だけれども、そうかといって、あそこのうちだれも行っていないそうですと、もし情報と思って寄せたりしても、あそこは必要、わけがあって行かないと、そういうこともあるかもしれません。ですから、必要と判断する基準といいますか、私たち住民にとってはわからないのです。みんなが、皆さんがケア会議でお集まりになって、Aさん、Bさんいらっしゃる。Bさん、ああ、85歳ね、あの人は訪問の必要ないのではないということに多分お話し合いの中でなると思うのですけれども、でもご本人や家族にとっては、そういう会議で訪問の対象外とされたのか、されていないのか、そういうことまるっきりわからないし、それから地域の方々にとっても、うちは来ないよと言われても、何で来ないのかというのはちょっとわからない。そのあたりに一生懸命やっていらっしゃる保健センターと住民の側との訪問に対してとらえ方がちょっと食い違っているかなという気がするのですけれども、私言おうと思っていることは、とにかく皆さん関係者の努力で脳梗塞の人がすごく減っているということを聞いておりまして、この次は寝たきりをつくらない、出さない、そういうふうな町になっていけばいいなということを思っておりますので、そういうほうのことを質問しているわけです。

答弁 町長 野邑智雄(町長は2015年3月まで)

総括的に私のほうからお答えをいたしますけれども、本多議員さんからの質問については私のほうも何人かからお話を聞いております。そういう中で今の保健師の業務が本当に保健師業務として適正な業務だけ行っているのかどうなのか。私は、保健師がやらなくてもいい業務も一生懸命保健センターでやっておられるのかなと、そういう気もしております。特にいろんな健診等がそれぞれの会館で行われますけれども、私は基本的に会館に来られる人はいいのだよと、会館に来られないような人たちのところを訪問をして歩くことが保健師の大きな業務であると、そういう認識を持っております。そういう意味で保健福祉課の中で今のようなご指摘のあった部分を十分協議をさせた中で、できるだけ保健師がやらなければならない業務を重点に業務ができるように軽減をするように内部で十分事務分担を検討させます。特に19年から1人職員もふやしておりますので、そういう意味では私はより一層事務と、それから保健師の業務と、そういうものの区分をはっきりとさせて、町民の負託に保健福祉課がこたえるように努力をするように検討をいたさせます。

再々質問 2番 本多夕紀江

1番目の質問を終わらせていただきます。

出典:中頓別町議会 平成20年第4回定例会 2008年12月14日 議事録 PDF(19ページ) 間違いを知らせる