中頓別町議会 平成19年第4回定例会 2007年12月16日
障害者福祉の充実について
2007年12月16日、中頓別町議会の一般質問で、本多夕紀江議員が「障害者福祉の充実について」質問し、町長 野邑智雄、保健福祉課長 奥村文男が答弁しました。
- 質問者
- 本多夕紀江 議員
- 答弁者
- 町長 野邑智雄、保健福祉課長 奥村文男
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 2番 本多夕紀江
次に、2点目の質問をしたいと思います。障害者福祉の充実について。第1期中頓別町障害福祉計画が策定されましたが、障害者福祉の充実に向けた取り組み状況や課題はどうなっているか伺います。1つ目、天北厚生園の移転改築について。先月実施された地域懇談会では、平成24年以降に中農高跡地を天北厚生園の移転先として利用したいと説明されましたが、平成17年1月には同園法人化・施設整備懇話会の答申によって、移転改築の必要性が認識されていたと思います。懇話会の答申どおり平成21年、22年の2カ年で施設整備を期待する声は多く、なぜ24年なのか、財源、資金面も含めた理由を伺います。2つ目、障害者自立支援法に基づく新体系への移行が施設利用者とその家族に大きな衝撃を与え、不安に陥れています。グループホームやケアホームに移される目安となる障害程度区分認定の状況を伺います。3つ目、地域活動支援センターは、市町村に設置が義務づけられています。障害福祉計画では、実施もしくは今後検討する事業とされていますが、どこまで検討は進んでいますか。また、その必要性についてどのように認識されておられますか。
答弁 町長 野邑智雄(町長は2015年3月まで)
障害者福祉の充実について、1点目は私から、2点目、3点目については奥村保健福祉課長に答弁をいたさせます。まず、1点目でありますけれども、天北厚生園の移転改築を早期に実施したいというのは私の思いもありますけれども、現時点では平成24年度以降との考え方をお示しをしたのは、現在は公債費負担適正化計画、国保病院経営健全化計画、また中長期の行財政運営計画などにより財政の健全化の取り組みを最優先にすべきと、そういう考え方から24年度以降という考えを示したところであります。
答弁 保健福祉課長 奥村文男(保健福祉課長は2009年3月まで)
2点目について、(2)についてご答弁申し上げます。障害者程度区分の認定につきましては、それぞれの出身地の市町村が認定審査し、決定することになっております。厚生園施設利用者に対する認定調査の終了済み市町村につきましては、現在8市町村40名の方の認定調査が終了していると聞いております。まだ認定調査を経て、区分決定の通知はないとのことでございます。残り53名の施設利用者の方につきましては、26認定調査が実施されていないことから、町ではどの程度の障害区分となるのか、現在仮の認定調査を実施しているところでございます。(3)につきまして、地域活動センターにつきましては地域における障害者の活動を支援する施設として必要と認識しておりますが、センターの設置につきましては設置形態に伴う利用者数、職員配置基準等が定められております。このため現状での設置につきましては難しいことから、それにかわる事業として日中一時支援事業の実施について、事業に向けて南宗谷福祉会と協議を進めてきたところでございます。この事業は、地域生活支援事業のその他の事業に区分され、障害者の日中における活動の場の確保と障害者等の家族の就労支援及び家族の一時的な休息を目的としており、天北厚生園と特別養護老人ホーム長寿園が受け入れ施設として社会福祉法人南宗谷福祉会と10月1日に業務委託契約を締結し、障害者の家族を対象に事業説明及び施設見学等を実施してきたところでございます。
再質問 2番 本多夕紀江
再質問をいたします。4点あります。1つ目ですけれども、24年以降というのは24年から移転改築を開始するのか、それとも検討を開始するのか、どちらでしょうか。また、その施設整備に当たって、法人として活用できる民間基金を利用できると説明されたことがありましたけれども、それはどのような状況なのでしょうか。2つ目ですけれども、現在の施設の老朽化はだれもが心配しているところですけれども、その上入所者1人当たりの面積9.9平方メートルという基準のところ、現在は3.3平方メートルくらいで、全くかけ離れています。そのためトラブルが頻繁に起きたり、知的障害者が療育上必要とされる精神的安定が確保できにくいとか、今では障害者施設の全体がバリアフリー化の対象となっていることなどを考え合わせますと、利用者の方々は大変劣悪な環境で暮らしていらっしゃるわけです。毎日毎日何年間もそこが生活の場になっているのです。朝行ったら、夕方は帰ってこれるとか、そういう状況ではないわけです。移転改築は利用者、ご家族の心からの願いだと思うのです。一日でも早い改築を願って10年以上も皆さん積み立てをなさってきて、3,800万円にもなっていると聞いております。利用者も、ご家族も口に出したり、行動に訴えるということは差し控えていらっしゃいますが、改築を願う気持ち、これは察するに余りあります。このせつない願いにどうこたえていかれるかお伺いします。3つ目ですけれども、障害程度区分の認定調査のことですけれども、これまだ当分終わりそうにもないようですけれども、その106項目にも及ぶ調査、それが知的障害者の実態が十分反映されていないという専門家の指摘があったり、調査も終わっていない段階で、終わっていないのに結論ありきで、30名程度グループホームやケアホームに移行の見通しなどと聞くと、大変心配になるわけです。そこで、グループホームやケアホームで生活する方への支援の体制はどうなるのか伺います。長い間施設で暮らしてこられて、地域で独立した生活をするとなると、利用者ご本人も、ご家族も不安があると思いますので、安心してもらえ27る体制を町としても責任を持って整えるべきと考えます。4つ目の地域活動支援センターの設置のことで伺いますけれども、それにかわる事業を始めたということです。現在の受け入れ施設では、どのような活動が可能なのでしょうか。それと、10月1日に業務委託契約を締結したということですけれども、この事業を始めたことを何らかの形で住民全体にお知らせすべきではありませんか。以上、お尋ねします。
答弁 町長 野邑智雄(町長は2015年3月まで)
1点目、2点目につきましては私からお答えをいたします。まず、24年度以降にした関係については、先ほどもお話し申し上げましたけれども、本多議員さんもご承知かと思いますけれども、地方公共団体の財政健全化法がスタートいたしますけれども、それの実質公債費比率、平成19年度分で中頓別町は早期健全化の25%以上を超えると、こういうようなことになります。そういう中にあって、私どもの公債費負担適正化計画では23年度で25.8%でありまして、24年度に初めて25%以下になる、こういうようなことから、24年度以降に実施をしたいと、こういう考え方に立ったところであります。なお、今それまでの間には十分な計画を練った中で、一年でも早く実施をしていくという気持ちについては変わらないということをお答えをさせていただきたいと思います。なお、2番目につきましても今言ったようなことを加味していただいて、ご理解を賜ればと思います。
答弁 保健福祉課長 奥村文男(保健福祉課長は2009年3月まで)
3点目の支援体制等につきましてですが、先ほどご説明したとおり現在認定調査につきましては調査をしている最中でございまして、今年中に、仮審査の内容については出るものと考えております。ただ、これにつきましては冒頭お話ししたとおりそれぞれの市町村が認定審査をし、障害程度区分の決定をされることから、私どもの仮審査が即認定、程度区分になるということではございません。したがいまして、いずれにしましても当町で実施しております仮認定調査をもとに、何名程度施設から出なければならないのか、その辺の判断基準にはなろうかと思いますが、それらを踏まえまして、支援の体制につきましてはグループホーム、ケアホーム等で対応できるような形での事業展開というふうになろうかと考えております。4点目の支援センターの日中一時支援事業の住民周知につきましてですが、これにつきましては今後広く住民にも理解していただくために、周知をしていきたいというふうに考えております。それと、もう一点、日中一時支援事業の受け入れ活動の内容につきましてですが、これにつきましては受け入れ施設が長寿園、それから天北厚生園と2つの施設を予定しておりまして、それぞれの施設におきまして障害の区分等によって受け入れの内容が大きく変わるのかなというふうに考えておりまして、具体的には今後利用者が出た時点で利用者、それから町、28それから受け入れ施設等で協議をしまして、どういうようなサービスの提供をしていけるのか、協議をしながら進めていくというふうになろうかと思います。
再質問 2番 本多夕紀江
先ほどお聞きしたことでちょっとお答えがなかったかなと思うのですけれども、法人として活用できる民間基金の利用というのは、それは現在のところどんな状態になっているのでしょうか。
答弁 町長 野邑智雄(町長は2015年3月まで)
私はそこまで承知はしておりませんけれども、しかしながらそういう資金も長寿園のほうで借りているということがありますから、そういう借りる制度はあるのかと思います。しかしながら、借りた場合であっても、恐らくその償還については町のほうに持ってくれと、こういうような形になろうかなと思います。
再々質問 2番 本多夕紀江
それでは、再々質問をさせていただきます。4点ほどです。1つ目ですけれども、天北厚生園の施設、設備大変に古いものですので、移転改築までの間大規模な修繕や改修の必要が生じることも十分想定されると思うのですけれども、その場合はこれは町が責任を持って行うべきと考えますけれども、いかがでしょうか。2つ目ですけれども、移転改築までの間高校の生徒寮、間もなく中頓別の農業高校は生徒さんがいなくなるわけですけれども、この生徒寮の維持管理についてはどのように考えておられるのか。それとあわせて、この予定方針どおりにいくと、予定方針どおりに新体系への移行となると、グループホーム、ケアホームと施設本体が余りにも距離的に遠くなって何かと不便が出るでしょうし、また今行われている野菜、キノコ、卵などの生産活動、作業にも支障が出ないかと心配しているところですけれども、このあたりはどうにか対応ができるのでしょうか。やはり所管事務調査報告の意見にもありましたとおり、グループホームとケアホームと施設本体の整備の同時進行が望ましいように思えるのですけれども、先ほどから町長に財政が厳しくて、かなり本体の整備大変だということを伺っていますので、その辺そのことについては省略していただいても結構です。管理についてお尋ねします。あと、3つ目ですけれども、地域活動支援センター、これ法人化の基本的な考え方ということで前に説明されているのですけれども、法人化されれば利用者のニーズに即応した事業の実施が可能になるという説明受けております。ただいまのご答弁では、利用者が出た時点でサービスを考えるということですけれども、この事業の充実、サービス内容の充実をぜひ図っていくべきと考えます。利用者が出た時点でサービスを考えるということですけれども、どんなサービスができるのかわかっていないと、利用したいという申し込みもできないと思います。ですから、幾つかのこういうサービス、活動ができますよという例を挙げて、住民にお知らせすべきではないかと思います。4つ目、最後ですけれども、移転改築、新体系への移行のどこの部分をとっても今のとこ29ろ不透明、見通しがはっきりしないという感じがします。見通しを立てにくい状況にはありますけれども、福祉の充実は自治体の一番大切な仕事です。そこで、法人と町がよく連携をとりながら、移転改築、新体系への移行の全体的な計画を次期の障害福祉計画に位置づけるべきと考えますが、いかがでしょうか。いろいろ事情については先ほどお聞きしましたので、障害福祉計画への位置づけについてここでは伺います。また、今現在の状況は大変厳しいけれども、町長の任期はまだ3年余りあります。やはり先ほどもご答弁いただいていますけれども、移転改築に最大限の努力をしていただきたいと思っております。以上です。
答弁 町長 野邑智雄(町長は2015年3月まで)
お答えをいたします。まず、大規模改修でありますけれども、大規模改修の範囲によって町が支援をする、またはこういう範囲なら支援ができないということになろうかなと思います。そういう意味では、天北厚生園のほうで修繕、大規模改修等について必要な場合については町とも協議することになっておりますので、その協議の結果判断をしてまいりたい、このように思います。また、高校の寮の問題でありますけれども、今月13日だと思いましたけれども、教育庁の施設課から中頓別町のほうに担当主管等が来られまして、その中で寮について天北厚生園の本体として利用したいと、こういうようなお話をさせていただきました。その間、利用するまでの間については教育庁のほうで維持管理していただけるのでしょうかということで問いをしたところ、町のほうで使うまでの間については最大限の維持管理をしていくと、こういうようなお話を、回答をいただいておりますので、ご報告をさせていただきたいと思います。なお、施設、グループホーム、ケアホーム等と同時進行については、これは私ども補助制度の内容、また補助制度について支庁に照会しているときについては、本体施設から出る利用者の人数が決まらないのに本体を整備するということについては理解できない、こういうような話もあります。担当のほうでそういうような話を聞いているということでありますから、これはなかなか難しいだろうと思います。しかしながら、24年度以降と申し上げておりますけれども、私ども本年度につきましても計画よりも借入金を減らしておりますし、毎年度公債費適正化計画の借入額よりも減らしていきながら、一年でも早くこの適正化計画を目標にしている25%以下に公債費の比率を下げて、一年でも実施をしたいという気持ちについては先ほど初めにお話ししたとおりでございます。
答弁 保健福祉課長 奥村文男(保健福祉課長は2009年3月まで)
日中一時支援事業の事業サービスの内容の関係につきましてですが、これにつきましては新たな事業ということもありまして、特に新たに立ち上げる事業と違いまして、既存の老人ホームあるいは天北厚生園のほうで事業を受託していただくという中身の事業でございまして、現在それぞれの施設で行っているサービスの中で対応していくような形になろうかと思います。したがいまして、先ほどもお話ししたとおり利用者の障害程度区分等によりまして、サービスが決定されていくというふうに考えております。30その辺につきましては、先日も視察見学及び事業内容等の話につきまして、それぞれの施設に行きまして、説明を行ってきているところでございますが、今後具体的に利用される方が出てきたときについては、先ほどもお話ししましたとおり町、施設、それから利用者それぞれどういうサービスを受けることができるのか十分協議をしながら、事業実施を進めていきたいというふうに考えております。それから、もう一点、計画への位置づけでございますが、これにつきましても今後具体的な協議を進める中で、計画に盛り込んでいきたいというふうに考えております。
再々質問 2番 本多夕紀江
これは質問ではありませんけれども、地域活動支援センターにかわる事業、それについて法人の施設が現在行っているサービスの中で障害者、利用者の利用にこたえていくという、そういうことだと思いますけれども、やはり障害者福祉についても町が責任を持って行うという意味でも、今やっているサービスの中でこたえているというよりも、利用したい人のニーズにこたえるということをできるだけ大事に進めていただきたいと思います。これで私の質問を終わります。