中頓別町議会 平成19年第3回定例会 2007年9月18日
来年の4月から実施される新たな医療制度について
2007年9月18日、中頓別町議会の一般質問で、本多夕紀江議員が「来年の4月から実施される新たな医療制度について」質問し、町長 野邑智雄、保健福祉課長 奥村文男が答弁しました。
- 質問者
- 本多夕紀江 議員
- 答弁者
- 町長 野邑智雄、保健福祉課長 奥村文男
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 2番 本多夕紀江
おはようございます。一般質問をさせていただきます。2008年4月施行の医療制度についてです。昨年6月の国会で成立した医療制度改革関連法は、高齢者のみならず、多くの国民にさらなる痛みを押しつけるものと思います。この中には既に実施されているものもありますが、来年の4月から実施される新たな医療制度について伺います。中でも後期高齢者医療制度は、全道180市町村で構成される広域連合で運営されますが、本町もその一員ですので、わかる範囲でお答え願いたいと思います。後期高齢者医療制度について。まず、どんな人が加入するのでしょうか。75歳以上ということですけれども、一律ですか。2つ目、医療保険料の納め方は、どうなりますか。減免の制度は、あるのでしょうか。また、払えなかったら、どういうふうになるのでしょうか。高齢者のこの医療制度の窓口負担ですけれども、どうなるのか。それと、今まで国保に入っていたときと同じように医療が受けられるのでしょうか。4つ目、広域連合の運営では、末端の市町村住民の実情を把握し切れないと思います。多くの高齢者、住民の意見を反映できるよう、運営協議会などを設けるように広域連合に要望すべきではないでしょうか。5つ目ですけれども、来年4月からこの医療制度が実施されるというのに、知らない人が多いようです。制度の大きな変更ですから、住民にわかりやすく説明していく必要があると思います。制度の周知は、どのような計画で進められていますか。大きな2つ目ですけれども、75歳未満の人については、現行制度のどこが変わりますか。3つ目、来年度から自治体の健診制度がなくなり、保険者ごとの特定健診制度が義務づけられるということですが、受診の対象者、健診内容はどのように変わりますか。
答弁 町長 野邑智雄(町長は2015年3月まで)
本多議員さんの2008年4月施行の医療制度について、奥村保健福祉課長に答弁をいたさせます。
答弁 保健福祉課長 奥村文男(保健福祉課長は2009年3月まで)
(1)ですが、75歳以上の方と65歳から74歳までの方のうち、一定の障害のある方がまず対象になります。(2)についてですが、保険料につきましては均等割と所得割、それぞれ50%ずつの構成で算定されることになり、保険料率や賦課限度額につきましては11月下旬までに広域連合議会において決定される予定でございます。納付方法につきましては、年金からの特別徴収と直接窓口にて納める普通徴収の方法になります。減免制度につきましては、設ける予定でいると聞いております。滞納となった場合につきましては、通常と比較して有効期間の短い短期証を発行することになり、また滞納発生後1年を経過した滞納者に対しましては、特別な事情がない限り被保険者証の返還を求め、資格証明書の交付を行うこととなります。(3)につきましては、窓口での医療費負担は、現行の老人保健制度と同様の一般所得層1割負担、現役並み所得層3割負担となり、現行制度と同様の医療が受けられます。(4)につきましては、広域連合では現在さまざまな立場から幅広い意見を聴取して、運営に反映させるために後期高齢者医療運営懇話会を設置するための準備を進めております。なお、この懇話会は、本年度限りの組織とし、平成20年度以降は新たな運営協議会を設置する予定と聞いております。(5)、住民周知につきましては、現在ホームページに制度の概要について載せておりますが、今後広域連合からの情報をもとに旬報等にて住民周知をしていくことと、広域連合では制度を説明したパンフレットの作成を予定しております。今後制度該当者に対し個別配布をしながら、周知に努めてまいります。大きな2についてですが、70歳から74歳までの方については、窓口負担が一般所得層で1割から2割に変わります。大きな3につきましては、健診体制につきましては、現在老人保健法に基づき基本健診を40歳以上の町民を対象に実施してきましたが、今年度で老人保健法が廃止され、来年から国保事業として実施することになります。したがいまして、今後健診の対象につきましては国保被保険者となり、国保以外の被保険者についてはそれぞれの加入している保険者が実施することになります。健診内容につきましては、特定健診結果や医療費分析結果から糖尿病等の生活習慣病にかかっている人やその予備軍を抽出し、保健指導を行っていくこととなります。以上です。
質問 2番 本多夕紀江
高齢者の方々が異口同音におっしゃるのは、年金が減った、医療費、つまり病院代が高くなって困るということです。75歳以上の医療保険料を年金から問答無用の天引きとする。後期高齢者医療制度は、この点だけをとってもお年寄りにとってはつらいものがあると思います。既に老年者控除、非課税措置、定率減税も廃止されての上のことですから、さらにこういう税制の対象にならないという年金の少ない方も中頓別町では多くいらっしゃるのではないかと思います。そこで、6点について再質問をさせていただきます。一定の障害について、どのような内容か伺います。65歳以上で障害をお持ちの方やご家族にとっては、この医療制度に組み入れられるかどうか、重大なことではないでしょうか。2つ目ですけれども、特別徴収、普通徴収は介護保険で経験済みですけれども、この医療制度ではその基準や例外など、どうなっているでしょうか。3つ目、懇話会や運営協議会設置の予定があるというのは、よいことだと思います。重要な事柄を決める広域連合議会、代表が参加しているのは全道180市町村のうちわずか32市町村です。運営協議会というものが幅広く意見を反映させる仕組みとなるよう、広域連合に対して強く要望していただきたく思いますけれども、いかがでしょうか。4点目、周知、お知らせの方法についてですけれども、9月10日発行の旬報に初めて載りました。ホームページにはもっと早くから載っていたようですけれども、今々この制度の対象になる高齢者の方々がホームページをごらんになる機会は少ないと思うので、旬報への掲載をもっと早くすべきではなかったかなと思います。そこで、お尋ねしたいのですけれども、文書やホームページのような一方通行のお知らせではなくて、担当者の方がさまざまな場所へ出向いていって直接説明する、つまりその場で質疑応答ができるような説明が必要ではないでしょうか、そういう計画はあるでしょうか。5点目ですけれども、75歳未満の方は現行制度とどこが変わるのか、窓口負担が2倍になることのほか、通院、入院の自己負担限度額は変わらないのでしょうか。また、65歳以上74歳未満の方の国保税を年金から特別徴収、天引きをするという法律は既に決まっているわけですけれども、中頓別町でもこのことが行われるのでしょうか。6点目ですけれども、75歳以上の方は国保から外れるので、来年の4月からは国保の保険者としての町が行う健診の対象から外れると思いますけれども、健診について75歳以上の人はどういうふうな扱いになるでしょうか。
答弁 保健福祉課長 奥村文男(保健福祉課長は2009年3月まで)
1番目の一定の障害の内容につきましてですが、これらにつきましては現行の制度と変わりありません。詳細につきましては、手元に資料がございませんので、後日、もし必要でありましたらお知らせしたいというふうに考えております。2番目の特別徴収、普通徴収の基準の例外につきましてですけれども、現在詳細についてはまだその辺の情報は入っておりません。ただ、基本的に言われているのは、年金から徴収する場合につきましては年金額18万円を超える方から徴収をするというふうに言われております。18万円を超える方で介護保険料、それから後期高齢者等の医療保険料の2分の1の金額が18万円の2分の1を下回る場合については、普通徴収になるというふうに言われております。3番目の件につきましてですけれども、医療懇話会の構成メンバーにつきましては、現在広域連合で考えている部分につきましては保険医療関係及び福祉団体から5名ということで、北海道医師会ですとか道歯科医師会、道薬剤師会、北海道病院協会、北海道社会福祉協議会等の団体から5名、自治体関係ということで市長会、町村会から2名、全道をカバーしている高齢者団体から2名、それから保険者関係の団体からということで、市町村国保あるいは国保組合、健康保険組合連合会、社会保険事務局、北海道国民健康保険団体連合会から5名ということで、合計14名の構成メンバーで考えているというふうに聞いておりまして、これらの団体の方々から制度に対する意見等を聞いているということのようでございます。今後の周知の方法なのですが、今現在個別に回って周知をするということは考えておりませんが、今後制度が固まり次第、老人クラブですとか寿大学ですとか、そういう団体に伺いまして制度の説明をするということも考えられるというふうに思っております。5番目ですけれども、75歳以上の方の制度とどこが違うのかという、75歳未満の方につきましては先ほども述べましたとおり医療費負担がまず変わるということと、74歳未満65歳以上の世帯の方につきましても徴収方法が後期高齢者と同様に年金から徴収することが可能になっております。それと、6番目なのですが、75歳以上の健診につきましては、先ほどご説明したとおり町としては国保の被保険者の健診を行うということでございまして、75歳以上の後期高齢者の関係につきましては広域連合のほうで実施をすることとなりますが、広域連合ではそれぞれの市町村に業務を委託するということで考えているところでして、したがいまして75歳以上の方についても町が受託をして健診を行っていくという形になろうかというふうに思います。以上です。
質問 2番 本多夕紀江
実は、私はっきりと聞き取れなかったのが悪いのですけれども、周知の方法について、文書やホームページばかりでなくて直接さまざまな場所へ担当の方が出向いて、該当者、住民を前に質疑応答のできるような説明の場を設けるかどうか、そういう計画についてお尋ねしたのですけれども、計画があるのかないのか、ちょっとはっきり聞き取れなかったのですけれども。
答弁 保健福祉課長 奥村文男(保健福祉課長は2009年3月まで)
今後広域連合から具体的な制度の内容について通知が来ると思いますので、それをもとに、機会がありましたら、先ほども言いましたとおり老人クラブですとか、該当するような団体等に出向きまして説明することで考えていきたいというふうに思います。
再々質問 2番 本多夕紀江
再々質問をさせていただきますが、昨年6月に成立した医療改革法は医療費の抑制を目的にして、高齢者、弱者から取るものだけはしっかり取るが、医療の中身は保証の限りではないという冷たいものではないかと私は思うわけです。制度が新しくなるときは、いつも国がぎりぎりまで詳細の決定をしないで、職員の方々が大変ご苦労されると思いますけれども、私たち住民にとっては国も広域連合も大変遠い存在ですから、身近な役場が一番の頼りです。そこで、伺いたいと思います。その前に、75歳以上の方、窓口負担も現行どおり1割、そして現行制度同様の医療が受けられるということでは、少しは安心かなとも思うわけです。国のほうで診療報酬の定額制だとか包括払いを検討しているとも聞いたことがありますので、もしそうなれば医療機関としてはこれまで同様の検査とか診療を行えば赤字になってしまうので、高齢者に対する診療を抑制せざるを得ないのかなという心配を勝手にしていたところですけれども、現行どおりということであれば大丈夫だと思います。現行制度と異なる点ですけれども、それはやっぱり資格証の発行だと思います。そのことを伺いたいのですけれども、国保では、70歳以上には資格証が発行されていなかったと思います。今度1年間の保険料の滞納で機械的に発行されるとすれば、これは重大な問題だと思うのです。天引きの場合、まず滞納ということはあり得ませんが、年金月額1万5,000円未満ではやはり滞納の可能性があると思います。資格証になりますと、窓口で医療費の全額を一たん支払うことになって、病院にかかりたくてもかかれないという事態になりかねません。こういう場合、滞納が発生したような場合、町としては何らかの援助とか支援の方法を考えていただきたいと思うのですが、この点いかがでしょうか。2つ目ですけれども、先ほど広域連合の運営協議会の話がありましたけれども、懇話会が14名で構成されるというお話はありましたけれども、町としてここの地域の実情、医療機関も少なくて交通も不便である、この地域の実情とか意見を広域連合のほうへ伝える、要望するというようなことはしないのでしょうか。懇話会にお任せするということでしょうか。3つ目、周知のことで先ほど追加のご答弁をいただいたのですけれども、機会があったら出向いて説明するということでしたけれども、機会があったらではなくて、機会をつくって説明をしていただきたいと思います。4点目ですけれども、65歳以上の方の国民健康保険税の年金からの天引きですけれども、可能になったとさっきおっしゃっていました。可能になったところで、中頓別町はそれを来年度実施するのかどうかということを伺ったわけです。可能になったということは、天引きをしなくてもいいという場合もあるように思うのです。その年金天引き、特別徴収です。65歳以上74歳未満の国保税、それについての判断基準が示されているのではないかと思います。ですから、それに基づいて、中頓別町の場合は年金からの特別徴収を行ったほうがいいのか、行えるのか、行えないのか、その点を判断していただきまして、できるだけ早く住民の方に知らせるべきではないかと思います。といいますのは、介護保険料を今年金から自動的に引かれているだけでも、機械的に引かれるので、その時期に関係なく引かれるので、季節、時期によっては生活が大変である。さらに医療保険料まで天引きとなると、いろいろ生活の都合というものがあるので、自動的に引かれるのは大変だという声が多いように思います。75歳以上の方の健診については、今までどおりここの中頓別町において健診を受けられるということでよいと思っております。以上4点です。
答弁 町長 野邑智雄(町長は2015年3月まで)
私から初めにお答えをいたします。滞納者に何らかの援助をできないのかと、こういうようなお話でありますけれども、はっきり申し上げてできません。不公平なことには私どもはできないと、こういうようなことでご理解をいただきたいなと思いますし、また年金からの天引きの関係でありますけれども、私は年金しか収入のない人たちについては、一回手に入って納めるよりも手に入る前に納めたほうが納めやすいのでないかなと私は思います。特に給与の所得者であっても、一回収入に自分の懐に入ってから税金を納めるような場合について、どっちかというと滞納者が多いと、こういうような傾向があります。そういう面からいくと、年金の少ない人については本当に大変だと私も思います。そういう中であっても、やはり手に入る前に納めるものは納めてしまうと、こういうほうが私は本人の滞納につながっていかないのでないかなと、こういう気がいたします。そういう意味で、制度として年金から徴収できるのであれば、私は年金から徴収をさせていただきたい、こういうような気持ちを持っております。また、懇話会に対して町からいろんな要望を上げたらいいのでないかと、こういうような考え方があります。町村会からもその懇話会に入るというお話がありますから、町村会から入ったような場合については私どもも考え方をまとめて、その懇話会に入っている町村会の代表の人に、こういう要望もあるよと、こういうようなことを伝えていきたいと、こういうことでご理解をいただければなと思います。
答弁 保健福祉課長 奥村文男(保健福祉課長は2009年3月まで)
住民説明につきましては、今後説明していくことで検討していきたいというふうに考えております。それから、天引きの判断基準につきましては、一定程度の徴収率のある市町村につきましては年金からの徴収をしない普通徴収でもいいというふうに定められておりまして、中頓別におきましては定められている基準よりも徴収率が高いですので、考え方としては年金から徴収する方法と普通徴収をする方法の選択をとれるという状況でございます。以上です。
再々質問 2番 本多夕紀江
制限回数を超えましたので、これは質問ではなく私の勝手なというか、意見ですけれども、ただいまの年金天引きの件ですけれども、一定の徴収率、98%とか非常に高い率ではないかと思うのですけれども、中頓別の場合それを超えているので、必ずしも天引きをしなくてもよいということのようです。それから、もう一つ判断基準があって、国保の加入者数も判断基準の一つになっていると思いますけれども、国保、今度75歳以上の方が国保から抜けますから、かなり人数が少なくなると思うのです。そうなりますと、年金から特別徴収するという国保加入者数の判断基準、その点はどうなるのでしょうか。もしも2つともきちんと特別徴収しなくてもよいという基準に当てはまっているのでしたら、それがずっとではなくてある一定の期間であったとしても、今の皆さんの生活実態から照らしても、特別徴収の時期をなるべくできる限り遅くするようなことも思いやりの一つではないかなと思います。では、私の質問をこれで終わらせていただきます。
再々質問 2番 本多夕紀江
答弁必要ないと自分で言いましたので、結構です。