みんなの議会

中頓別町議会 平成19年第2回定例会 2007年6月6日

活力ある産業の創造について

2007年6月6日、中頓別町議会の一般質問で、星川三喜男議員が「活力ある産業の創造について」質問し、町長 野邑智雄、産業建設課長 柴田弘が答弁しました。

質問者
星川三喜男 議員
答弁者
町長 野邑智雄、産業建設課長 柴田弘

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 5番 星川三喜男

私は、町長が先ほど執行方針を述べられた中で、大きく1点、その中で小分けして3点ほど質問させてもらいたいと思いますので、よろしくお願いいたします。活力ある産業の創造についてということで聞きたいと思います。まず、1点目、町長は先ほど来執行方針で、環境への負荷を最小限にとめるため、堆肥等の利用による土づくりやふん尿の適正な利用を図り、環境に優しい循環型農業の推進をと表明されましたが、各農家の施設整備はおくれておるのも確かな現実です。ふん汁などが河川に流出する可能性もあります。ふん尿による汚染防止対策の一つとして、障壁物などの設置が有効ですが、これに対して町として支援を行う考えはありませんか。それと、本町では、給餌の省力化につながるバンカーサイロ、今まで町でも支援してもらいましたが、その普及がほかの町村に比べて、本当にここ宗谷管内の中でも中頓別町が一番すぐれている、大きく進んでいるのも現実でございます。しかし、通年給餌のためには、その数や面積が足りない酪農家が多いと思います。バンカーサイロの整備と規模拡大に向けて、再度支援をしていく考えはないか、お伺いいたします。2点目といたしまして、先ほどの執行方針の中で、日豪EPA交渉で関税が撤廃されれば、農業の衰退を招き、地域社会の崩壊につながりかねないと懸念され、国に対し適切な対応を求めていくことを表明されましたが、具体的にどのような方策を考えていますか、お伺いいたします。3点目といたしまして、本町の観光の顔である中頓別鍾乳洞エリアの整備が終わりました。今後、それに対して施設の維持管理をするためには相当経費が必要であると思いますので、たとえ少額であってでも入場料を設定する考えはないか。3点お伺いいたします。

答弁 町長 野邑智雄(町長は2015年3月まで)

星川議員さんの活力ある産業の創造について、(1)については柴田産業建設課長、(2)については私、(3)については柴田産業建設課長が答弁いたします。

答弁 産業建設課長 柴田弘(産業建設課長は2009年3月まで)

(1)の障壁物の支援及びバンカーサイロの支援についてご答弁申し上げます。家畜排せつ物については、法律に基づく適正な管理を確保し、資源として有効利用を一層促進する必要があります。家畜排せつ物の汚染防止の施設整備状況は、農家戸数54戸のうち個別堆肥舎整備が36戸、集合処理施設利用が10戸、シートなどによる簡易施設整備が8戸となっております。平成17年度から、宗谷支庁家畜排せつ物管理適正化指導チームによる巡回指導が実施されており、今年度で全農家の1回目の巡回が終了いたします。その状況も把握しながら、堆肥盤かられき汁が流出している実態等を調査し、障壁物の設置が有効かどうか検討してまいります。バンカーサイロの整備を平成11年度から平成15年度までの5年間、町単独補助事業で整備してきました。整備農家戸数は、27戸となっております。また、道の補助事業、平成8年度から10年度までで整備したものも含めますと30戸48基設置されておりますので、今後の経営規模の動向を見ながら検討してまいります。

答弁 町長 野邑智雄(町長は2015年3月まで)

日豪EPA交渉の関税撤廃の対策について、私からお答えをいたします。ことしの5月30日に北海道町村会の定期総会が開催をされまして、WTO農業交渉、EPA交渉に当たって、農畜産物の関税の削減、撤廃による影響を十分踏まえ、多様な農業の共存が可能となる貿易ルールを確立することの緊急決議が採択をされました。この緊急決議が採択をされたことによって、北海道町村会として6月の14日に北海道選出の国会議員並びに農水省等に要請することに決定をしております。このとき私も北海道町村会の農政常任委員として参加することになっておりますので、関税の存続について訴えてまいりたいと、このように考えております。

答弁 産業建設課長 柴田弘(産業建設課長は2009年3月まで)

鍾乳洞の入場料の設定についてご答弁申し上げます。中頓別鍾乳洞は、他の市町村の鍾乳洞と違い、一般公開されている第一洞窟には鍾乳石や石筍などがありません。鍾乳洞の価値の判断は難しく、入場料を設定した場合観光客の減少につながることも予想されますので、当分の間鍾乳洞の維持管理経費の一部に充てるため、試行的に緑化募金箱を設置し、入場者の動向を把握してまいります。

再質問 5番 星川三喜男

それでは、再質問させてもらいたいと思います。まず、1点目、課長の答弁はわかりますけれども、私の聞いていることには答えてもらっていないと。私は、支援を行う考えはあるか否かを聞いているわけでして、悪いですけれども、今までの課長の答弁は何ら変わっていないのです。れき汁等が川に流れていっているのも確かに現実だと思います。それも現場を見ているはずだと思いますし、それに対して塀等をつくるのが本来の、宗谷支庁等々から言われているのも現実であろうかと思いますし、その中でいろいろ有効かどうかを検討してまいりますとか、今後の規模の動向を見ながら検討してまいりますではなくて、検討するのは確かにわかります。検討した結果を早急に出してもらいたいし、検討したけれども、それは無理だろうと、今まで酪農家に対してはこれだけ助成してきたよとか、そういうことでちょっと難しいという判断を出すなら出すで、はっきり言ってもらいたいのが私の願っているところなわけなのでございます。その点。2番目に関しまして、町長にちょっとお聞きいたします。この要請は、書面で要請だけするのか、それとも国会等まで出向いて行動するのかもお伺いしたいと思います。それと、3点目の鍾乳洞の入場料の問題に触れさせてもらいたいと思います。この答弁書の中で、鍾乳洞の価値の判断が難しくと、そう答弁しておられます。今まで価値のないところに5年間、約3億6,000万ほどかけて開発したはずなのです。何で価値のないところにそれだけ金をかけて開発したのか、お伺いします。それと、維持管理費のために緑化募金箱、これもわかりますけれども、あくまでも募金箱ですよね、1円入れようが5円入れようが10円入れようが。私の言っているのは、来てもらって、あれだけ整備した中で、今ただというところはありません。1,000円、2,000円と言っているわけではないのです。100円、200円でいいのです。今まで寿公園のパークゴルフ場、その中でいろいろもめたこともありまして、ただでやってもらうとか、何だかんだすったもんだ言ったけれども、結局はパークゴルフ場に自販機の販売券、それで入場料を取っています。最後的にはそれと同じになるのでないかなと、そう思うのですけれども、そこら辺について3点お願いいたします。

答弁 産業建設課長 柴田弘(産業建設課長は2009年3月まで)

1点目の障壁物の関係なのですけれども、先ほども申し上げましたが、支庁の巡回指導が今秋で全農家一巡いたします。その実態、それから指導事項等も最終的な部分が出てきますので、その経過を十分踏まえて、その対策がとれないのかどうなのかも含めて検討してまいりたいと思います。また、障壁物が本当に有効かどうかという部分については、障壁物をつくらないまでもほかにする方法がないかどうかも検討材料になると思いますので、そういった部分含めて、指導が一巡した段階で最終的にまとめていきたいと思っております。

答弁 町長 野邑智雄(町長は2015年3月まで)

2点目の関係についてお答えをいたします。先ほども申し上げましたけれども、6月の14日に東京に出向いて、北海道選出国会議員並びに農水省に直接出向いて要請をしてくると、こういうことでございます。

答弁 産業建設課長 柴田弘(産業建設課長は2009年3月まで)

先ほどバンカーサイロの件に触れていませんでした。申しわけございません。バンカーサイロにつきましては、先ほども答弁いたしましたが、町の単独補助で実施した部分、道の補助をいただいて実施した部分とがありますが、今後については新たに公社営の畜産担い手総合整備事業が今年度調査、来年度から実施いたします。その中で、バンカーサイロを希望している農家もございますので、そういった状況を踏まえながら今後必要かどうかも含めて検討させていただきたいと思います。それから、鍾乳洞の価値の問題でありますけれども、価値がないということを言ったのではなくて、価値の判断の仕方が一般見学者にとっては非常に中頓別鍾乳洞の場合は難しいだろうと。一般的に公開されております1億年、2億年前の石灰岩にできた鍾乳洞については、鍾乳石、石筍等が見られると。中頓別の場合は、約1,000万年前の地層の中にできた鍾乳洞でありますので、非常に若いという鍾乳洞ではそれぞれ価値があります。そういった価値を一般の見た方が判断するのは非常に難しいということを言わせていただいたのでありまして、価値のない鍾乳洞ではない、価値がないということはないと思っております。それから、全国的な鍾乳洞の中でも低料金で設定されている鍾乳洞もありますが、やはり鍾乳石等、そういったものが見られる鍾乳洞が多くありますので、そういった部分を含めて十分検討していかなければならないと考えております。その間、緑化募金箱ということで、少しでも維持管理費の足しになるような形で募金していただいて、その結果どのぐらい募金していただけるかも含めて検討していきたいと思っております。

再々質問 5番 星川三喜男

それでは、再々質問させてもらいたいと思います。公社営の事業等々でバンカーサイロ等もありますけれども、課長、わかっていますね、公社営の事業というのは高いのです、補助があっても。それをあえてやれというのは、ちょっと酷だと思います。そこら辺をもう一回公社営の事業内容等も考えて、町独自の助成を私はお願いしたいわけなのでございまして、そこら辺も再度考え直してもらえればなと思います。それと、2点目、町長、議長会ありますよね、それとともに、宗谷管内は酪農地帯ですので、管内の議長会あたり、全道の議長会方とも足並みそろえながら、できれば国会等までの同行、一緒に進んでもらえればなと。その方がもっともっとよりよい形になるのかなと思いますし、ここで申し上げるのはちょっとなんですけれども、本来であればこれも全農あたりが皆さんとともに足並みをそろえていくのが本当は筋だと思いますけれども、何せかんせまだ全農もそこまでの案を持っていないということも聞いておりますので、まず先駆けて町長にお願いしたいわけなのですけれども、私たちも撤廃に向けて頑張ってもらいたいと思いますし、これが本当になれば私たち酪農民というか農業者は大変な生活苦になりますので、そこら辺をお願いしてもらいたいと思います。3点目の鍾乳洞の価値、課長、これ道の天然記念物ですよね。ただの洞窟ではないのです。確かに中には鍾乳石も見られないですけれども、第3の洞窟等々が発見されまして、その中にはそれなりの鍾乳石等がぶら下がっているのも確認しましたけれども、だからといって入場料をもらわないと、今どきこういう施設、金かけてきれいにしたところをただで見せるというところはいまだかつてないだろうと。もうそういう時代でもありませんし、せめて維持管理、募金箱で維持管理費のどの程度を求めているのか聞きたいのですけれども、それぐらいであれば募金箱を設置するよりも入場料を取った方が維持管理費に充てていける可能性は大だと思いますし、そこら辺をもうちょっと検討してもらって入場料等のことを早急に私は考えてもらいたいと思います。以上です。

答弁 町長 野邑智雄(町長は2015年3月まで)

私から1点目、2点目についてお答えをいたします。まず、1点目の助成の関係でありますけれども、町の財政状況からすると新しい補助制度を設けて助成をするということは大変難しいと私は考えております。そういう意味で、私ども今管理経費を削減をして少しでも収支均衡を図るために、副町長を欠員にしたり、また私ども特別職が先頭に立って、ことしじゅうに給与の減額等を図っていく、こういうことも進めておりますし、また勧奨退職制度で職員の人件費の削減等も今現在進めている最中であります。そういう面で、ここ二、三年、何とか収支を保つために最大限の努力をしてまいりたい。そういう中で収支均衡が保てるようになると、基幹産業の酪農についても町民の皆さん方へのサービスについても、また我々は考えていかなければならないと考えますので、もう少し余裕をいただければなと、このように思います。また、2点目の関係でありますけれども、私ども今北海道町村会、6月14日に東京の方に出向いて、それぞれの関係機関に要請をしてまいります。特に農政常任委員会は会長さんが奈井江の北さんでありまして、私だとか、酪農地帯、畑作地帯、それから水稲地帯、それぞれ5人の委員で構成されておりまして、私ども先頭に立ってEPAの関税存続のために努力をしてまいりたいなと、このように思います。先ほど話ありましたとおり、宗谷町村会、宗谷議長会等々にも話をしながら、宗谷管内として乳牛または乳製品の関係が主でありますから、そういう面で改めて協議をした中で独自に連携をとって関税存続のために努力をしてまいりたいなと、このように思います。以上であります。

答弁 産業建設課長 柴田弘(産業建設課長は2009年3月まで)

鍾乳洞につきましては、今現在指定管理者に指定している指定管理料を上回るような形での管理の状況に持っていくことができません。ただ、入場料については、十分そういった意味を含めて検討していきたいと思います。入場料を取ることによって維持管理費が上回らない形での検討をしていきたいと思います。

再々質問 5番 星川三喜男

一応再々質問までしたわけなのですけれども、今最後に町長が答弁してくれたのが明快。おれらも頑張っているのだから、農家も頑張って自分らで何とかせよと、私はそういう言葉を望んでいた。お願いして、できるのは確かにうれしいのですけれども、これだけみんなが頑張ってやるから、町民みんなも一丸となって頑張ってやろうという言葉を私は聞きたかったわけなのです。それと、最後に3点目の鍾乳洞なのですけれども、今まで金かけたのですから、どこかで収入を得なければ、かけっ放しというわけにもいかないのでないのかなと私は思っておりますので、その点を吟味して入場料のことをもう一回考え直してもらいたいと思います。以上です。

出典:中頓別町議会 平成19年第2回定例会 2007年6月6日 議事録 PDF(30ページ) 間違いを知らせる