中頓別町議会 平成19年第1回定例会 2007年3月11日
国保病院の運営について
2007年3月11日、中頓別町議会の一般質問で、柳澤雅宏議員が「国保病院の運営について」質問し、町長 野邑智雄が答弁しました。
- 質問者
- 柳澤雅宏 議員
- 答弁者
- 町長 野邑智雄
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 4番 柳澤雅宏
それでは、続いて3点目についてお伺いしたいと思います。国保病院の運営についてでありますが、自治体病院の運営についてはいずれの市町村においても非常に厳しい状況にあり、本町の国保病院も、12月末の所管事務調査の時点の数字でありますが、その時点での見込みとして約1億400万程度の欠損金、不採算運営費が見込まれておりましたが、今後この病院等についてどのように運営されていくのか、その点についてお伺いしたいと思います。
答弁 町長 野邑智雄(町長は2015年3月まで)
国保病院の運営についてお答えをいたします。自治体病院の運営は、ご承知のとおり医師、看護師などの確保並びに医療法、診療報酬等の基準など、1町村では解決のできない問題も多くあります。このような状況の中にあって、当国保病院は医師など最低の人員は確保できていますので、中頓別町の地域事情から国保病院として今後も運営を続けていきたい、このように考えております。しかし、昨年の診療報酬の改定で収支の悪化が進み、このような状態が続けば中頓別町自体が赤字団体に転落することも予想されることから、今後は病院の管理経費の削減に最大限努めながら収入の確保に努めてまいる所存でございます。また、1町村だけでは解決できませんので、北海道町村会に働きかけて、入院管理料の減収に対して特別交付税の措置または制度の見直しなどの実現を図るように努めてまいりたいと、このように考えております。
質問 4番 柳澤雅宏
昨年の診療報酬の改定というのが大変大きな赤字を増大させる要因に確かになっておるわけでありまして、ただいま答弁がございましたけれども、北海道町村会に働きかけて制度の見直し等を図っていきたいという答弁でございますが、まず北海道町村会の動きというのがどのように動いているのか、新聞報道等ではこれが活発に国等に働きかけているというような報道も見られませんので、町村会等の動きがどういう状況にあるのか、その点をまずお伺いしたいと思います。それから、町長は以前から、当町のように長寿園、厚生園等を抱えている町としては診療所にするということは大変難しいという答弁を今までされております。私もベッド数が19床になる診療所というのは、長寿園、厚生園を抱えている当町としてはかなり難しいことだろうというふうには思いますが、果たして赤字を当町としてどこまで耐えれるかというのがこれからの問題になろうかなというふうに思います。再度、診療所という選択肢を現在町長として持っておられるのかどうか、あるいは中堅病院等をつくってというような構想もあって、そういう点において近隣町村の病院との連携というような、宗谷全域とはならないだろうけれども、少なくとも宗谷南部の医療という点で、近隣町村との話し合いなり連携というものがあるのかどうか、その点についてお伺いしたいと思います。
答弁 町長 野邑智雄(町長は2015年3月まで)
まず、町村会の動きでありますけれども、北海道町村会自体は、この診療報酬の改定について改善をしてほしいという要望は昨年度からやっておりますけれども、1町村会での動きだけでは厚生労働省の考え方を変えるというのはなかなか難しいだろうと思います。そういう意味では、今後は北海道町村会に、全国町村会に働きかけて何とかそういう方向で頑張っていただくようにお話をしてまいりたいなと思いますし、また病院開設者協議会、会長さんが奈井江の北町長でありますけれども、北町長さんが先頭に立って、病院の開設者協議会としても診療報酬の改定について改善を申し上げているところでありまして、そちらの方は結構でかい病院、7対1の基準看護の改正を進めているみたいでありますけれども、私どもはまだまだ基準の下の50床前後の病院に対する診療報酬の改定を強力に働きかけていく必要性があるのかなと、このように思います。また、2点目の問題でありますけれども、病床というのですか、病院と診療所の関係でありますけれども、今18年度のお話を申し上げますけれども、うちの病院は国から交付税で8,092万5,000円いただいております。これを19床の診療所にすると、3,179万9,000円。約4,900万円交付税が減少します、19床の診療所にしますと。また、診療所にしますと、入院の基本料、これが下がります。端的に言いますと、7日から14日までは病院としては875点でありますけれども、診療所にすると7日までは810点、8日から14日になると660点と215点も下がるという現実があります。こういう面でいくと、診療所にすることによって経費が削減が一定程度されたとしても、かなり大きなマイナスになるだろうと、そういうことが予想されるので、私は今現在病院として頑張るよりしようがないだろうと思います。また、病院として頑張る一つの大きな理由は、11月ぐらいから入院患者が大体30名前後います。それの3分の2が長寿園の利用者であります。20名前後います。診療所にして19床にすると、長寿園の患者さんだけ受け入れることもできなくなる、そういうような実態であります。また、浜頓別の病院は、今36床しかありません。私今月話聞きますと、36人、満杯であります。そういうことからすると、中頓の町民の人が中頓で入院できなくなって浜頓に入院しようとしても、なかなか難しい状況にあると。そういうものを総合的に判断をすると、やはり病院で頑張るよりしようがないだろうと。そして、病院でも収支を改善をしてもらうことは当然でありますけれども、町も行財政改革を進めて、何とか黒字にして病院の赤字補てんをしていくと、そういうような仕組みで病院を存続をしていくということが今一番私どもにできる方法であります。ましてや、先ほど申し上げたとおり、それに加えて町村会等に働きかけて、診療報酬の改定だとか、そういうものに努力をしていくと、こういうようなことが考えられるのでなかろうかなと。そういうことでご理解を賜ればと思います。
質問 4番 柳澤雅宏
1点、中堅病院という位置づけ、ここら辺でいうと妥当なところとすれば枝幸というような、これ道の構想か何かに多分あったのでないかと思うのですけれども、そういう点での動きというのは現在ないというふうに判断してよろしいのか、その点だけお伺いします。
答弁 町長 野邑智雄(町長は2015年3月まで)
今北海道自体が病院の広域化という構想を策定中であります。恐らくことしの7月か8月ぐらいまでにその構想案が出ると、こういうように聞いております。どういう中身になるかはちょっとわかりませんけれども、そういうことが一つ考えられます。ただ、強制力があるのかないのかということについては、私どもはまだ定かでありませんけれども、もう一つは今新枝幸町が歌登の病院をどうするかと、ことしじゅうに一つの検討課題として上がっているみたいでありますから、その辺も考え合わせる必要性があるのかなと思います。以上であります。