みんなの議会

中頓別町議会 平成17年第4回定例会 2005年12月18日

病院改革などについて

2005年12月18日、中頓別町議会の一般質問で、石井雄一議員が「病院改革などについて」質問し、町長 野邑智雄、助役 矢部守世、国保病院院長 住友和弘、国保病院事務長 高井秀一が答弁しました。

質問者
石井雄一 議員
答弁者
町長 野邑智雄、助役 矢部守世、国保病院院長 住友和弘、国保病院事務長 高井秀一

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 7番 石井雄一

私は、1点についてお伺いをしたいと思います。病院改革などについてということでお伺いをしたいと思います。まず、1点目、住友院長が赴任した際、町は医師2人体制でいきたい、できれば外科の医師を招聘したいとのことでございましたけれども、その後どのようになって経過しているのか、その点をお伺いします。2点目、看護師長を早急に配置して病院改革、いわゆる看護師を充実させ、病院の内部の体制を患者のためにしっかりよくしたいということがあったと思うのですけれども、いまだ師長が確保されたというふうに聞いていませんが、その後どうなっているのか、今後またどのようにされるのか、その点をお伺いします。3点目、国の医療制度改革で医療費が随時引き上げられてくる中で、高齢者といいますか、低所得者あるいは年金生活者など、いわゆる社会的弱者と言われる人々が病院にかかりにくくなっている。または、長期入院などで医療費の支払いに大変苦しんでいる。そういう事例が見られますけれども、町として何らかの支援策は考えられないか、その3点についてお伺いします。

答弁 町長 野邑智雄(町長は2015年3月まで)

石井議員さんの病院改革等についてお答えをいたします。まず、1点目でありますけれども、住友院長が昨年8月に赴任した当初から医師2名体制にするべく、北海道地域医療振興財団を通じて医師募集を行ってまいりました。本年8月7日に同財団の紹介で大阪在住の外科医師が本町の病院を視察しに来られまして、私と院長で面会をいたしました。私どもからぜひとも来年4月に赴任をしていただきたいとの要請に対して、前向きに検討し、もう一、二度来院して実際の診療、当直を体験して判断をしたいとのことでありました。この医師が12月8日から10日にかけて再度来院をした際に、給与条件等を提示した中で来年4月からの赴任を再度要請をいたしましたけれども、12月11日に現在の収入との格差が大きいとの理由で辞退の申し出があったところであります。その後すぐ私どもも再検討をする余地があるかどうかというメールを送っておりますけれども、まだそれに対しての回答はありませんけれども、今後とも同財団等を通じて募集を行うとともに、札幌医科大学地域医療支援センターへの派遣要請なども含めて医師確保に最大限の努力をしてまいりたい、このように考えているところでございます。また、2点目については助役から答弁をいたさせます。

答弁 助役 矢部守世

2点目についてお答え申し上げます。看護師長の採用につきましては、前師長の退職以来最優先課題として取り組み、次のような募集活動を行ったほか、住友院長の前勤務病院並びに知人等への依頼を含めてこれまで数名に対して要請をいたしましたが、結果として現在採用には至っておりません。具体的な募集要請活動の内容でありますけれども、平成16年10月には北海道保健福祉部医療政策課看護対策グループリーダーに要請を行っております。札幌市で町長と病院事務長が行っております。本年に入りまして、平成17年7月には北海道看護協会主催であります看護職の求人・求職合同面接会に事務長が参加しております。場所は上川支庁で行われております。また、9月には病院と看護学校、大学を訪問いたしまして、計11カ所でありますけれども、紋別市、旭川市、士別市、名寄市におきまして私と事務長が要請活動を行っております。11月には、北海道労働局、ハローワーク主催の介護・看護人材合同面接会が札幌市で行われておりまして、病院の主任看護師が参加しております。今後ともこれまでの募集活動等を継続し、一日も早い採用に向けて努力してまいりたいというふうに考えております。

答弁 町長 野邑智雄(町長は2015年3月まで)

3点目の質問でありますけれども、質問の趣旨は十分理解できますけれども、今の町の財政状況では年間の収入で年間の支出を賄い切れない最悪の状態でありますので、今後財政状況が好転した時点で検討をしてまいりたい、このように考えております。

質問 7番 石井雄一

まず、1点目の医師の関係でございますけれども、今回来られた方がどういう関係の専門の医師だったのか、それから年齢とか今までの勤務状態とか現在どこに勤めているのかも含めて、もし差し支えなければお伺いしたいということと、それから最終的にこちらへ来たいという意思が結構あったように思うのですけれども、いわゆる給与の面で踏み切れなかったようなふうに今お伺いしました。それで、この辺も差し支えなければ、金額はよろしいですからどの程度の格差があったのか。5割増しだったのか倍額で違ったとか、そういったことで結構でございますので、どの程度の差があってできなかったかということも含めて、給与の面でちょっと話が折り合わなかったように聞いたものですから、この点についてお伺いしたいと思います。それから、2点目、看護師長の件でございますけれども、私が聞いた中では何人かお話があったふうには聞いているのです。その場合でも何かやっぱり先ほどの医師と同じように、例えば来るとしても現在働いているところの給与と中頓別町立病院の採用の給与との折り合いがつかなかったように聞いているのですけれども、これは私確認はしていませんので、そういった話があったというふうに聞いているだけですので、その辺そういうことがあったのかどうなのか含めて、そしてこれからも看護師長を探していくということでございますけれども、可能性についても改めてお伺いしたいというふうに思います。今後の可能性についてです。それから、3点目、確かに私の質問の仕方も悪かったのかなとは思うのですけれども、例えば町として金銭的に支援するのは簡単ではないというふうに私も今の財政の中で理解できるところでございますけれども、例えばそういう患者さんがいた場合に相談窓口といいますか、これは直接的にはやっぱり病院の方に話しすることになるのかなと思うのですけれども、それ以外には窓口としては保健室といいますか、保健センターになるのか、あるいは町の住民課といいますか、こっちの方になるのか、その辺も町民としてはなかなかわかりにくいというふうにはちょっと言いたくありませんけれども、どこへ行って相談したらいいのか。私は、やっぱり困ったときに相談をしたいと思うのです。すぐ早急にお金をどうのこうのということは、相談の上での話だと思うのです。だから、困ったときにどこに、だれに相談にいけばいいのか。そういうためにやっぱり役場とか、そういうところはあってほしいなと、町民のサイドとしては。そういった意味も含めてお伺いしたいと思います。

答弁 町長 野邑智雄(町長は2015年3月まで)

1点目の医師の関係については、病院院長から答弁をいたします。2点目については助役、3点目については私から再答弁をいたします。

答弁 国保病院院長 住友和弘

1点目の質問についてお答えさせていただきます。まず、先日来られました外科医の先生なのですが、現在大阪警察病院に麻酔科としてご勤務なさっております。出身は、大阪大学の脳外科でございます。ですから、本来のご専門は脳外科なのですけれども、いろいろ事情がありまして一般外科、麻酔科というふうに研修をなさっております。経歴は6年目です。それで、こちらに応募になった当時の条件としましては、麻酔科の標榜医、麻酔科の専門医です、その資格を取るために週2回名寄市立病院の方に研修に出させていただきたいというお話がありました。したがって、正規の医員としての給与をお支払いするのはちょっといかほどかというふうに考えまして、こちらの方としましては1,670万円、1年目です、を提示させていただきました。ところが、現在のご収入がさらに多い状況でして、その条件ではなかなかこちらに赴任することができないということで一たんお話はだめになってしまったのですが、再度そうしましたら正規の医員の給与とか、もしくは副院長待遇ではどうかということで今メールで条件交渉をしているところでございます。

答弁 助役 矢部守世

2点目の看護師長の関係につきまして私の方からお答え申し上げますけれども、昨年来何名かお話があったことは事実であります。その中の1名につきましては、現在の支給されている手当等において給料のほかの看護師長としての手当が支給されておりまして、私どもの町には給与条例の中にその手当は支給することができないというふうに、支給条例がありませんので、それについては支給できないということでお話を申し上げまして、最終的にはその辺の給与面の待遇の関係で話がまとまらなかったという事実はあります。それ以外も先ほども申し上げましたけれども、住友院長の人脈を通じてアタックしていた看護師長もおりましたけれども、最終的にはお断りをされるのは地理的な条件が大きなネックになると。当然旭川、札幌の人でありますとご家族がおられまして、単身赴任というのは非常に厳しいという状況もありますので、地理的な問題がやはり一番大きな問題なのかなと。そのほかにも給与面ですとか、いろいろありますけれども、やはりそういった問題が大きな支障となっているのかなというふうに考えます。今後の看護師長確保の可能性でありますけれども、ただいま申し上げましたような条件を考えますと極めて難しいということは間違いなくあります。ただ、そうはいってもやっぱり病院経営をしていく中にあって看護師のトップとしての人材はぜひ必要でありますので、今後ともいろんな手だてを講じながら看護師長の確保に努めてまいりたいというふうに思っておりますけれども、先ほど申し上げましたように非常に厳しい状況にあるということだけはご承知おきをいただきたいなというふうに思います。

答弁 町長 野邑智雄(町長は2015年3月まで)

3点目につきまして私から答弁をいたしますけれども、住民の人たちが医療問題、またはいろんな日常生活の問題で困ったときについては、私は保健福祉グループにご相談というか、相談をする窓口になるのではないかなと思います。そういう意味では、ぜひいろんな面で困ることがあれば保健福祉のグループの方へ行って相談をしていただければということで申し上げていただければ大変いいのかなと、このように思います。また、院長がお話ししておりました医師の関係でありますけれども、研修が終わった時点では給与や待遇についても私どもはある程度の待遇を考えているよと、こういう話も申し上げてあるということを追加させていただきたいと思います。

質問 7番 石井雄一

まず、1点目ですけれども、医師についてはまだ交渉は継続しているというふうに理解させてもらいます。それで、多分給与面で折り合いをつけてほしいなと私ども思うのです。ということは、2人体制というのは形を言うだけでなくてやっぱり病院経営運営上も非常に大事な体制だなというふうに思うのです。そういった意味で、もし多少の、多少ではないとは思うのですけれども、差であれば、ぜひ実現するようなことでやってほしいなと。というのも地域医療やっぱり大変だと思うのです、これから。ますますお医者さんが地方に来ない時代に入ってきているなというふうに思うものですから、少しでも可能性のある方はぜひともこの際努力していただきたい、そういうふうにまずお願い申し上げます。それから、2点目ですけれども、看護師長さんを探すことが難しいのであれば看護師を入れて今いる中で師長さんを養成していく、今の病院の看護師の中から。そういうこともやっぱり考えられるのかなというふうに私は思うものですから、看護師が足りないということであれば、看護師さんを入れることもなかなか難しいという話は聞いていますけれども、ぜひ努力されて、看護師長だけにとどまらずやっぱり病院の体制をつくるために必要な措置を講じてほしいなというふうに思います。今後ともそういったことに努力をしていただきたい。それから、3点目ですけれども、ここにもあるのですけれども、私ちょっと勉強不足といいますか、あれでよく理解できていないのですけれども、例えば低所得者といいますか、一般以外の対象者、住民税非課税で、それが1と2という条件があるのです。一般は、入院の場合は月額4万200円まで、住民税非課税2の場合は2万4,600円、それから住民税非課税1の場合1万5,000円。実際中頓別に住民税非課税が対象の方がいるのかと。それから、住民税非課税1は、いわゆる所得が基準以下の方だということでございますので、そういう対象の人がいるのかどうなのかをまずお伺いしたいのと、それから例えばこの場合、入院は6カ月を経過するとその後は入院費が高くなるように聞いているのです。その場合、なお負担が当初の場合でも大変な場合は6カ月を経過すると倍になるということであれば、さらに大変になると思うのです。それで、いわゆる住民税非課税の場合もそうなるのか、それは一般とか一定以上の所得者の場合はそうなるというのは私想定していますけれども、その辺2点お伺いします。

答弁 国保病院事務長 高井秀一(国保病院事務長は2007年3月まで)

まず、1点目の限度額の関係でございますけれども、現在まで私どもの病院に入院されている患者さんで一定所得者以上という方はいらっしゃいません。ほとんどが一般、あるいは住民税非課税の2あるいは1に区分される方が全部であります。それから、6カ月以上の入院につきましては限度額に関係なく6カ月を超えた方、皆さん負担は同じでございます。ただ、6カ月を超えた方といいましても17項目ほどの条件がございまして、これに該当する方については6カ月を超えても個人負担が生じない。保険の1割あるいは限度額の負担で済む場合もあります。例えばがん患者、末期がんで抗がん剤を投与している方ですとか、あと人工呼吸器を使用している方等々、その17項目以外の方につきましては国でいうところの長期入院の加算ということで自己負担が生じることになっております。以上です。

質問 7番 石井雄一

これで私の質問は終わりますけれども、やはり3点目の病院にかかっている患者さん、特にお年寄りというのは一番不安だと思うのです。それで、これ病院院長さんを初め病院関係者の皆さんにもお願いしたいのですけれども、相談に乗ってやることをぜひお願いしたいなと思うのです。お話を聞いてやるということ。すぐ何をどうするということはできないにしても、病院に来ることも不安ですし、かかっていることも不安だということの二重の不安になりますので、その辺お願いをして私の質問を終わりたいと思います。どうもありがとうございました。

質問 7番 石井雄一

済みません。私も忘れていました。もし差し支えなければ答弁いただきます。

答弁 国保病院院長 住友和弘

今の質問にお答えさせていただきます。広く看護師を募集する中で、今なかなか正看護師が集まらないという状況にあります。その中で、中から看護師長を養成するという件につきましても考えの中に入れております。ただし、条件としましてやはり正看護師であるということが必要になってきます。それで、それなりの知識、技量、それから人格的にも性格上も人間としてしっかりとした人という条件をつけなければいけないというふうに考えております。それで、ナースのトップとして全員を指導していけるという力量が当然必要であります。そういう人材が今現在何人ほどいるかと言われますと、まだまだ研さんが必要な状況であるというふうに思っております。また、当院の場合、准看護師の比率が非常に多い状況でありますので、彼女たちを正看に上げていくという。もう既に始まっておりますが、通信で正看が取れるという仕組みができています。来年度から順番を決めて若い人、年齢上の方でも希望者があれば順次学校に上げるというふうに考えています。それで、すぐに中から持ち上がりで看護師長を決めるということはできないのですけれども、ここ何年かのうちによそから来られる方がいない場合には内部から養成して看護師をつくるということも考えております。そのための準備も少しずつですが、進めているところであります。

質問 7番 石井雄一

これで私の一般質問を終わります。

出典:中頓別町議会 平成17年第4回定例会 2005年12月18日 議事録 PDF(47ページ) 間違いを知らせる