みんなの議会

中頓別町議会 平成17年第3回定例会 2005年9月28日

二つのことについて

2005年9月28日、中頓別町議会の一般質問で、本多夕紀江議員が「二つのことについて」質問し、町長 野邑智雄、総務課参事 小林生吉が答弁しました。

質問者
本多夕紀江 議員
答弁者
町長 野邑智雄、総務課参事 小林生吉

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 5番 本多夕紀江

二つのことについて質問をさせていただきます。まず、一つ目ですけれども、指定管理者制度の導入に伴う「もうもう」、「オガル」の今後の管理運営について伺います。農業体験交流施設「もうもう」、「オガル」について、行財政改革調査研究特別委員会及び産業建設常任委員会で指定管理者制度を導入する方向であるとの説明がありました。第6期総合計画の基本理念の中では農林業を町の基本産業と位置づけていることからも、この施設の管理運営は今後ますます重要なものになっていくと思います。そこで、次の点を伺います。1、指定管理者制度への移行に先立ち、この施設の管理運営上の課題を整理、解決して、今後の方向性を明確にすべきと思いますが、いかがですか。2、指定管理者制度への移行後は、町として管理運営のどの部分にどのようにかかわっていくつもりですか。これまで町は、公の施設、これは町が一定の割合の出資をしている第三セクターなどのことですけれども、その管理運営状況を議会に報告する義務があり、住民は細部にわたって経営の状況を知ることができました。これまでのように報告の義務はありますか。また、情報公開制度の対象となりますか。3、この施設を中心に新たな雇用の場と利益が生まれることを多くの人が期待しています。収益的な事業の展開、製造販売のあらゆる可能性はその後どう検討され、結果はどうなりましたか。今の状況について伺います。

答弁 町長 野邑智雄(町長は2015年3月まで)

本多議員さんの指定管理者制度の導入に伴う「もうもう」、「オガル」の今後の管理運営について、総務課小林参事から答弁をいたさせます。

答弁 総務課参事 小林生吉(総務課参事は2008年3月まで)

1点目のご質問3点について私の方からお答えさせていただきたいと思います。1点目につきましては、ご指摘のとおりであると考えております。課題を整理し、今後の方向性を明確にした上で指定管理者制度に移行させていかなければならないと考えております。2点目の情報公開の関係でありますけれども、指定管理者の場合経営状況を議会に報告するという制度的な義務はありませんけれども、中頓別町公の施設に係る指定管理者の手続条例等に関する条例第10条の規定に基づき、毎年度事業報告書の提出が町に対して義務づけられておりますので、行政の説明責任としても事業報告の内容等については公開をしていきたいというふうに考えております。情報公開制度の対象となるかどうかについてでありますけれども、さきの定例会で先ほど言った手続条例の制定の際、その附則で情報公開条例の一部を改正しておりますけれども、その改正したとおり改正後の条例第32条の2により、指定管理者も情報公開の義務があるとともに、町は指定管理者しか持っていない情報であっても町民から請求があった場合、この提出を求め、提示していくこととされております。それと、3点目であります。平成18年度から行政の担当を一元化し、指定管理者制度に移行いたします。1点目でも回答したとおり、ご質問にある収益的な事業、製造販売についても課題を整理した上で、今後の方向性を明確にした上で取り組んでいかなければいけないというふうに考えております。今現在は一元化した担当課、それから指定管理者制度へ移行という方針を固め、今議会に提案をしているところでありますので、今後はこれまで整理した資料をもとに具体的に検討していきたいというふうに考えております。

再質問 5番 本多夕紀江

再質問をさせていただきます。大きく4点ほど再質問をいたします。一つ目ですけれども、指定管理制度移行後、町として管理運営のどの部分にどのようにかかわるのか答弁がなかったように思うのですけれども、管理運営にかかわることはないというふうに考えてよいでしょうか。アグリパーク運営協議会を解散し、新たな指定管理者に移行するということですけれども、アグリパークを解散すること自体は問題ないのですけれども、指定管理者制度は単なる業務委託ではなく管理の代行ですから、権限もあるかわり責任も重くなり、管理運営能力及びその力量が大きく問われることになると思います。二つ目ですけれども、事業報告書の提出や情報公開は、これは条例どおりですから、わかりました。報告書の中身、項目には管理経費の収支状況も含まれているわけですが、町の監査の対象になりますか。また、管理運営の全般や事業報告書の内容について議会の一般質問の対象となるのでしょうか。三つ目です。担当課と指定管理者制度移行を固めた、今後具体的に検討するということですが、このことは順序が逆なのではないでしょうか。方向性が定まったらスムーズに移行できるわけですから、その後移行すべきではないかと思うのですけれども、地方自治法第244条では公の施設の設置目的を効果的に達成するため必要があると認めるときは指定管理者に施設の管理を行わせることができると定めています。指定管理者制度になったら「もうもう」、「オガル」の設置の目的が効果的に達成できるということがはっきりしているのでしょうか。特に「もうもう」の加工研究施設としての役割について、地域住民が地場産の原料などを使って加工研究を深めて、特産品の開発や製造販売へと結びつけていけるような、そういう使い勝手のよいものになるのでしょうか。四つ目です。課題を整理するということですが、これはただ整理の段階では解決とは違うと思います。今課題となっていることはどんなことなのか、幾つか具体的にお知らせください。また、18年4月以降というふうにおっしゃっていますけれども、それまでに課題の解決の見通しはあるのでしょうか。以上です。

答弁 総務課参事 小林生吉(総務課参事は2008年3月まで)

2点目の質問について、申しわけございませんでした。どのようにかかわっていくかということが情報公開のことを指しているというふうに判断いたしましたので、そのように読んだので、ちょっと質問の趣旨をとらえ違えていました。申しわけありません。指定管理者につきましては、行政にない民間のノウハウを最大限生かして、効率、効果的に公の施設を運営していくという、そういう趣旨であるというふうに考えております。そういう面からいたしまして、指定管理者に移行後、町の関与については最小限にとどめながら、管理受託団体が最大限その能力を発揮できるような管理運営体制に持っていくというのが基本であろうというふうに考えております。それと、3点目、4点目の方から回答させていただきたいというふうに思いますが、指定管理者に移行後、その効果が達成できるかどうかということでありますけれども、町行政としては今後もさらに経費の節減、職員数の削減といったようなことで行財政改革を進めていくという中で、行政ができること、できる範囲というのも非常に限られていくという一方の問題があるというふうに思います。そういう中で、将来行政が直接的にこの施設を運営していくよりも、やはり地域にある民間の活力を活用していくということがはるかに効率、効果性が高いのではないかというふうな判断をしているところであります。ただ、確実に見込めるかというご指摘について、ほかの指定管理者への移行を想定している団体と違いまして、この「もうもう」と「オガル」については新たな指定管理者、今まで管理していないところに新たに委託するか、あるいは新たな組織をつくっていくかというようなことになろうというふうに思いますので、不確定なところはあるかもしれませんけれども、基本的には先ほど申し上げたような認識に立って進んでいくということではないかというふうに考えております。それと、課題整理について、先送りということでとらえられているかというふうに思います。担当課の一元化と、それから指定管理者制度を決める背景といたしましては、行政の中でも総務課、産業建設課、それぞれにおいて一定程度課題整理などしてきているところであります。お話のあった「もうもう」の加工研究施設についてでありますけれども、運営主体の問題は解決しておりますけれども、今後の運営に関してどのような利活用、開館時間であるとか、それに伴う人的な配置のあり方、これからそこで行っていくいろんな体験のメニューであるとか、あるいは特産品開発に向けたこの施設でできる支援といったようなことなどについては、担当課としては早い段階でも整理はしてきているつもりであります。ただ、現段階といたしましては、これから両課、あるいは新しい指定管理者を想定して議論を重ねていくところでありますので、詳細については述べにくいところがありますので、その辺についてはご理解をいただければと思います。それと、2点目でありますけれども、事業報告書、収支状況等については町の監査の対象になるというふうに判断しております。もちろん指定管理者の運営等については一般質問の中でご議論いただくこともあり得るというふうに考えております。

再々質問 5番 本多夕紀江

再々質問をさせていただきます。今の答弁の中で、町の関与は最小限にする、行政にはない民間のノウハウを生かして運営していく、また民間の活力を活用するというふうに述べられていますけれども、この施設は単なる集会施設とかレジャー施設と違いまして、運営するに当たってはかなり専門的な知識、技術が必要とされるものだと思うのです。公募が見込まれない場合は団体と協議をしていくということですけれども、中頓別町内にあってさまざまな知識、技術、ノウハウを持ち合わせているというと、私はやはり役場職員の方ではないかなと、そういう気がしています。指定管理者移行で住民の利便性とか住民へのサービスが今以上に後退しないように、十分検討がなされるべきだと思います。指定管理者制度への移行が本当に住民にとって、町にとって、またその指定管理者にとって利益になるのでしょうか。そこで、次のことを伺います。一つ目、協定事項の中に本町が支払うべき管理費用に関する事項というのがありますけれども、「もうもう」、「オガル」についてはどれくらい予算をしていますか。4月からの移行ですから、金額的にもおよそ見当がつくと思いますので、お知らせください。また、支払われた金額で足りない場合、つまり赤字のときにはそれを補てんすることになりますか。これ一つ目です。二つ目、指定後3年で見直すということですけれども、そのとき引き受け手がなかったらどうなるのでしょうか、直営に戻すことはできるのでしょうか。法律では、管理業務を出資法人等へ委託している公の施設は平成18年9月までに指定管理者制度に移行しなければなりません。でも、直営の施設については廃止も含め総合的に点検とし、その結果指定管理者を指定するか引き続き直営でやるか選択するようになっていて、この場合は期限はありません。ですから、18年4月の移行にこだわることはないと思いますけれども、どうなのでしょうか。

答弁 総務課参事 小林生吉(総務課参事は2008年3月まで)

質問外だったかもしれませんけれども、現段階でさまざまな知識、技術を持っているのは役場職員ではないかということであったかと思いますけれども、行政の持っているノウハウとか知識を出さないということではなくて、指定管理者と行政との関係で支配的な関係になるようなことがあってはならないということでありまして、指定管理者と行政とは当然共同してその施設の管理運営を図っていくというのが基本であろうというふうに思っています。管理費用についてでありますけれども、現段階といたしましては、17年度、「オガル」、「もうもう」それぞれに委託料を出しております。この費用については、切り詰めた形で出しておりますので、最低限必要な費用になってくるだろうというふうに思います。これに関連して、今は行政が管理主体として大きく事務的なところを担っておりますので、その分どのように今後やっていくのかと。それに関して費用が伴うのか伴わないのかというようなことを検証していこうというようなことを両課で申し合わせている段階であります。それと、費用が足りない場合赤字補てん、赤字という表現が適切かどうかというのはあると思うのですけれども、基本的に管理運営に必要な費用については当初にしっかり見積もって積算して支出するというのが基本であって、やった結果足りないから、それを補っていくというような考え方は基本的に持つべきではないというふうに認識しております。ただ、足りなくなった費用の原因などにおいて分析した上で、行政が担うべきものがあればそれは当然行政が担うというようなことではないかというふうに思っております。それと、3年後の見直しでその後引き受け手がなかった場合と、制度的には可能なことであろうというふうに思っていますけれども、現実的に先ほど申し上げたようにこれから行政としてもスリムに行財政改革をしていく中で、委託していたものを新たに直営に戻していくという考え方には立ちがたいというふうに考えております。実施時期についても、基本的には指定管理者制度のスタートに合わせて、それに向けて精力的に課題を整理して進めるというのが現段階としては持つべき姿勢であるというふうに考えております。

再々質問 5番 本多夕紀江

大変申しわけありませんでした。最後ですけれども、やはり難しい課題を抱えた施設ですけれども、結果として指定管理者に丸投げしたとか町が責任放棄をしたということにならないように、少なくとも運営が軌道に乗るまで町が責任を持って共同の運営に当たるべきだと思います。また、今「もうもう」、「オガル」は都会にある施設のように民間事業者が参入して利益を上げられるような施設ではないと思いますので、多額の税金が使われている町民の財産でもあるわけですので、管理運営が軌道に乗るように、やはり町も責任の一端を持つべきだと思います。

出典:中頓別町議会 平成17年第3回定例会 2005年9月28日 議事録 PDF(14ページ) 間違いを知らせる