みんなの議会

中頓別町議会 平成18年第2回定例会 2006年6月19日

二つのことについて

2006年6月19日、中頓別町議会の一般質問で、本多夕紀江議員が「二つのことについて」質問し、町長 野邑智雄が答弁しました。

質問者
本多夕紀江 議員
答弁者
町長 野邑智雄

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 5番 本多夕紀江

二つのことについて質問をしたいと思います。一つ目ですけれども、新たな高校教育に関する指針(素案)について。中頓別農業高校の生徒募集停止で大きな衝撃を受けたところへ追い打ちをかけるように、道教委は新たな高校教育に関する指針(素案)を公表し、道立高校の47%、109校が統廃合の対象であることを明らかにしました。素案の中には本町の中学卒業生の半分以上が進学する浜頓別高校も含まれており、もし同校が統廃合されれば多くの生徒が自宅から通学できなくなります。遠くの高校へ進学させることは親の経済的負担も大きく、事情によっては子供たちの高校教育を受ける機会が奪われかねません。4月19日に稚内市で開かれた地域別検討協議会、意見を聞く会では、各町村から教育関係者が出席し、意見を述べておられましたが、町長に次の点を伺います。1、素案中の高校配置について、どのように考えていますか。2、浜頓別高校存続のため、どのような役割を果たすべきと考えていますか。

答弁 町長 野邑智雄(町長は2015年3月まで)

本多さんの新たな高校教育に関する指針についてお答えをいたします。新たな指針は、生徒や保護者はもとより地域に及ぼす影響も大変大きなものがあり、南宗谷地域から将来高等学校がなくなる可能性が高く、地域の高校教育を切り捨てるものであると、このような認識を持ったところでございます。また、2点目でありますけれども、2町1村と連携を図り、浜頓別高等学校存続のため、行政として先頭に立って取り組んでいきたい、このように考えております。

再質問 5番 本多夕紀江

再質問をいたします。高校の進学率は九十数%に及び、ほとんど義務教育化している状況であること。地域が広大で交通機関が整備されていない実情から、1クラスの定員40名、1学年4から8クラスを適正規模とする道教委の考えは行政効率、財政効率だけからはじき出された数値であり、市町村合併推進の考えと同じで、到底納得できるものではありません。地域から高校がなくなれば過疎化、少子化に拍車がかかることは明らかです。浜頓別高校存続のため2町1村で連携を図る、また行政として先頭に立って頑張るという町長の言葉は、大変心強い限りです。そこで、次の点について伺います。普通科2間口の復活を目指して3町村が道教育庁、道議会への要請を行うということでしたが、それ以外に地元浜頓別町を中心に2町1村の連携は今どのような段階なのでしょうか。また、具体的にはどのように存続運動を進めたらよいとお考えでしょうか。

答弁 町長 野邑智雄(町長は2015年3月まで)

まず、前段の質問にお答えをいたしますけれども、浜頓別高等学校、18年度1間口になりました。しかしながら、来年度の生徒の、中学3年生の生徒でありますけれども、卒業の見込みからいきますと今の1間口では20名程度が浜頓別高等学校に入学できない状況に陥りそうだと、こういうような情報の中で、先般6月の13日に浜頓別町、中頓別町と猿払村3町村によりまして道議会、それから北海道教育委員会等に2間口の要請の陳情をしてまいりました。中頓別町からも、私がたまたま違う用件がございましたので、助役が出席をいたしまして、それぞれの関係機関、または関係者に要請をしてきたところであります。また、後段でありますけれども、今後浜頓別町長または猿払村長と連携を図りながら、今後の存続に対する対策をまだ今現在決めておりませんけれども、早急に連絡をとりながら今後の存続のための要請、またはどのような組織体をつくってこの運動に取り組んでいくのかと、こういう部分について協議を進めてまいりたいと、このように考えているところであります。

再質問 5番 本多夕紀江

具体的な組織がまだ立ち上がっていないような状況というふうにとらえましたけれども、素案の中の配置計画の具体的な取り扱いの中で平成20年から平成22年の配置計画を18年度に公表するというふうになっていますので、早急に組織を立ち上げて、関係者、住民一丸となった存続運動になるよう全力を尽くしていただきたいと思います。また、教育水準の維持、向上を図る高校配置の説明の中では、再編整備の対象となる道立高校について地域の実情を踏まえ、地元市町村への移管を検討となっているのですが、これだけ地方の財政事情が厳しくなっているとき、道として地元市町村への道立高校の移管なんていう考えは、これはとんでもない責任放棄だと思います。そんなことになれば地方と都市部との教育格差が拡大して、教育水準の維持、向上はかえって難しくなります。教育条件の整備こそが教育行政の最も重要な仕事であると思いますので、浜頓別高校を道立高校として存続するよう強く要請すべきだと思いますけれども、いかがでしょうか。

答弁 町長 野邑智雄(町長は2015年3月まで)

前段の質問でありますけれども、浜頓別町には浜頓別高等学校を存続させる会があると、私このように聞いております。これは、浜頓別町や、それから浜頓別高等学校、それから同窓会やPTA、こういうような組織で今現在つくっているということでありますから、私どもがその組織に入って一緒にやる方法論がいいのか、または新たに2町1村で新しい組織をつくって存続を図るという行動をするのがいいのか、これについては浜頓別町と十分協議をしながら、浜頓別の主体的な指導によって、私どももそれに応援をしていきたいと、このように考えているところでございます。また、2点目の道立高校の関係について町村立の高等学校に移管をすると、こういうような話もございますけれども、大変厳しい状況のもとで町村立への移行というのは不可能に近いだろうと、このように思います。また、私どもこの近くには、4学級以上の高等学校が設置されているところはどこにもありません。稚内までありません。そういう面からいくと、全国一律のその基準に合った学校規模存続、またはそれ以下の高等学校については廃止または町村移管、こういうような二者択一の考え方でいいのかどうなのかというと、大変私は疑問を持っているところであります。そういう意味では、3学級以下の高等学校であってもそれぞれの地域の事情を十分加味をしていただいて、道立高校は道立として存続をし、地域の子供たちが将来に向かって高等学校を受けられないような環境をつくらない、こういうような考え方をぜひ道教委または北海道に訴えていきながら、道立のまんまの学校存続について努力をしてまいりたいと、このように考えているところでございます。

再質問 5番 本多夕紀江

地域の子供たちが将来にわたって道立高校で高校教育を受けられるように、ぜひ地元住民の協力も得ながら先頭に立って頑張っていただきたいと思います。

出典:中頓別町議会 平成18年第2回定例会 2006年6月19日 議事録 PDF(41ページ) 間違いを知らせる