みんなの議会

中頓別町議会 平成17年第2回定例会 2005年6月16日

二つのことについて

2005年6月16日、中頓別町議会の一般質問で、本多夕紀江議員が「二つのことについて」質問し、町長 野邑智雄、総務課長 安積明、産業建設課長 尾本導弘が答弁しました。

質問者
本多夕紀江 議員
答弁者
町長 野邑智雄、総務課長 安積明、産業建設課長 尾本導弘

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 5番 本多夕紀江

二つのことについて質問をさせていただきます。一つ目は、公共住宅の整備についてです。住宅再生マスタープラン(平成9年度策定)によると、老朽化が著しい本町最大規模のあかね団地の建てかえを優先させる。あかね団地の建てかえに先立ち、拡充建てかえ団地の建設を行うなどとなっています。平成12年度からこのマスタープランに沿って団地の建設が進められてきましたが、ことしの第1回定例会では、財政が厳しく建設は当面中止との方向が示されました。しかし、老朽化した団地には現に数十世帯の方が入居しており、これらの住宅は外壁がはがれ落ちたり、すが漏りがしたり、トイレも水洗化されておらず、ふろもない、屋根の状態もひどいなど、町長が町政執行方針で述べているような快適に暮らすことができる生活環境とはかけ離れています。住宅の建設が当面中止であれば、何らかの手だてが必要と思います。そこで、次のことを伺います。1、屋根は勾配が緩くて雪が落ちにくい上、さびていて断熱も不十分なので、玄関の真上にも氷がつきます。玄関の上がり口も氷の山でつるつるになり、上も下も危険です。屋根の補修はできませんか。2、老朽化した団地のトイレを水洗化することはできませんか。3、修理修繕の計画はありますか。四つ目、マスタープラン策定当時と事情がかなり変わっています。公共住宅整備計画全体をもう一度練り直す必要があると思いますが、いかがですか。

答弁 町長 野邑智雄(町長は2015年3月まで)

本多議員さんの公共住宅の整備について、(1)から(3)までについては総務課長、(4)については産業建設課長に答弁をいたさせます。

答弁 総務課長 安積明(総務課長は2007年3月まで)

それでは、ご答弁申し上げます。(1)番目でありますが、屋根の補修はできませんかというご質問であります。屋根の形状変更など抜本的な改修は困難であると考えておりますが、状況の改善に向けた補修などの手だては講じてまいりたいと思います。2番目、トイレの水洗化の件ですけれども、現時点でトイレの水洗化は難しいものと考えております。修理修繕の計画に関してです。修理修繕の年次的計画はありませんが、修理修繕は毎年度予算を確保し、状況に応じて修理などの手だてを講じているところであります。

答弁 産業建設課長 尾本導弘(産業建設課長は2006年3月まで)

4点目のマスタープランの策定についてお答え申し上げます。中頓別町公共賃貸住宅再生マスタープランに基づき、拡充団地の年度戸数の変更はありましたが、全体建設戸数は計画以上に建設しているところでございます。よって、公共住宅整備計画の見直しにつきましては、平成18年度に実施したいと考えております。以上でございます。

再質問 5番 本多夕紀江

再質問をさせていただきます。屋根については、状況の改善に向けた補修等の手だてを講じるということですが、どんな方法だったら実現可能だと考えていますか。例えばペンキの塗りかえなどでしょうか。それから、トイレの水洗化は現時点では難しいということでしたが、どのような理由から難しいということになるのでしょうか。修理修繕ですけれども、毎年行われていることは予算も計上されておりますのでわかりますが、それについては基準とか目安といったものがあるのでしょうか。どの部分のどの程度の破損だとか、金額的なことだとか、申し込み時期などです。全体の建設戸数は計画を上回っているとのことですが、高齢者の方もそうでない方も皆さんおっしゃるのは、新しい住宅がよいことは間違いないけれども、家賃が高くなったら困るということです。この点からすると、住宅の整備というのは必ずしも新築に限らず、2戸を合わせて1戸にして広い住宅にするというようなリフォームも視野に入れるべきだと思います。また、整備計画の見直しは18年度に実施したいとのことですが、マスタープランによりますと18年度はあかね団地Bブロック24戸の現地建てかえの予定になっています。17年度もまだスタートしたばかりです。中長期行財政運営計画にも位置づけて、今年度中に検討すべきだと思いますが、いかがでしょうか。

答弁 総務課長 安積明(総務課長は2007年3月まで)

再質問にお答え申し上げます。屋根については、その手だてについては本多議員もおっしゃられるとおり、ペンキの塗りかえ、あるいは穴のあいたところはコーティングするなどの対策であります。あと、トイレの水洗化が現状ではなかなか難しいということの理由でありますが、一番の問題はやはり財政的な問題であります。状況によっては1戸当たり100万円程度かかるかなという状況でありますので、現時点で言えばかなり難しいかなということであります。修理修繕の基準は、特段細かくというかはっきりしたものは持っておりませんが、当然入居者の申し出、あるいは退去時の状況、それらを踏まえながら修理修繕を行っているというところであります。

答弁 産業建設課長 尾本導弘(産業建設課長は2006年3月まで)

新しい住宅については家賃が高くなるというご質問でございます。それにつきましては、リフォームについても同じようなことが言えるかと思います。リフォームによる再費用の検討も視野に含めてやっていかなければならないということから、2戸を1戸にしても同じようなことが言えるかと思います。また、拡充団地の建設計画でございますけれども、予定では19年度完成予定をしておりますけれども、計画では18、19と8戸ずつの建設でございます。実際に現在進められておりますのは、平成18年度で4戸、それと19年度で4戸で全戸数の完成を予定しているところでございます。また、Bブロックの建てかえにつきましては平成20年度の計画になっておりますので、先ほどもお答え申し上げましたが、18年度の検討の中に含めて進めさせていただきたいと、このように考えております。

再々質問 5番 本多夕紀江

再々質問をさせていただきます。公営住宅の整備は、定住を促進するためにも重要だと思います。あえて公営住宅と言いますのは、この地域で今求められているのは家賃の安い住宅だからです。定住の促進については、宅地の分譲や持ち家に対する助成金の制度もありますが、昨今の雇用、経済情勢の厳しさのもとでは個人が住宅を新築することは容易ではありません。人口は減りつつありますが、親と同居している若い人が独立したいとか、単身住宅に入っている人が結婚して広い住宅に移りたい、また年をとって一軒家の維持管理が困難になったので、公営住宅に入りたいなどなど、公営住宅に対する需要は減っていないのではないかと思います。また、完全なバリアフリーやオール電化でなくてもよいと思いますが、今の時代水洗トイレやふろつきは当然ではないかと思います。先ほどリフォームにしても家賃はそう安くはならないというような意味のことを申されましたけれども、新築の住宅よりは設備的にやや劣るという言い方はちょっと語弊があると思いますけれども、それほどの設備でなくても何とか安い家賃に設定できるようなリフォームを考えられないかと思います。都会と同じような大型の商業、レジャー施設や公共交通機関の整備などはこの地域で不可能だとしても、住宅の整備は工夫によってできるのではないでしょうか。一遍に何戸も整備するのではなく、少しずつ計画的に進めていけば可能ではないかと思いますけれども、いかがでしょうか。住宅の建設が進めにくくなった背景とか理由は、先ほどもおっしゃいましたけれども、財政難、お金のないことが大きいと思います。そのような事情であれば、なおさら今あるものを適切な維持管理で長もちさせて大切に使っていくことが大事だと思います。この点あかね団地Eブロック36戸があかね団地の中では新しく、しかも病院や介護センター、役場にも近い便利な住宅がマスタープランの計画どおりということなのでしょうが、用途廃止となって、既に解体されたり解体の予定になっていることには疑問があります。皆さんもったいないと言っておられます。昨年の秋1,200万円かけて解体された5棟20戸の跡地は何に利用されるのでしょうか。長寿園の改築に備えるためではなかったのでしょうか。しかし、長寿園の増築部分は、はるかに離れたデイサービスの裏側に決まったと聞いています。そして、そのEブロックの中の残り、27、28号は既に解体が始まっていますが、29、30号の2棟は長寿園の増築部分からも離れていて、差し当たって解体の必要はないのではないかと思います。それよりもリフォームをした方が喜ばれると思いますが、いかがでしょうか。

答弁 町長 野邑智雄(町長は2015年3月まで)

Eブロックの関係でありますけれども、当初かなり早い時期でありますけれども、平成9年にこの公営住宅の再生マスタープランの計画づくりが始まっていますから、その時点で長寿園の増築等をする場合についてはEブロックに増築をしようと、こういうような計画をされていたようであります。当然そういう計画に基づいて、取り壊しをしながら長寿園の増築等も考えていたわけでありますけれども、しかしながら全面的な改築ができないと、こういうような結果になりまして、それであれば養護棟の部分を一部増築しようだとか、そういう変更に基づいてあかねE団地については用途廃止の中で活用ができなくなってきたと、こういうような経過があるわけでありますから、そういう部分からいって今現在ここの部分を議論をしてももとに戻るというわけにはならないと、こういうことでご理解をいただければと思います。特に公営住宅の再生マスタープランでは、拡充住宅については平成19年度で64戸の計画を立てて、それ以降あかね団地については現地の建てかえ、全体の戸数を縮小しながら現地建てかえをしていこうと、こういうような計画を立てたわけでありますけれども、先ほど産業建設課長から話ありましたとおり平成17年度までの建設戸数を総合的に勘案すると64戸のうち56戸の建設が今年度で終わるわけであります。あと足りない分については8戸でありますけれども、しかしながら8戸というと1年間の建設戸数であります。そういう面からいくと、ことしから来年にかけてこの再生マスタープランを見直しをする必要があるのかなと、こういうようなことで担当課長がお話をしたと、こういうことでご理解をいただければ一番ありがたいのでないかなと思います。特に旧あかね団地については、建てかえをしていくのがいいのか、またはある程度のお金をかけてリフォームをしていくのがいいのか。それは、財源の取得の方法論等も含めて検討していく必要性があるのかなと思います。特に、今新築の場合については補助金をもらったり、また残りについては起債を借りたりして建設をしているわけでありますけれども、リフォームについてどういうような制度があるのか。ニセコ町の関係で道新に1回出たことありますけれども、その部分については耐力度調査をしながら、なおかつ耐力度調査をした結果によって補助の対象になるならないということも判断されるようでありますから、そういう部分を十分私どもも勉強しながら、一番財政的にいい方法等を模索をしていきながらマスタープランの変更をしていく必要性があるのかなと、このように考えているところであります。

再々質問 5番 本多夕紀江

最後に申し上げたいと思いますが、これについては答弁は要りません。町長がおっしゃいましたけれども、平成9年度当時のマスタープランでは長寿園の計画もあったことだしということでしたけれども、長寿園の全面改築の計画は国の参酌標準が変わったというようなことがあって一度暗礁に乗り上げて、その後またどういうふうにするかということで増築場所については二転三転してきたのではないかと思います。その増築、建築場所がはっきりと決まらないうちに、去年の秋多分決まっていなかったと思います。そのときに差し当たって解体だけは予定どおり行ってしまう。壊すのにも1,200万円もかかっているわけですけれども、これを修理修繕とかリフォームの方に回したらかなりのことができたのではないかと思うのですけれども、やはりお金がない、財政厳しいという中ですので、予定しているのでやってしまうということではなくて全体、周りの情勢が変わったりそのことが変更になる可能性があるというような場合には、実行してしまう前に少し待つとか検討するということが必要だと思います。少ないお金を大事に使っていくのが大切ではないかと思います。

出典:中頓別町議会 平成17年第2回定例会 2005年6月16日 議事録 PDF(21ページ) 間違いを知らせる