みんなの議会

中札内村議会 令和5年3月定例会 2023年3月10日

今や「気候危機」とも言われている地球温暖化について

2023年3月10日、中札内村議会の一般質問で、大和田彰子議員が「今や「気候危機」とも言われている地球温暖化について」質問し、村長 森田匡彦、総務課長 中道真也、副村長 山崎恵司が答弁しました。

質問者
大和田彰子 議員
答弁者
村長 森田匡彦、総務課長 中道真也、副村長 山崎恵司

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 4番 大和田彰子

通告に従いまして、質問させていただきます。脱炭素社会推進に向けた村の姿勢についてをお聞きいたします。近年、地球温暖化による気温の上昇や集中豪雨の発生など、私たちの生活への影響が深刻になっています。その影響は農業・漁業への被害を及ぼし、仮に現状のままで何も対策をしなければ、将来の北海道の最高気温は42℃を超えるという予測もあります。これを食い止めるには、原因となる二酸化炭素CO2などの温室効果ガスを減らす必要があり、そのためには脱炭素社会の実現を目指した対策を積極的に取組むべきと考え、以下3点について伺います。①、今や「気候危機」とも言われている地球温暖化について、現状をどう認識されているか村長の考えを伺います。②、「第3期中札内村地球温暖化対策実行計画」、2019年から2023年度の5カ年の実施期間が残り1年となりますが、これまでの温室効果ガス削減目標達成状況等の評価と改善すべき点もあると思われます。第4期計画は、2023年度には計画策定することになりますが、脱炭素社会実現のための施策をさらに盛り込み、目標だけで終わらない実行性のある内容を望みます。そこで現段階において具体的な考えがあるのか伺います。③、十勝総合振興局では「ゼロカーボン行動十勝宣言」を表明し、再生エネルギーの導入や二酸化炭素排出抑制に向けた計画を策定し、多くの市町村や企業・団体が「ゼロカーボン北海道」の実現に向けて取組んでいます。現在十勝管内19市町村のうち、帯広、音更、上士幌、士幌、鹿追、清水、更別、大樹、足寄、先日、陸別が宣言をしましたので、10市町村がこの「ゼロカーボン宣言」を表明して、さらに宣言に向けて取組んでいる自治体があるとも伺っております。そのような状況の中、本村も「ゼロカーボン宣言」に向け努力すべきと考えますが、村長の見解を伺います。

答弁 村長 森田匡彦(村長は2025年6月まで)

脱炭素社会推進に向けた村の姿勢について、それぞれ項目ごとに回答いたします。はじめに、地球温暖化に対する認識ですが、18世紀の産業革命以降、人類は石油、石炭などの化石燃料を大量に消費することで、経済活動を行ってきました。それに伴い、二酸化炭素などの温室効果ガスが大気中に排出され、大気の温室効果が高まり、地球規模の気温上昇や気候変動を引き起こしていると考えられております。すでに世界各地では、自然環境や人々の暮らしに、様々な影響や被害が現れ始めており、その深刻さから、近年では「気候変動」に代えて「気候危機」という言葉も使われるようになりました。有効な温暖化対策を取らなかった場合、21世紀末には産業革命前の気温と比較して3.2~5.4℃の上昇が見込まれ、1時間に50ミリメートル以上の滝のような雨が降る確率は2倍に上昇する一方、極端に雨量が減るところも出てきます。洪水や干ばつなどの自然災害の発生リスクが高まり、それに伴う生態系への深刻な影響や危機的な食料不足が懸念されます。さらに、陸上の氷河や氷床が解けることなどによる海水面上昇により、水没するエリアが発生するなど陸域の減少も指摘されております。これ以外にも地球温暖化進行による影響は非常に多岐にわたり、そのダメージは計り知れず、人類の存亡に関わりうる問題と考えております。次に、第4期中札内村地球温暖化対策実行計画の策定に向けた現段階の具体的な考えについてですが、現行の第3期計画は令和5年度までの計画となっており、令和5年度中に次期計画を策定することになります。現行計画は、役場庁舎をはじめとする公共施設等を対象とした「事務事業編」として策定しておりますが、次期計画においては、対象範囲を拡大し、村民や事業者における二酸化炭素排出量の削減目標などを定めた「区域・施策編」を併せて策定したいと考えております。今年度、環境省と北海道の共同事業である「北海道地域脱炭素推進支援事業」に本村を含む道内5自治体が選定され、地球温暖化対策実行計画、区域・施策編の素案作成に向けた支援を受けることができました。計画素案の作成を行うため、これまで5回の打合せを行い、環境省や北海道、専門事業者からアドバイスを受けながら、本村の地域特性を踏まえた計画の骨子案を作成したところであります。令和5年度は、今年度作成した骨子案を住民の皆さまにお示しし、さまざまなご意見をいただく中で、従来の事務事業編を含めた第4期中札内村地球温暖化対策実行計画を策定してまいります。最後に、3点目のゼロカーボンシティ宣言についてですが、ご指摘のとおり2月28日時点で十勝管内では9市町村、全国では871自治体が、2050年までに温室効果ガスの実質排出量ゼロを目指す宣言として表明しております。本村においては、2016年にNPO法人「日本で最も美しい村」連合に加盟し、私が村長に就任後もその理念を受け継ぎ、景観や環境、文化を守る「美しい村」を要諦としたまちづくりを進めております。従いまして、私たちの目指すところには二酸化炭素排出抑制に向けた取組みも含まれております。本村は、環境保全や持続可能性追求の先進的な自治体であります。1971年には循環農業を提唱し、「土から出たものは土に返せ」を合言葉にクリーン農業を展開し、シェアリングエコノミーの原型ともいえるコントラクター事業の機械センターを同時期に立ち上げて協業を進め、85年には「有機農業の村」を宣言いたしました。これらの事業展開については、今なおその先見性が高く評価されております。また、十勝管内でいち早くごみ袋の有料化や景観条例制定に踏み切ったことに加え、リサイクルセンターの設置及び資源ごみ自己搬入の推奨、生ごみ処理施設による堆肥化などにも取組み、省資源化や環境負荷低減を積極的に推進しております。そのような半世紀の歩みが結実して「日本で最も美しい村」への加入に至ったものであり、中札内村としては「美しい村」の理念のさらなる住民浸透に向けて、必要な資源を集中させることが大切であると考えであります。連合加盟後も、枝や落ち葉を無料で受け入れて資源化する常盤集積場を開設、ボランティアごみ袋制度の創設、役場新庁舎への地中熱設備導入、電気自動車用急速充電器の設置、公共施設のLED化、生ごみ処理施設の更新、連合統一環境美化活動「ビューティフルデー」の立案など、足踏みすることなく持続的な村づくりに取組んできております。引き続き、新たな地球温暖化対策実行計画の中で、温室効果ガスの抑制を含めて地球環境保全に資する施策を総合的に進めてまいります。

質問 4番 大和田彰子

気候危機という言葉で、村長からの意見をいただきました。この地球温暖化対策、なぜ取組まなければならないのかということ、今の村長のご答弁で改めて本当に大変な時代がきたなということを、私自身も感じました。先日の大樹町でのゼロカーボン北海道と私たちの地域の未来を考えるという講演会があったのですけど、そこでも役場の方もいらっしゃいましたけども、できるとかできないではなく、やらないと経済と社会がもたないという結論だなと、もう待ったなしの時代が来たということが、そこはもう本当に切羽詰まった状況なのだなということを感じて帰ってきました。それで、2番目の質問に入ります。再質問ですけども、第3期中札内地球温暖化実行計画ですね。令和4年、去年の11月に温室効果ガスの排出量の状況を広報に載っていたのですね。去年の11月号。それは、毎年1回数値で広報で公表することになっているとも計画書の中には書いてあったので、公表したのだなって思いました。それで、温室効果ガス排出量は、削減できたとかできないという、去年はできましたということですけれども。広報のA4、1ページにそれは書いてあって、それと同時に、省エネのアイデア文が少し載っておりましたけども、これだけでは村民には響いていません。そんな計画があったのかというのも知らない人も多いし、広報というのは住民へのとても大事な発信源です。そういう意味でも5年間の評価や反省を次年度計画に活かしていただきたいです。それで、先ほどのご答弁にもありましたけど、こんなふうにいろいろさらに環境省や北海道、専門事業者からアドバイスを受けながら、本村の地域特性を踏まえようとした計画を作成したところだというのを聞きまして、かなり期待しております。あと、私が令和3年の12月の一般質問でも同じような質問をしているのですね。温暖化対策での村が取組むべき課題ということで質問しました。これは主に温室効果ガスの排出量削減を中心に質問したのですけども、その中の村長の答弁の中に、読みますと、北海道でもゼロカーボンの動きが加速しており、十勝管内でも取組みが進んでおります。市町村の動向に注視しつつ、必要に応じてSNS、広報誌を活用し、ゼロカーボン行動の実践について地域住民に呼びかけていくということで、なんか前進あるのかなと思って期待しておりましたが、その後、現在まで、ほとんど地域住民には呼びかけられておりません。その答弁から、今現在考えますと、わかっているけど進んでいない現状なのかなっていうふうに私は捉えました。ちなみに追加でちょっと違うことなのですけども、去年4月の広報ですか、防災のことなのですけども、防災も自主防災組織を立ち上げます。これも私が何度か質問しておりましたので。その広報にも、しっかりとサポートしていきますっていうふうには大きく書かれて、そこも期待しておりましたけども、進んでいませんよね、そこも。言葉を並べるだけで進んでいないというのが本当は現状ではないですかって私は今言いたいです。私がこうやって何度も質問している理由は、社会情勢を見ながら、今、住民にとって何が必要だかを考えて、私たち議員というのは質問しているのですよね。なので、そこについては、その場限りの答弁ではなくて、やはりちゃんと今後どういうふうに、今私が言ったことをどういうふうに考えているかを、まずお聞きいたします。

答弁 総務課長 中道真也(総務課長は2025年6月まで)

今出ました防災の自主防災組織の関係でございますけども、こちらにつきましては、農村部とかの自主防災組織化に向けたご相談もさせていただきまして、新たに自主防災組織を立ち上げたということも、2件ぐらいは確かあったかと思います。また、各行政区で行う地域行事の中でも、防災活動につきましては、例えば、消防職員の協力をいただいて、防災の訓練を行ったりだとか、そういった支援はさせていただいております。ただ、先ほど議員言われました温暖化の関係の周知については、不十分な点、多々ございますし、まだまだ言葉だけだということでちょっとご指摘もいただきましたけども、これからもそういった温暖化対策に関する取組みについては、積極的に進めていきたいと考えております。

質問 4番 大和田彰子

こういうなかなか進まないって、私もどうして進まないのかなって考えますと、専門の担当者がいないからではないかと思います。先ほどの木村議員の人材配置のことも言っておりましたけども、皆さん兼務でやっております。脱炭素を進めるにしても、防災にしても、じっくり考えたり進めたりする余裕がないのが実態ではないかなって考えました。ぜひ、担当者を置くべきと考えます。人手不足で人員配置も苦労しているとは思われますが、業務として責任を持って考え、進めてくれる担当者がいてこそ、気候変動対策も自主防災組織も進んでいけると思います。先ほど副村長が、なってから考えるような感じの答弁いただきましたけど、例えば、真冬の夜中に大地震が起きたら、この役場の方々どうやって対応できますか。やっぱり、なってからではもう遅いのですよね。なのでやはりこの防災も、ちょっとずれますけども、防災もなる前に、もっともっと専門の人を置いて、真剣に考えるべきではないかなって思っています。ちょっと調べてみたところ、人員がいないというのは、なんか人材面からの地域脱酸素支援というのが総務省であります。それは5年間に地域に不足している専門知識を持つ外部専門家を紹介してくれるそういった機関で、費用の2分の1を補助する制度らしいのですが、その辺は役場の方々が考えることですが、こういったいろんな方法があるというのを考えて、担当者どうかなって、今そういう質問なのですけども。木村議員と重複しますが、もう一度お聞きいたします。

答弁 副村長 山崎恵司(副村長は2025年6月まで)

午前中の木村議員への答弁とちょっと重複する部分あって申しわけないのですけれど、専門家の助言をいただいたりだとか協力をいただくということについては、当然やぶさかではないというふうに答弁させていただいております。活用できるケースについては活用をするのが、考え方としてはあるだろうというふうに思っていますし、そういう活用もこれまで、分野は違うけれども図ってきているというふうに思います。ただ、役場職員としての専門にそれを担う職員を置いた方がいいのではないかって、それは置けるのではあれば当然置いた方がいいというふうに僕も思います。ただ、先ほど来、答弁差し上げている通り、役場の職員、一つのことだけ専任でやっているという人員体制には基本的にはならないのです。それは兼務、それはいいか悪いかという話はあるかもしれませんが、その中でできることはやっぱりやらなければならないというのが現実でありまして、専任した職員がその専任の業務だけに携わっていればいいかというと、そういうわけにもならないというのが実態だというふうに思います。必ずしも専任の担当者がいなくても、できることはやっているというのが、先ほど1回目の答弁の中でもありましたとおり、環境問題だとか環境付加を提言するための動きだとか、そのほか、環境問題、この問題、1課で対応できるものではないはずです。号令をかけるという部分ではあるかもしれませんが、それは産業関係であったり、林の部分であったり、農業の中でも当然出てきますし、住宅政策の中でも当然出てくるだろうと。それは他分野に渡って、そのことの大号令のもとに、言ってみればそういう取組みを分野ごとに進めていくというのが基本的な考え方なのだろうというふうに思います。例を上げますと、例えば、堆肥化処理施設の運営にしたって、捨てられてしまうような堆肥についてもそれを堆肥化して省資源化を図るだとか、農業サポート事業の中では耕地防風林の植栽を推進しようとしたりだとか、また、森林譲与税を活用した私有林の維持に取組むだとか。村が直接やっているわけではありませんが、村内の農業法人が取組むバイオガスプラントの建設が進められたりだとか。一つのところでこの施策を全部進めていくということは現実的ではありませんし、ただ、専門家の助言をいただくという点では当然ありかなというふうに思っているわけで、最初のお話をしたところであります。

質問 4番 大和田彰子

では、3番目の質問です。ゼロカーボン宣言についてですね。今日、答弁書読みました。中札内が、こういうふうに並べますと、十勝管内でもいち早くごみの有料化、それからリサイクルセンターの設置、資源ごみ、自己搬入。一番中札内ですごいところは、やっぱり生ごみ処理施設、これはすごくいい施設、堆肥化。今度は堆肥化にはなりませんけれども、帯広市などは生ごみの処理が燃えるごみとして扱っておりますので、水分量が多いために、くりりんセンターの焼却がやはりかなり影響があるということで、そこも問題になっていますが、中札内はいち早く、もともとですけども、生ごみ処理施設があるというとこはすごく素晴らしいって、そこは思っております。そのほかにも、庁舎の地中熱導入というのも入っていますし、電気自動車急速充電器、並べますとそうですね、公共施設のLED化など。こういうのを見ましたら、これだけ取組んでいるのに、ゼロカーボン宣言をしてもいいのではないかって、もうなっているのではないかなって、私今日思ったのですね。ほかの議員さんも、当然ゼロカーボン宣言もうなっているよねって。宣言しない理由を聞く方が、宣言しないのは何でだろうって。メリットもたくさんあります。そして、することで補助金も随分今出ますから。これだけの取組みをしているというところで、宣言しない理由は何かなって思います。環境省では、脱炭素社会に向けて取組もうとする自治体を支援する補助制度もたくさんありますので、いろいろな国からの助成を大いに利用して、ゼロカーボン宣言に向けて前向きに考えていただきたいっていうふうに思っておりますが、そこの部分はどうでしょう。ただ、役場の方々本当に頑張っているのだなって、今日改めてこれ見て思いました。ただ、何が足りないかというと、住民への周知が足りないのですよね。家庭から出るごみの量というのは、全体の削減量の6割が家庭から出る排出量と言われています。そこで住民への周知、意識がまだまだ浸透していない。だから村は何も取組んでいないのだろうかって、そんなふうに考えているのです。なので、ゼロカーボン宣言をすることで、いよいよ中札内村もそういう宣言をして、脱炭素社会に取組んでいるのだという、そういうふうに意思表明をするためにも、ぜひ、ゼロカーボン宣言に取組んでいただきたいと思いますが、その辺どうお考えですか。

答弁 村長 森田匡彦(村長は2025年6月まで)

ゼロカーボン宣言したらどうかというようなお問いかけです。先ほど、最初の答弁でも申し上げさせていただきましたとおり、大切なのは具体的なアクションではないかというふうに考えています。宣言をすることが大切なのではなくて、宣言して、それが本当に住民の具体的なアクションに変わっていくというような実例がたくさんあるのであれば、これは本当にすぐでも宣言すべきではないかなというふうに考えます。先ほど大和田議員がおっしゃっていただいたとおりなのですけれども、ごみの排出であったり、食べ物の食品ロスであったり、この地球温暖化対策というのはものすごく広範囲に当たる部分があります。これはゼロカーボン宣言をしたときに、住民の方が、ゼロカーボンしたときに、ではどういうアクション起こせばいいかというふうにイメージするときに、ごみを減らそうだとか、食品ロスを無くそうというイメージにつながるのだろうかというような懸念が非常に私としてはあります。本当にいろいろな部分で使えるものは使ったり、無駄なものは出さないということが、あらゆる面で温室効果ガス、CO2の削減につながるということは、これはなかなか住民の方に理解していただくとなるとワンフレーズでは難しい。特にゼロカーボンという言い方をしてしまうと、非常に偏った見方になることを懸念するところです。そういったことを考えたときに、美しい村、これは私の前の村政がそこでアクション起こしてくださったのですけれども、これは非常に、ある意味で曖昧さがあるのだけれども、だからこそいろいろなアクションをイメージしてつなげていただける。これは例えば車が乗らない人は、私は車乗っていないから関係ないよねと思うのではなくて、車に乗らないけれども私はこういうことができるというようなイメージを広げていくことができます。そういった面で、まだまだ地球温暖化対策がどれだけ喫緊の課題なのかっていうPRについて、足りないというご指摘はまさしくその通りだな、まだまだ努力が足りないなというのは非常に反省すべきところでありますけれども、中札内村としては、この50年近い先進的な環境、循環型社会実現に向けたアクションが日本で最も美しい村連合という加盟というアクションにつながったわけですので、そこに全資源を集中して、美しい村ということに誇りであったり、意識であったり、そこを徹底的に広げていくのが最も効果がある政策ではないかなというふうに思っています。私のまちづくりの考え方としては、キーワードはたくさん並べない方がいい。物差しは一つでいいというのが考え方です。なので、SDGs、カーボンゼロ、カーボンオフセットであったり、いろんな似たような難しい言葉がいっぱいありますけれども、ここは日本で最も美しい村という、私たちが長年かけて実現させたこのキーワードを大切にして、しっかりこれを浸透させるということが大切だというのが、最初に答弁させていただいた内容であります。なので、カーボンゼロの宣言ですか、ゼロカーボン宣言ですか、これをしたくないということではないのです。ただ、それを宣言することのデメリットであったり、美しい村ということをもっともっと浸透させたいということがありますので、ただゼロカーボン宣言をすればいいということだったら、これは簡単なのです、本当に。なので、今はまだ中札内村としてはやるべきことが、もっと優先すべき事項がある。なので、今、ゼロカーボン宣言を急いで、拙速にする必要ないというのが政策判断ということでご理解いただきたいというふうに思います。これは例えば、十勝全体でゼロカーボン宣言してという十勝としてのメリットにつながるだとか、そういったことであれば、これは宣言した方が多分十勝全体のメリットとしては出ますので、そういった面では、そういったタイミングであったり、場合によっては宣言することで村民に対する何か利益につながるということが判断できれば、これはすぐにでも宣言した方がいいのではないかなというふうに考える次第であります。全く否定的ではありません。

質問 4番 大和田彰子

村長の頭の中では、美しい村、本当に固執しているのだなって、申しわけないですけど思いました。この美しい村ということは、住民にとってはやっぱり曖昧さがあります。何をしたらいい、美しい村というけどごみ拾いだよねってどれだけの住民が言っているか、私の耳にはたくさん聞こえてきます。美しい村をもっと宣伝したいというけど、今まで美しい村やっていて、宣伝しているなっていうのは、ごみ拾い、クリーンデー、ここはよくわかります。それ以外に景観、その部分でもわかりますが、それから一歩前に進むことはないと私は思っております。日本一美しい村宣言って村長の、前もいろんなものに飛びつくのでなく、一つというのは、前回、何年か前もそういう意見聞いております。中札内村には、自然はもちろん、食や農業とポテンシャルは高いです。そういった意味で、広い視野を持つことで、新しい選択肢が生まれ、また、新しいまちづくりにつながる。これの一つとして、美しい村も当然ですが、広い視野を持つというのが本当に大事ではないのかな。村長は美しい村が一番の、まず一つだと言うけども、住民はそうは考えていない人が本当にたくさんいます。美しい村の中に、二酸化炭素排出に向けた取組みというの含まれているって書いてありますけども、住民は二酸化炭素抑制排出に向けた取組み含まれていると意識はないですよね。それでもっと具体化するために、私はゼロカーボン宣言を出すべきだというふうに思っております。意見がうまく合わないようですが、そういった意味で、ゼロカーボン宣言をすることで、行政でなく、村民とともに、住民の意識が変わってくるということは間違いないと思います。そして、具体的なアクションを起こせばいいかというところですが、それはこれからの問題で、広報活動に日常的にできるゼロカーボン行動というのがありますよね。それはもう簡単なことです。例えば、便座、ここで便座言うのもあれですけども、温度を低くする。それを使わないでカバーだけで過ごす。それやら、寝る10分前にはストーブを消す。もう本当に身近なことで、あと、LEDに各自替えると。もうたくさんあるのですね、そういった家庭で取組むことのできるCO2削減というのは。そういうのを、もっともっと広報等で伝えていくというアクションを起こす。ごみの減らすことも大事だし、そういうのを一切今までやっていなかったですよね。それで二酸化炭素抑制に向けた取組みと言っても、住民にはピンと来ないです。なので、ぜひゼロカーボン宣言というところを一つに集中して、そこに向かって、そういった住民への、特に住民への周知に力入れていっていただきたいなっていうことで、今回質問したのですけれども、どうでしょうか。

答弁 副村長 山崎恵司(副村長は2025年6月まで)

ゼロカーボン宣言をするかどうかというところの件を村長の方から答弁ありましたので、そこに言及はちょっとしません。ただ、さっき僕も言葉ちょっと、頭から抜けてしまったところがあって、今、北海道とか環境省のテコ入れで、素案作成のお話を1回目の答弁のところでさせていただきました。これは結果的に、この後、令和5年度までなので、令和6年度からの実行計画、これの施策編に組み入れるための素案だと。住民の皆さんを巻き込み方はいろいろあると思いますけど、住民の皆さんの意見を聞く場を設けながら、その素案をお示しし、つまり住民の皆さんとか事業所の皆さんが取組めることはこんなことがというところを、できるだけその中に組み入れた形でお示しすることで、一つの周知活動にはなるのではないかなっていうふうに思うところであります。そこの部分の答弁がちょっと僕の先ほどの答弁の中で漏れていたというふうに思います。ですから、住民の皆さんに周知活動が、これまで足りなかったという部分では、現実行計画が公共施設等で取組んでいるその目標値に対して、それ効果がどういうふうにあったかというところに終始していたというのは、ちょっとあるかなと。ただ、これ過去にも答弁の中でありましたけれども、家庭で取組めることは多種多様なことがあるというのは、大和田議員の言われた通りです。それは、買い物袋を自前で持っていくだとか、食事はできるだけ食べ残しをしないだとか、いろんな身近なところのやるべきことは、これは国も流していますし、ゼロカーボンによって二酸化炭素の排出量を減らすというのは、中札内村だけがやればそれが完了するかというと、そういうことではないことは皆さんご存知だと思いますので、いかにうちの村として取組むべき具体的事例を上げながら、それを住民の皆さんにお示しをして、みんなで取組んでいこうよという動きは、当然宣言ありなしにかかわらず、実行計画を策定した段階では、そういう取組みの協力を住民の皆さんにお願いすることになるというふうに思っているところでございます。宣言をするかしないかという部分については、村長お話した通りですので、そこの部分についてはちょっと省きますけれども、基本的には、同様のことはやっぱり周知活動をやらなければならないということは、同じ認識でございます。

質問 4番 大和田彰子

最後に、十勝総合振興局から、みんなで取組むゼロカーボン、千里の道も一歩からについての文を読み上げます。地球温暖化は、未来世代にも大きな影響を及ぼすことから、今を生きる私たちが着手すべき最も重要な課題です。道では、2050年までに温室効果ガス排出量を実質ゼロとするゼロカーボン北海道の実現を目指し、様々な取組みを加速化していくこととしています。私たちの十勝は、すでに高い潜在能力を有し、全道のフロントランナーとなり得る地域です。一方、脱炭素の取組みは、個人や企業等の取組みだけでは到底ゴールにたどり着くことはできませんが、それでも私たちは今、自分たちのできることをやらなければなりません。それぞれは小さな行動ではあるけれど、誰もが今すぐ取組むことができる日常のゼロカーボン行動を着実に実践してまいりましょう。ということで、千里の道は一方からという内容でした。以上で私の質問を終わらせていただきます。

出典:中札内村議会 令和5年3月定例会 2023年3月10日 議事録 PDF(28ページ) 間違いを知らせる