中札内村議会 令和7年9月定例会 2025年9月8日
認知症サポーター養成講座受講者が地域で生かされる仕組みづくり
2025年9月8日、中札内村議会の一般質問で、大和田彰子議員が「認知症サポーター養成講座受講者が地域で生かされる仕組みづくり」について質問し、村長 川尻年和、福祉課長 高桑佐登美が答弁しました。
- 質問者
- 大和田彰子 議員
- 答弁者
- 村長 川尻年和、福祉課長 高桑佐登美
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 3番 大和田彰子
2問目の質問に移ります。認知症サポーター養成講座受講者が地域で生かされる仕組みづくりをということです。①、以前より要望していた認知症サポーター養成講座が先月行われました。70名以上の参加だったとお聞きしております。10年ほど前にも養成講座があったようですが、「受講して終わりで、その後の活動にはつながらなかった」という声が聞かれました。せっかくの学びが地域に活かされないのは非常にもったいないことと思っております。今回の講座をきっかけに、地域で支援活動や交流の場につなげる仕組みが必要ではと考えております。講座受講後のフォローアップ体制は検討されているのか伺います。②、先日、地域住民から、「道に迷って帰れなくなっている高齢者を見かけ、声をかけたが住所も名前もわからず困ったけれども、なんとか家に送り届けた」という声が寄せられました。その方は「服にでも名前が書いてあればよかったのに」と言っておりました。そんなとき、認知症サポーターメンバーが徘徊者の早期発見に協力できる体制づくりができていれば大変良いと思いました。村は、認知症による徘徊など緊急時の対応については検討されているのでしょうか。また、本村の「高齢者見守りSOSネットワーク」はどういった機能をされているのかお伺いいたします。
答弁 村長 川尻年和
認知症サポーター養成講座受講者が地域で生かされる仕組みづくりについてお答えします。まず、1点目の講座受講後のフォローアップ体制の検討についてお答えします。認知症サポーターの養成は、2005年から全国で展開され、村内においても過去には、一般住民向けの講座や中学校2年生の授業でも養成講座を実施してきました。質問内容にもありましたが、福祉課においても、過去に認知症サポーター養成講座を受講されたという方から、「勉強したことを活かし、地域で何か支援活動したい」との話を伺っているほか、過去の講座の受講を通して、ご家族の介護や受講者自身の認知症予防を考える機会になったという声や村内の金融機関や商店の方、住民の方からは気になることがあった際に福祉課へ連絡をいただき、その後の支援につながったこともありました。現在、国の施策として、認知症当事者の悩みや家族の身近な生活支援ニーズと認知症サポーターをつなぐ仕組みとなる「チームオレンジ」の整備について示されており、本村においてもサポーターになられた方が地域で活躍できる環境づくりに取組む必要性を感じております。今年8月に開催した養成講座終了後のアンケートでは、地域での支援活動を行うための「認知症サポーターステップアップ講座」受講について確認したところ、26名の方が希望されました。今回の講座を受講された方のフォローアップとしましては、ステップアップ講座の受講を希望された方々を中心にお声掛けをし、チームオレンジの構築を見据えた取組を進めてまいります。次に、2点目の認知症による徘徊など緊急時の対応についてですが、村では平成28年から「中札内村高齢者見守りSOSネットワーク事業」を設置しており、その目的は、高齢者等が行方不明になった場合、早期に発見、保護できるよう関係機関や協力機関と支援体制を構築し、高齢者等の生命及び身体の安全並びに家族等への支援を図ることとなっております。認知症による徘徊時等の緊急時に速やかに機能することができるように、あらかじめ家族等が徘徊の恐れのある高齢者を福祉課で登録する必要があり、現在は2名の方が登録されております。この事業は、登録いただいた本人の名前や特徴、写真などの情報を福祉課から帯広警察署へ提供し、高齢者が行方不明になった際には、ご家族が帯広警察署に通報していただくと、帯広警察署から連絡があり、福祉課から村内の協力機関に捜索の協力依頼を行うこととなっております。捜索により発見された場合は、帯広警察署から連絡が入り、福祉課は、村内協力機関へ捜索が終了したことを報告するとともに、地域包括支援センターにおいて、徘徊等の再発防止に向けて本人やご家族の支援を行っていくことになります。このほか、十勝管内では、振興局主体の「十勝高齢者見守りSOSネットワーク」の運用があり、徘徊時に村外へ行くことが想定される場合には、他市町村の担当課へ捜索依頼をすることも可能となっております。ご質問にありました、「認知症サポーターが徘徊者の早期発見へ協力できる体制づくり」についてですが、個々のサポーターが住民の一員として、早期発見につながる情報提供等のご協力をいただければと考えております。
質問 3番 大和田彰子
ステップアップ講座というのをお聞きいたしました。養成講座を受けた方が、さらに地域の中で何か活躍してみたいというか、何か支援してみたいという方に希望者を募りました。私もそこにちょっと丸を付けさせてもらったのですけど、それが26名いたということだなと思って聞いておりましたけども、このステップアップ講座というのは、その講座の存在を、ほとんどというか全員でしょうかね、そんなのあるのだなと、知らないです。これはどんなことをするのかと。意義もわかりません。こういった内容を26名に送る、どういうふうに周知して、少しでも多くの希望者、この26名の希望者が参加してみたくなるような、さらにステップアップ講座を受けてみたくなるような、どういった方法で促していくのか、お伺いいたします。
答弁 福祉課長 高桑佐登美(福祉課長は2026年3月まで)
ただいまご質問いただきましたステップアップ講座ですけれども、認知症サポーター養成講座は、一般的に皆さまにも徐々にご理解いただいてきているかなというふうに思いますが、そういう講座を受けたり、認知症に関して関心の高い方が、地域の中で、また何かボランティアですとか、そういう活動をしたいですとか、もっとアクションとして少し行動を起こせるために、一歩進んだ理解を深める、そういう地域活動も含めて理解を勧める研修というふうに認識をしております。ステップアップ講座については、考えとしてやっていきたいという思いはありましたけれども、今回、養成講座をさせていただいて、アンケートも取らせていただきましたが、そういう意欲のある方がたくさんいらっしゃるということもわかりましたので、次年度以降になるかと思いますけれども、実施に向けて検討していきたいなというふうに思っているところでございます。役割ですけれども、ボランティア活動に近いのかなというふうに思うのですが、例えば、ほかの町ですと、チームオレンジというものにも関係してくるのですけれども、ステップアップ講座を受けた方が、このチームオレンジとして地域の中で活躍するといった形になっていくと、現在ほかの町では、例えば、認知症カフェですとか、あと、家族の会の集まりですとか、そういうところに出向いていってお話を聞いたりだとか、認知症カフェの運営をしたりだとかという活動をされているというふうにお聞きをしております。ちょっと具体的なもの、ご説明不足かもしれないのですけれども、答弁とさせていただきます。
質問 3番 大和田彰子
私もそういった内容かなと思って聞いておりました。それで、次年度に向けて検討したいって言われましたけれども、何か鉄は早いうちに打てではないですけど、こういった養成講座、8月に受けた方、やってみたいなって思って、結局26名丸付けたわけですから、呑気にしていないで、普通に次のステップ講座、その26名の方に例えば郵送して、そういった今課長が言われたような内容で、そういった方が、今度一度集まっていただいて、どんな思いで皆さん、座談会みたいにして、認知症に対してどんな活動ができるだろうかとか、そういったざっくばらんな話し合いができるような場を提供、一段階目として提供し、そして来年度に向けてそれを開催したいと思いますとか、そういうふうにしてつなげるようにしていった方がよろしいかと思います。忘れたころ、来年度に向けてということで、忘れたころこんな通知来て、あれ、丸付けたかしら、私なんていう、それだったら何かもったいないですよね。せっかく養成講座受けて、70名以上の方が来たので。26名以外でもやっぱりやってみたいなっていう方もいらっしゃるかもしれませんので、そこは広報なり何なり周知しながら、そういった集まって、あとは住民のいろんな話を、一方的な福祉課からの話ではなくて、そういう思いを聞いて、みんなで高齢者を守るというような体制になっていったらいいなって思っております。どういうふうに思うのでしょうか。
答弁 福祉課長 高桑佐登美(福祉課長は2026年3月まで)
ご意見ありがとうございました。いろんな活動をされたいという方も、個人的にはお話を伺ったりしていまして、できるとしたらどういうことできるでしょうかというような聞き取りなんかも、今担当課の方ではちょっと、全部ではないですけれども、少しお話をさせていただいているところです。ただ今ご意見いただきました、何がすぐできるかというところは、今ちょっとお答えはできませんけれども、ちょっとステップアップ講座が来年度以降実施できるか。実施するとしたら、そこにどう繋げていくかということを考えていきたいというふうに思います。
質問 3番 大和田彰子
よろしくお願いします。それと、高齢者見守りSOSネットワーク事業というのを中札内村でも設置されているということが、答弁書にもありました。これを読みますと、行方不明になったときに、家族がまず警察に通報し、そこから福祉課に、関係機関に行く。で捜索願というようなことで、警察署に通報するということ自体がとても家族にとっては勇気のいることではないかと思います。何か大ごとになりそうで不安なのではないでしょうかね。そういう仕組みになっているという決まりであれば、それは仕方ないことですが、その前に何かできることって、いきなり警察に繋ぐってすごいハードルが高いことです、家族にとっては。なので、実際にそういった高齢者、今言った認知症サポーターのメンバーが、そういう地域の中で、高齢者のそういった異変に気付いたときに、何か包括支援センターにすぐ電話をするなど、そういった初動対応を支援できるような仕組みができると良いなと思います。今言った認知症サポーターのメンバーが、そんなふうにいきなり警察とではなくて。そういう徘徊者が、幾らSNS、ネットワーク事業、良い事業があったとしても、その徘徊者を早期に発見してつないでいく地域の協力がなければ、何も機能しないのではないかなって考えております。そして、それに向けて、こういうSNS、ネットワークがあるということもちょっと私あまりわからなかったので、高齢者福祉サービスパンフレットというのがあるのですよね。それを見直してみました。そしたらそこにも書いてありません。また、地域福祉計画にも、見たいけどちょっと見当たらなかったのですね。ホームページも見ましたけど、そういうのがない。これ、幾ら良いことを設置されていても、住民はこういった連携体制が、ネットワークが住民に知らされてはいないのではないでしょうか。そこの部分はどう思っておりますでしょうか。
答弁 福祉課長 高桑佐登美(福祉課長は2026年3月まで)
1点目の警察の方に連絡をすることに、やっぱりためらいがあるのではないかということにつきましては、一応、この制度の仕組みが、ご家族から警察の方にというのが一番最初に行うというふうなことになりますので、そこはルールとしてあるのですけれども、例えば、日中の時間帯で、そこに連絡をする前に、福祉課の方に連絡が来たら、その方が登録されている方というのがわかりますので、警察の方に連絡をして、また、探しましょうというようなことの対話、取れるかと思います。ただ、夜間ですとか休日ですとかということもありますので、一応このネットワークについては、ネットワークサポート事業については、形としては、警察への連絡ということがスタートにはなるかと思います。関連して、周知不足ではないかということなのですけれども、今回ご質問いただいて、もう一度確認をし直しまして、やはり平成28年度からスタートしている事業ですので、その時点でいろいろ協力を依頼した村内の事業者さんとかもありますし、そういう通報があったときに、ご協力いただきますというふうにお願いはしてきているのですけれども、ちょっと期間が空いてしまっているなという感じがしますので、改めて、協力機関の方には、こういう形で動きますということでご連絡をして、協力依頼をしていかなくてはいけないなというふうにも、ちょっと内部で話をしていたところです。あと、住民の方について、認知症をお持ちの方とか家族の方には、間違いなく情報提供はしているのですけれども、一般の方に、ちょっと情報不足かなというふうには思いますので、また、制度の周知については取り組んでいきたいというふうに思います。認知症サポーターの方も、もしかして、この協力ができるのではないかというご質問もありました。認知症サポーターの方については、この後、ステップ講座を受けていただいたりだとか、チームオレンジの実施していけるかどうかわかりませんけども、そっちに向けてボランティア活動ができるかどうかという、その話し合いの中で、できることできないことというのを整理をしていけたら良いかなというふうに思っています。現段階ではそのように思っております。
質問 3番 大和田彰子
住民の方への周知ですね。前回、私、村民からそうやって徘徊していて困ったのだ。家もわからない、そのおばさんもちょっと見かけない人だったけどと思って。でも、何とかいろいろ聞き出したりして家に連れて行けた。でも、その中に、福祉課に電話しようという選択肢はなかったのですよね。福祉課に電話したら何とかなるという、それこそSOSネットワークのいろんな決まりがある中で、住民は知らないです、そういう。その方がもしかして事前に登録されている方だったかもしれませんけれども、やはり周知がされていないから、個人が、あなた誰と言って家に連れていく方法しかもうなくて、本当に困ったのだって。だからやはり、周知、ぜひそこら辺、何かに書いてあるでしょうかね、そういうSOSネットワーク、もし何かあったときはこうしてくださいとか。ちょっと私は、見ましたけどありませんでした。今、課長が言われたように、チームオレンジですか、そこからいろいろそういった見守り体制も充実していければ良いという前向きな意見ですよね、いただいたのですけれども。そういうことで、中札内村は、高齢者に優しい村ということで、認知症になっても、住み慣れた場所で自分らしく暮らせることができるようにという、村長の公約の中にもそういうのがあったのかなって思っておりますので。誰もが健康で安心して暮らせる福祉の環境づくりっていうのありますので。そういう徘徊者を含め、ほかの高齢者のいろんなサービスもそうですけれども、安心して住めるような地域づくりを、今後ともやっていただきたいと思っております。よろしくお願いいたします。何かありますか。
答弁 村長 川尻年和
大和田議員の質問にお答えしたいと思います。今言われた質問ですけども、しっかりと誰もが健康で安心して暮らせる福祉の環境づくりに努めてまいりたいというふうに思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。