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中札内村議会 令和4年9月定例会 2022年9月16日

災害時要援護者の把握と支援体制について

2022年9月16日、中札内村議会の一般質問で、大和田彰子議員が「災害時要援護者の把握と支援体制について」質問し、村長 森田匡彦、総務課長 中道真也、副村長 山崎恵司が答弁しました。

質問者
大和田彰子 議員
答弁者
村長 森田匡彦、総務課長 中道真也、副村長 山崎恵司

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 4番 大和田彰子

次の質問に入らせていただきます。災害時要援護者の把握と支援体制についてです。近年、全国各地で想定を超える大きな災害が毎年発生しており、本村においても、昨年の暴風災害時には避難所を開設いたしました。村には、災害時において役場からの避難行動基準が設けられており、警戒レベル3の発令で、高齢者等避難となり、避難行動をとることになります。先ほどのプリントですけれども、このプリントをご覧ください。これは全村に配布されております。警戒レベルが3から5まであって、これは情報無線やメール配信、広報車などで呼び掛けることになっております。高齢者等避難の警戒レベル3ですね。ここの高齢者等避難というのは、災害時要援護者と同じ意味合いで、高齢者、障がい者、乳幼児、妊婦など災害の発生時に自力で避難することが難しい人を対象としています。この災害時要援護者に関する国からのガイドラインも出ており、そういった方々の名簿作成も各市町村で義務付けられております。そこで、次の点について伺います。1、本村は、災害時要援護者を把握し名簿を作成されているのか。2、災害時要援護者の支援体制については、誰が支援の担い手となるのか。この2点についてお伺いいたします。

答弁 村長 森田匡彦(村長は2025年6月まで)

災害時要援護者の把握と支援体制について、1点目の災害時要援護者の把握と名簿の作成についてですが、中札内村地域防災計画においては、災害発生時の避難にあたって、自力で避難することが困難であり、特に支援を要する者を避難行動要支援者と位置づけております。該当する要件としましては、生活の基盤が自宅にある方のうち、要介護認定3~5を受けている方、身体障害者手帳1・2級の第1種を所持する方、療育手帳Aを所持する方、精神障害者保健福祉手帳1・2級を所持する単身世帯の方、村の生活支援を受けている難病をお持ちの方等となっており、村では9月1日現在、53名の方が対象となっております。また、対象要件に該当する方のほかに、村の福祉サービスを利用されている方からも申請を受けて、村の災害時要支援者名簿には、計160名の方が登録されております。平成30年度より名簿作成作業を行ってきておりますが、災害発生時には可能な限り現状に近い名簿で対応できるよう、住民異動や要介護認定の情報に基づき毎月更新を行っております。次に、2点目の災害時要援護者への支援の担い手についてですが、村の地域防災計画に記載する避難支援関係者として、中札内消防署、帯広警察署、民生委員、中札内村社会福祉協議会、自主防災組織などがございます。避難支援にあたっては、避難行動要支援者名簿が避難支援関係者に提供され、共有されることで、災害時の円滑かつ迅速な避難支援の実施につながるものとしております。しかしながら、本村においては、避難行動要支援者名簿を避難支援関係者と共有する段階に至っておらず、昨年の暴風災害時には、避難行動要支援者名簿に登録されている方の安否確認やさまざまな支援については、主に福祉課職員が介護サービス事業所のヘルパーや一部の民生委員と連携を図りながら実施していたのが現状となっております。個人情報の取扱いについて、名簿の登録者の方には、支援関係者に情報提供することへの同意の有無を確認しており、今後、個人情報の管理を徹底しながら、地域の支援機関との間で情報を共有する体制づくりを進め、災害時の安否の確認と状況把握のもとに、迅速な避難につなげていきたいと考えております。

質問 4番 大和田彰子

災害行動要支援者、これ同じ意味合いですけれども、その方々は、現在160名が登録されているということで、かなりの人数が中札内の中で対象となっていることがわかりました。また、支援の担い手となる避難支援関係者ですね、それはどういった方がなっているのかということで、中札内消防署、帯広警察署、民生委員、中札内社会福祉協議会、自主防災組織の方の関係者が地域防災計画書にこういった方が記載されているということだと思います。けれども、登録されているこの要支援者と、避難支援関係者がお互いに共有がされていないということで、例えば、支援が必要な人はどこに住んでいて誰がするのか。相手にもお年寄り、ここ必要な人が、相手にもきちんとそこは伝えてあるのかというところで、そういった共有されていないということが、この文で伝わったのですが、そういう影響も受けまして、12月の暴風災害のときは、安否確認とか支援が徹底されてはいなかったということなのかなと思って理解しております。今後の課題としては、そういった地域の支援機関と情報共有する体制づくりを進めて、迅速な避難につなげていきたいという言葉でしたけれども、災害の種類によっては、すぐに駆けつけなくてはならないものもあると思います。先ほどの避難支援関係者、消防署も入っていますし、警察署も入っていますが、その方はすぐ来るということなのでしょうか。地域の支援機関と情報共有するというのは、どういった機関なのかもお聞かせください。

答弁 総務課長 中道真也(総務課長は2025年6月まで)

避難の支援関係者というのは、先ほど、大和田議員の方からもありましたけども、防災計画の中に、消防署や警察署、民生委員さんや社会福祉協議会、自主防災組織、あと、災害派遣の場合は自衛隊ということで位置付けられております。それで、個別の避難計画の関係で、ちょっと参考にお知らせしたいのですけども、個別の名簿の共有もできていないという部分もあるのですけども、なかなか道内、そういう個別の避難計画というのはなかなか進んでいないということで、今年の1月1日現在ですけども、北海道における避難の個別避難計画というものがなかなか確立されていないということで、道内ではまだ8.9%ぐらい、全部作成しているという自治体でございまして、なかなか、もちろん、災害にはすぐ備えなければいけないのですけども、情報の共有もありますし、誰が要支援者を避難所まで連れていかなければいけないのかということが、なかなか意思疎通がまだ十分にできていないというものがございまして、こういった道の個別の避難計画もなかなか進んでいないというのもあります。あと、避難所ですね、福祉の避難所として指定はされているのだけども、そこまで本当に、自分で行ける方が何人いて、もう自分ではどうにもならないというような状況の方、さまざまいらっしゃるかと思います。そういったこともありまして、やはり先ほど言った課題という面では、やはり人数も結構いらっしゃいますので、中札内村としましては、実際、大災害が起こった場合に、職員もなかなか本部に入ったり、避難所に人が行ったりということで、なかなかマンパワーが不足するという状況が出てくるかと思います。そういったこともありますので、実際災害が起こった場合ですけども、いろんなそういった支援関係団体からお力をいただきながらやらなければ、なかなか個別避難計画というのは難しいものがございます。先ほど、要支援者の人数もかなり多いですので、できれば、災害はいつ起こるかわかりませんけども、そういった介護度だとか身体的な要件、それから、自宅が例えば低い位置にあって、川の浸水の恐れがあるところに住まれている方だとか、そういった優先をして、そういった個別の避難というものも、今後は考えていかなければいけないかなというふうに考えております。

質問 4番 大和田彰子

今の答弁では何にも進展ないということですね、要するに。問題意識は十分わかっているけれども、いろんな条件の方々がいる。その中で支援関係団体と何とかしていかなければならないって。そういう実態だけを教えていただいただけで、こういう方向で進んでいきたいのだという、何かそういうものが今見えませんでした。水害または風害、地震によるブラックアウトなど、すべて避難させなければならないではなくて、家にジッとしていなければならない、大雨でどうやって避難するのだって。風も今回の暴風災害も、こんな風のすごいときに、上札内は避難してくださいって放送入った。それは避難できるわけがない。逆に外歩いていて、そっちの方が危ないのではないかっていう、何かそういう声も聞かれたりします。なので、災害の種類によっては、いろんなことが、全て避難所に連れていかなければならないということはないです。いろいろあると思いますけれども、そういう要支援者の方々を守るために、今、ぼんやりとこの支援関係機関と連携を取りながらというので、その支援関係機関というのは、特にないって、今私の中では。皆さんそれだったときには、役場はもちろん違う仕事、消防、警察もそうですし。そんな中で、やっぱり一番頼りになるのは、その近隣の方々の協力かなって思うのですが、遠くからはなかなか助けに行けませんので、その地域の自主防災組織がやっぱり一番設立、ここが大事ではないかなって思っておりますが、そこの部分はどういったふうに、何か進んでいるのかをお伺いいたします。

答弁 副村長 山崎恵司(副村長は2025年6月まで)

ただいま、総務課長の方からちょっと答弁ありましたけれど、ちょっと言葉足りなかった部分もありますので、補足して今のご回答にも答えていきたいと思います。今、大和田議員ありましたように、一番身近な存在である地域、つまり、その方が住まわれているその地域が、地域でどのように支援ができるかというところは非常に重要な点であろうと思います。先ほど、その支援の関係機関の中に入っていたのは、消防ですとか、警察ですとか公的機関、入っていましたけれども、自主防災組織というふうに入れさせていただきました。実際には、自主防災組織が組織化されていなくても、地域の協力なくしては、共助の部分が持つことができません。まずは、支援する方も、自分のその身の安全を確保した上でというの、これは当たり前のことですから。それでいて、かつ支援が必要な方のところに連絡を入れるなり安否確認をすることで、その方を安心してもらうと。だから、そこに行ったときには必ず避難所に行くということではないです。ですから、情報の共有というのは、先ほど述べた避難者名簿、これが地域でいかに共有されているかということは非常に重要な課題だろうと。ただ、村としては、自主防災組織は組織化されているけれども、でき上っているその名簿自体が、まだその自主防災組織または地域の中で共有されていないというところが一番のネックのところかなと。ただ、これ単に名簿をお渡ししたから「はい」ということにはならないわけで、問題はその名簿を使って地域がどのように動くのかと。そこまでやらないと、名簿があるだけでは意味がないということだと思います。体制づくりという点では、そういった情報をもとに、自主防災組織のあるところについては、自主防災組織の中で、その名簿をもとに要支援者に対する支援をどのようにするのか。これは自主防災組織の中だけでやるのではなく、村も当然のように入って、その中でワーキングしていくというのが非常にベターではないかなと。そういった体制づくりをまず作っていくことが重要ではないかなというふうに思います。そのネタという言い方は変ですけど、要支援者名簿を持って、そういった取組みをするという動きをこれから村としてはやっぱりやっていかなければならないだろうというふうに思うところであります。それと、12月1日のときの暴風被害で、避難所の設置、避難しなさいというふうに情報をあげたわけではありません。避難所を開設しているということをまず一報をあげたということで、支援が必要な人は全部避難してくださいというのは、あの暴風の中で、大和田議員言われたように、そのこと自体するのは無理だということがわかっていますから、そういう面では、それでも避難する必要があるケースについては、避難する場所を確保したということであります。それと、村としてその名簿を使って何もやっていなかったではないかというご意見もちょっとありましたが、ここにも1回目の答弁でもありましたとおり、基本的にまず第一義的にできるところは、福祉課の行政職員がまずは入れています、確認は。その名簿を基に。ですから、全くやらないということではなくて、その名簿については有効に活用されているということです。ただ、横の連携がなかなか取れていない。これは自主防災組織も含めて、されていないということがネックなのだろうというふうに思いますし、そこをやっぱりきちんと作り上げていくことが、これから重要ではないかというふうに考えているところでございます。

質問 4番 大和田彰子

わかりました。その自主防災組織ですけども、4月の広報にも大きく出ておりました。その設立の呼び掛けですね。役場もそういった防災組織を高めるために、いろいろと工夫して頑張っているなということは感じております。ただ、呼び掛けだけではなかなか問い合わせが来ないっていう現状もあって、進め方が難しいなって考えておりますけども、積極的にどうやったらそういう組織が立ち上がったり、いろいろ横のつながりが、今言った副村長の横のつながり、近隣の協力、そこら辺もまだまだ課題だと思いますが、ぜひ、要支援者の方々を守るために頑張っていただきたいと思います。第7期まちづくり計画書に4月から始まっているのですけれども、その公約の一つでもあります災害に強いまちづくりを目指すとして、そういう文があります。これは地域防災力の強化をあげております。その内容は、やはり今言ったような避難行動要支援者の救護を行うため、共助、公助の体制づくりを強化する。また、防災に関する講座を行い、自主防災組織を高めるという公約があって、今回の質問そのものだなと思っております。村長はこの公約を具現化するために、どのようや取組みをされているのかお伺いしたいと思います。

答弁 総務課長 中道真也(総務課長は2025年6月まで)

防災に関する、防災強化ということですけども、もちろん、物資、避難所で食べる食料ですとか、災害の備品等の購入はもちろんですけども、あと、防災に関する意識を高めるために、職員が子どもさんのところに行って、防災の学習会というのも開催しておりますし、あとは今月予定していますけども、総合防災訓練ということで、住民の皆さん、あるいは学校の子どもたちも参加していただいてやることもございます。あと、ソフト面というか、自主防災組織の部分でも、4月の行政区長会議の中でも、現在、自主防災組織7つありますけども、それらをもっと輪を広げていこうということで、行政区長会議の中でも、自主防災組織の組織化ということで、やりませんかというようなお声掛けもさせていただいております。ちょっと主要な部分で申し訳ないのですけど、そういった取組みをしておるところでございます。

質問 4番 大和田彰子

災害に強いまちづくりを目指すって公約にもありますので、そこの部分は、ぜひ頑張って、防災に強い村づくりを作っていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。

出典:中札内村議会 令和4年9月定例会 2022年9月16日 議事録 PDF(31ページ) 間違いを知らせる