中札内村議会 令和3年12月定例会 2021年12月14日
温暖化対策での村が取組むべき課題について
2021年12月14日、中札内村議会の一般質問で、大和田彰子議員が「温暖化対策での村が取組むべき課題について」質問し、村長 森田匡彦、総務課長 川尻年和、産業課長 尾野悟里、副村長 山崎恵司が答弁しました。
- 質問者
- 大和田彰子 議員
- 答弁者
- 村長 森田匡彦、総務課長 川尻年和、産業課長 尾野悟里、副村長 山崎恵司
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 4番 大和田彰子
それでは、質問をさせていただきます。温暖化対策での村が取組むべき課題について、お聞きいたします。近年、気候変動による気温の上昇により、世界各地で災害が発生し、道内においても激しい雨や暑い日が続くなど、私たちの暮らしにも深刻な影響をもたらしています。その主な原因は、人間の活動から排出される温室効果ガスの増加と言われており、地球規模の問題として早期に解決すべき直近の課題であると言われております。北海道は、脱炭素社会にむけて、2050年までに温室効果ガス排出量の実質ゼロを目指す。と表明しました。今、一人ひとりが意識を変え行動しなくてはならない時がきております。本村では、第3期中札内村地球温暖化対策実行計画、これは2019年度から2023年度の5年間ですけど、それが策定されており、温室効果ガスの排出量を削減するための取組み等が記載されておりますので、そのことについて、以下の点についてお伺いいたします。①、村の公共施設や公用車から出る温室効果ガスの総排出量は、令和元年度では、削減目標を達成しておりましたが、令和2年度については、総排出量が目標値をオーバーしております。その主な要因は何であったのかお伺いいたします。また、今年5月から新庁舎で稼働している地中熱ヒートポンプの導入で、温室効果ガスが削減されることを期待しておりますが、おおよそどの程度の削減を見込んでいるのかお伺いいたします。②、気候変動への対策は、村全体で取組むべき課題であると考えます。行政をはじめ、各家庭で出来ることは何かを村が率先して提案していく必要があると思います。第3期温暖化対策実行計画が作成されてから3年になりますが、村は職員の意識改革や住民への周知等の取組みはされているのかをお伺いいたします。
答弁 村長 森田匡彦(村長は2025年6月まで)
温暖化対策における村の取組みについてですが、日本で最も美しい村、中札内村においては、平成20年度に第1期温暖化対策実行計画を策定して、現在は第3期温暖化対策実行計画に基づき、温室効果ガスの総排出量削減に向けて取組んでおります。はじめに、1点目の令和2年度における温室効果ガス総排出量が目標値を超えたことについては、主な要因として、大規模草地育成牧場における作業機械の増車による軽油の消費量の増加や、消防庁舎の設備をA重油ボイラーから灯油ボイラーへと更新したことで、灯油の排出量項目の数値が目標値を超過したことが挙げられます。平成31年3月策定時の各項目の積算根拠と実態に乖離が見られることから、令和5年の計画終期を待たずに改正することを検討しているところであります。次に、2点目の役場新庁舎に導入した地中熱ヒートポンプにおいて、温室効果ガスの削減をどの程度見込んでいるかでありますが、本年5月に新庁舎に引越ししたため、年間を通しての二酸化炭素排出量が実績として無いことから、正確な数値を比較するには検証期間が必要であります。よって、年間における役場旧庁舎の実績に基づく1平方メートル当たりの二酸化炭素排出量と、役場新庁舎において環境省への補助申請に使った1平方メートル当たりの二酸化炭素排出量を比較したもので、役場旧庁舎は年間1平方メートル当たり約70キログラム、役場新庁舎は年間1平方メートル当たり約50キログラムと推計しており、1平方メートル当たり20キログラムの減少を見込んでいるところであります。次に、3点目の温室効果ガスの削減に対する村職員の意識改革や住民への周知等の取組みについてですが、夏季における執務室内での軽装を励行するクールビズや、冬季におけるウォームビズを実施しているほか、十勝定住自立圏共生ビジョンに基づく取組みとして、6月から9月までの第1金曜日を市町村一斉ノーカーデーと定め、職員のマイカー利用の自粛を励行しております。また、住民への周知ですが、日本で最も美しい村連合の取組みとして全国一斉のゴミ拾いを実施して参加を呼び掛けているほか、ボランティアゴミ袋を運用することで環境保全活動への啓発に努めております。現在、北海道ではゼロカーボンへの動きを加速させており、十勝管内においてもゼロカーボン行動への取組みの輪を広げようといった動きが進んでおります。管内市町村の動向に注視しつつ、必要に応じて、SNSや村広報紙などを活用した日常生活活動におけるゼロカーボン行動の実践について、地域住民へ呼び掛けていくことも検討してまいります。
再質問 4番 大和田彰子
それでは、1番から再質問をさせていただきます。令和2年度における温室効果ガス排出量の数値ですけれども、この主な要因というところで、今説明をお聞きいたしますけれども、ホームページの資料によると、令和2年度の温室効果ガス排出量状況を調べましたら、やはりここに書いてあるように、大規模草地育成牧場の作業機械の増車という理由で、かなり上がっています。もともとこの大規模草地育成牧場は、二酸化炭素排出量が本当に多いのだなということがわかったのですけれども、増車の理由は何だったのかなと思いますので、そこもお聞きしたいことと、それから、この答弁書には書いておりませんが、街路灯のこの排出状況のところで、街路灯・防犯灯の台帳整備により、前年度より180基の増となったためということで、排出量が増えているのですけれども、これの意味がちょっとわからないので、そこの説明もお願いいたします。
答弁 総務課長 川尻年和(総務課長は2022年3月まで)
街路灯・防犯灯の増加でございますが、これは昨年度、台帳整備を行いました。この中で、総務課が管轄している本来の街路灯・防犯灯につきましては650基というような形がありますが、そのほかに、今回、台帳整備することでわかったということで、各、例えば施設、公営住宅の中にある街路灯とか、そういった部分についても、やはりこの計画に盛り込んで計算すべきというような判断に立ったということでございます。いずれにしても、その部分につきましても総務課管轄になります。各施設における街路灯についても総務課管轄だったのですけども、電気料金の支払い等につきましては、各所管課になっている状況でございます。そういった中で、181基の増加というような形でなったことになったため、それを活かして、今回、そのようになった部分であります。その辺も含めて、先ほど、村長からも答弁もありましたが、次期の計画を待たずに変更等、改正をちょっと検討したいというところでございます。
答弁 産業課長 尾野悟里(産業課長は2025年6月まで)
大規模草地育成牧場の作業機械の増車の関係ですけども、ちょっと手持ち資料がないのですけども、昨年度、例えば、トラクターについては購入という形で追加している状況です。詳細の資料、ちょっと持ち合わせておりませんので、昨年度配置しました作業機械等については、後ほど提示できればというふうに思っております。申しわけございません。
再質問 4番 大和田彰子
大体わかりました。庁舎をはじめ、各公共施設においても、今後も省エネを意識して取組んでいくことを期待しております。それでは②番の再質問に入らせていただきます。職員の意識というところで、ノーカーデーとか、マイカーも自粛、これはよく役場職員歩いているの見かけますので実践されているのだなということを感じております。ただ、温暖化実行計画を読みますと、いろんな目標達成の取組みの紹介は書かれておりますけれども、まだまだされていないところがたくさんあるということが、この答弁見てわかりました。例えば、省エネの取組みとしてパソコンとかプリンターの使用していないときは消すとか、各部屋の不在時の消灯、そういう部分、あと、紙とかコピー用紙、使用済みの封筒とかも、そういうこと全部、それぞれこの第3期温暖化対策実行計画の中には盛り込まれておりますけれども、そこの部分はほとんど意識が、職員の意識というのがなかったのかなというのを思っております。それで、ごみ問題をここで書いてありましたけれども、ごみ拾いですね。このごみ拾いのことを言いますと話が広がってしまいますので、今は温室効果ガス削減の話に絞りたいと思います。関係ないわけではありませんけれども。たとえごみ拾いを頑張っているからいいのだ、ごみ拾いを頑張っていても省エネの電源はついているでは何にもならないのですよね。やっぱりごみ拾いしたからそれでいいのだではなくて。やっぱり省エネするためにはどんな取組みしていいかというところを絞って、今お話しておりますので、そこの部分はしっかりと考えていただきたいと思います。住民への周知ですね、そこも、家庭での電化製品から出るCO2排出量というのは、かなり大きなウエイトを占めていると言われております。中札内はごみの分別も各家庭、本当にしっかり取組んでいるなと思いますので、そういった意味で、環境についてもすごく意識の高い主婦が、私の知っている限りではいます。どうやったら省エネできるか。こまめに電気をいない部屋は消しているのだとか、照明はLEDに替えようかとか、いろんな節電のある電化製品をこれからは買おうとか、そういうふうに意識を、ちょっとした工夫で温暖化対策につながります。それで、そういうのを今後、広報やそういうホームページを通して活用して周知していただきたいなって思ったのですけれども、ごみ拾いのことは書いてありますので、そっちの方にはちょっと考えていなかったのかなと思いますけれども、環境についての勉強会とかワークショップですか、主婦など意識の高い人などの開催、そういうのも考えていく時期が来ているのではないかと思いますけども、その辺はどうでしょうか。
答弁 副村長 山崎恵司(副村長は2025年6月まで)
温室効果ガスの削減に対する取組みのところでございます。まず最初に、職員の効果ガス削減に対する取組みという点では、表に見える部分でやられていないというふうに判断できるわけではなく、なぜかと言いますと、紙をできるだけ使わないとかというのは、恒常的にその発想が出たときに、昔からやっている話で、今そのことをもとに戻して実施し直しているわけではありません。ですから、継続的にずっと取組んできたことを今も継続的に取組んでいるという考え方です。これは節電についてもそうですし、電気を切ったり点けたりする。それよりも変な話、節電モードにした方が電気の効果は高いのかだとか、そういった感覚は職員にはウォームビズ、クールビズも含めて、意識的には温暖化対策をやっているということは意識付けはやられていると。ただ、それがどの程度効果があるかという点については、情報の共有化はなかなか離れていないところがあるのではないかなというふうに思うところであります。ですから、マイカーをできるだけやめて歩こうというのは、村の健康ポイント事業とも関連していますし、そういった面では、できるだけ歩くことをした方が健康にも良くて、温室効果ガス排出の抑制にもつながると。こういった話を、例えば、今後は職員の研修会等でもやっていくべきかなというところは思うところであります。あと、住民に対する温室効果ガスの削減に対する取組みを広める活動ですけど、確かに温暖化計画を表に出しているだけでは、そのこと自体は周知しているとは、確かに言えないと思います。もっと研修会、講習会、こういった活動が削減につながるのだよというようなことをもっと表に出していくべきかなと。単純な方法としては、広報とかホームページ、そういったところで周知をするとはありますが、今、大和田議員からもありましたとおり、今だったら、例えばワークショップを開いてみるだとか、講演会をするだとか、そういったことも少し検討してみたいなというふうには思います。ただ、村が1回目の答弁の中で、ごみの分別、ごみ拾い等を行っているというところは、現実問題、ゼロカーボンのゼロカーボン行動という書き方をしていますけれど、どんなことが温室効果ガスの排出抑制につながるのかということは多岐に渡っているはずです。ご家庭でももう取組まれていることはいっぱいあるのだろうというふうに思いますし、それは単純に、照明を通常の電球からLEDに替えること、物を替えるだけで済む問題と、あとは意識の問題ということになりますし、意識の問題では、食物残渣の問題もありますし、当然、ごみを分別する、プラスチックの排出を抑制する、さまざまな面で取組むべきことがあるのだろうというふうに思います。そういった面、住民の皆さんにしっかりお知らせをするという行動を、今後、やっぱり強化していきたいというふうに思っているところでございます。
再質問 4番 大和田彰子
そのとおりだと思います。住民への周知、各家庭でできることは何かというのを村が率先して提案する、先ほども言いましたけど、そこは大事なことと思いますので、ぜひお願いしたいと思います。地球温暖化対策は十勝の基幹産業で農林水産などにも大きな影響を及ぼす重大な問題であり、私たちの日常や活動と深くかかわりがあることから、一人ひとりが温暖化対策について意識を変えなければならない時がきていると思います。中札内村においても、取組む課題について、改めて村長の考えをお伺いいたします。
答弁 村長 森田匡彦(村長は2025年6月まで)
地球温暖化対策に関する村長としての考えということでよろしかったでしょうか。先ほど、副村長からも答弁申し上げましたとおり、地球温暖化対策というのは非常に多岐に渡っております。さまざまなことがリンクし合いながら、環境には影響を及ぼしております。そういった面で、中札内村については、日本で最も美しい村連合に加盟して、美しい村づくりということを進めてございます。そういった面では、しっかり美しい村の理念を住民の皆さんにご理解いただくというようなことを通して、環境への意識を向けていただきたいなというふうに思っております。簡単に紹介いたしますと、なぜ美しい村づくりが地球温暖化対策につながるのかということを申し上げますと、国連環境計画というのがございます。これは環境省のホームページを見れば、日本語版が出ていたりするのですけれども、その中で、温室効果ガスの排出の全体の6割が、実は日常生活にかかわるものだと言われております。そしてさらに、その6割のうちの6割が、いわゆる家庭での生活の中でも、車やなんかでの移動であったり、家庭における電気の使用であったり、実は食べ物についても温室効果ガスの排出にかかわっているというふうに言われています。つまり、これまでなかなか中札内村で申し上げづらい面はあるのですけど、例えば、食に関して言えば、菜食をすることが実は温暖化に効果があるというふうに言われています。家畜が多くなればなるほど、実はそこから排出される二酸化炭素がすごく多くなる。また、今、非常にいろいろな食べ物を海外から輸入することによって、その移動による二酸化炭素排出量、そういったものもございます。と考えると、今、中札内村については、歩くことであったり、食べることであったり、そういったことを中心にしながら美しい村づくりを進めているところです。なので、実は食生活も地球温暖化には大切なのだ。ただ、歩くことも実は地球温暖化をよくするためには重要なのだ。そういったことを、まず美しい村づくりの理念をしっかり浸透させながら、そこからしっかり、いろんな我々の周りにある日常生活のさまざまなことが、実は地球温暖化にかかわっているのだということを理解いただけるような、そういった広報、勉強会、先ほどご提案いただきましたように、ワークショップ等も必要になってくると思いますので、そういった面で、しっかり美しい村づくりということを軸にしながら、地球温暖化対策については、理解を、村内全体の理解を深めていきたいな、進化させていきたいなというふうに考えているところでございます。
再質問 4番 大和田彰子
先ほど1番で聞き忘れたのですけども、新庁舎の数字がこうやって1平方メートル当たりのいろんなのが出ているのですけども、わかる範囲でよろしいのですが、もう少し詳しく教えていただきたいと思います。
答弁 総務課長 川尻年和(総務課長は2022年3月まで)
大和田議員の質問にお答えしたいと思います。旧庁舎の電気料、さらには、算出にあたっては電気料、さらには重油の使用料が基礎数字になってきます。この部分に二酸化炭素の換算率を掛けて算出しておりますが、それで、旧庁舎におきましては、約88トン余りの温室効果ガスが出ております。この面積、1,263平米で割りましたら、概ね平米当たり70というような形になります。それと、新庁舎の電気につきましては、化石燃料はございません。電気料です。電気料の中で、使用料を見込み、こちらの部分を算出して面積で割っております。1,780平米ということで割りました。そうしますと、1平方メートル当たり50キログラムというようなところでございます。よって、この70から50を引いた20キログラムが削減というような状況になるものでございます。
再質問 4番 大和田彰子
何となくわかりました。省エネのことの地中熱ヒートポンプ、皆さんできるまでは本当に期待していたので、20キログラムということで、余り減少しているということがわかりました。最後ですけれども、北海道各地や十勝においても、環境モデル都市となっている帯広市をはじめ、更別村はゼロカーボン宣言をするなど意識の高い町村が積極的にこの問題に取組んでおります。最後の答弁にも書いてありますけれども、管内市町村の動向に注視しつつ、必要に応じてSNSや村広報紙などを活用した日常生活活動におけるゼロカーボン行動の実践について、地域住民へ呼びかけていくことも検討しておりますと書いてありますけども、必要に応じてというのは、もう必要なときが来ていると思いますので、そこは認識しているのではないかなと思います。世の中の流れに遅れることのないよう、中札内村も頑張っていただきたいと思います。これで質問を終わらせていただきます。
答弁 産業課長 尾野悟里(産業課長は2025年6月まで)
先ほど、大和田議員からいただいたご質問の中で、大規模草地の作業機械、どういったものを増車しているのかというご質問をいただきましたので、その点についてお答えさせていただければなというふうに思います。昨年度については、作業機械については4種類、新規で加えるのと、あと、更新というのを行っております。先ほど、ちょっと説明しましたトラクターのほか、小型のホイールローダー、また、フォークリフト、これらの作業機械を追加しているところでございます。また、ブロードキャスターについては更新ということで、古い機械から新しい機械に更新をしております。増車の理由につきましては、それぞれ作業効率化を図るためということで、この間、トラクター、ボブキャット、フォークリフトの増車を行ったところでございます。