中札内村議会 令和3年9月定例会 2021年9月17日
子どもたちへの安心・安全の給食の提供について
2021年9月17日、中札内村議会の一般質問で、木村優子議員が「子どもたちへの安心・安全の給食の提供について」質問し、村長 森田匡彦、教育長 上田禎子、教育次長 阿部雅行、福祉課長 高桑佐登美が答弁しました。
- 質問者
- 木村優子 議員
- 答弁者
- 村長 森田匡彦、教育長 上田禎子、教育次長 阿部雅行、福祉課長 高桑佐登美
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 1番 木村優子
それでは、質問させていただきます。子どもたちへの安心・安全の給食の提供について、ご質問します。子どもたちが食に関する正しい知識と望ましい食習慣を身に付けるために、安全・安心の食の提供や食育については、教育や保育現場において積極的に取組んでいくことが重要と考えます。第6期まちづくり計画においても、給食は成長期にある子どもたちの心身の健全な成長と健康を支える上で大切な役割を果たしており、栄養バランスが取れ、子どもたちが楽しみにする安全で安心な給食の提供について記載されており、ふるさと味覚給食、地場産給食の日等の事業が行われております。村では保育園、小中学校で給食を提供してくださっていることは、保護者としても大変ありがたく感謝をしているところです。ただ、近年はアトピー性皮膚炎や化学物質過敏症の増加、生活習慣病の低年齢化など子どもたちの健康を取り巻く問題が深刻化していると言われており、さらなる取組みが必要ではないかと考えております。そこで、以下の点についてお聞きいたします。1点目、保育園や学校給食における食物アレルギー対応について。北海道教育委員会が発行している「学校における食物アレルギー対応の進め方」によると、平成26年4月に発表された公益財団法人日本学校保健会の調査では、北海道におけるアナフィラキシーの既往を有する児童生徒は、10年前と比較すると、小学校で約5倍、中学校で約2倍に増加しており、小・中学校で全国平均を上回っております。アレルギーには色々な原因がありますが、その主なものは食物によるものと考えられており、村でも今後、食物アレルギーを持ったお子さんが増えていく可能性があり、その対応について検討していくべきだと考えます。過日、村の保育園給食や学校給食において、アレルギーを有するお子さんへの対応について、所管課の担当者にお話を伺い、現在の調理場の設備では、厨房での除去、代替食の調理・提供等の対応が難しい状況であるという説明を受けました。それを踏まえ、次のことについて伺います。1番、令和元年10月より、村は保育園において、利用児童全員の保育料や副食費、おかずやおやつの無償化を行っています。子育て支援として経済的負担の軽減が目的ですが、アレルギーをお持ちのお子さんの場合、給食献立の中にアレルゲンとなる食材が入る副食の日については、各家庭が用意・持参することになっており、その副食費については保護者が負担しております。普通給食やおやつを食べられるお子さんとそうでないお子さんのご家庭とで、保育園を利用する上で金銭的に差が生じているということになりますが、このことに対する村の見解をお聞かせください。また、補助をするなど、何らかの対応をする考えはあるかもお伺いいたします。2番目、現在の学校給食調理場は、平成6年に供用開始ということで、当時は食物アレルギー対応についての計画がなされずに建設されていることが推測されます。現在の調理スペースではすでに手狭で、新たにスペースを確保することも困難であると伺いました。今後の改修等計画において、増築によりアレルギー食対応の調理スペースを確保する、もしくは保育園と学校給食の調理場を一本化し、アレルギー食の対応ができる施設を整備するなどの考えはありますでしょうか。実際に学校給食センターのスペースの余剰部分で、高校や老人ホーム、保育園に給食提供を行っているという自治体があるということも聞いております。2点目、給食における塩分摂取基準への取組みについてです。平成31年、令和元年度の決算審査意見書の留意事項として、学校給食の塩分摂取基準の是正についての指摘がございました。文部科学省から平成30年8月1日施行で塩分摂取量が改正されましたが、本村の学校給食における塩分摂取量は月平均して基準値よりも高く、適切な栄養の摂取による健康の保持増進や健全な食生活を営む上で、前述の生活習慣病の低年齢化の問題や予防の観点からも、幼児期からの減塩に努めるため、栄養素基準値の是正と管理体制について述べられております。令和3年4月1日に施行される法改正で、さらにその基準が引き下げられたところですが、学校給食での減塩についての取組状況と基本の考え方、また、今後の取組についてお伺いいたします。
答弁 村長 森田匡彦(村長は2025年6月まで)
保育園や学校給食における食物アレルギー対応について、まず、1点目の保育園におけるアレルギーをお持ちで副食を持参いただくご家庭への副食費の負担についての村の考え方について、私の方から答弁させていただきます。村においては、子育て支援施策として、令和元年10月より保育料の無償化を行ってきております。国の無償化の基準では、一部給食費として実費徴収ができるとされておりましたが、村では従前より、副食費は保育料に含むものとして、無償化の際にも副食費を別途負担はいただくことはしておりません。近年、食物アレルギーが多様化・複雑化してきている中で、きらきら保育園では現在、アレルギーを持つお子さんの保護者の方と意見交換をする機会を持たせていただきまして、5月以降、アレルゲン食材を使用せず、子どもたちが同じ給食を食べられる日を月に10日から12日程度設定させていただいております。おにぎり保育等の日を除くと、給食提供日は月16日から18日であり、もちろんすべての日とはならないため、副食の食材によっては持参いただくメニューがありますが、献立を立てる際にはアレルゲンのない食材の選択など工夫できることを、栄養士、調理員、保育士が模索しながら取組んでいるところであります。副食費をいただかないということ、そして、お預かりするお子さんの生命を守るという観点から、結果として一部の保護者の方に副食を用意する手間や経済的な負担を感じさせる部分はあろうかと思います。ただ、副食費の補助を含め、さまざまな福祉サービスを提供する上で村民に生じる経済的負担のすべてに行政が対応することは、現実的には難しい部分であります。利用者ニーズのすべてにお応えすることはできませんが、保育園としては、幼児期における食育の意義を重視し、可能な限り子どもたちが同じ給食を食べられる対応に努力するとともに、給食の時間を楽しんでもらうために一定程度の食材の多様性も維持していきたいと考えております。このような保育園の方針に対して、ご理解とご協力をいただけると幸いです。次に、学校給食におけるアレルギー対応につきましては、教育長より答弁させていただきます。
答弁 教育長 上田禎子
続きまして、本村の学校給食におけるアレルギー対応については、国・北海道の食物アレルギー対応に基づき、「中札内村立学校における食物アレルギー対応の手引き」を平成28年に作成し、対応してきております。今年度の対応は、原因食品が多い児童一人については、お弁当を持参いただき、卵アレルギー二人については、除去できるメニューのときは各クラスで教諭が除去を行い、それ以外のときは代替食を持参いただいております。本村の学校給食調理場は、アレルギー原因食品の混入に対応するための調理ラインを設けることが物理的に不可能ですので、このような対応となっておりますが、十勝管内19市町村の対応状況はさまざまで、代替食を提供しているのは8町村ほどあり、対応する調理ラインを設けている調理場になります。今後の改修計画時に提供できるようにとのご提案もありますが、調理ラインを設けることは全面改修、併せて増築しなければ難しい状況であります。このような状況から、当面は現在行っている除去と代替食の持参を学校及び保護者との協議を行いながら対応してまいりたいと考えております。現在は、黙食が続いている学校給食ですが、児童生徒が安全で安心な楽しい学校生活を送るためには、アレルギーを有する児童生徒の状況について、他の児童生徒からも理解が得られるような配慮も必要ですので、理解度に応じた食に関する指導や保健指導、食物アレルギーに関する内容の指導も行ってまいります。2点目の、学校給食における塩分摂取基準への取組みについてですが、学校給食は、栄養バランスの取れた豊かな食事を提供することにより、成長期にある児童生徒の健康の増進、体位の向上を図ることはもちろんのこと、食に関する指導を効果的に進めるための重要な教材となるものでもあります。文部科学省が示す「学校給食実施基準」については、日本人の食事摂取基準を参考に、昼食である学校給食において摂取する望ましい栄養量を算出したもので、児童生徒の個々の健康状態や生活活動並びに地域の実情等がありますが、配慮すべき数値となっております。区分されている栄養成分は、エネルギー、たんぱく質、食塩相当量など12種類あり、小学校は2年齢ごとに基準値が示されています。本村の学校給食では、「学校給食実施基準」を踏まえ、献立の作成にあたっては、嗜好の偏りをなくすとともに、多様な食品を適切に組み合わせ、安全でおいしい給食となるように努めておりますが、令和元年度の決算審査意見書において、塩分摂取量が高く、減塩に努めることが重要であると留意事項に記載されました。指摘を受けてからは、減塩を意識して、みそ汁のみそを減量して具沢山にする。スパゲティをゆでるときに塩を入れない。きゅうりの板ずりをやめる。福神漬けをやめる。ドレッシングの量を調整するなど、栄養教諭の指示により、調理員も減塩の意識を共有して進めてきております。このように、塩分を減らすための工夫を行ってきているのですが、今年度もまだ基準を超えている状況であります。保育園の給食がおおむね基準内ですので、引き続き塩分を減らした給食の提供のため、食材の持ち味を生かして、薄味での調理、酸味で味にメリハリ、香りや刺激を感じて風味豊かにするなど、さらに工夫をしてまいります。併せて、家庭での減塩を含めた食生活の見直しも重要ですので、給食だよりの中にこれからの学校給食の取組みと理解・協力を伝えてまいります。
再質問 1番 木村優子
ご答弁いただきました。再質問については、1点目の保育園や学校給食における食物アレルギーの対応と、2点目、給食における塩分接種基準の取組みについて、分けて1点ずつご質問いたしますので、それぞれでご答弁いただきたいと思います。まず1点目です。保育園については、答弁書から、今年の5月以降、献立等を工夫してアレルゲン食材を使用せず、同じ給食を食べられる日を増やすなど対応されているということがわかりました。確認なのですけれども、学校給食においても、卵アレルギー2名については除去できるメニューは各クラスで教諭が除去を行い、それ以外のときは代替食を持参するということになっておりますけれども、保育園のように、なるべくそのアレルゲンの食材を使用しないような献立づくりの取組みも同時にされているという理解でよろしいか、確認します。
答弁 教育次長 阿部雅行(教育次長は2022年3月まで)
学校給食においても、そのような形でアレルギーの子がいますので、そういう対応を考慮して給食をつくってきております。
再質問 1番 木村優子
アレルギー食の対応については、答弁書にもありますように、村の調理場の設備や限られた調理員の人数の中で、模索しながら取組んでいただいているということですので、今後もアレルギーを持つお子さんの保護者の方と意見交換や情報共有の機会をなるべく取っていただいて、継続して取組んでいただきたいと思います。北海道の千歳市では、原因食材を極力使わないなかよし給食、大阪箕面市の特定原材料給食調理で利用しない取組みなど、先進の自治体などの事例も参考にして、継続的に取組んでいただければなと思います。また、現在今、特に保育園ですけれども、献立を工夫して、今いろいろ移行している状況だと思います。提供してみて、例えば、どういう感想を保護者の方が持っているのか。お子さんの意見ですとか、そういったものも、今ちょっとコロナの関係でなかなか難しいとは思うのですけれども、試食なども通じて、給食の試食、献立に対するご意見も、アレルギーを持つお子さんの保護者の方だけではなくて、ほかの保護者の方からもご理解いただけるよう、そして広く意見を聞く機会を設けるなどしていただくことができればと思います。ただ、答弁書にあります保育園の無償化に伴い、副食費をいただかないこと、お子さんの命を守るという観点から、一部の保護者の方に副食を用意する手間や経済的な負担を感じさせる部分があるということについてですけれども、私個人としては、やはり村として何かしら対応をしていただけないかと考えているところです。アレルギーを持つお子さんの保護者の負担というのは、副食費やお弁当を持参するための準備の手間というだけではありません。ご承知だとは思いますけれども、これも保育園だけではなく学校給食も含めてなのですけれども、アレルギーをお持ちのお子さんのご家庭では、日々のお食事の中の準備の中で、アレルギー対応の食事を、毎日仕事や家事をこなしながら用意されているということですとか、手に入るアレルゲンフリーの食材は、割とみんな割高であるということですね。あとは、アレルギーの食材の解除に向けて、やはり少しずつお子さんと慣らしていって取組みをされているという、そういう努力のところと、医療機関の受診の回数が多いというところも、やはり大変かなと思われます。また、保育園に提出する書類についても、医師の指示書などが数種類ありまして、その指示書などを出していただく際には、保険の適用外というふうになっています。例えば、医師による指示書が、ちょっと医療機関の方に電話して調べたところ、2,000円程度、あとは、そのアレルギーのお持ちのお子さんは、必ずエピペンと言って、アナフィラキシーが起こったときに対応していただけるように、保育園や教育機関に投薬医療書というのを提出するということになっていますけれども、それでも大体2,000円1回程度。あとは、アレルギーの段階に応じて、この食物は食べれるよということになったときには、解除届けというのを出さなければいけません。そういったことで、やはり2,000円かかっています。最低でも年1回、大体6,000円程度が、そのご家庭には負担になっています。この点、普通は回数によって個人差も、アレルギーの状況によってあるのですけれども、それが3年間続けば、保育園だけで1万8,000円と。これは本当に単純計算なのですけれども、そういう額を、余分にと言ったらちょっと言い方語弊ありますけれども、保護者の方、負担をすでにされているという状況です。書類を提出するために、保険適用外の経費を村が負担するということになると、アレルギーの方だけではなくて、いろんな持病を持たれている方も同様に、そういった書類は教育機関や必要なところには提出しているはずですので、そこの部分を負担するというのは、ちょっと村としも難しいのかなとは思うのですけれども、できれば、それが難しいなら、やっぱり副食費の部分だけでも、補助の対応ができないかというのが、個人的な考えなのですね。金銭的負担の全てに行政が対応することは現実に難しいというのも十分理解はできるのですけれども、村民に優しい村として、誰も取り残さない社会のシステムづくりの一環としても、アレルギーや持病を持つお子さんの保護者の方たちの経済的負担を軽減するための方策を、再度検討することができないかということで、もう一度ご質問します。
答弁 福祉課長 高桑佐登美(福祉課長は2026年3月まで)
私の方から、少し前段の方でお話があったところについて、お答えをしたいと思います。少し試食会なども通じて、皆さんの意見を、保護者の方のご意見をというようなところがありました。ちょっと記憶があれなのですけれども、昔は参観日みたいなことを利用して、給食の試食をいただいていた経過はあったかと思いますけれども、今、コロナ禍ということもありまして、難しいかと思いますが、園内で何かできることがあれば、この後、考えていきたいなというふうに思います。あと、アレルギーをお持ちのお子さん、5月以降、給食の体制、少し変えてきておりますけれども、子どもさんの感想を、村の栄養士と保育士の方が聞いてきておりました。あと、保護者の方とお話したときも、保護者の方からもお子さんの反応を伺いました。今までは、全食お弁当を持参いただいていた方だったので、ものすごくおいしかった、みんなと一緒に食べれてものすごくおいしかったということを、兄弟の方にまずご報告をして、保護者の方にもお話したということを伺いました。それを私たちも含めて聞きまして、これは本当にもう一生懸命、しっかりみんなで食べられる給食を準備していく。できるだけお母さん、お父さんの負担を少なくするために、できる範囲で除去をして提供するような体制をつくるということで、今本当に、答弁書にもありましたように、模索している途中です。現実、今、お二人の方には、提供できない日もありますので、代替食、持ってきていただいているのですけれども、それ以外の、今は3名の方については、ほぼ代替食持たないで来ていただいているような状況にもなっておりますので、副食費の負担というところはありましたけれども、保育園としては、できる限りみんなで食べられる日をつくる。あるいは、負担のない給食メニューを考えるというところで、考えていきたいなというふうに相談をしているところでございます。
答弁 村長 森田匡彦(村長は2025年6月まで)
木村議員からの再質問で、副食費の補助の検討をということで、もう一度ご質問いただいたかと思います。これは副食費の補助、これ自体を予算的にできないのかというとそういうことではないです。予算的にはそんなに大きな額はかからないというふうに考えております。ただ、最初の答弁でも申し上げたとおり、結果的に副食費いただかないということで無料化された。ただ、アレルギーを持たれている保護者については、用意しなければいけないから、それが結果として負担になっているということであります。実は、この事業は、この事業だけで完結するということであれば、対応することは可能なのかなというふうに思うのですけれども、実は、世の中の担う福祉施策というのは、本当にそういった事情というのは正直言ってたくさんあるのですよね。すべての住民に対して、本当にすべての平等を担保する施策というのは、なかなかこれは正直言うと難しい。それは最初の答弁でも答えさせていただいたところであります。これが、この質問が、例えば、副食費を負担することによって、そのご家庭が大変な生活に困窮をきたす、そういうようなことであれば、しっかり検討しなければいけない。そういった状況もこれから出てくるかもしれないので、そういった面で、そういった状況も踏まえながら、いろいろな検討はしなければいけないのかなというふうに考えるところではあるのですけれども、やはり、では今の中札内村のいろんな子育て支援の施策は、保護者、子育て世帯に優しくないのかというと、そういった面では、うちの村が劣っているとは正直、至らないところは多々あるかと思うのですけれども、それほどほかの自治体に比べて劣っているところはないのではないかなというふうに思います。要するに、平等を担保するために手を差し伸べる。平等を担保するために手を差し伸べるということを始めてしまうと、本当にこれ、もぐらたたきみたいな感じで、もう至るところにそういったことがあるのではないかなというふうに思うのですよね。なので、これは当事者の方からすると、なかなか承服しかねる部分もあろうかと思うのですけれども、本当に今、保育料も無償化されていますし、医療費も無料化されている。高校生になったら高校生の補助というのも、就学支援というのも設けさせていただきました。あくまでもやはり、中札内村行政として考えるべきは、全体を通してどういった支援が本当に必要なのか。確かに困っている人に手を差し伸べることは必要なのだけれども、そしたら本当に困っている人に手を差し伸べる手なのかというのはやっぱり、いろいろ検証していかなければ、限られた財源の中で、福祉施策というのはやっぱり展開していけないというふうに考えるところです。この事業自体は大きな予算かかるものではありませんけれども、やはり全体を通した中で、本当に必要な事業なのか。これは、繰り返しになって申しわけないです。本当に当事者の方にとってみたら不公平に感じる部分もあるのかもしれませんが、そういったことを考え出すと、では逆に、副食費全員からもらった方が平等なのではないかという考えにもなりますし、非常に難しい面があります。いわゆる平等を担保するというのは。そういった面で、それぞれの折り合いする中で、どこまで折り合って一緒に、子どもにとっていい福祉施策を、保育を提供していけるのか、子育て支援施策を提供していけるのかというのは、やはりもう少し広い視野で考えていかなければいけないのではないかなというふうに思っておりまして、今現在は、なかなかその副食費の補助というのは難しいなというのが正直なところです。ただ、これは難しいから、ではそれで思考をストップするということでなくて、これからの本当に必要ないのか。そういった検討はこれからも続けていきたいなというふうに考えております。
再質問 1番 木村優子
わかりました。村長のお考え方とか、福祉サービスの在り方、私もいろいろ勉強しなければいけないところあると思いますし、考え方についてはわかりました。ただ、できれば、先ほどおっしゃっていただいたように、検討は継続して続けていただきたいということと、なるべく、負担に感じておられる、不満を持っておられる保護者の方いらっしゃるというのも事実ですので、なるべくきめ細やかな対応、お子さんの意見を聞くとか、そういった部分ではきちんと対応をこれからも続けていっていただきたいと思います。では次に、給食センターの改修についてなのですけれども、答弁の中では、調理ラインを設けることは全面改修併せて増築が必要なため困難で、当面は除去と代替食の持参で対応するというふうにお答えいただいております。そこで、供用から27年程度、今経っている給食センターなのですけれども、現時点、その改修計画自体は立てておられるのか。それについてお伺いいたします。
答弁 教育次長 阿部雅行(教育次長は2022年3月まで)
調理場の関係ですけども、必要な調理器具等の備品購入、交換等の修繕は行っていかなければならない考えでおります。ただし、今回のような安全な給食を提供するため、アレルギーが入ってこないようなラインをつくるような大規模な改修については、今のところ考えておりません。
再質問 1番 木村優子
わかりました。学校給食センターの整備については、各自治体の財政状況や人口減少の進展を背景に、どの自治体でも大きな課題となっておりまして、施設整備にあたっては、中長期的に立った検討や分野横断的な検討が求められていると思っております。現在、給食センターの在り方については、将来的な施設設備の遊休化が懸念されたりとかで、単体で学校給食センターという運営ではなくて、新しい機能を追加するということで再整備をしている自治体も今は増えております。例えば、岩手県の遠野市では、高齢者向けの配食サービスとか総合食育推進、防災と言った総合食育センターの整備というのを行っております。そのほかにも、自治体によっては、幼稚園、保育園、認定こども園、放課後児童クラブへの給食提供や災害時の炊き出しなども含め、災害の拠点としての機能も踏まえて再整備するという形で検討を行っている自治体も今は増えております。また、整備事業の検討においては、調査や住民懇談会なども含めて、大体5年から10年ぐらいの年数をかけて計画をされておりまして、民間活力を利用するPFI事業方式というのも積極的に採用されているという自治体も増えております。それが八雲村の学校給食センター、人口7,000人程度の村なのですけれども、PFI方式で学校給食センターを新たに整備したという例でございます。もし整備事業の財源がなくて、維持が困難な場合は、給食ではなくて、例えば、民間に配食を委託するスクールランチというのが、北海道では様似町が初めて実施しまして、コープさっぽろが受託をしているものですけれども、そういった給食委託サービスの利用というのも、今後考えていく検討の材料かなと思うのですけれども、村として、次回施設を改修する検討の際に、いろいろ設備器具を新調したり入れ替えてという方法もあるのですけれども、改修後、40年から50年、また続けて使用していく施設を、食物アレルギーの対応等ができるものにするのか、またはしないものにするかどうかというのは、今から年数がかかるものですから、当面のアレルギーの対応と並行しながら検討する必要があるのではないかというふうに考えております。できれば、学識経験者、小中学校の校長先生方、保育園長、PTAの方々、あとは学校給食センターの栄養教諭の方などが集まって、アレルギー対応とか食育等も含めて、今後村で給食提供について考えていく給食検討委員会のようなものを設置すること。あとは、給食についての住民の人の意見を聞く懇談会など、今、座談会など増えておりますけれども、そういった形で住民の方から意見を聞けるような機会を設けていただいて、今後検討するということはできないかというふうに個人的には思うのですけれども、それについての考えをお伺いします。
答弁 教育次長 阿部雅行(教育次長は2022年3月まで)
現在、給食に関する意見等を聞く場として、ご存知だと思いますけども、学校給食共同調理場運営委員会がございます。その中には、当然、教育委員会職員入りますし、保護者、PTAの方も入っていただきます。学校長も入っていただきます。回数は年間そんなに多くないのですけども、その中で、村の給食についての意見等を出してもらっています。そのほか、栄養教諭と各学校3校の養護職員、この4名による担当者会議も開催して、より具体的に給食関係の打ち合わせをしている状況です。前段、木村議員からお話あった今後の考え方ですけども、今現在、中札内村の給食センターは二十何年経って古くなってきて、どちらかと言えば、今、長寿命化という形で、現在の施設の中で機能をどうする、良くしていくかという考えを持っています。ただ、今後、人口が少なくなってくる要因もある。そのほか、おっしゃったとおり、災害等の併せて、給食のほかに何か併せてつくるものが出てくるのか。そういうものが出てくるようであれば、考える余地は出てくると思いますけども、今のところ、今後8年ぐらいの計画では、今の施設を使っていこうという考えを持ってございます。
再質問 1番 木村優子
わかりました。第7期まちづくり計画の策定も進んでおりますので、今のご答弁だと、それ以降のまちづくりの計画の中に検討材料として入るのかなという気はするのですけれども、できれば早い段階でどうしていくかというのは、検討を着手していただきたいと思います。アレルギーの対応についてはこれで終わります。次に、2点目です。学校給食での減塩の取組みについてですけれども、減塩を意識しての調理の工夫がなされているということが答弁書からわかりました。また、学校給食だけで取組むのではなく、家庭での食生活の見直しが必要だということで、給食だよりの啓発等も行っていくということでした。それに関しては、全くその通りだなと思いますので、今後も継続して工夫の取組みをお願いしたいと思っております。最後に、先日の決算審議の際に、学校給食の賄い材料費と給食費の徴収額の差が110万円あって、こちらは地場産のものを提供するふるさと給食の材料代として出されていて、大体150万円ぐらいが村費で出ているというお話あったと思うのですけれども、あと、幕別町などの自治体が一定程度負担している流れが今はあって、多少、賄い材料費が上ったとして、村で値上げはしないというようなお話でございました。今回、質問した安全・安心の給食の提供の取組みについては、減塩のために工夫することとか、あと、なるべくアレルゲンを使用しない献立づくりに関しても、現場での対応というのにはやはり限界があると思いますので、やっぱりそれに対応する食材や、加工品ですとか、調味料ですとか、そういうものを購入するとなると、やはり通常よりも割高のものの可能性が高いというか、割高になると思うのですよね。そういうものを、やはり使っても取組んでいくということを考えていただいて、やっぱり現状の体制で難しい場合は、例えば、栄養士や調理員の方を増員するという必要性も今後出てくるかもしれませんし、そうなるとまた予算の増額の可能性も出てくるのですけれども、アレルギー食の対応については、給食のみだけではなくて、災害備蓄品とかでも用意しているという、やはり自治体もありますので、そういったこともやはり加味をしていただいて、村がアレルギー対応をきちんとしていく。もしくは減塩にちゃんと取組むという方向性を明らかにしていただいて、それに見合うやはり予算を確保していただくことが必要かと思っております。なので、その辺について、最後に村長にお考えをお聞きしたいと思います。
答弁 村長 森田匡彦(村長は2025年6月まで)
今すぐ、ちょっと明確な回答できないので申しわけありません。ちょっと給食費で村費で負担して、それは中札内の食材を味わってもらうという意味でやっているので、ちょっと、アレルギーの議論とまた別のことになるのかなというふうに思います。ただちょっと、どの程度それをやるのに予算がかかるのか。その予算を掛ける効果としてはどういったものかというのをいろいろ検証してみなければいけないなというふうに思います。あと、木村議員の一番最初の質問にあったとおり、これから恐らくアレルギーを抱えていらっしゃるお子さんというのは増えていく傾向にあるのかなというふうに思いますし、そういった中でいくと、本当にアレルギー対応というのは、これから本当に重要になる問題なのかなというふうにも感じている部分あります。そういった面では、ちょっといろいろ研究させていただきながら、何が必要なのか、どうすれば子どもたちの食育、食を通した学びを支えられるのかというのは、しっかり考えていきたいなというふうに思っております。場合によっては、もしかすると、科学の進歩でアレルギーそのものを治療することができるような技術も出てくるかもしれませんし、いろんな情報収集しながら、村として何ができるかは検討してまいりたいというふうに思います。ちょっとはっきりしない答えで申しわけないのですが。関心は非常にあります。
答弁 教育長 上田禎子
所管の担当なので、一言お話させてください。現在、小学校の給食費237円、中学校283円です。本当に他町村から見ると、真ん中ぐらいの状況でありまして、本当に給食センターの方も苦労しながら何とかというところで、持ち出しを少しでも少なくするような形でやっております。減塩につきましては、十勝管内他町村ほとんどが塩分は超えておる状況なのですね。それは先ほどもお話しましたように、家庭での塩分が非常に高いのですね。それで、給食の方でも、先ほどのような工夫をしているのですけれども、そうなると、わかめご飯のときだったら、例えば、残食少ないけど白米になったらドンと残食増えるとか、やはり家庭と給食センター、給食センターの方では、法に則って、基準に近づけるように努力はしているのですけども、そうすると残食が増えるというのが、うちもそうですし、どこの町村でも同じ課題であります。しかしながら、基準がありますので、それは何とかもう少し工夫して、先ほど、木村議員がおっしゃったように、減塩調味料ですとか、その他の食材、冷凍ものなんかは給食用につくっていて、もうそこはなかなか手が出せないようなところでありますので、何とか給食センターである程度味付け等できるものについては、ちょっと高くなりますけども、減塩調味料というものも検討していきたいというふうに思っています。併せて、ラーメン、うどんの汁物はどうしても塩分が高くなってしまいますので、飲み干さない指導というのも、今もやってもらっているのですけども、学校の方に再度、給食のときにそういう汁物出たときには、そういった指導をしてもらうような働きかけも併せてしていきたいというふうに思っています。来年度の予算のときには、他町村の状況もありますので、一人当たり幾らというようなことも検討していきたいというふうに思っております。
再質問 1番 木村優子
わかりました。現場の方がいろいろ苦労して対応されているのはアレルギーに関しても減塩についても同じで、それは私も理解していますし、もちろん保護者の方もその部分はきちんと理解はされているので、なかなか大変だとは思いますが、継続して取組んでいただければと思います。以上で私の一般質問は終わらせていただきます。それでは、次に、6番船田議員。
質問 6番 船田幸一
新庁舎周辺の公衆電話ボックスの設置についてということで、ご質問をさせていただきます。防災拠点として機能を有する新庁舎が完成し、機構組織が移転して3カ月が経過しました。この間の村民利用者の利便性への評価はいたって良好のようであります。この間、一人の村民として、視点を変えて新庁舎の周囲を見渡したとき、違和感を覚えました。なぜならそれは、周辺のどこを見ても電話ボックスが見当たらないことでした。そこで、村民にとりまして、携帯電話が必需品となった昨今において、新庁舎の側に公衆電話ボックスは必要ないと判断していたのか、景観を損ねるのか、あるいは、除雪時の障害物となるのか、設置についての考えや設置の見通しについて、お伺いをいたします。現在、旧庁舎前の大通歩道上には、公衆電話ボックスが設置されていますが、新庁舎前には無いようです。東1条道路歩道上、または敷地内への設置について、検討されていますか。本村には設置基準がありますか。総務省通達に沿って設置箇所の見直し等がされていますか、お伺いいたします。さらに、東1条道路は村民の生活道路であり、児童、生徒の通学路でもありますので、防災・防犯上及び高齢者などの弱者救済の観点からも早急に設置願いたく、お伺いをいたします。またさらに関連して、児童、生徒への携帯電話の普及、所持状況について、お伺いをいたします。
答弁 村長 森田匡彦(村長は2025年6月まで)
新庁舎周辺の公衆電話ボックスの設置についてであります。本村に設置基準はありませんが、総務省では、「市街地においては、概ね500メートル四方に1台」との設置基準があります。現在、旧役場庁舎前の国道に国が設置した公衆電話ボックスがあり、新庁舎周辺は基準距離内となることから、移動や新設は難しいというふうに判断をしております。また、現在、国は設置基準を「1キロメートル四方に1台」に緩和することを検討しており、公衆電話ボックスの設置は最低限の通信手段として全く無くすことはないまでにしても減少する方向にはあります。児童、生徒の防災・防犯上の観点では、学校側で危機的な状況等に遭った際は、公共施設等の「子ども110番の家」に避難する指導を行っており、東1条の通学路には、役場、村民体育館、郵便局、中札内小学校や中学校の近隣には文化創造センターがあり、対策を講じているところであります。さらに、本村の児童及び生徒の携帯電話普及、所持状況について、小学生におけるスマートフォン等の所持状況は把握しておりませんが、中学生においては、本年5月の携帯電話所持調査で、3学年109名中95名が所持しており、87.2%の携帯電話普及状況となっております。なお、児童及び生徒のスマートフォン等の学校への持込みについては、北海道教育庁通知により、教育活動に直接必要のない物であることから、原則持ち込みは禁止となっております。昨今の携帯電話の普及状況を踏まえますと、村民の通信手段は概ね確保されている状況と判断しており、所有していない方への対応としては、村民体育館、文化創造センターなどの公共施設においてピンク電話を設置しております。現在の通信手段の整備状況や安全対策の取組状況から公衆電話ボックスを増設する必要性は低いと判断しており、新庁舎周辺の公衆電話ボックス設置については、現在考えていない現状にあります。