中札内村議会 令和2年9月定例会 2020年9月11日
今後のウイルス感染予防に向けての体制づくりについて
2020年9月11日、中札内村議会の一般質問で、大和田彰子議員が「今後のウイルス感染予防に向けての体制づくりについて」質問し、村長 森田匡彦、福祉課長 高桑佐登美が答弁しました。
- 質問者
- 大和田彰子 議員
- 答弁者
- 村長 森田匡彦、福祉課長 高桑佐登美
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 4番 大和田彰子
私は2問ありますが、1問ずつでお願いいたします。まず最初に、今後のウイルス感染予防に向けての体制づくりについてお聞きいたします。①です。コロナウイルス感染者の情報公開と偏見についてです。8月20日の新聞に十勝管内感染者の情報公開や偏見についての記事が載っており、読まれた方も多くいると思われますが、その中には中札内村の例が挙げられておりました。十勝で初となる感染者が中札内村で確認され、村長のテレビ出演や報道で情報が公開されたわけですが、その後、誹謗中傷の話やデマが飛び交い、村に居られなくなって引っ越したという噂がいまだに続いております。そのご家族は大変辛い思いをしたと思いますが、村民は皆温かく接しており、そのご家族も安心して中札内に住んでいられると言っておりました。また、その一方で、情報公開したことにより住民は適切な感染対策をとることができたと思います。感染拡大が続く中、誰もが罹ってもおかしくない状況の中で、今後、村内で感染者が出た場合の情報公開のあり方は大変難しい課題であると思いますが、村はどのような対応をする考えなのかお伺いいたします。次に、②番目です。相談体制づくりについてをお聞きいたします。一部の住民からこのような意見がありました。発熱症状が出たとき、インフルエンザなのかコロナなのか判断ができなく不安です。どうすればいいのか分からない。かかりつけの病院へ行けばよいのか、無い人はどこへ行ったらいいのか、診療所で対応はしてくれるのか。感染し隔離される場合はどのような流れになるのか。などであり、そういったときの相談窓口が欲しいとの意見でした。今後、第3波に備えて自らどう対応するかを知っておくことは大事と考えますが、現在の相談体制はどのようになっているのかお伺いいたします。次に、③番目です。インフルエンザワクチン予防接種の助成についてです。ウイルス感染症への関心が高まる中、秋以降のインフルエンザ流行が懸念されます。発熱や咳が出たとき、コロナなのか、インフルエンザなのか見分けにくく、混乱を招かないためにも、国はワクチンの供給量を増やし接種を呼び掛けていくとされています。本村では幼児から中学生までと65歳以上の方などを助成対象としており、低料金でワクチン接種することができますが、それ以外の方は実費負担となっております。ちなみに更別村では自己負担金1,000円、大樹町では2,500円で全住民が予防接種を受けられる制度になっております。本村でも自身や周囲の人を守り、重症化のリスクを抑えるため、全村民に接種費を助成する必要があると思いますが、村の考えをお伺いいたします。以上ここまでで、答弁お願いいたします。
答弁 村長 森田匡彦(村長は2025年6月まで)
今後のウイルス感染予防に向けての体制づくりについてですが、1点目の、村内で感染者が出た場合の情報公開のあり方についてです。先ほど、船田議員からの質問の答弁と重複いたしますが、患者情報の公表につきましては、感染症法等に基づき、行政上の対応が必要な場合に、北海道において、ご本人から公表内容に同意を得て、市町村へ情報提供されることになっております。村では、道と連携し、同意が得られた内容を十分に踏まえ、個人情報の保護に配慮した上で、感染拡大防止のために、住民への情報提供や注意喚起と理解活動を行うこととしております。また、感染者が発生した場合に備え、初動時の対応マニュアルを作成し、中札内村新型コロナウイルス感染症対策本部会議において、共通認識を図ってきております。さらに、感染者等への差別や偏見についてですが、先ほど船田議員への答弁のとおり、こちらについては社会的に大きな問題になっていると認識しております。村においても感染予防の注意喚起に合わせて、情報無線等により、感染者等への理解や配慮について、今後も継続して呼び掛けてまいります。2点目の、現在の相談体制についてでありますが、新型コロナウイルス感染症の専門的な相談窓口としては、帯広保健所等に設置されている、帰国者・接触者相談センターにおいて現在も継続して相談を受付けております。また、風邪などの症状が軽度の場合やかかりつけの病院がなく受診を迷う場合など、一般的な健康に関する相談は、保健センターにおいて、村の保健師が対応しております。相談窓口については、広報等で周知を行ってまいりましたが、今後のインフルエンザ等の感染症の発生に備えて、村民の方を対象とした相談窓口の周知を行ってまいります。3点目のインフルエンザワクチン予防接種の助成についてですが、インフルエンザは、子どもや高齢者が重症化しやすく、保育園や学校での集団生活の中で感染が広がることから、本村においても、65歳以上の方及び幼児から高校3年生相当年齢まで対象を拡大して、ワクチンの接種費用助成を実施しております。また、助成対象年齢にかかわらず、非課税世帯や生活保護世帯の方には、接種費用の全額を助成し、令和元年度は270人が無料で接種されております。村においては、重症化を予防するため、高齢者や子どもたちへの接種勧奨と費用助成を継続するとともに、課税世帯の方には、接種費用の負担をお願いしたいと考えております。
質問 4番 大和田彰子
それでは、再度1問ずつ質問をさせていただきます。先ほどの①番のコロナウイルス感染者の情報公開と偏見についてですけれども、先ほど船田議員の質問とほぼ同じですので、村長答弁で大体のことは理解いたしました。ネットコラムで共感したことがあります。感染したくないと、誰しもが思っています。だからこそ、私たちの誰もがついつい感染者を遠ざけたり、差別してしまったりする傾向があります。私たちの過度の恐れ、遠ざけようとする心が、差別の根につながっていくこと。そして、その大人の姿を今子どもたちも見ているということを、一人ひとりが意識しておく必要があります。感染した人や周囲で働いている人たちに対して、差別ではなくねぎらいの言葉とエールを送り、ともに理解し合い、この危機を乗り越えていくことが大切ではないでしょうか。ということで、ぜひ中札内村もそういった心で誰も傷付くことがなく、お互いを思いやれる村になるようお願いしたいと思います。次に、②の相談体制づくりですけれども、ここも船田議員と重複しているのですけれども、今までも、3月からいろいろ広報等を含めて、いろんな周知はされてきて、特に60歳以上の方には郵便で相談窓口という形でプリントを送られて、それは分かりやすくご覧になっている方がたくさんいると思いますけれども、それ以外の方々、それから、広報等で出ていてもやっぱり見過ごしたとか、もう忘れてしまったという方もたくさんいらっしゃると思いますので、再度分かりやすい形で周知されるようにお願いいたします。あと③番目です。インフルエンザワクチン予防接種の助成についてですけども、決算資料を見ました。52ページに書いてあるのですけども、その決算資料の中に、ワクチンの接種率が載っていました。1歳から12歳まで499人中、接種率は59.5%。それから、65歳以上1,149人中、接種率は57.9%と書かれて、半数以上の方が受けているなという感じです。これはワクチン助成を受けた対象の接種率がやはり高いのかなと考えておりますが、村民全体ではどのくらいの接種率なのか把握していれば教えてください。
答弁 福祉課長 高桑佐登美(福祉課長は2026年3月まで)
ただいまの村民全体の接種率ということでございますけれども、あくまでも助成をした対象者の方の集計しか村の方には届いてなくて、個人で病院で受けられた方については、ちょっと把握はできておりませんので全体の接種率としては、ちょっと分からないといった状況です。
質問 4番 大和田彰子
分かりました。インフルエンザの流行期には、学校の先生は自らが罹らないように、実費ですと3,000から4,000円ぐらいで受けているのが現実です。学校の先生あたりは本当に休めないので必死で受けております。また、保育士の皆さんもやはりそうなのかなと思いますけれども、そのような実態を踏まえて、年齢の範囲を広げた助成の制度があれば、多くの人が低料金で受けられ、感染拡大防止にもつながるのではないでしょうか。
答弁 福祉課長 高桑佐登美(福祉課長は2026年3月まで)
ちょっと制度のところを少し補足させていただきますけれども、助成対象は65歳以上の方と、子どもから高校生までに加えて、中札内では独自に、非課税世帯の方についても費用助成をまずしております。それは管内では全住民の方を対象として非課税世帯の方に助成対象としているというのは中札内村だけというふうになっておりますので、そういう制度になっておりますので、非課税の方についてはある程度受けていただいているという状況になっております。それから、3,000円から4,000円の負担ということで、かなり大きいかなというふうには思うのですけれども、中札内診療所においては、お二人で受けに行っていただけると、少し低料金で受けてもらえるということで、昨年の金額ですと、一人多分2,750円ぐらいだったかと記憶しております。広報等でも少し、二人で受けてくださいというのを呼び掛けもしておりますので、そちらも継続して周知していけたらなというふうには思っているところです。
質問 4番 大和田彰子
先ほど他町村のことも言いましたけども、他町村ではすでに実施しているところもあり、中札内村のような小さな自治体だからこそ取り組めることではないかと思いますので、その実施している市町村の成果を調査されて、前向きな検討をお願いいたして、この質問は終わらせていただきたいと思います。