中札内村議会 令和元年12月定例会 2019年12月13日
コミュニティバスくるくる号の運行状況と利用者数について
2019年12月13日、中札内村議会の一般質問で、船田幸一議員が「コミュニティバスくるくる号の運行状況と利用者数について」質問し、村長 森田匡彦、総務課長 川尻年和、副村長 山崎恵司、教育長 髙橋雅人が答弁しました。
- 質問者
- 船田幸一 議員
- 答弁者
- 村長 森田匡彦、総務課長 川尻年和、副村長 山崎恵司、教育長 髙橋雅人
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 6番 船田幸一
私から質問をさせていただきます。コミュニティバスくるくる号の運行状況と利用者数についてでございます。平成28年10月の運行開始から、今年で3年を経過いたします。北回り循環線、南回り循環線、上札内線の3路線で運行されていますが、これらの運行開始後の年間の業務委託費を含む維持費の総額をお伺いいたします。また、利用者一人当たりの公費負担額をお伺いいたします。次に、広報誌で利用者数が公表されていますが、各路線の開始後の年間利用者数、可能であれば年代層男女別にお伺いいたします。利用者の意見や要望は把握されていますか。利用推進の取り組みは十分でしたか。関係者の確認乗車などの定期的な取り組みはなされましたか。スタート時と実態との差異など費用対効果を含め、お伺いいたします。また、次年度に向けて、現行路線の廃止または見直しのお考えがありますか、お伺いをいたします。
答弁 村長 森田匡彦(村長は2025年6月まで)
コミュニティバスくるくる号の運行状況等についてお答えいたします。くるくる号は、福祉バスの老朽化等により、中札内地区と上札内地区を結ぶ乗り合いバスと、農村部と保健センターを結ぶ福祉バスを統合する形で、平成28年10月より運行を開始いたしました。年間の業務委託料の総額については、平成30年度実績で901万4,548円となっております。年間延べ利用者数が3,797人であることから、利用者一人当たり公費負担額は、2,374円となります。各路線の年間利用者数は、年々増加しております。各路線の利用状況の推移は、平成28年度は市街地線818人、上札内線348人、農村部線93人であります。平成29年度は市街地線2,264人、上札内線952人、農村部線581人で、平成30年度は市街地線2,385人、上札内線981人、農村部線683人となっております。なお、年代層男女別の集計は行っておりません。利用者の意見や要望については、老人クラブや生活支援体制整備協議体の会合へ担当者が参加する等、把握に努めております。また、定期的な確認乗車は実施しておりませんが、委託先と密に連携をとり、バスの運転手に話された利用者の意見を聞き取っております。平成30年度の農村部ルートの大幅な見直しの際には、農村部線の利用者の自宅を訪問し、直接聞き取りを実施いたしました。利用推進の取り組みについては、桜六花公園等のイベント時の臨時運行や、保育園での園児の体験搭乗を実施してきております。上札内保育園児の集団活動体験を目的とした、きらきら保育園との交流事業を進めていることから、その移送手段としても活用しております。利用者数は、毎年確実に伸びてきており、利用実績のない路線を廃線とするなど効率的・効果的な見直しを実施していることから、費用対効果を含め一定の成果はあったと認識をしております。今後もさまざまな場面で、利用者等のご意見をいただきながら、生活の足として利便性を高めるよう努めてまいります。なお、次年度については、現行路線の廃止や見直しは行わず、現行サービスの周知及び普及啓発に努めてまいります。
質問 6番 船田幸一
村長から丁寧なご答弁をいただきましてありがとうございます。年間延べ利用者数3,794人は、単純計算で申しますと、村民一人が年間1回利用したことになります。公費負担額は言い換えれば、村民当たり2,374円ということになりますね。単純計算の例えですけれども、ガソリン代、リッター140円で割り返すと、往復で17リットル、片道で約8.5リットルの消費です。つまり、普通車がリッター15キロメートルを走行するとして見た場合、255キロメートル走行したことになります。これは往復で平均12キロメートル利用したと仮定した場合、年間村民一人当たり約21回の利用となります。私が逆説的にちょっと分析した結果でありますけれども、所管部署としては、どのような手法を用いて分析をされているかお伺いをいたします。
答弁 総務課長 川尻年和(総務課長は2022年3月まで)
今の船田議員のご質問にお答えしたいと思います。費用対効果という観点でお答えしたいと思いますけども、この答弁したように、公費負担額、一人当たり2,374円ということになりますが、これは一人当たり年額の金額になります。月でいきますと、約200円を切る。そういったような金額になると思いますが、決して一人当たり月200円という金額については、決して高くはないというような考えは持っております。そして、担当職員が、老人クラブもしくはそういう会合の方に出向いて、いろいろと協議を進めた結果、そのルートとして今こういった形になっておりますけども、しっかりとした形で、今、生活の足として利便性を高めるような形でやってきているのかなという判断をしております。
質問 6番 船田幸一
私が申し上げたいのは、福祉バスと併せて、統合した形で、このくるくる号が運行されているというふうに理解していますので、この後、もうちょっとお時間をいただきまして、後ほど別途意見を申し上げさせていただきます。次に、利用者の伸び率を見ますと、平成28年と30年を対比した場合、市街地で2.9倍、上札内で2.8倍、農村部で7.3倍となっていますが、農村部が突出して伸びている背景。29年、30年で市街地が伸び悩んでいる背景をお伺いいたします。
答弁 総務課長 川尻年和(総務課長は2022年3月まで)
今の質問にお答えしたいと思います。28年度につきましては、10月からの運行ということになります。よって、10月から3月までの半年間の運行の、今、この数字でございます。29年度におきましては、1年通してというような形になってございますので、そういった形も含めた形の、半年分と1年分という比較です。よって、1年間通したものに対して半年分しかないという、そういうことでございます。
質問 6番 船田幸一
よく分かりました。私は上がった数字をそのまま忘れるという理解をしなくて解釈した結果であります。私の質問の仕方が悪かったと反省をいたしております。続きまして、住民へのサービスの担い手であるべき行政が、実地見分というべき行政職員によります乗車、つまり利用状況確認を行っていないのはなぜなのかなと思っております。地方行政の業務委託方式というのは、丸投げ方式を指すのかお伺いいたします。
答弁 副村長 山崎恵司(副村長は2025年6月まで)
このくるくる号の運行に際しては、できるだけ利用者さんのご意見をいただきながら、なにしろ最初、なかなか利用が進まないで、村民の皆さんからもくるくる号見たときに誰も乗っていないではないかというようなご指摘も受けてきた経過もございます。それは、乗って、職員が1日中乗ってそのこと自体を検証するという考え方もありますけれども、当初はやっぱり利用をいかにして伸ばすか、乗り方をどうやって皆さんにご説明するか。それが一番重要だと思った28、29、28年度は当然始まったばかりの年でありましたから、そういう普及啓発活動に力を入れていったという実態ございます。そう当時、まったく乗車したことがないということではございませんので。ただ、定期的な確認として乗車確認をしたかという点については、定期的では行っていないということでございます。ですから、できるだけバスの運行を委託している会社のバスの運転手も変わりますけれども、会社の運転手に対して聞き取りを行って、こういう運行だったら戻ってしまうだとか、もうちょっと利便性を高めるためにはこういうふうにした方がいいのではないのかと。そういった意見を、乗車された方から一番聞く立場にありますので、そういった聞き取りを密にしながら、委託業務をやっていただいているということでございます。全く100%お金を払っているからあんたのところに任せたよということで丸投げしているものではございませんし、丸投げをしていたのでは、利用者の声というのはお聞きすることがちょっとできませんので、そういった意味でいけば、きちんと委託業務の内容をきちんとやっているかどうかということの把握とともに、利用者の意見についても、会社を通して聞き取っているところでございます。
質問 6番 船田幸一
ありがとうございます。よく分かりました。実は、私への市街地住民からの声は、利用者が少なくがら空きなので、車両は小さくてもいいから、玄関先とは言わないまでも、もっときめ細かに回ってほしいとのことでしたので、この場をお借りしてお伝えをいたします。こういうふうに捉えたらどうでしょうか。つまり、多くの皆さまがやはりくるくる号の各路線の時間帯で、よくよく見ていらっしゃいます。運転手さん一人のときが結構多いというふうに聞いております。そういった意味で、より効率的な運行方法、そして、より利用率が上るような、やはりご努力がされるべきではないのかなと、改めてお願いを申し上げます。次年度については、現行路線の廃止や見直しを行わず、現行サービスの周知及び普及啓発に努めてまいりますとのご答弁でしたが、答弁の変更はありませんか。お伺いいたします。
答弁 村長 森田匡彦(村長は2025年6月まで)
先ほど答弁させていただきました。次年度については、現行路線の廃線見直しを行わないという答弁なのですけれども、これはもう見直しませんよということではなくて、実は大幅な見直しをしたばかりであって、それをまだ実は十分利用者の方々に認識がしきれていないというような受け止め方でおります。なので、まず、ガラッと変わったばかりの路線について、もう少ししっかり定着して、その上でやはり、また何年か経過を見て、やっぱりこれは使いづらいねだとか、もうちょっと違ってこうしたらいいのではないみたいなことが、ある程度の年限を試さなければちょっと見えてこない部分があろうかなというふうに考えておりまして、これについては、より利用者の方の声を引き出すための、そういった意味での現状のサービスをしっかり維持していきたいというような答弁でございます。なので、当然利用者の方からそういった要望が出てくれば、随時やっぱりこれは見直していくというようなことに、方針に変わりはございません。
質問 6番 船田幸一
どうもありがとうございます。始まったばかりということでありますので、今後の推移を見る中で、利用率の向上、そして、住民サービスにより多くのお力添えをしていただきたいというふうに、願いを込めて終わらせていただきますが、最後に一つだけ。業者との業務委託契約内容の一部の開示を求めます。契約期間の定めについて、お伺いいたします。
答弁 総務課長 川尻年和(総務課長は2022年3月まで)
契約期間につきましては、1年ごとの契約になります。1年更新といいますか、1年1年の契約になっております。
質問 6番 船田幸一
ありがとうございます。単年ごとの契約更新ということでございます。確かにそういうやり方、契約の仕方が一般社会通念化されているのだろうと思います。結局蓄積されたノウハウが、業者の蓄積されたノウハウが、村と共有できるよう、やはり契約期間の見直し等についても、さまざまな角度からご検討いただきたいなという願いを込めての私の質問でありました。以上で終わります、ありがとうございました。続きまして、高校生等の通学費等助成及び通学バス、スクールバスの運行等について、ご質問させていただきます。教育委員会では、現在、生活困窮者世帯の高校生等の通学費等の助成、一人月額1万5,000円を上限に公費負担を行っていますが、過去3年間の対象者数と公費負担総額をお伺いいたします。また、帯広または、帯広以外の高校に通う生徒は現在何名ですか。今後3年間の見込み数を含めてお伺いいたします。また、現行制度の見直しにより、対象者を全員に拡大するお考えがあるかどうかお伺いいたします。所管部署の違いがあろうかと思いますが、さらには以上のことと並行して、利用者の少ないコミュニティバスくるくる号の活用による中札内帯広間の送迎通学バス、いわゆるスクールバスの運行が可能かどうか、試験運行を含めて、費用負担の観点からも検討にきている、段階に入っているのではないかとお見受けし、お伺いいたします。
答弁 教育長 髙橋雅人(教育長は2021年3月まで)
高校生等の通学費等助成及び通学バスの運行等についてですが、過去3年間の対象者数と公費負担額についてお話をいたします。昨年度から制度化した事業ですので、1年分の実績となります。まず、下宿代に係る申請が1件ございました。助成額は月額1万5,000円の12カ月分で18万円となっておりました。次に、高校生の通学先についてですが、過去3年間の中札内中学校生徒の進学先の状況からお答えを申し上げます。帯広の内訳は、柏葉、三条、緑陽、帯広農業、帯広工業、帯広南商業、帯広北、帯広大谷、白樺学園高校に進学した生徒となります。3学年の卒業生87名中65名となります。進学率は、毎年ほぼ100%となります。ほかの残りの22名は、更別農業、大樹高校や管外の高等専門学校や高校などに進学をしております。今後3年間の見込み数についてですが、現在の中学生の進学先についてはまだ確定しているものではございませんので、見込み数については、例年並みの割合だろうと想定いたします。次に、制度についての見直しについてですが、現行は、村長公約の経済的理由で夢をあきらめさせない。高校生の通学費用、下宿費用等の助成の実現であり、要保護及び準要保護児童生徒の就学援助認定基準に該当する世帯を対象として実施を進めております。このように、修学することが困難と認められる世帯に対して、補助金を交付して負担を軽減することを目的に実施し、今年度でまだ2年目であることから、早急な見直しは現在考えておりません。次に、コミュニティバスくるくる号を中札内・帯広間送迎通学バスへの利用についてですけれども、現在のくるくる号は、費用対効果を考えて、1台で、そして曜日ごとに路線を変更して運行となっている状況でございます。運行時間等を考えますと、1台で現状の路線と通学に係る帯広方面等を運行することは大変難しくなります。また、本村を含めた南十勝から帯広市内高校までの通学便を運行しております民間バス会社への影響も考えられることから、難しいなと考えております。
質問 6番 船田幸一
髙橋教育長の丁寧なご答弁をいただき、ありがとうございます。率直に申し上げますが、実績交付助成対象者が1名、年間助成額18万円とありましたが、森田村長の選挙公約に照らして、実は私は驚いています。なぜなら、一人でも対象者がいたことからすれば、公約を実現していることになりますが、このことについて、森田村長のお考えをお伺いいたします。
答弁 村長 森田匡彦(村長は2025年6月まで)
船田議員からの再質問にお答えいたします。高校生等の通学費助成等の現状等に関する再質問かというふうに受け止めております。これは私も選挙公約に掲げさせていただいて、導入させていただきました。これについては、総合教育会議ですか、と教育委員の皆さまとも話し合った中で、さまざまな財政的な理由等々、また、過去、中札内村が実施していた通学費助成等々とも照らし合わせながら、現状の要保護及び準要保護児童生徒の就学支援ということで導入した次第であります。そういった面では、実はなかなか財政的なめどが、大変難しい、判断難しいというところで進めてきたわけですけれども、このふるさと納税ですね、非常に大きな金額集まってきております。ただ、これは本当に昨年から今年にかけて大きく伸びているということで、できれば私としては、このふるさと納税については、これからもある程度の規模のご寄付いただけるような努力はしてまいりたいというふうに考えておりますけれども、そういったことを踏まえて、ふるさと納税の自主財源の獲得等々がもう少し先を見通せるような状況になりましたら、これはやはりもうちょっと拡大することも、私としては検討してまいりたいなというようには考えてございます。ただ、本当に平成31年度、急に伸びて、では来年度どうなのかというところが、残念ながらちょっと推測でやってしまうわけにはいかないものですから、もう少しやっぱり状況を見たいなというふうには私としては考えてございます。
質問 6番 船田幸一
どうもありがとうございます。仮に全てを対象とした場合、87名×18万円で、年間最大で1,722万6,000円になります。これは規定規則を無視した話でございますので、参考にということでお願いしますが、村にとってあまりにも負担が大きすぎますので、例えば、冬場は何分の1かの助成、夏場は何分の1かの助成を行うといったことは可能ではないかと考えておりますけれども、これについてはいかがでしょうか。要するに、3分の1、4分の1、5分の1と、そういうような意味合いで捉えていただきたいと思いますが。なぜなら、通学費助成を行うことによりまして、教育環境に配慮をしている村として注目されます。移住希望者へのメッセージにつながると私は考えておりますけれども、いかがでしょうか。この点についてお伺いをいたします。
答弁 村長 森田匡彦(村長は2025年6月まで)
高校生の通学費助成等の事業につきましては、これはやはり教育委員会ともしっかり協議した中で、いい形で進めていかなければいけないというふうに考えております。現状については、ある程度財源的な、自主財源としてのめどが立った段階で検討してまいりたいというふうに考えておりますので、そういった面では、そういったいろいろな考え方を持って、どういう助成のあり方がいいのかというのは、もし実施するというような結論に至った場合は、十分に考えてまいりたいというふうに思っております。また、今、少子化、非常に社会問題になっておりますけれども、この解消には、解消の一つの方策としては、やはり高校以上のいわゆる学業に関わる負担をどう軽減するのかというのが非常に重要かなというふうに思っております。今、本当に経済的な格差も広がっておりますので、そういった視点はしっかり、そこがすごくこれからの子育て、地方創生にとっては重要だという認識では同じ方向を向いていることを申し添えさせていただきます。
答弁 教育長 髙橋雅人(教育長は2021年3月まで)
教育委員会の所轄なものですから、私の方もいろいろとこの件につきましては研究させていただいております。船田議員のおっしゃるとおり、村の子どもたちが高校へ少しでも通いやすくなればという思いは私も同感でございます。旧中札内高校が閉校された当時のお話でございますが、その当時施行されておりましたほぼ同様の通学費用助成制度が、当初5年の計画のところ7年まで延長されて、途中で中止をされたという経過を伺っております。現在、再度復活されたような形で、この助成制度がまだ2年目ということになっております。現在、徐々に浸透されつつあるのかなという段階だと想像しております。初年度が1名で、現在のところ、年度途中なのですが、5名という形になっております。もちろんこれは一律ではないものですから、対象者希望者で5名という形になっております。昨年度までの議会等の協議経過を振り返りながら、私の感想や意見といたしましては、やはり一つ目に、補助として用意する予算の総額を一体幾らまで見込む必要があるのかなというこの点、これは大きいと思います。2点目、その補助金制度を、今回、途中で止めて復活させているものですから、こういった制度をいつまで続けるのか、もしくは、途中で何らかの事情で中止をするということが本当にできるのかというところなのですね。この実施期限の問題等は、やはりちょっと軽視することはできないのかなと。この二つの点は、とても重要な視点だと考えております。
質問 6番 船田幸一
今まで、村長、教育長からいろいろとお話をお伺いいたしました。ありがとうございます。以上の事柄につきまして、財源については、ふるさと納税を活用するお考えはありませんかという想定はしていたのですが、先ほど村長からいろんな角度でのふるさと納税の活用についてのお話がございましたので、ここでは割愛をさせていただきます。さらには、別の視点から通学費の公費助成について、踏み込んでみますと、私が独自に調べた結果から得た答えは、くるくる号での早朝・夕暮れ時の運行は可能で検討に値するとの見通しを得ましたことをお伝えいたします。確かに、民間バス会社への社会的な影響や高額な負担金問題がありますが、これらと絡めて見直しをするお考えをお持ちかどうか、改めてお伺いをいたします。
答弁 副村長 山崎恵司(副村長は2025年6月まで)
くるくる号をスクールバスとして運用できないかという最初のご質問に対しては、民間バス会社への影響ですとか、ひいては、南十勝沿線で負担をしています赤字補てんの問題、これらも絡んでくるかなっていうふうに思っています。単純に南十勝での負担のことを考えれば、うちの村がそういう方式で帯広へのスクールバスを運行するということになれば、スクールバス運行自体が再検討されることも考えられるというふうに思っています。今の段階では、単純にはお答えできないのかもしれませんけれども、くるくる号自体の運行が、早朝も含めて民間バスの路線への接続だとか、そういったことも考えながら路線運行を図っている現状からすると、帯広へ運行することによって、この1台の運行では、そちらの方に回すことがちょっとできなくなるという想定でございます。ということから、なかなか今の段階でくるくる号をスクールバスとして運用するということは、なかなかできないのではないかなというのが村側の考え方でございます。
質問 6番 船田幸一
私が申し上げたいことは、常に世の中は動いてございます。常に子どもたちも成長しています。固定概念で物事を捉われないで、あらゆる角度から、やはり検討を加えて、その時代に合った合った姿形にもっていくことが、今求められている行政の姿勢ではないかと、私はそのように考えます。いろいろありがとうございました。以上で終わります。
質問 6番 船田幸一
続きまして、字名地番改正について、ご質問させていただきます。過年度の議会の一般質問でも取り上げられ、住民アンケート調査が行われていましたが、その後の経過報告を求めます。現在、市街地の範疇に属する行政区の字名地番改正が行われていない行政区名と、その宅地の筆数がどれだけあるのか。そして、今後の村の対応についてお伺いをいたします。また、将来、民間、行政を問わず宅地造成時の対応についてもお伺いをいたします。
答弁 村長 森田匡彦(村長は2025年6月まで)
字名地番改正についてお答えします。平成27年2月に対象地域住民にアンケート調査を行い、5月に結果と今後の対応方針について当該住民に通知しております。アンケート結果を踏まえた村の方針は、改正には住民の皆さんの負担も伴うことから、希望する声は総体的に少なく、地区ごとの意向も異なり、統一的対応は難しいと判断し、ときわ野第4次分譲終了時点をめどに、協議していきたい考えを示しております。字名地番改正が行われていない行政区と筆数ですが、興農区が18筆、ひばりヶ丘が52筆、ときわ野区が101筆であります。方針のとおり、ときわ野第4次分譲が残りわずかとなりましたので、当該行政区と協議を進めてまいります。今後の新たな宅地造成予定地は、現在において具体的な計画はありませんが、対応については住民の利便性や造成工事と住所改正の諸手続のスケジュールを踏まえて検討してまいります。また、民間による分譲宅地開発が行われる際には、当該民間業者と住所改正を協議してまいります。
質問 6番 船田幸一
字名地番改正が行われていない行政区と筆数について、現在、3行政区、171筆、あまりにも多いと思われます。かつて、渡部村政のときに、全村的に公費負担で実施されましたが、なぜそのときどきで実施されてこなかったのか、その実態をお伺いいたします。
答弁 副村長 山崎恵司(副村長は2025年6月まで)
大規模な字名地番改正が行われた時点で、本村の土地の利用計画上、その今の改正がされていない住所地については、住宅が建っていたものではなくて、恐らく農地等として保有されていた土地だったというふうに思います。ただ、その後、宅地造成が行われた段階で、いわゆる字名地番改正、住居表示ということになるのでしょうか、その取扱いについては、現行の住所地のままの状態で文筆を行い分譲を行ったということで、その住所表示までは至っていなかったというのが実態だというふうに思います。大規模な字名地番改正をやったときには、そこの地番を市街地内の地番と同様にすることが、道路等も含めて整備されていなかったことから、そこまではちょっと検討しなかったというふうに推測するところでございます。
質問 6番 船田幸一
実は私も過去、宅地造成という仕事に携わったことがございます。その経験から申し上げますと、宅造にあたっては、市街化調整区域なりいろんな行政の縛りがありまして、その経過を踏まえて宅地造成というのは行われます。各市町村においては、市街化調整区域の施政を受けて、そして宅地造成計画をやるわけですけれども、その時点でほとんどの市町村は何条何丁目なり、その地域の地番改正が伴って造成がスタートされている実態にございます。そういうことを踏まえますと、私から申し上げると、今、副村長からのお話がありましたけれども、かつての宅地造成に向けた対応があまりにもずさん、職務怠慢かな、言葉悪いですが、そのようなことになるのかなと思っていますが、その点についてはいかがでしょうか。
答弁 副村長 山崎恵司(副村長は2025年6月まで)
ご指摘の部分については、非常に反省すべき点として、いうふうに考えております。もともとこの話が以前一般質問で出たときに、帯広市の区画整理組合がやっていた清流の宅地分譲地、これが宅地分譲地、分譲開始後、結果的に住居表示を変更する取扱いがされておりました。本村については、宅地分譲を行った時点で、そこまでの処理をしなかったというのが実際今に至った原因ではないかなと。そのこともありますので、今、現行宅地分譲をする用地の取得等をしているわけではございませんが、そういう宅地分譲地が今用意されているわけではありませんけれども、そういった場合については、そういった住所表示も含めて、当然やらなければならないというふうに考えているところでございます。
質問 6番 船田幸一
ありがとうございます。実は私、なぜそのようなことを申し上げてきたかと言いますと、私どもの居住地も当然そういう方々がいらっしゃいまして、過去、ある議員さんもいろんな形で質問をされたというような話が耳に伝わってきておりました。しかし、その方たちが私に申し上げていただいたことは、最終的に自分たちでお金を払ってやるならどうぞというお話だったと。ああ、そうですかと、ああ、そういうものなのでしょうかね。というお話をしたところ、実はそれぞれアンケートを捉えた結果に基づいて、恐らく田村村政のときだったかと思いますが、自分たちでどうぞおやりくださいみたいな話だったと。そして、アンケートに基づく結果によっては、そんなに何とかしてくださいというような声も少なかったというようなお話も聞かされました。しかし、そのお話を聞いたときに、私はこう捉えました。所有者が将来、贈与や売買等で地番改正されていない土地とそうでない土地で不利益を被ることが懸念されるということが胸によぎりました。それはどういうことかと言いますと、近傍類似価格で土地は売買されて、ある程度、当然路線価格もありますが、そういう流れを組んで土地の売買価格決定されていくわけですね。実は、何条何丁目という名称の土地と、何々字何番地という名称の土地というと、かなりやっぱり外部から見ますと、これは印象的に非常によろしくない。大変申し訳ありませんけども、今ある字名地番を抱えていらっしゃる多くの方もいらっしゃいます。大変失礼な言い方になりますけども、やはり町の中、中札内村全体、中札内の市街地の範疇ということでありますと、やはり公平の原則に照らしまして、ましてや、公共団体の宅地造成で地番改正の手続きを踏むことがなく、分譲した行為は社会通念上許される行為では、僕はないと考えていますが、お考えをお聞かせ願いたいと思います。お伺いいたします。
答弁 副村長 山崎恵司(副村長は2025年6月まで)
今のご質問の住所の表示自体で、印象的に価格が低く見られることと、資産等の評価自体は、だからといって下げて評価をするということではないというふうに思います。印象的なものを除けば。売買にあたってということなのでしょうけれども。そういった面では、手続きをしなかったということについては、するべきであったということが、基本的には先ほど申し上げましたとおり、やるべきだったろうということはお答えできるのですが、そのことによって不平等が生じているということにまでは、社会的影響がどこまであるか、ちょっとお答えをしづらいかなというふうには思います。ちょっと明確な答弁にちょっとなっていないかもしれませんが、できるだけそういう住宅地を整備するということになれば、他と同じような取扱いをするよう努力するということで答弁をさせていただきたいというふうに思います。
質問 6番 船田幸一
副村長のお話が前向きなお話が得られたというふうに私は理解をさせてもらいたいと思います。そういった場合、一度に、例えば、今現在、今すぐ171筆を一度にやるとかということではなくて、住民に周知徹底されて、対象住民に周知徹底されて、3年、5年あるいは10年というスパンのもとで、予算を組んで計画的に実行されてはいかがでしょうか。そうすることによって、単年度でかかる費用も極力抑えられて、それぞれの住民がご納得いただけるような、そういう形に導くことが可能ではないかと私は考えておりますが、その点についてはいかがでしょうか。お伺いいたします。
答弁 副村長 山崎恵司(副村長は2025年6月まで)
改正のスケジュール、それなりに時間がかかるということはご承知おきたいと思います。一部の、その一つのエリアの一部だけを変えるということは、もともとできないというふうに思いますので。つまり、10筆あったらそのうちの1筆だけを表示変えるとか、そういったことはちょっとできませんので、当然、合意形成がそこで進んでいなければ、そのエリアすべての表示を変えることはできないというふうに考えていますし、そうなると思います。そのためには、そのエリアなり地域を絞ってというのはあり得ることだというふうに思いますが、ある程度時間をかけて合意形成を行って、そこの宅地のエリアのすべての表示を変えるよう、時間をかけて合意形成に向けて取り組むというスタンスにならざるを得ないかなと。例えば、3エリアあったとしたら、3エリアすべてでやるのが一番よろしいのでしょうけれども、合意形成が得られないまま進めるわけには当然いきませんので、これから1回目の答弁の中でも申し上げたとおり、各地域と協議をするということについてはお答えをさせていただいておりますので、稚拙な走り方をしないように進めたいなと、協議をしたいなというふうには思っているところでございます。
質問 6番 船田幸一
どうもありがとうございます。過去の行政の遺産と言うべきものが、このことだけではなくて、いろんな形の中で残っていると思います。しかしながら、行政は継続性が原則でございます。過去の誤りは誤りとして正して、今現存している、そして未来に向けた弊害を残さないように、今後とも鋭意検討され努力されていくことを望みまして、私の質問を終了させていただきます。