むかわ町議会 令和4年第2回定例会 2022年6月16日
地球の温暖化対策について
2022年6月16日、むかわ町議会の一般質問で、東千吉議員が「地球の温暖化対策について」質問し、町長 竹中喜之、総務企画課主幹 栃丸直士、農林水産課参事 髙木龍一郎、農業委員会事務局長 東和博、農林水産課長 酒巻宏臣が答弁しました。
- 質問者
- 東千吉 議員
- 答弁者
- 町長 竹中喜之、総務企画課主幹 栃丸直士、農林水産課参事 髙木龍一郎、農業委員会事務局長 東和博、農林水産課長 酒巻宏臣
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 5番 東千吉
5番、東千吉でございます。令和4年第2回定例会に町長の骨太の方針をお伺いし、何点か質問をさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。まず、第1点目、地球の温暖化対策についてでございます。地球規模でこの温暖化について関心を持った京都議定書、これが先進諸国の第一歩でございました。それから30年弱過ぎて、今、2050年に向けて、カーボンニュートラルについて真剣に先進諸国含めた世界の各国がこの脱炭素社会の実現に向けて、将来の地球の災害防止も含めて検討を実行に移す段階となってございます。そういった中で、我が町でもこのカーボンニュートラルについて真剣に実効ある方策を打ち出しながら、これから約28年の間に具体的にしっかりと成果を見据えてやっていかなければならないという部分でのお伺いでございます。温室効果ガス排出削減についての町長の基本的な考え方を伺いたい、これが1点目でございます。それから、2点目は、施政方針にもございました本町のゼロカーボンシティ宣言、これを行うとございますけれども、当然、町民参加が主でございます。具体的には各家庭の取組や、第1次・第2次・第3次産業における脱炭素の取組と視点についてを伺いたい。それから、有効な手段としての電気自動車。この電気自動車も普及をしていかなければならないのではないかというふうに思っておりまして、この電気自動車の充電、町内では四季の館駐車場にしか充電装置がないと思っておりますが、今後増設する考えがあるのかどうか伺いたいと思います。そして、我が町は、グリーンカーボンはもとより、ブルーカーボンの対策も適地であろう。いわゆる森林のグリーンカーボン対策、それから、海によるブルーカーボンの対策、非常に適地と思われる部分でありますけれども、この森林、あるいはまた、海という部分についても、CO2を吸収する状況が森林なら森林、海によって大きな差があるということでございますから、当然少しでもCO2を吸収できる、そういう状況をつくり上げるということが喫緊の課題ではないかというふうに思います。そういった中で、取組次第では、いわゆるこれからの先のことでございますけれども、カーボンクレジット、逆に売りで攻勢をかける要素も十分に我が町にはあるというふうに思っておりますので、その考えがないかお伺いしたいと思います。
答弁 町長 竹中喜之
地球温暖化対策の関係でございます。それぞれの質問項目、一括してお答えをさせていただきたいかと考えております。まず、私の基本的な考え方につきましては、先ほど7番議員の一般質問の中でもお答えしたとおり、全国的な脱炭素の流れというのを受けて、これをやはり地域課題として、そして、未来志向型のまちづくりにもつなげていくんだということも踏まえて、年度内にゼロカーボンシティ宣言というのを行いたい。そして、これは、東議員がおっしゃられているように、行政だけではなくて、町民の皆さん、さらには事業者の皆さんが一体となって取り組む中身、あるいは機運の醸成、こういったところが最も大切になってくるのかなと捉えているところでもございます。その上で、2050年の脱炭素社会の実現、これを見据えた中での今年度から本町の再生可能エネルギー導入目標、こういったところを策定する事業に取り組んでまいります。7番議員と重ねますけれども、現在、環境省より地域再生エネルギー導入を計画的、そして、段階的に進める戦略策定事業というのを申請している最中でもございます。これが、申請が採択されますと、2050年を見据えてのどの再生エネルギーをどれぐらい、どのように導入し、有効活用していくのか、あるいは地域の合意形成をどう進めていくのかといった目標を定めるための調査・研究、調査・検討というのが含まれた事業ともされておりますので、お含みおきをいただきたいかと思います。あわせて、産業、さらには家庭などにおける日常的な取組、電気自動車の普及拡大、こういったところも含めながら、既存の取組の拡充、費用対効果、さらには強くてしなやかな強靭性、レジリエンスというのでしょうか、などの観点から、今後進めていくべき事業の可能性について、町全体としても調査・研究に努めていきたいと考えております。それと、グリーンカーボンとブルーカーボンの対策に関する考えでございます。自然の二酸化炭素(CO2)吸収源の維持・拡大を、地球温暖化対策に重要な役割を果たす、こういったところから長期的な視点で取り組むことが重要であると捉えているところでもございます。特にグリーンカーボンにつきましては、森林・木材による吸収等の効果を最大限発揮するため、人工林の循環利用の確立、若い森林の確実な造成、こういった取組を進めていければなと。それと、ブルーカーボンにつきましては、国においてデータ収集・算定システムなどの技術的な検討も進められております。今後、その動向というのをしっかりと注視しながら、本町における可能性についての調査・研究、これも並行して進めていきたいと思います。重ねますけれども、一級河川で、鵡川でつながっております川上から川中、そして川下まで、まさにむかわ町はグリーンからブルーまでがこの町に存在する。そして、それを有する貴重な自然資源、これらを活用した地球温暖化対策に積極的に取り組んでいきたいと考えているところでございます。
質問 5番 東千吉
先ほども言ったように、あっという間に2050年になってしまいます。一刻も猶予が許されない状況にあるというふうに私は思っておりまして、そしてまた、実施計画についても、計画をしてからなかなか現実的には難しい状況になっていきます。さらに、今回地震がありまして、山林・森林のいわゆる復旧・復興についても、いろいろな形を模索していかなければならないということだと思います。そういった中で、この温暖化対策に対する森林の整備等についても、なるべく早い段階で、非常に具体的な形を示していくという必要があるのではないかというふうに思っております。また、家庭のほうでも、難しく考えるからなかなかできないんですけれども、例えばだしは昆布で取る。これだけでも、いわゆるCO2の抑制につながる。CO2を海の昆布でしっかりと吸収したやつを処理できるという内容になるということで、難しく考えないで、家庭でもごく自然に、ああ、そういうことかというところからしっかりと一つずつ、できるところから着実に取り組むということをなるべく早い段階でしていかないと、もうすぐにたっちゃうというふうに思うんですが、その辺はどうでしょうか。
答弁 総務企画課主幹 栃丸直士(総務企画課主幹は2023年6月まで)
それでは、私のほうからお答えをさせていただきます。まず、先ほど町長のほうからあった環境省の扱った補助金を使いまして、まず町全体でどの程度温室効果ガスを排出しているのかという推計をする予定でございます。その上で、町全体で脱炭素のシナリオの作成をします。作成をした上で、町全体で再エネの導入をどれぐらい目標を立てていくのかと。例えば太陽光だったり、先ほど言った森林の関係もそうですけれども、いろいろな再エネのポテンシャルというのがあると思うんですけれども、そういった各種再エネでどの程度CO2を削減していけるのかという計算が必要になると思っています。そういったところを分析して、実行計画、それから再エネの導入計画というのを立てていきたいというふうに考えていまして、今、東議員おっしゃったように、それには行政だけでは到底できる目標にはなっていかないというところで、産業部門、それから民生部門、行政部門、それぞれが日常的な生活の中で取り組むべき運動なり、活動というのもございます。先ほど言った、例えばマイバックの使用だとか、LED化だとか、そういった日常的にできるような活動というのも同時的に普及啓発に努めていきながら、町としての再エネの目標の削減に向けて取り組んでいきたいという考えでございます。以上です。
質問 5番 東千吉
日本全体は、非常に世界的には遅れているというふうに私も思っております。そういった中で、先ほど4番目にも出しましたように、うちはやっぱりグリーンカーボン、ブルーカーボン、非常に適地というふうに思っておりまして、ほかの地方自治体にない好条件のあるというふうに見る見方もできると思っているんです。そういった中で、恐らく2050年カーボンニュートラルに向けて、できる国民といいますか、第1次・第2次・第3次、あるいはまた、いろいろな事業所等についてもできるところ、できないところあると思うんですよね。もう既に欧米では、いわゆるカーボンオフセットの中でカーボンクレジットということで、うちはどうしても経営上これができないというところに、じゃ、うちはこれだけ脱炭素やっているんで、こういうふうにうちはやりましょう、売りましょうという形ができる、そういう状況になっている国がございます。そういうふうな形をやっぱり日本だって、あるいはこの我が町だって、そういうふうにして、うちはこういうふうにしているよと。だから、どうぞうちでこれを売りますから買ってくださいというふうなことでやれるという可能性を多く秘めている自治体の一つというふうに私は捉えているんです。そういう部分では、なるべく早い段階でそれをやらないと、後からだったらなかなか難しくなってくる。しかしながら、まだそういう認証制度もできておりませんけれども、先駆けてそういう部分をしっかりと計画の中で、実行の計画の中で進めていく、これが本当に必要じゃないかというふうに思っておりますので、もう一度ちょっとお伺いしたいと思います。
答弁 町長 竹中喜之
答弁繰り返すことになるかと思いますけれども、議員も御承知のとおり、あの胆振東部地震で北海道そのものがブラックアウトというのを経験している。その一つの町としても、その回避あるいは町民生活の安定の向上、そして、持続的なまちづくりに向けてもエネルギーの安定供給を確保することは不可欠とされているところでもございます。繰り返しますが、少しでも早く、まず町としての姿勢、さらには住民の皆さんへの合意形成をどうやって図っていくんだという一つの関門を、先ほど申し上げました地域再生エネルギー導入を計画的、そして、段階的に進める戦略策定事業をまさに今、申請中でございますので、これをまず申請がクリアされるかどうかというところもありますけれども、何とか国のほうにも、東議員も力を貸していただきたいなと思っているところでもございます。それと、ブルーカーボンとグリーンカーボンの関係でございますけれども、陸上の生物、さらには海生生物によっての炭素の吸収というのは、これは言わずもがなとされているかと思います。こういった視点の温室効果ガスの排出ネットゼロを目指す気候変動対策というんでしょうか。これらも含めながら、重要な意味を持つと捉えているところでもございます。この際ですから、これらの着目をして、むかわ町ならではの東議員がおっしゃる脱炭素、そして、再生可能エネルギー政策というのを災害時からの防災拠点、こういったところの役割を意識しながら、むかわ町として取り組んでいきたいと思いますので、ぜひそういったところの東議員の知っている知見を持った方々も御紹介していただければなと思うところでございます。
質問 5番 東千吉
ぜひよろしくお願いしたいというふうに思います。と同時に、私、実はゼロエミッションの電気自動車持っておりまして、実はソーラーでの発電もしているんです。このソーラー発電は、我が町の各家庭でもそこそこに発電をしている方も多くいらっしゃいます。北電では、もう10年たちましたんで、10年たったら買取りの電気料金下げますよということで、1キロ8円になりました。うちの車、24キロの車なので、その1キロ8円で充電すると200円で満充電になるんです。それがいいかどうかはまた別問題ですけれども、そういう再生エネルギーを上手に利用していくような我が町の体制は近い将来あってもいいのではないかというふうに思います。それと同時に、実は室蘭までは行ってくることができません。なるべくならどこか充電施設があればいいんですけれども、むかわ町については四季の館しかありません。もう四季の館で何回か充電をさせてもらっている。たったうちまで18キロぐらいしかないんですけれども、帰っていけなくて、高速充電で30分充電をさせてもらっているという状況ありますけれども、そういう車は結構これから安価で導入することが各家庭でもできるのではないか。そしてまた、バッテリーも大きなものになってくるということもありますけれども、いずれにしましても、コストをそんなにかけないで移動手段として使える要素、あるいはまた、今言った地球温暖化にしっかりと各家庭でも貢献できる対応策ということでは有効だというふうに思っておりますので、町長、ぜひここは頭でちょっといろいろお考えをいただいて、考えていただきたいというふうに思います。次、2番目でございますけれども、武力は武力を生む、武力では何一つ得るものがないとは、恩師、牧口常三郎先生の御指導でございます。私たちはこの地球の平和、現世安穏を願っているわけでございますけれども、最近のロシア・ウクライナ状況は、非常に見ていて心苦しいものがあります。非常に近くも感じております。通常の普通の生活が修羅場になって、人命を脅かす状況が非常に近い状態で、毎日新聞報道等、テレビ報道等でもされている状況に心傷んでいるというのは私だけではないというふうに思っております。そこで、ウクライナの人たち、普通に日本と変わらない生活をしていた人たちが一気にこう人生がめちゃくちゃになったような生活を強いられていることに、何とか我が町としても何かの形で、あるいは自分でも何かの形で支援できることはないのかということを常日頃考えておるところでございます。そうした中で、行政として、①にありますように、難民支援についてどのように考えているのかお伺いしたい。それから、②番目の各方面において、避難民の受入れを表明している。日本はまだそんなに表明されていない。自治体は表明されていませんけれども、我が町で具体的にそういう考えがないのかお伺いをしたい。
答弁 町長 竹中喜之
東議員のおっしゃった牧口先生のお言葉も一つかと思いますけれども、どなたかおっしゃった言葉かもしれませんが、もう戦争というのは誰かが望んだときに始まるけれども、しかし、誰かが望んだときに終わるものではないと、こういうふうな言葉もあるかと思います。ロシアによるウクライナへの軍事侵攻から3か月余りが経過しております。一日も早い平和的解決による終息というのを切に改めて願うものでございます。さて、日本への避難民は1,200人を超えたとされております。政府が避難民の受入れを表明したことによって、支援方策等を準備しているとの報道もあったところでございます。町では、国・北海道の動向というのを今現在しっかりと注視しながら、受入れに関して先進的な自治体等の情報をいただきながら、これからの対応について検討をしてまいりたいと考えているところでもございます。
質問 5番 東千吉
町長が過去の施政の中で、バルト三国との親しい関係をされていると。非常に世界的な交流について関心を持っておられるというふうに思っているところであります。このバルト三国の近くにウクライナがございますので、やっぱりどうしても近くで感じるというのは私だけはないのではないかというふうに思います。そういった中で、人道的な立場から、人道的な支援という立場から、私たちは何とか一つのこの問題について、我が町としてアクションを起こせるものがないのかということで、今、質問をお伺いしているところでございます。いろいろな形あると思いますけれども、当然できないことはできないし、しかしながら、できることをしっかりと前へ進めるということは非常に大事なことであるし、それが人と人とのつながり、国民だけじゃなくて、世界的な人とのつながりで紛争を解決していく。こういうことは非常に大事なことだと思います。話合いは必要だということでございますけれども、なかなか状況によっては落としどころが見えないとそういうこともできないというところございますけれども、我々はできるところからという部分では、例えば普通財産になりました教育施設等についても開放して提供して、そして、人道支援に報いる。そういうことも一つの方法かというふうに思いますので、我が町のそういう条件下を考えた上でどのようですかというところをもう一度お伺いをさせていただきたい。
答弁 町長 竹中喜之
改めて、重ねてでございますけれども、町では議会と連名で3月にロシアのウクライナ侵攻というのは、ウクライナの主権、さらには一体性を侵害している武力行使を禁ずる国際法に違反する行為として抗議文というのをロシア大使館に送っております。重ねてでございますけれども、一日も早い侵略行為を中止して、平和的解決への、皆さんでまずは願いたいところでもございます。リトアニアの関係のお話が出ましたが、先月、リトアニアの日本大使から直に、むかわ町にもオンラインで連絡を取り合ったところでございます。ウクライナの情勢というのも懸念されていたところでございますが、こういったところが一日も早く解決して、本来の地域間の交流というのができればいいなという大使からのお声もあったところも御報告をしておきたいかと思います。国内での避難民の既に受入れを行っているところ、また、これから受入れを行うところ、整っているけれども、まだ課題というのが言葉の問題等々もあるんだよね、宿泊場所の関係もあるんだよねというところの情報交流というのは、道内においても数か所ございますので、そこら辺の首長間の情報交流も今しているところでもございます。いずれにしましても、生活支援等のできること、自国と、あるいは自分たちでできること、さらには国・北海道等通しながら、連携を図った中での町としての可能な範囲での支援というのはこれからも探っていきたいと思います。そして、実践していきたいと思います。
質問 5番 東千吉
100のサービスをというふうに目的を高く掲げるとなかなか難しい。現状をしっかりと把握しながら、よりベターな方向性を現状よりいい方向性を出すということをしながら、いわゆる走りながらしっかりと対策を組みながら考えていく。これが大事だというふうに思っております。ぜひとも町民は協力する姿勢、大いにありますので、行政としてのリーダーシップをしっかりと取っていただきたいというふうに思います。次、まいりたいと思います。水田活用の直接支払交付金の交付対象水田、これの整理についてでございます。①国による交付対象水田の見直しについて、現行ルールの再徹底として、特に転作牧草の取扱いが非常に厳しいものとなっていて、本町では約800ヘクタールが対象となっていると思われますが、このことについてどう捉えているか。それから、②です。このことで、今まで限界農地を交付金によって採算ベースに寄せてきておりますけれども、今後、解決策として具体的対策をどう講じていく考えであるか、行政の姿勢をお伺いしたい。それから、③番目ですけれども、畑地転換に当たり、小麦や大豆の需要動向は極めて堅調であります。国内外の情勢がそういうふうになっております。本町での小麦、大豆の収益性、生産性の向上に当たって、最も大きな課題は何と捉えているか。それから、④番目に、そうした課題について対策を講じた後、令和4年、そして、それ以降の水田の減少面積をどう捉えているかお伺いしたい。
答弁 町長 竹中喜之
本町の水田農業経営につきましては、御承知のとおり、長年にわたり水田活用の直接支払交付金による支援を受けてきたことから、このたびの制度の見直しにつきましては、交付金額の影響にとどまらず、土地改良施設の将来的な維持管理、さらには農地流動化の停滞など、様々な影響が考えられるところでもございます。生産者の皆さんは、昭和40年代の後半ですか、生産調整から本当に歯を食いしばってここまで来ているかと思います。北海道におきましては、道内地域の課題というのをしっかりと吸い上げながら対応策を検討するため、水田活用の直接支払交付金の見直しに関する関係機関連絡会議、これがもう既に立ち上がっているところでもございます。オール北海道で広域的な連携を基軸に対応することとしているところでもございます。そこで、町におきましては、既に安平町、そして、むかわ町、厚真町と被災3町で、胆振東部地震の被災地として、それぞれ連携を図りながら、被災地の実情というのを中央に伝えるよう国及び北海道に対する要望活動の実施、さらに、北海道農政事務所長をお招きし、このときにはたしか東議員も説明会には、会場にいらっしゃっていたかと思うんですが、交付金の見直しの趣旨等について理解を深める機会を設けてきているところでもございます。今後につきましては、鵡川、そして穂別、それぞれに設置されております地域再生協議会、ここを中心に農業者個々の意向というのを再確認、そして意向を把握しつつ、地域における議論というのを丁寧に重ねながら、関係機関団体というのが一体となって、制度の適正運用とともに、生産者の皆さんが安心して、間違いなくこれからも営農を継続し、地域の農業のさらなる発展につながるような取組が進められるよう図ってまいりたいと考えております。近々、町内の関係機関団体による連絡会議というのをこの関係において立ち上げることとしているところでございますので、御理解を願いたいかと思います。そして、御支援をお願いしたいかと思います。なお、それぞれの東議員の質問要旨については、この後、担当のほうから詳しく説明をさせていただきたいと思います。
答弁 農林水産課参事 髙木龍一郎(農林水産課参事は2023年9月まで)
私のほうから、それぞれ質問要旨に沿ってお答えいたします。1点目の転作牧草につきましては、令和3年度の実績で、本町の対象水田面積3,425ヘクタールのうち約29%の986ヘクタールの作付が行われており、多年性牧草の交付単価見直しにより今年度から直ちに影響が生じ、また、これらについては長年にわたって水張りが行われていないものが多く、現状のままでは5年後にそのほとんどが交付対象水田から除外される可能性があると考えております。2点目の今後の解決策につきましては、JAむかわにおいては、牧草作付者への転作交付金が減少後も、優良な牛を生産し価格を維持向上させることで対応できるよう地域農業活性化基金により支援を行うこととしており、また、JAとまこまい広域では、飼料用作物の確保と水張りを両立するため、稲ホールクロップサイレージの取組が検討されております。3点目の小麦や大豆の収益性・生産性に向けた課題でございます。国においては、現在、麦・大豆の需要を捉えた生産拡大による国内シェアの拡大を目指す政策を進めておりますが、本町における課題としましては、高い品質と収量の確保に向けた栽培技術、効率的かつ生産性の高い農地、乾燥調製や製品補完までの体制、そして、売り先の確保や改革などをしっかりと構築していくことと捉えております。4点目の水田の減少面積の御質問でございますが、施設園芸で畑地化を選択しようとする方、畑地化を前提とした農地整備を検討している方がいらっしゃる一方で、水稲作付を行おうとする方や、稲ホールクロップサイレージを導入し水張りを検討する方々がいると伺っておりますが、大半の方は方向性について決めかねていると思われ、具体的数字も把握できておりません。前段、町長から御説明させていただいたとおり、関係機関団体と連携し、農業者の意向の把握と地域議論を重ね、今後あるべき方向性をまとめてまいりたいと考えておりますので、御理解願います。
質問 5番 東千吉
まず、農水省のワーキンググループ、いわゆる水田農業確立対策ワーキンググループですけれども、ここは令和4年の成果を求めている部分だというふうに思っております。したがいまして、令和4年のいわゆる交付対象水田の整理による減少面積、減る面積です。これをどれぐらいあるんだということを数字で示せというふうに来ているのではないかというふうに思っております。そこの部分はちょっと明確にもう一度お伺いしたいのが1点です。それから、先ほど話ありました、約、水田面積の3割が今言う転作牧草の面積ということで、この1反当たり2万5,000円、もうちょっといろいろないわゆる政策の補助金関係来ると思いますけれども、それらを見ていくと、2億から2億5,000万が我が町の収入源になるということです。これは今まで頂いていた交付金ですから、そこそこにきちっと政策にのっとった、いわゆる農業経営をしていれば、しっかりと交付として対処してもらっていた金額がまるっとなくなる。経費がもちろんかかりますけれども、その経費以上にしっかりと個々の農業者の安定経営の一助になっていたということは事実であります。それからもう一つは、このことで、先ほど町長おっしゃいました昭和47年からの減反政策の中で、米が戦後の国民の腹を満たすために大事な連作できる作物の一つということでやってきたところの、どんどんどんどん変えていった内容ということで、これは国の政策としてやっぱりしっかりと今後のことについて考えていかなきゃならない。水田農業も聖域でなくなったというのはもう既に知らされている部分でございますけれども、いずれにしましても、そういう中で日本の自給率をしっかりと上げていくということの中で、この水田の対象面積をしっかりと把握していくということが当然必要だし、我が町でもこのことをしっかりと対応していくということをリーダーシップ取っていく。これが行政であったり、今言った協議会の内容だというふうに思っています。そのリーダーシップは当然行政が取っていかなきゃならないということで、既に令和4年からもう既にその数値の積み重ねを農水省のほうではしてくれということで来ているというふうに思います。その部分があるので、その数字の部分をちょっと聞きたいというのと、それから、それによって今までしっかりと耕作放棄地をなくする守り方をしてきた我が町の農地行政の農業委員会でございますけれども、そこにいわゆるちょっとこうデメリットになるような要素になってきているのではないかというふうに思います。そういった中で、いわゆる耕作放棄地ができるのではないか。農業委員会では多分耕作放棄地は1つもないぞということを今までと同じく胸を張って、むかわ町農業委員会やっていると思いますけれども、そのことについての今後の状況について、それをどういうふうに捉えていけるか、そこをお伺いしたいというのが部分です。よろしくお願いします。
答弁 農業委員会事務局長 東和博
先に耕作放棄地と遊休農地に関するデメリットということでございますが、現時点で本町のそういった農地はございません。今後、この交付金の見直しによりまして、当然、畑地化転作等のこの問題につきましては、いろいろと心配されることが多々あるかと思いますが、当然そうならないように日頃の農業委員との意見交換等を中心としながら、今後、農業委員の適正化活動を中心にしっかりと関係機関団体とも連携を図りながら進めていきたいというふうに考えておりますので、御理解願います。
答弁 農林水産課長 酒巻宏臣(農林水産課長は2024年3月まで)
現時点、4月の転作計画取りまとめの段階で、町における対象水田については、ほぼ変更ございません。一部公共土木工事等々の買収等の関係で改廃等で除外しているものはございますが、現時点で変更はございません。今後、7月1日を基準日とする現地確認等々、それ以降、2回目、3回目等の現地確認の中で、またそういった点検等を重ねる中で、そういったものの把握をしていきたいというふうに考えてございますので、御理解をいただければと思います。
質問 5番 東千吉
今、酒巻課長の言ったとおりです。いずれにしましても、この7月の最終の確定がなされるわけですから、それまでにしっかりとした指針を持って、政はもう惑わすことのないように、現場が。これはしっかりと、国が一番ですけれども、地方の行政としましても不安のない営農ができるように、農業者が。このことをしっかりと第一点の視点として、そして、行政でリーダーシップを取っていかなきゃいけないんじゃないかというふうに思います。今、食料の問題も世界的に大変、非常に深刻になってきて、ウクライナという大事な穀倉地帯が全く用を足さない状況になっているということは、国内でのいろいろな牛の飼料等も含めた自給の食料の安全保障を考えていかなきゃならないのは現場の仕事でもあるというふうに思っております。そういう部分では、それをやっていくための農業者が不安にならないで、しっかりと生産技術励行して、食料生産に胸を張ってできるような、そういう形をなるべく早くやっぱり指針として出してやる。それが協議会で検討するということですけれども、その協議会を一日でも、少しでも早く解決を見いだすような内容をもって、生産者をしっかりとリーダーシップ取っていける。そういう行政を目指していっていただきたいというふうに思います。そういう部分で、ぜひ町長も含めて、この農業のいわゆる今のちょうど問題になっている直接交付金の支払制度。ここはもう非常に避けて通れない地方行政の内容に我が町はなっておりますので、そのことについてちょっともう一つ、すみません。具体的な部分で、これきっと傍聴している方はおりますと思いますので、町民、農業者の中で。一つの何か希望になるようなこと、回答いただきたいというふうに思いますが、どうでしょうか。
答弁 町長 竹中喜之
これからの具体的な方向性というのは、今後、先ほど言った地域として、あるいは北海道実情というんでしょうか、地域実情というか、基本とされているところはこの地域の実情という四つ文字、ここをしっかりと確認と検証、それに応じた基幹的な取扱いだとか新たな支援策、基幹的なです。それが5年なら5年でいいのか、本当にそうなのかというのは、地域実情というところがしっかりと踏まえていかなければならないのかなといったところの国に対しての柔軟な運用というところも可能とすることが求められるんではないかなと、ひとつ捉えているところでもございます。とにかくまずは現場がしっかりと分からないことが一番不安とされているのかなと。内容が分からないこと、ここを引き続き一層の情報提供、情報収集、そして、情報のこちらからの提供、国からの提供、北海道からの提供といったところも含めて、地元関係機関団体、ここの中でまずはしっかりと問題共有を図り、今後に努めていきたいと考えております。お聞きしますと、6月の8日ですか、新たな動きとして、今月に入ってから自民党の総合農林政策調査会等の農業関連会合で、米政策の推進に関する決議というのが採択されているかと思います。これは東議員も中身については押さえているのかなと思いますけれども、決議の中身の一つとして、国際需要が高い作物等の作付転換をより効果的に進める上で必要なものとして理解をしつつ、現場に寄り添いながら、もう少し丁寧に進めることが不可欠ではないのかなといったことも協調されております。繰り返しますけれども、地域実情というのをしっかりと取り入れながら、そして、訴えるべきものは訴える。そして、基幹的なもの、さらには支援的なものを、もし制度的になければ新たな制度として繰り出していくのも一つではないのかなと捉えているところでございます。
質問 5番 東千吉
現場の声をしっかりと伝えていただきたいというふうに思います。以上で一般質問を終わります。────────────────────────────────────────────