むかわ町議会 令和4年第1回定例会 2022年3月7日
鳥獣対策について
2022年3月7日、むかわ町議会の一般質問で、東千吉議員が「鳥獣対策について」質問し、農林水産課参事 髙木龍一郎が答弁しました。
- 質問者
- 東千吉 議員
- 答弁者
- 農林水産課参事 髙木龍一郎
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。
質問 1番 東千吉
2番目の鳥獣対策についてでございます。1、駆除より自然増のシカを代表とする有害鳥獣からの農業被害防止対策についての方策をまず一つ、伺いたいと思います。それから、同じことでございますけれども、今度は農業じゃなくて、森林の木の樹皮等の食害について、非常に大きな被害が出てきているように思われますので、この辺をどう捉えているのか伺いたいということでございます。そして、3番目も、今度はシカ、アライグマ等による一般町民の家庭菜園など等に徐々に被害が広がっている現状を行政はどう捉えて、このことについてどう対策を組めるかお伺いしたいというふうに思います。
答弁 農林水産課参事 髙木龍一郎(農林水産課参事は2023年9月まで)
鳥獣対策に関する御質問について、質問要旨に沿ってお答えいたします。エゾシカによる農業被害防止につきましては、既に御案内のとおり、捕獲による個体管理と侵入防止を基本とした取組を進めてきております。農地への侵入を防止するために、平成22年度から平成25年度までに整備した有害鳥獣侵入防止柵により、農業被害額は整備前の1億7,000万円から8,000万円まで減少いたしましたが、近年、エゾシカの行動変化や侵入防止柵内での繁殖等により、再び令和2年度から被害が増加してきております。捕獲による個体管理では、繁殖期間である冬期間が有効とされている中で、本年度の捕獲頭数は1月末段階で2,700頭となり、当初計画頭数が目前となったことから、北海道へエゾシカ捕獲許可数量の増加申請手続を行ってきております。また、猟銃が禁止されている農地付近におけるエゾシカ駆除として、令和2年度より、地域と猟友会が連携して、エゾシカ用わなを用いた捕獲の取組を行ってきております。さらに、侵入防止対策として、エゾシカの生息域に応じた防除効果を発揮するために、農業者が農地への電気牧柵の設置に対する支援を令和4年度当初予算において計上し、農業被害の防止へ強化対応していくところであります。2点目の森林における鳥獣被害の御質問につきましては、エゾシカとエゾヤチネズミによるものが多く、中でもエゾシカによる被害は増加しており、これは全道的にも拡大傾向となっており、本町の被害面積は、令和2年度において前年対比で3.5倍となっています。森林被害としては、細い枝をかじったり、角をこすりつけることによる樹皮被害が多いとされており、樹木の腐れや生長が遅れるなどといった影響の懸念があります。対応といたしまして、エゾヤチネズミにつきましては、毎年、殺鼠剤の空中散布による防除の実施を図ってきており、エゾシカにつきましては、個体数を減らすことが最も有効であるため、捕獲推進を取り進めていることとしております。3点目のエゾシカやアライグマによる家庭菜園への被害についての御質問につきましては、エゾシカが市街地にまで出没し庭木などへ影響を与えていることや、アライグマによる家庭菜園の食害や建物付近への出没による不快感が生じていると認識しております。アライグマにつきましては、自衛的に防除することを促進していることから、町とむかわ町鳥獣防止対策協議会にて、農業者のみならず一般町民へ広く対象とした講習会を毎年2回開催し、防除従事者証を発行することで箱わなによる防除ができる取組を図ってきており、これまでに農業者以外の一般町民の方へも発行してきております。なお、必要に応じて、捕獲が困難な方には個別に相談対応も図ってきております。エゾシカにつきましては、農林業被害軽減に向けて進めている個体数を減らす取組が生活環境への被害軽減にもつながるものであり、今後とも被害が軽減できるよう取り進めるべきものと考えておりますので、御理解賜りますようお願いいたします。
質問 1番 東千吉
続けます。今年は大雪であることから、食料不足で餓死するような小さなシカも結構自然淘汰で出てくるのかなというふうな気がしております。そういった中で、今度、融雪が始まってくることになると思いますけれども、先ほど参事のほうから、平成22年から25年、侵入防止対策が講じられました。それから幾年月たっておりまして、以前は、当時は大きな形で例えばフェンスの囲いとかやっておりましたけれども、それらがだんだん熊とかにやられて破損をして、修繕をしながらだけれども、シカもやっぱり生きるために必死なものだから、何だかんだ最悪の条件を見つけながら侵入してくるということが多発しております。そういう中で、一定期間たった侵入防止対策をさらにやっぱり推し進めて、もっと侵入を防止する対策が必要でないかというふうに思っておりますので、その辺についてどういうふうに今年、令和4年について考えているのかお伺いしたいというのが1点です。それから、参事、狩猟免許も持っているので、山の状況も重々承知というふうに思っている中で、あえて質問させていただきますけれども、今年の森林、樹木の被害は異常なような感じがしております。三、四年たったカラマツもほとんど芽が摘み取られるぐらい、シカも真剣に食料として求めておりますし、木の皮もそういう状況であります。その木の皮食べたところは、あれはもう製材、正規なものにならないで、大きくなっていってもチップにしかならないだろうというような状況がいっぱいあるということで、この辺の対策はこのまましておくことに、何かの形を取っていかないと駄目じゃないかということの思いで、今、質問させていただいております。それから、一般の町民の家庭菜園等についても、先ほど参事お話しありました部分については、なかなか周知されていない末端の町民もいるようです。その周知の方法についても、今後どういうふうにやっていくのか、このことをお伺いしたいと思います。
答弁 農林水産課参事 髙木龍一郎(農林水産課参事は2023年9月まで)
まず、1点目の侵入防止柵の推し進めということですが、侵入防止柵設置してからやや10年経過しているところでございます。この間、やはり議員のおっしゃるとおり、熊によるそういうフェンスの下がり、それからやっぱり鹿が下をほじってきてとか、あとは融雪によるシカフェンスのいわゆる損傷というところで、多面的直払い等々を活用して、地元で修繕等をしていただいてきているところでございます。今後につきましては、侵入防止柵の取組として、先ほど答弁の中でも申しましたとおり、まず侵入させないということで、電気木柵の支援ということを今、考えているところでございますので、御理解願います。2点目につきましては、狩猟免許所持とはそんなに重複はしないんですが、森林被害における状況、確かに木や樹皮が損傷を受けますと、やはり成木、それから製材のほうに行かない、あとは、やはり被害木のような形で真っすぐ育たないという状況がありますが、今のところ一番有効な手だてというのは、繰り返しになりますが、個体数を調整していく、いわゆる捕獲に頼るというところになっておりますので、御理解を願います。あと、3点目のアライグマの周知につきましては、毎年、町報、それからホームページ等々で周知を図っているところでございますので、引き続き分かりやすくなるように、一般町民の方にも分かりやすくなるような周知の方法を継続してまいりたいと思いますので、御理解のほどよろしくお願いいたします。
質問 1番 東千吉
一般町民のほうについては、先ほど講習会等をやっているということでございました。箱わなの準備もしているということなので、その辺の周知もしっかりとお願いをして、次の質問に入りたいと思います。