安平町議会 令和7年第8回定例会 2025年12月17日
鳥獣対策について
2025年12月17日、安平町議会の一般質問で、工藤秀一議員が「鳥獣対策について」質問し、産業振興担当課長 森池和哉、町長 及川秀一郎が答弁しました。
- 質問者
- 工藤秀一 議員
- 答弁者
- 産業振興担当課長 森池和哉、町長 及川秀一郎
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 1番 工藤秀一
次に2つ目の質問に移ります。鳥獣対策について。先ほどもありましたが、私の方は今年の漢字の全国で一番のクマですね。クマ被害が全国的に大きな話題になっていて全国で死者数が過去最多を大幅に更新し、安全・安心を脅かす深刻な事態になっていると。安平町は人への被害は無いけれども出没し捕獲する状況があるので、住民も不安に思っているため次に質問します。過去3年程度にわたる町内でのクマ出没件数や、捕獲頭数及びハンターの出動回数など教えていただきたいと思います。
答弁 産業振興担当課長 森池和哉
令和4年度の出没件数 21 件、捕獲頭数1頭、ハンターの出動回数延べ人数 16 名の 76 回。令和5年度の出没件数 23 件、捕獲頭数0頭、ハンターの出動回数延べ人数 15 名 121 回。令和6年度の出没件数 10 件、捕獲頭数3頭、この3頭のうち1頭は警職法による駆除です。ハンターの出動回数延べ人数 18 名 42 回。令和7年 11 月末現在、出没件数 14 件、捕獲頭数2頭、ハンターの出動回数延べ人数 14 名 36 回となっています。
質問 1番 工藤秀一
ここ数年で見ると出没件数は減っているのかなと。ただ、捕獲頭数としてはやや増えているように思います。どう考えればいいかわかりませんが、人の傍に来ているのかどうか。でも出没件数が少ないので報道されているような地域とは違って餌の無い状態ではないのかな。そのような逼迫感はないのかなと思いますが、そんな考えでよろしいですか。
答弁 産業振興担当課長 森池和哉
専門的な知識を持ってお話する答弁ではないのかもしれないですが、よく言われるのが札幌市内に出没してくる場合に団地即森林という地形的な流れがある。ただ、この安平町において全てではありませんが、山林があって、出没地点があって、農地があって、市街地があると。この農地というのが夏場では作物もあったり緩衝帯の役割を果たしているのではないかというハンターのご意見もあるところです。
質問 1番 工藤秀一
現状では町内のハンターの人数に不足があるという声はあるか。また、世間ではハンターの報酬が低いという報道をよく目にしますが、安平町についてはどうなのか。位置づけについて確認したいと思います。
答弁 産業振興担当課長 森池和哉
まずハンターの人数についてご回答します。令和7年度 27 名で活動していただいています。また、日頃から連携している有害鳥獣対策協議会のハンターさんたちから現時点で人数が不足しているという要望やご意見は担当課には寄せられてはいません。あと報酬の関係です。北海道内ではヒグマ1頭あたり1万円から6万円程度の水準で設定されている市町村が多いと承知しています。安平町においてはヒグマ1頭あたり3万円で設定しています。道内の中程に位置する水準となっています。近隣市町の基準を参考にしながら設定しており、胆振東部1市3町との比較においても、要件によりますが1万円から3万円の設定となり、特段低い水準ではないと認識しています。
質問 1番 工藤秀一
安平町においては、ハンターに対する不安はないと考えていいという判断で次の質問に行きます。クマが市街地に入って市街地に留まる事態になった場合の対応について、住民へはどのように伝えるのか。また、市街地で銃を撃つようなことは建物に跳ね返って危険だということで、報道では麻酔銃を使っての捕獲方法が対策されているようですが、その辺のところ安平町ではどのように対応する考えか伺います。
答弁 産業振興担当課長 森池和哉
まず住民への周知方法でご回答します。住民の安全を最優先に考え、速やかに周知・注意喚起を行います。具体的には広報車による巡回・呼びかけ、防災行政無線による放送、町公式LINEによるメッセージ配信、町ホームページへの情報掲載、上記を組み合わせながら屋外に居る方も含めできるだけ多くの住民に迅速に情報が行き渡るように努め、その際には不要不急の外出を控えることや子どもを一人で外に出さないことなど具体的な注意事項も合わせてお知らせし、冷静な行動をお願いしていきたいと思っています。2つ目に麻酔銃使用の関係です。麻酔銃の使用は専門的な技術や資格、適切な保管管理が必要であり、現在町では麻酔銃による捕獲は対応していません。仮に麻酔銃を使用した場合においても、個体にもよりますが、麻酔効果が発揮するまでに時間を要したり、発砲で刺激をすることによって人的被害が生じる場合も想定されています。今後に向けても慎重な検討が必要と思っています。そこで現在町において、もし市街地に留まった場合の対策については、市街地に追い込みながら有害駆除もしくは警職法による駆除を想定しています。
質問 1番 工藤秀一
未然防止のために自衛隊とか警察の協力について、どのように考えているか。また、ハンター等含めて打ち合わせなど行っているのか、行う予定があるのか伺います。万が一ということではなくて、普通に全国的に出没しているので冬眠から覚めて春になってクマが市街地に出没してからでは遅いと思うので未然に防ぐ意味で必要と思いますけども、どのようにお考えか伺います。
答弁 産業振興担当課長 森池和哉
先ほど答弁の中で市街地で有害という話をしたかと思うのですが、郊外地の方に追い込んで有害駆除もしくは市街地では警職法ということで訂正させていただきます。工藤議員の今のクマ被害対策パッケージの4番目の関係でよろしいですか。
質問 1番 工藤秀一
3番目です。
質問 1番 工藤秀一
(3)の②の追加ですが。その未然防止のために自衛隊とか警察の協力要請についてはどう考えていくのか。猟友会とかハンターを含めて打ち合わせ等を行う予定があるのか確認したいと思います。
答弁 産業振興担当課長 森池和哉
本年9月から新制度となっています新銃猟の関係で、ハンターさんとも町の理事者とも協議させていただいています。当面安平町としてはこの市街地でも発砲、新制度については行使しない考え方を持っています。そういった中でハンターについてもこの判断については了解をいただいているところでして、町長の方から指示を受けている範疇は、ハンターとのコンセンサスは十分に取ること、周りの市町村の情報、マニュアル等の作成状況等と他町の状況も含めながら十分検討することということで指示を受けているところです。その中で必要であれば今後警察もしくは自衛隊まではあるかどうかわからないですが検討を進めていきたいと思っています。
答弁 町長 及川秀一郎
自衛隊の関係については自衛隊の地連協とか基地協の中でも話題になることはあるのですが、今災害だったりいろんなことが自衛隊が本務も大変になってきている、そのような中で余程のことがない限り自衛隊に要請するということは安平町としては今のところ考えていません。
質問 1番 工藤秀一
わかりました。あと国の対策としてクマ被害対策パッケージができて、国民の安心安全を確保するための緊急対応の交付金などがありますが、その補助対象項目の中で安平町が緊急に必要と考えているものがあるか伺います。
答弁 産業振興担当課長 森池和哉
今回の国の対策を受け今月の道議会で補正予算として提出されたものの関係かと思います。補正予算の内容は市町村が春期管理捕獲を行うための経緯を支援するものとなっており、本町においてはこれまでクマの出没はゴールデンウィーク頃であること。またハンターの皆様と協議をしたことがありますが、安平町内のクマは生息域ではなく移動域であるとの判断をいただいており、今回の取り組みについて緊急に要望している事項はありません。
質問 1番 工藤秀一
そのクマ被害対策パッケージですが、クマ以外の鳥獣対策にも使えると聞きました。シカとかアライグマの捕獲数も年々増えていますが、捕獲以外に鹿柵、電柵の設置にも使えると聞いています。そういった別な対策に国や道の補助を使って検討する考えはないか伺います。
答弁 産業振興担当課長 森池和哉
まずご指摘のありました電気柵の設置についてですが、山林などからのクマの侵入を防ぐ対策としては有効な手段と伺っています。その一方で、定期的な草刈り・漏電チェックなど管理が重要であり、仮に設置した場合についても管理体制・財政負担などを含めた検討が必要と思っており、すぐに電気柵を設置するということは考えていません。その他の侵入防止対策として安平町内では一部の地域を除き鹿の侵入防止柵を設置しています。また、ホームページ・広報紙において注意喚起を含め、生ゴミを出す際のルールについて掲載させていただいています。その他の対策として音・臭い・環境整備、物理的な対策がありますが、町としては出没情報に応じてハンターとの情報共有を図り助言をいただきながら住民の安心安全の確保に努めたいと考えており、現段階でそのパッケージに基づく他の要望もしていない状況です。
質問 1番 工藤秀一
私もそのパッケージ内容確認したのですが、電柵にしても下にトタンの材料を敷いて設置すると雑草が生えなくて草刈りしなくていいという内容も含まれて書いていたりしていたので。参考にして検討いただければと思いますので、よろしくお願いします。