みんなの議会

むかわ町議会 令和3年第1回定例会 2021年3月8日

執行方針について

2021年3月8日、むかわ町議会の一般質問で、野田省一議員が「執行方針について」質問し、町長 竹中喜之、総務企画課主幹 柴田巨樹、健康福祉課長 藤江伸、産業振興課長 酒巻宏臣、副町長 渋谷昌彦が答弁しました。

質問者
野田省一 議員
答弁者
町長 竹中喜之、総務企画課主幹 柴田巨樹、健康福祉課長 藤江伸、産業振興課長 酒巻宏臣、副町長 渋谷昌彦

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 7番 野田省一

通告に基づき、質問をさせていただきます。1点目でありますけれども、執行方針についてお伺いをいたします。執行方針の新型コロナウイルス感染対策対応事業(仮)について、地元産業経営持続化支援、地域活性化支援、その他感染防止対策として、総合的感染防止事業の実施とされておりますが、次の点について伺います。①新型コロナウイルスによる町の産業への影響を産業別にどのように推察して、これらの事業を実施するのかと考えたのか伺う。②新型コロナウイルス感染対応地方創生臨時交付金で支出した事業、繰越明許を含めて、事業単位の支出はどのようになっているのか伺う。③として、感染終息まで時間を要するものと考えられるが、低迷する産業関係者の力を借りて、ふるさと納税の掘り起こし、発展を考える事業を提案するが、見解を伺う。大きな2番です。執行方針の外出支援サービス事業での外出しやすい環境づくりをするとありますが、次の点について伺います。昨年の町民アンケートからも、高齢者の外出支援を望む声が多くありましたが、今回の外出しやすい環境づくりとはどのようなものを想定しているのかお伺いします。②であります。3年前、1年前にも一般質問させていただきましたが、助け合い型の移動サービスの進展は、どのように進展しているかお伺いいたします。大きい3番であります。執行方針の地域商社の発展に向けて支援するとありますが、次の点についてお伺いします。商社のこれまでの取組実績はどのように評価しておりますか。②今年度の取組目標値はどのようになっているか。大きい4番であります。執行方針で、起業力耕上促進事業制度について継続するとありますが、次の点について伺います。①起業力耕上促進事業のこれまでの取組実績、課題をどのように捉えておりますか。②この事業に期待をしておりますが、これまでの経緯を踏まえ、今後、改善していく予定はあるのか伺います。以上です。

答弁 町長 竹中喜之

私からは1点目と、1の3点目の質問にお答えしたいと思います。初めに、これまでの新型コロナウイルス感染症の産業別への影響について、特に特徴的な部分についてお答えをいたします。まず、農業の関係でございますが、JAむかわ及びJAとまこまい広域穂別支所の令和2年産の販売は、いずれも前年度の実績を上回る結果となりましたが、品目別に見ますと、全国的なイベントの中止、観光関係事業の低迷により、花卉、雑穀類や畜産において影響を受ける結果となっております。林業につきましては、森林組合としてアフターコロナを見据え、原料を確保するという方針から、森林整備事業の量を維持し、林業事業体への影響は少なかったものの、全国的な物流の停滞によるパレット材等の販売が低迷し、製材事業は売上げ減少となっております。水産業につきましては、外食産業の低迷により、全魚種の平均単価が前年比9.3%減少し、特に、主力魚種でありますホッキガイの単価が前年比12.6%減少するなど、影響を受けております。商工業につきましては、外出自粛等により、飲食、娯楽関係、それらに物品を納めている小売関係の事業者にも影響が及んでいると捉えております。これまでの間、こうした状況を踏まえ、新型コロナウイルス感染症による影響が事業者の経営を左右しかねないものにつきましては、地域産業を持続し、守っていくという観点で支援を実施してきております。花卉において、国や北海道による消費拡大キャンペーン、町観光協会による応援企画の効果も相まって、年度の後半には単価が持ち直すといった成果も出ていることや、漁業協同組合の販路拡大に向けた荷さばき所整備や、森林組合の地域材を活用し商品開発など、厳しい状況の中におきましても、将来を見据えた事業が計画されたことから、これらに対する支援を行ってきたところでございます。なお、御質問にあります(仮称)新型コロナウイルス感染症対応事業につきましては、長期化すると思われるコロナ禍に向き合い、今後も引き続き状況の変化にも柔軟に対応し、必要な時期に、必要な対応が取れるよう、感染症対応や産業経営持続化支援などの予算として計上をしたものでありますので、御理解を願いたいと思います。次に、3点目のふるさと納税に関する事業の御提案につきましては、議員からの貴重な御意見として受け止め、事業者等の意欲、意向等の把握に努めつつ、事業化の必要性についても調査をしてまいります。

答弁 総務企画課主幹 柴田巨樹(総務企画課主幹は2020年9月まで)

私のほうからは、1の2、交付金の関係につきましてお答えをしたいと思います。今回、議案の説明資料の中で、コロナ交付金の概要ということで121ページのほうに、今回、資料のほうを添付をさせていただきました。議案説明資料の121ページからA3で3枚になります。新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の活用につきましては、感染症拡大の影響による社会情勢等を見据え、感染症対策や経済対策、生活応援など、幅広く事業を進めてきているところでございます。むかわ町に対します交付金の配分でございますが、第1次から第3次までの地方単独分としまして、金額が4億9,015万3,000円、それと、国庫補助事業の地方負担分としまして2億1,257万4,000円、合わせまして7億272万7,000円となってございます。次に、交付金の充当についてでございますが、今年度執行します事業に2億5,742万3,000円、翌年度へ繰り越す事業に4億4,530万4,000円をそれぞれ充当することとしてございますので、御理解をお願いいたします。なお、1点、資料のほうに記載はございませんが、補足といたしまして、町の一般財源分につきまして御説明をさせていただきます。このコロナ交付金のほかに、高度無線化の事業におきまして、財源としまして地方債を活用することにしてございます。このほか、教育分野におけます補助金というものも財源として見込んでございます。これらの財源を差し引いて残った、いわゆる一般財源分としましては、金額が、まだ概数ではございますが、1億900万円ほどが一般財源となる見込みでございますので、併せてお答えをしたいと思います。

答弁 健康福祉課長 藤江伸(健康福祉課長は2022年3月まで)

大きな2番、外出支援サービス事業の関係について御答弁させていただきます。外出しやすい環境づくりにつきましては、質問要旨にありますとおり、昨年春に実施しました「日常生活圏ニーズ調査」で、地域の支え合い活動といたしまして、「外出支援・送迎のシステム」を望む回答が42%と一番多い状況でございました。本町では、以前から通院、理美容院等に係る外出支援サービス、これを実施しておりますが、令和2年度からは、買物、金融機関、役場等の手続、これを追加いたしまして、生活に必要な外出の機会を増やすよう、制度の充実を図っております。しかしながら、この外出支援サービスは、利用対象者の条件がありますことから、誰もが利用できるサービスへの課題が残されているところでもございます。議員が以前から提案されております、助け合い型移動サービスにつきましては、現存のサービスを補うサービスといたしまして必要性を感じておりまして、社会福祉協議会とも協議を進めております。むかわ町社会福祉協議会では、令和3年度に第6期地域福祉実践計画の策定、これに向けまして、地域ニーズの把握などを行う予定であるため、その状況を踏まえた上で、移動サービスについても協議をさらに進めていきたいと考えておりますので、御理解いただきますようお願いいたします。

答弁 町長 竹中喜之

地域商社につきましては、恐竜ワールド構想に位置づけされております、恐竜化石による経済的価値を高め、広く地域資源全般を利活用し、商品開発、起業支援など町の活性化に寄与することを目的に、令和2年4月に合同会社MDinoとして設立をされております。令和2年度の主な取組は、商社自らの独自事業として自走できる事業を構築することと、町内において、販路拡大や商品開発等に取り組む事業者を支援、サポートすることに大別されます。このうち、商社独自事業につきましては、コロナ禍の中ではありますが、ぬいぐるみの制作販売の開始、漁業協同組合との連携した、むかわ前浜直産市の開催、そして、防災に関するビジネスの構築に向けた産学官民連携の構築等に取り組まれてきております。ぬいぐるみ販売は、当初、北海道恐竜博での販売開始を予定しておりましたが、コロナ禍で中止となったため、クラウドファンディングサイトを利用した限定販売を皮切りに、町内の小売店での販売を開始するなど、恐竜関連商品を誕生させるとともに、新たなビジネスの模索など、これまでにない特徴的な取組が進められております。また、商品開発、販路拡大に関しては、町の委託事業というのも含まれておりますが、ニュービジネス創出会議で実施し、意欲ある事業者に学習機会を提供しており、4つの新商品が開発されております。むかわ竜とカムイサウルスの商標管理業務の関係では、有償申請1者1件、無償申請5者7件を受理の上、許可書を発行しており、無償許可4者が町内事業者によるもので、恐竜などの地域資源を生かした商品開発などの機運醸成に寄与しているものと捉えております。次に、2点目の今年度の取組目標につきましては、MDinoの経営戦略として、恐竜レプリカ等を販売、貸出し等の独自事業の確立に向けた計画を策定中であり、2年から3年後の経営自立化に向けて取組を進めることとされております。新年度におきましては、地域資源を活用した商品開発や販路拡大の取組のさらなる推進と、経済団体、企業等の連携したビジネスの展開などに取り組み、地域内の稼ぐ力を高める役割を果たせるよう、町としてもバックアップしてまいります。続きまして、起業力耕上促進事業制度についてでございます。まず、実績につきましては、平成27年度から令和2年度までの6年間に、見込みも含めまして26件の事業に対し支援してきております。その内訳は、新規起業11件、商品開発が9件、事業規模の拡大や新規参入、販路拡大等が6件となっております。現行制度につきましては、地域資源や地域特徴を活用するものであれば、幅広く対象となり、さらに、新規起業や恐竜関係の取組については、補助上限額も高く設定されていることから、事業者が新たな取組にチャレンジする後押しになっていると考えております。したがって、令和3年度は現行制度を継続することとしておりますが、一方で、補助金額の大きさから、事業初期の段階から過大な取組に進んでしまうといった危険性もありますので、無理のない事業となるよう、相談の段階から丁寧な対応に努めてまいります。

質問 7番 野田省一

1つずつ聞いていきます。新型コロナウイルス感染症対応事業(仮)についてでありますけれども、本年度、補正で予算だけを計上したというふうに、中身はこれからだというふうに捉えていいのか、これが1つです。それと、ふるさと納税、これ実は最終的に言いたかったことは、3番目なんですけれども、産業関係者、産業別にいろいろアンケートをこの近隣の市で取ったものがあったんですけれども、それを参考にさせていただいていたんですけれども、ただ、そのアンケートの母数が1,800件以上のアンケートの中だったので、市と町の大小の差はあるとは思うんですけれども、やはり産業関係者が、今、何をコロナ禍で必要としているかというところを調べていくと、資金だとか支援の調達、それから、消費活性化、その次に来るのが販路拡大、施設投資というところに14%ぐらいの方が求めているという、これは他の町のことですから、それは全て当てはまるとは言わないですけれども、しかしながら、大きく外していないだろうなというアンケートを見て、今回、このことを実感したので質問させていただきました。その中で、ふるさと納税、私たちの町で今すぐコロナ後に求めることができる一番いいサービスじゃないかなというふうに思ったわけですけれども、調査ということで、先ほども話がいろいろ出ていましたけれども、シカのジビエの関係ですとか、本当にもうこれ何回もいろんなところで出てきていますけれども、例えば、ふるさと納税で化石のツアーするだとか、あるいは、廃校を貸し出すだとか、もうそこまでちょっとやっぱり思いを広げさせないと、ちょっと本当に物を売るんでなくて、事を売るという時代ですから、そういうところまで視野に入れて、それぞれの産業の中で、こういうことをちょっと考えてみないかという手助けをこちらから出してみるという手はないかなと思ったんですが、もう一度その辺について見解を伺いたいと。

答弁 総務企画課主幹 柴田巨樹(総務企画課主幹は2020年9月まで)

1点目の(仮称)新型コロナウイルス感染症対応事業につきましては、ちょっと繰り返しの答弁になるかもしれませんが、長期化するコロナ禍に向き合う中で、引き続き状況の変化に柔軟に対応して、今現在、その使途を限定したものではない中で迅速に感染症対応、あるいは、産業分野の支援といったものに対応する目的で計上するものでございますので、御理解のほどお願いいたします。

答弁 産業振興課長 酒巻宏臣

コロナ禍でいろいろ苦戦している事業者さんに、こういったふるさと納税制度を活用したところで、新たな活路というところの趣旨の御提案かというふうに捉えているところでございます。私ども議員からの御提案の部分について、全く否定しているところではございませんで、まさに、最初に答弁 貴重な御意見として受け止めているところでございます。関係する町内の事業者さんの意向というところも、私ども前段きちんと捉えさせていただいた中で、そういったニーズ、要望というものが強い場合、まず、そういった通販として耐え得るような商品づくりですとか、そういったところから取り組んでいかなきゃならない事業者さんもいらっしゃるかと思いますし、そういったそれぞれの事業者さんの段階というものも、きちんと捉えながら対策について検討していくということで、まず、調査からそういったことは開始していきたいというふうに考えてございますので、御理解をいただければと思います。

質問 7番 野田省一

ふるさと納税で、じゃどうしたらいいのと、恐らくやったことない、見たこともないというところになっているから、つくるということに関しては、きっとそれぞれの事業者さん、これまでのノウハウは持っているので、それをどうやってパッケージ化したりとか、どうやってふるさと納税で売っていくかということをこちらから教えていかないと、恐らくできないことだと思うので、もう一歩踏み込んだ、皆さんどうですか、ふるさと納税品ありませんかというだけでは恐らく駄目で、そこにパッケージ化するためのノウハウ、あるいは、その物理的な設備投資とか、大小あると思うけれども、設備投資のお金としてこれだけ用意するからできませんかと、さっきの耕上にも係ってくるんですけれども、そういう使い方もあるんですよ、みたいなところまで踏み込んだ支援が、やはりコロナこの1年、2年ではちょっと終わらないという大勢の世の中の見方でもありますので、そこまでやっぱり1年、2年もたない事業者さんもこれから本当に苦しくなってくると思いますので、早急にやはり少し前のめりな形で、ふるさと納税に特化した支援をもう一歩前に進めていただきたいと思いますが、その辺含めてどうですか。

答弁 副町長 渋谷昌彦(副町長は2022年3月まで)

先ほども酒巻のほうから、そういった事業者の意向も聞きながらということでございましたけれども、今、議員おっしゃられたように、かなり積極的にやっていくということも非常に必要なことだというふうに思ってございます。先ほど出ておりました起業力耕上、こういったものをうまく絡めながら、それと結びつけられればいいなというふうに考えてございますけれども、ふるさと納税というのはなかなかハードルが高いんじゃないかなというふうに思っています。その前に、やはりその通販、インターネットショッピング、そういったところで販売していける、そういった体制をある程度構築しながら、ふるさと納税に結びつけていくというようなところに持っていければというふうに思ってございますので、そういったことも段階的に含めながら、今後、町も支援しながら考えていきたいというふうに思ってございます。

質問 7番 野田省一

これ今の答えで、ぜひ、僕はふるさと納税のほうがいいと思っていますので、どちらか積極的、もう少し前に進める、事業継続するために、販路拡大という手を差し伸べてあげる時期じゃないかなと思いますので、ぜひ御検討を願いたいと思います。

出典:むかわ町議会 令和3年第1回定例会 2021年3月8日 議事録 PDF(79ページ) 間違いを知らせる