むかわ町議会 令和元年第4回定例会 2019年12月10日
こうした事態を
2019年12月10日、むかわ町議会の一般質問で、北村修議員が「こうした事態を」について質問し、副町長 渋谷昌彦、総務企画課参事 大塚治樹、建設水道課主幹 江後秀也が答弁しました。
- 質問者
- 北村修 議員
- 答弁者
- 副町長 渋谷昌彦、総務企画課参事 大塚治樹、建設水道課主幹 江後秀也
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 11番 北村修
北村でございます。質問をさせていただきます。私は4点ほど質問をさせていただきますが、最初に、防災、減災ということで改めて伺っておきたいというふうに思います。このやつを挙げたのは、今、本町としては、昨年のこの経験のない大災害から、今、復旧・復興と全力を挙げておられるということは私ども承知の上でありますけれども、ことし御存じのように、全国的にまたこれまでにない台風等の災害が起きてきております。特に15号、19号と関東を中心に非常に大きな被害が出され、このことについては、この場で私からもお見舞い等々を申し上げる次第でございますが、私はこうした事態を、今、我々は復旧、復興の中ではありますが、ここからどのようなことを酌み取っていくかということが大事だなというふうに感じておりました。その立場から質問をさせていただきたいというふうに思うわけでございます。特にこの台風15号との関係での大水害があったわけでありますが、振り返ってみますと、我が町にあっても2016年のあの大雨台風の中で、かなりのところまで浸水区域を超える状況まで来ました。一方、日高山脈を境にして北側というんでしょうか。十勝川のほうでは300ミリを超える雨が24時間で降るという事態の中で、あの空知川の氾濫があって、そして、新得のような大水害がございました。私はそれを見たときに、この位地がもう少し南側にずれていたら、日高山脈のこちら側に来ていたら、このむかわを中心として、川のことですが、どうなっていたのかという大きな不安に駆られるわけであります。そうしたことを考えながら、ことしの19号等の台風を考えたときに、いわゆる近年まれに出てくる異常気象の状況というのが、これはもうもはや人ごとではないということが地震同様あるんではないかというふうに考えるわけであります。その立場から若干質問をさせていただきたいというふうに思っているところです。タイムラインの問題については、先ほどの7番議員のところで出されましたので省きますが、穂別地区での、私は特に穂別ダムと穂別川にかかわってお伺いをしておきたいなというふうに思うわけでございます。穂別ダムについては、これまでの幾つかの災害の中で穂別川自体が氾濫をし、水田等々に被害を与える等々がありましたし、また、そういう流れの中で、下流の鵡川にあっては、鵡川海岸といいますか、海の中に大量の土砂が流れ出て、ホタテが死滅したという歴史もございます。こういうものを振り返りながら、ことしのような状況があらわれたら、ここのところはどうなるんだろう。その点で、穂別ダム、穂別川の対策等をこれらを教訓としながらどのように考えておられるか、あるいは検討されているか伺っておきたいというのが1つでございます。2つ目に、私は同時にむかわ町の防災計画を見ましても、それなりの対応、そしてハザードマップ等々が出されているわけでありますが、この穂別川を中心とするところの水害の想定するハザード等々については、私は少しまだおくれがあるんではないかというふうに懸念をしておるわけですが、先ほどの質問の中で、この職員のあり方について緊急時と平常時では違うんだという話もございましたけれども、私はやはり平常時の中からこういう災害に対する防災の立場での追及というのは本当にされていなければならないと思うんです。そうした点では、支所のほうにそういうことを本当に、穂別地区のあの広大な地域に、穂別川を中心として防災対策をやって、研究、検討をしていくとそういうふうな技術者等々が十分なのかという思いをいたします。その辺についてどのように考えておられるか、最初に伺っておきたいというところであります。
答弁 副町長 渋谷昌彦(副町長は2022年3月まで)
それでは、2点目の穂別ダムの対応、穂別川の被災想定に関する御質問についてお答えをさせていただきます。穂別ダムにつきましては、農業用ダムとして水利計画に基づき、かんがい用水取水施設として活用されており、洪水調節機能を持たない越流型のダムであります。当該ダムにつきましては、穂別ダム管理規程に基づき、利水期間中はかんがい用水の注水量の増加を目的に下流利水量と貯水量とのバランスをとりながら運用をしております。大雨により貯水量が満水となり、越水状況によって下流水域が急激に上昇すると予想される場合には、稲里から中島地区に設置している4基のサイレンの吹鳴により下流住民へ周知を行うとともに、関係機関へ通知を行っております。穂別川の被災想定につきましては、過去の災害状況から鵡川本流の水位の上昇により、穂別川と鵡川の合流点の河川周辺の田畑等が冠水した経過もあり、これらを想定した当該地区の居住住民の一覧表を作成し、対象住民を把握しております。鵡川の河川状況を監視し、冠水のおそれがある場合、地区の住民に避難の呼びかけを実施しております。今後におきましても、町民の生命を守る観点から関係機関と連携をし、災害対応を図ってまいります。次に、3点目の支所におけます防災等の技術職員の状況についての御質問ですが、平常時は建築関係職員2名、土木関係職員3名、水道関係職員1名の計6名の配置となっております。なお、災害時につきましては、職員の居住地を基本に配置することとしておりますので、穂別地区から本庁へ勤務している2名の職員は支所勤務となり、鵡川地区居住の1名の職員は本庁勤務となりますので、計7名の技術職員が配置される状況となっております。このほか危機対策専門員を1名支所に配置しております。ちなみに、本庁側の技術職員も7名という状況でございます。
質問 11番 北村修
今、穂別ダム、穂別川で災害の場合の避難状況というのは報告されました。私がここで改めて御質問したいのは、いわゆる今回の台風15号なり、19号なり、これまでのデータを超えるような水量あるいは暴風等々があらわれてきているわけです。2016年の場合の新得や広尾方面にかけたあの雨量というのも予測を超えたものであったわけです。こういうふうな状態が出てきている。やはり我々もそういうものを含めて検討していかなきゃならない時代に来ているんでないかという感じがするわけで改めて伺いますが、そういう点での検討が必要ではないかということで改めて伺うんでありますが、同時に、私なぜこれを考えているかというと、穂別地区、穂別ダムの上流というのは、既に過去から考えてみたら、相当前はあそこにたくさんの人々も暮らし、住家もあったと聞いております。現状、あの高速の上からでございますけれども、ずっと見てみますと、木もなく、単に原野状況になって、広々と残った形になっています。それが長和のほうまで続いてきています。私はこういうふうな保水力もなくなっているような状態が穂別、いわば鵡川の上流にあると、穂別川の上流にあるということになれば、この近年出ている大雨等々のような状況がもしこの上流にあったならば、私は本当に大変な事態になるんではないか。やはりそういうことも含めて防災対策というのを検討していく必要があるんではないか。だから、これは平常時であっても、そういうことを含めて、今から調査検討をしていく。そういうことが必要ではないかというふうに思って質問をさせていただいているんです。ですから、そのためのこの技術対応の人たちもあっていいんでないか。もう一ついいますと、この間、本州であった大きな台風被害でのその後の問題点の中に、合併町で見れば本所が、役場がなくなったところで支所だとかそういうふうになっていったところ、こういうところの防災対応というのがおくれていて、大きな被害を出すというような結果も出ています。こうしたことに私たちは敏感に学んでいく必要があるんではないかという意味で御質問させていただいているわけでございます。その点で改めて伺っておきたいというのが第1点。それからもう一つは、穂別ダムの問題です。この穂別ダムは、これまでの大雨という状況の中でもあれだけの被害をもたらす事態がございました。これが16年のあの日高山脈を越えた向こう側に起きたような状況としてこちら側にあった場合に、私はこのダムにおける越波を含めて、この状況というのは大変なことになっていったんではないかというふうに思うんです。そういう点では、あそこにたまった土砂を含めて、やはり今から何らかの検討をしていく必要があるんじゃないかというふうに思っているんですが、改めて伺っておきたいというふうに思います。
答弁 総務企画課参事 大塚治樹(総務企画課参事は2022年6月まで)
防災対策に関しましてお話したいと思います。先ほど7番議員のときもお話しましたけれども、タイムラインというものが現在でき上がっております。このタイムラインの前提となるものは、気象台からのデータと開発局からの水位情報という形になります。この水位情報も今までは現況の水位観測所の水位だけでしたけれども、このタイムラインの協定を結んだことによって、気象台からどれぐらいの雨が降るという予測まで開発局のほうに流れます。その情報を得て、開発局が今度、例えば穂別観測所でどれぐらいの水位に達するよというような情報もいただけるようになっておりまして、そういう中で防災対策をしていくことによって町民の安全を守っていくということがこのタイムラインの中で行っていきますので、その辺につきましては、例えば台風がもう接近しますとか、進行型の災害ですので、時間がある中でやっていけるような形になっていますので、その辺については気象台と開発局と連携しながら進めていけますので、御理解いただければというふうに思います。
答弁 建設水道課主幹 江後秀也
穂別ダムの異常時の体制の件でちょっとお話をさせていただきたいと思います。実際、28年、異常時の洪水体制という形を進めてきた状況なんですが、ダムの水位が上がったときに洪水体制という形でダムで体制を敷きまして、そこからあのダムが、結局室蘭開発建設部河川管理者の管轄に置かれているダムでございます。そうしますと、ダムの水位が1時間ごとにどんだけ上がっているというのは全部河川管理者に対しましてファクス、また、むかわ町危機対策本部、警察、消防等にもう全部、ダムの水位状況は全部報告しているという形になりますので、今後もこのタイムラインの中にも穂別ダムの水位状況という形は組み入れられる形の中で、今後の水害の対策といますか、防災対策という形に結びつくかと思いますので、今の穂別ダムとしましては、農業ダムですので洪水調節は持たないので、雨に対しては抑制するという機能は持っていないんですが、情報はとにかく提供するという形での防災対策に結びつくかと思っていますので、御理解くださいますようお願いします。
質問 11番 北村修
穂別ダムにしても、そのような状況というのはどのぐらいの雨量を想定していますか。これを伺っておきたいと思うんですけれども、私が今言っているのは、例えばことしで見れば、19号で見れば、24時間で600ミリから、さらに700ミリを超えて約800ミリぐらいまでの雨量なんですよね。おおよそ我々が経験したことのない事態なんです。ここまでいかなくても、2016年のあの十勝方面で災害を起こした、空知川を氾濫させた新得から広尾方面にかけてのあの雨量でさえ、24時間で300ミリを超えている。あれでもあれだけなの。そういうようなことが仮に穂別ダムの上流等々、穂別川の上流等々に来た場合にどういう状況が想定されるか。これは経験ない。だから、今タイムラインという、私あえて質問しませんでしたけれども、それは災害時の話なんですよね。だから、僕は平常時からそういうことを想定し、例えば穂別ダムであれば、もう予想される、はっきりしている。これまでの経験上はっきりしていることは、大雨台風が来て、あそこに大量の水がたまった場合に、上流からたまっている泥、さらに上からの土砂が流れてきて、それが上から越波して流れていく。それが下流に大きな影響を与えて、海に大きな影響を与えていくというそういう経験を私たちはこれまで何度かしているんですよね。そういうことを本当にこの間の異常と言われる気象状況を見たときに、これが来ないとは限らないわけ。そこまで来ているかもしれない。そういう状況の中で、私はやはりそれなりの対応を今からしておく必要があるだろうというふうに思っているんですが、その点での認識を伺っているわけで、改めて伺っておきたい。
答弁 副町長 渋谷昌彦(副町長は2022年3月まで)
タイムラインで雨量想定ということではないんですけれども、あれは時間軸でのお話でございます。どの程度の被害になるかというのは、今、議員がおっしゃられた雨量によって被害の範囲というのもまたいろいろ変わるんでしょうけれども、そういったこと踏まえて、気象庁の情報等々の中で恐らく被害の想定もしながらやっていくことなんですけれども、穂別川に限っていえば、1級河川鵡川のようなハザード、浸水区域の想定というのは実はされておりません。これは道費河川で、開発の河川も穂別からの上流の富内川についてもされておりません。ですから、そういったところ、まず河川管理者に、これからそこをやっていくことになると思うんですけれども、お願いをしつつ、まずそういった浸水区域を想定雨量の中で出していくというところから次のステップにまた入っていくんだと思います。そういったことも含めて、道費河川、また、一級河川の上流側というのもこれからきめ細やかな浸水区域の想定、それに備えた対応というのがしていくというふうに思っております。それと、ダムについては、越流ダムということでございますので、入ってきた量が越流していくということで、基本的にダムが決壊するということにはならないというふうには思っておりますけれども、ただ、おっしゃるように、上流が非常に荒廃しているということもあって、かなり濁った土砂と一緒の水が出てくると。これをダムの中で沈降させて、下流に流すということにはちょっとならないんだろうなというふうに思っております。それは、上流の荒廃を少しでも何らかの形でとめていくしか手だてはないのかなというふうに思っているところであります。いずれにしても、河川管理者と、ダムの管理者もありますけれども、と連携を図りながら、今後の災害に備えるよう努力してまいりたいというふうに思います。
質問 11番 北村修
そういうことで、ぜひここら辺のところ、相当時間も要するでしょうし、非常に難しさもあろうかというふうに思うんですけれども、これは山奥の問題ではなくて、これ本当にむかわの海まで影響したという歴史を我々は身近に感じているわけで、そういうことを含めて対応をお願いしたいというふうにして、次の質問に移りたいというふうに思います。