むかわ町議会 令和元年第2回定例会 2019年6月20日
JR日高線について
2019年6月20日、むかわ町議会の一般質問で、北村修議員が「JR日高線について」質問し、生涯学習課主幹 佐々木義弘、町長 竹中喜之、総務企画課長 成田忠則が答弁しました。
- 質問者
- 北村修 議員
- 答弁者
- 生涯学習課主幹 佐々木義弘、町長 竹中喜之、総務企画課長 成田忠則
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は質問の本文をもとに当サイトで付けたものです
質問 11番 北村修
第2回定例会に当たりまして、通告に基づいて質問をさせていただきたいと思います。まず第1点目は、JR日高線ということで通告をいたしました。これは、今、北海道全体で鉄路をめぐる、とりわけ地方線をめぐる問題が絶えず随分議論をされてきたところでございました。この間、北海道も含めて、地方路線の問題がかなり動き出したということの中で、1つは本町にかかわって、あるいは日高線にかかわっても、利用促進費というふうな形で、関連地元負担という状況が報道されておりますが、これらの問題について伺うものでありますし、また、もう一つは、先日、JR北海道が、旅客運賃の引き上げ、値上げの申請をしたということが報道されております。本町として高校の存続、高校生への支援ということを含めて、JR利用促進も含めて支援も行っている、そういう状況の中でこれらの状況になれば、大きなまた変化が出てくるという状況もあります。そうした上に立って、このJR日高線の問題について通告した内容で質問をさせていただきたいというふうに思います。まず第1点目は、高校生へのJR利用支援での意義と支援内容を伺います。2点目は、JR北海道が、10月から料金引き上げの提案を行っています。申請を行いましたが、これらは鉄路存続という状況から見れば、そうした流れに逆に、いわゆる逆行するもんだなというふうに思うわけですけれども、町の考え方を伺います。3つ目には、鉄路存続維持に管内で、1市4町で地元負担での合意という報道がありますが、それの内容と考え方、負担等々についての内容を伺っておきたいというふうに思います。4つ目には、日高線問題で、この沿線の自治体、住民の皆さんがこれまでも日高線を存続してほしいということでさまざまな取り組みをしてきているわけでありますが、その中で被害箇所がなくて済んでいる、鵡川から日高門別、この間だけでも利用開始をしてくれないかという要望も出されているわけでありますが、これらについて、汐見駅を抱える我が町として町の考え方をこの際伺っておきたいというふうに思います。以上、JR線については4つの点で伺います。
答弁 生涯学習課主幹 佐々木義弘(生涯学習課主幹は2020年12月まで)
1点目の高校生へのJR利用支援での意義と支援内容という点についてお答えを申し上げたいと思います。今年度から苫小牧市から鵡川高校に通う生徒に対し、JRの定期券を給付しているところでございます。自宅から最寄りの苫小牧市内の駅から鵡川駅までの定期券を給付しており、現在の給付対象生徒は74名でございます。これは生徒の利便性向上、保護者の負担軽減を目的とした入学生徒確保対策、高校振興対策として行っているものでございます。以上でございます。
答弁 町長 竹中喜之
私のほうから、御答弁させていただきたいと思います。2点目の料金引き上げに関する御質問についてでございます。御承知のとおり、JR北海道につきましては、年400億円規模で営業赤字が発生してきております。消費税率の引き上げとあわせ10月1日から運賃改定を行うことが発表されているかと思います。町としましては、JR北海道による最大限の経営努力、経営自立、こういったところを引き続き目指した取り組みの推進を前提とした上で、安全の確保、鉄道を持続的に維持する仕組みの構築が必要な線区を守るために、今回やむを得ないものと考えているところでございます。次に、3点目の御質問でございますが、繰り返しになりますが、まずはJR北海道の主体的責任、ここにおいて経営努力というのを前提としながら、国が中心的な役割を果たす必要があると考えております。しかしこれまでどおり、JRの取り組みや国の支援だけでは、持続的な鉄道網を確立することは困難である状況ともされております。国の支援を継続するための2年後の法改正に向けては、JRと地域、これが一体となった取り組みが求められていることから、法改正までの2年間に限り東胆振1市4町としても、他の維持困難線区と同じく、定時性や利便性、快適性の向上など線区を維持するため、利用促進に資するものに限定した取り組みの方針、方向性について合意をしたところでございます。負担の内容等でございますが、新聞報道にもありますように、北海道において関係者会議の結果や、他県の鉄道支援の例などを参考にしながら、年間の支援額を、北海道でございます、2億円として各線区の支援額も北海道が算出しております。北海道が、2億円の内訳は1億4,000万、沿線市町村が6,000万円とされております。なお、各線区におけます沿線市町村個々の支援額につきましては、各線区の協議会等で今後決定することとされております。次に、4点目でございます。JR日高線、鵡川様似間沿線地域の公共交通に関する調査検討協議会が取りまとめた報告書、ここにおいて鵡川日高門別間で運行を再開する場合、初期費用として復旧費や折り返し運転をするための設備、改修費でございますが1億6,000万円、また、維持管理や赤字対策の費用、ランニングコストとして年間3億2,000万円が必要であるとされております。なお、鵡川様似間について、JR北海道が提案しているバス転換におけます支援策というのも考慮しながら、日高管内7町共通の鉄路の方向性というものを取りまとめる予定と聞いておりますことから、引き続き今後の開催される、予定されております、日高管内町長会議の議論、これを一つ注視しながら東胆振首長懇談会の中で、しっかりと情報共有を図って今後の対応を協議してまいりたいと考えております。
再質問 11番 北村修
ありがとうございます。若干再質問をさせていただきますが、1つは、鵡川苫小牧間で鵡川の支援、本当にこれは、子どもたちや、父母の皆さんにも喜ばれておるということも私も伺っておりますが、これが、70名を超える数で、現場のほうで、現場といいますか、学校側のほうのいろいろ情報を聞きますと、今後、部活等々の関係の中で、さらに、バスからJRのほうにシフトするというような子どももおるようだというふうに聞いております。そういうふうな状況の中で、10月1日から消費税の増税っていうことを、前提にしてですが、運賃の値上げということになるわけですね。苫小牧鵡川間で110円上げるそうです。全体的には、大きいところで30%からの運賃値上げということも言われておりますが、こうした状況の中で、本町この支援をしているんですが、こうなるとどれぐらいの負担増になっていくのか、改めて計算すれば簡単なことですけれども、改めて伺っておきたいというのが第1点であります。それから2つ目に、このJR北海道の地方路線存続ということも含めて、日高線を含めて法改正が行われる、いわゆる路線問題が係っている内容が変わる、2年間に限ってというような状況でありますけれど、負担をすると。今、町長は400億円の赤字ということを言われました。しかし、この400億円の赤字をよく見ると、これはJRの地方路線ではないと思うんですね。私はその内容をどんなふうに捉えているのか伺っておきたいというふうに思います。それから、3つ目でありますが、そういう上に立って、いずれにしても負担を自治体や道民にかぶせるっていうこれ自体、今、町長は、JRが主体的に責任を果たしていくということを前提にして、その上で国の支援も求めていくというふうにおっしゃいましたけれども、私は何よりも、これらの問題では、国の責任をしっかりと果たさせる、そういうものにしていくべきだというふうに思っているんですが、その点で改めて伺います。なぜこういうふうなことを言うかということになれば、この問題の根本的な本質、JR北海道が、先に言いますけれども、新幹線を含めて400億円の赤字なんです。これらがなぜこうなってくるかという問題の中に、最も根本は、このJR北海道をつくったときの、いわゆる国鉄の分割民営化問題があります。そして、そのときに赤字だっていうことはわかっていたんですから、それを安定化させるためにということで、運用益の益金支給というようなことを赤字対策とやってきました。これが半減して、もたなくなったという状況になっている。そして新幹線の赤字。こういういわゆる全てが国策絡み、これまでの政権が行ってきたこの鉄路対策が全部失敗しているんです。そういう状況の中で、今、北海道の地方の自治体、そして道民の皆さんに値上げという形で負担をさせるという。こういう、もう、本当に許されない状況なんです。通学で通う子どもたちは、高い人が1万円も負担が広がると言っています。こういうふうなことをやらしてはいけないんです。やっぱり、強く国にその責任をきっちりと求めていくということをしなければならないと思いますが、改めてその点を伺っておきたいというふうに思います。以上であります。
答弁 生涯学習課主幹 佐々木義弘(生涯学習課主幹は2020年12月まで)
1点目の質問についてお答え申したいと思います。高校生に対しましては、現在、6カ月定期を給付しているところであります。最長が6カ月ということでございまして、6カ月を年間2回ということになっております。今回の値上げで、6カ月定期、駅がそれぞれ沼ノ端ですとか苫小牧ですとかいろいろありますので、一律ではないんですが、およそ9,000円強の値上げが予定されているところでありまして、現行74名という形で推移いたしますと、半年で70万円程度の負担増ということになると思います。年間2回ということになりますので、値上げ後は年間140万円程度の負担増になるというふうに予測しております。
答弁 総務企画課長 成田忠則(総務企画課長は2022年3月まで)
JRの収支見込みの中での400億円の内訳でございますけれども、内訳内容は特に押さえてございません。ただ、日高線に係る赤字分ということで、およそ4億円というふうに聞いてございます。今後の見通しにあっても、向こう5年間約400億円台の赤字を見込むというようなことになってございまして、これは議員おっしゃるとおり、JR全体の経費に係る部分というふうに押さえてございます。以上でございます。
答弁 町長 竹中喜之
先ほどの答弁でも申し上げましたけれども、基本とするところ、前提とするところはあくまでもJR北海道による最大限の経営努力、そして、経営自立を目指した取り組みの推進、これが前提とされるかと思います。加えて、この間の歴史的な経過といったところをたどるのであれば、本道の持続的な鉄道網の確立に向けては、先ほどのJR北海道の自助努力というのを前提にした中で、国の実効ある支援というのが、必要不可欠と捉えているところでもございます。これは、全道の町村会としても、こういったところを視点にした要請というのも引き続き行ってきているところでもございます。議員御案内のとおり北海道鉄道活性化協議会というのが、国が責任をもって基本ですけれども、支援を行うべきといった基本方針をもとにしながら、公共交通の利用促進に向けてのオール北海道としての運動展開とともに、持続的な鉄道網の確立に向けては、先ほどの自助努力、そして国の実効ある支援、繰り返しますけれども、必要不可欠であるということの展開をこれからも進めていければなと思っているところでございます。
再質問 11番 北村修
基本的には、今、竹中町長が述べられた方向ね、これやっぱり、きっちりと我々は、私どもともども追求していきたい、そういう方向を何としても導き出さなければ、北海道は大変なことになるというふうに私は思っております。そこで400億円の赤字の問題ですが、詳しい中身は承知していない、仕方ないことかと思いますが、ちょっと述べておけば、この400億円と言われますけれども、この赤字の先日の北海道議会の交通部運輸委員会の中で出された資料を見ると、地方路線の赤字は年間160億円だそうです。そのほかに新幹線の赤字が年間100億円。さらに、新幹線にかかわる整備費用これが50億円。これらを含めて400億円というふうに言っているんですよ。ですから、この道民が、本当に多くが利用する地方路線については、こんな400という数字じゃないんですね。やっぱりここら辺のところもね、はっきりさせながらやっていかなきゃならないというふうに思いますし、さらに、この今度の料金改定の問題で中身を見れば、あれでしょ、札幌までの新幹線の延伸、延ばすという状況の中で、それを5分間縮めるために新たな工事を120億円かけてやるっていうんですよ。こんなばかな話ね、要らないんですよ、道民には。そんな金があるんだったら地方の赤字に回してくれ。地方の鉄路を守れ、というふうに私たちは言っていかなければならないということをつけ加えておきたいというふうに思います。