新冠町議会 令和4年第1回定例会 2022年3月15日
JR日高線用地の有効利用による「道の駅改築」及び「町の活性化」について
2022年3月15日、新冠町議会の一般質問で、竹中進一議員が「JR日高線用地の有効利用による「道の駅改築」及び「町の活性化」について」質問し、町長 鳴海修司が答弁しました。
- 質問者
- 竹中進一 議員
- 答弁者
- 町長 鳴海修司
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 6番 竹中進一
議長より発言の許可を得ましたので、通告に従い一般質問をいたします。JR日高線は、大正 15 年 12 月7日当時の日高拓殖鉄道が静内駅まで延伸されたことにより、節婦駅、高江駅が新設開業され運行が開始されました。その後、昭和 33 年7月 15日には大狩部駅も新設され新冠町はもとより、JR日高線は日高管内の発展に多大な寄与をいたしてまいりました。しかし、モータリゼーションの発達や道路網の整備が進むことによって利用客の激減による大幅な赤字、過去に大雨や土砂崩れ、台風被害による不通が繰り返されながらも復旧をいたし運行されてきたわけですが、平成 27 年1月8日に厚賀駅大狩部駅間ほか、日高線の複数箇所で高波による路盤の土砂流出など、今までにない大4きな被害を受けるに至り、ついには長期間運行ができなくなってしまいました。以来、沿線7町の町長会議において長期間繰り返し協議が行われた結果、令和2年8月 12 日臨時町長会議で令和3年3月末のむかわ駅、様似駅間廃止、同年4月の全面バス運行開始に関する最終合意を令和2年9月に関係町、JR北海道が行っております。過去にはこの鉄道の駅を中心に町が発展いたしてまいりましたが、現在新冠町においては節婦も含め、市街地の中心部を鉄路が通っている状況となり、今や使用目的を失った鉄路によって町が二分され、まちづくり推進の上で障害になっていると考える次第です。今その用地譲り受けについて地価と鉄路撤去費用等を協議中とのことですが、このことは用地協議を有利かつ早急に進めて二分されたら市街地形成を解消し、町の将来の活性化・有効利用とするための好機でもあると考えます。そのような視点以下4点について伺います。第1に、道の駅リニューアルに関しては平成 31 年第1回定例会に私が一般質問をいたしました。その際、町長の答弁では財政負担やJR日高線の推移を見て高規格日高自動車道の延伸に伴い、改修を進めるとの回答でございました。そこで、今述べましたJR日高線の跡地を有効に活用し、現在の道の駅が今まで果たしてきた主に観光関連の活性化への効果のみならず、地場産業振興などにも波及するような計画を期待いたし、施設のリニューアルを改修から改築に思い切った変更はできないか大きな期待をいたすものでございます。第2番目には、町内に設置されております6カ所の踏切改修につきましては、ようやく踏切としては廃止され道路として認められたことにより、一たん停止の無駄と煩わしさが解消されましたが、路盤や周知設置物などの早期改修、撤去が求められ見通しのよい状態にしていただきたいのですが、この改修はいつごろになるか。おおよその目途はまだ示すことができないでしょうか。特に、節婦大踏切は節婦市街地方面から国道 235 号線に進入する際、接続しているカ所は急な坂と変形交差となっているため大変見通しが悪く、交通安全と利便性向上のためある程度規模の大きな抜本的改良が必要だと考えますが、いかがでしょうか。3番目には、判官館下のトンネルは今回譲り受けたい跡地の対象にはなっていないようですが、利用価値があると思いますので譲受けの対象としてはいかがでしょうか。判官館下のトンネルまで節婦市街地からレール、枕木などの撤去後にJR線路地をアクセス道路として活用できそうですし、地理的にもそれほどへんぴな箇所でもないと思いますので、この機会に考えるべきだと思います。北海道内だけでも廃トンネルとなった箇所は鉄道や道路などを含めると相当な数になっていて、地理的条件などで活用されている箇所は多くないようですが、活用されている例としてはワインセラーへの活用例が多く、我が町の特産品となっておりますトンネルワインのサブ施設への利用も考えられないでしょうか。また、その他の活用法としては現在利用されているのは日本酒やウイスキー類のお酒の貯蔵熟成、ハム・ソーセージのトンネル内熟成、山菜の栽培や農産物の貯蔵、車の風洞実験などで実施または研究がなされておりますので、今の段階で取得しておいてはいかがでしょ5うか。4番目のお伺いは、現在進められているJR跡地取得後の活用については先に申し上げましたように、これまで二分されていた市街地が一体化いたしますので、有効に活用することによって活性化へつながる期待は大変大きいわけですが、将来的にどのように計画がなされてまいるのかをお伺いいたします。議長(荒木正光君) 答弁を許します。鳴海町長。
答弁 町長 鳴海修司(町長は2025年3月まで)
竹中進一議員の「JR日高線用地の有効利用による「道の駅改築」及び「町の活性化」について」お答えいたします。令和3年4月1日より公共交通機関が鉄路からバス交通へと全面転換して、およそ1年が経とうとしています。この間、管内7町と日高振興局、関係事業者で構成する日高地域広域公共交通確保対策協議会では、転換後の鉄道用地と鉄道附帯物等の取り扱い、あるいは持続可能な公共交通のあり方について協議を重ねてきました。しかしこれまでの間、それぞれの立場と考えの違いから協議が難航することもあったため、協議事項によっては各町個別協議とすることで協議の進展を図ることとした事項もございます。竹中議員のご質問は、新冠市街地におけるJR北海道からの譲り受け鉄道用地についてのご質問ですが、譲り受ける想定用地には節婦市街地内の区間も協議の対象としてございますので、両区間を対象とした答弁をさせていただきますので、よろしくお願い致します。ご質問の1点目、道の駅改築におけるJR用地の利活用についてですが、現在道の駅ゾーンリニューアルに係る協議は、検討会議を設置し集中協議を行っております。協議は、令和7年度の日高自動車道新冠インターチェンジの開設に併せて道の駅ゾーンのリニューアルを検討していますが、協議に当たっては町財政との調整が最重要課題となっております。令和4年度においては、道の駅ゾーンにおける駐車場が抱える課題解決と補助金等の財源確保等の問題解決に向けた協議を進めることとしています。また、道の駅に隣接するJR用地の利活用についてですが、将来的な利用可能性は高いものの現在は具体的な構想には至っておりません。ご質問の2点目、踏切改修工事の実施時期及び改良工事の実施に係る検討についてですが、町内には6カ所の町道踏切があり、用地譲り受けに伴いJR北海道からはそれら踏切の撤去及び撤去後舗装工事等に要する費用が交付されることになりますが、JR北海道からの交付額は簡易舗装工事を基礎とする積算に基づくものであり、町が行う改良舗装工事の実施には不足するものでございます。しかしながら町としては、バス転換後の道路環境改善を地域住民が早期に享受するべきと考え、簡易舗装工事をもって実施する考えでございます。また、対象となる踏切の中にはご質問で取り上げている踏切箇所等、今後改善を検討しなければならない踏切もございますが、これらの道路箇所における改良工事については多額の費用を要することから、補助事業の模索あるいは市街地整備事業等と一体で検討しなければならないものと考えております。申し上げましたとおり、現時点においては6町財政の負担のない中で、踏切簡易舗装工事を令和4年度以降進めて行くこととし、改良工事については財源の確保等関係省庁との協議が整い次第、実施を検討する所存です。3点目の判官館トンネルの譲り受けの可否についてですが、当町がJR北海道から譲り受ける区間の検討に当たっては、将来的な利活用の可能性もさることながら、維持管理に多大な経費を要しないことを第一義的事項として考えています。今後、町の財産として保有するには、町は適切かつ安全な環境を確保し保有して行く責任がございます。安全確保に多大な財政負担が想定される他人財産を町が引き継ぐことは、大きな負担を将来世代に課すこととなります。保全に多大な費用を要する状況下にある中、譲り受ける考えはございませんのでご理解をお願いいたします。最後に、譲り受けた用地の今後における利活用についてですが、当町における鉄道用地は東西に延びた横長となっており、建物建築には適しないなど利活用の検討の制約もございますが、周辺環境によっては利活用の可能性が高い箇所もございます。今後の検討に当たっては何が求められているか、何をするべきかを協議し、また財政事情を十分考慮し、広く意見を取り入れながら検討しなければならないと考えております。協議、検討にあたっては議会の意見を伺う場面もございますので、よろしくお願いいたします。譲渡を受けるJR用地については、当町の財産として将来にわたって保有することとなります。譲渡を受けるに当たっては、将来の負の財産となるようなことは避け、土地の維持管理も含め利活用の方策を検討することが、多くの町民の支持を得られるものと考えています。町の利益になるよう利活用の方策を慎重に協議していく所存ですので、よろしくお願いいたします。
再質問 6番 竹中進一
3点再質問させていただきます。1点目、道の駅サラブレッドロードにいかっぷリニューアルはどの程度の規模と施設になるかについて、再度お伺いいたします。昨年、常任委員会で説明を受けた新冠町公共施設個別計画によると、令和4年度の計画では道の駅リニューアル及び旧乗馬クラブ施設の取り壊し、ほか3件などを対象に総額8億 2,000 万円余の財源を充てるとなっております。現在、道の駅ゾーンリニューアル検討会議において集中協議を行っているとのことですが、今まで果たしてきた役割が時代の変化とともに町の活性化や利用者のニーズ、さらには今後果たすべく役割の変化をかんがみてみますと、リニューアル時にはJR日高線跡地を積極的かつ有効利用し、大幅な改築を行い広い駐車場の確保をはじめ、観光さらに新冠町の活性化に寄与する拠点とするべきではないかと考えますが、いかがでしょうか。2点目、踏切改修工事は道路環境改善の早期改善を期するため、さしあたりJRが負担する簡易舗装工事によるとのことですが、先に申し上げた節婦大踏切から新冠市街地方面へ接続する国道との交差点は、特に路線形改修の早期解決が求められると思います。他の踏切跡についても改善するべき点がございますが、別の機会に関わってまいりたいと思い7ますので、この件について町長の特段のご配慮をいただきたいと存じますので、ご見解をお伺いいたします。3点目、判官館トンネルについては後々崩落の危険性や保守管理等への負担などの点で譲渡の考えがないようですが、トンネルの構造は重量車輌が通過することによる振動や風圧に耐えられる頑丈なつくりとなっているようで、これまで廃トンネルを活用している箇所においてはトンネル事態の崩落などの事故等はないと思います。トンネル内は四季をとおして一定の温度、湿度が保たれておりますので、先に述べたような利活用を含め穀物類の貯蔵や近隣の町で栽培されているタマネギなどは冬期間など端境期になると価格は2倍近くにもなるようなものもございます。後々利用したい事案等が発生する可能性はあるのではないかとも思います。現在は譲渡を見送ったとしても町の産業などに帰するような利用希望があった場合、対応できるよう考えておく必要があると思いますが、いかがでしょうか。
答弁 町長 鳴海修司(町長は2025年3月まで)
竹中議員の再質問にお答えいたします。再質問の1点目についてですが、町の活性化に寄与する施設にするべきというのは当然のことと思います。そのため、役場において横断的な協議を繰り返してきたところでございます。また、申し上げましたが協議は現時点で結論には至っていない。そして、今後継続して協議をしてまいりますのでよろしくお願いしたいと思います。さらに、繰り返しの答弁となりますがJR日高線跡地の利活用の可能性は高いと考えていますが、現時点で具体的な構想には至っていないこともあわせてご理解いただきたいと思います。再質問の2点目、踏切改良工事についての再質問ですが、これも繰り返しになりますが、補助事業の模索などを進めていく所存です。また、国道を管轄する関係省庁との調整など、必要な事項を整理して進めていくことが肝要と考えております。再質問の3点目であります。トンネルの民間利用希望があった際の町の考え方についてですが、民間の方の事業意欲でトンネルを利用したいという話があれば、JR北海道と民間事業者の方の取り組みであり、事業内容等によってはJRは対応するものと考えています。そういう事態が生じたならばできる範疇で町としての応援も考えてまいる所存です。以上です。
再々質問 6番 竹中進一
ございません。