むかわ町議会 平成30年第4回定例会 2018年12月12日
災害対策と復興計画の問題について
2018年12月12日、むかわ町議会の一般質問で、北村修議員が「災害対策と復興計画の問題について」質問し、町長 竹中喜之、地域経済課長 吉田直司、総務企画課参事 大塚治樹、副町長 渋谷昌彦が答弁しました。
- 質問者
- 北村修 議員
- 答弁者
- 町長 竹中喜之、地域経済課長 吉田直司、総務企画課参事 大塚治樹、副町長 渋谷昌彦
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 11番 北村修
次に移ります。まだ災害の問題ではあるんですけれども、災害対策と復興計画の問題についてお伺いします。これらの問題については、さきの質問者の中でもるる出ておりましたので、私は特に、1つはこれからの復興計画という体制の中で、災害からの復旧という関係の中では、やっぱり生活支援ということを中心にやっていくことが大事なんだろうというふうに思っておりますが、そういう意味で、どのような対応をとられるのかというのが第1点。それから、2つ目には、町民の理解を得て、どういうような形で理解を得てやっていくのかという問題があろうかというふうに思っておりますが、それらを含めてお伺いをしておきたいというふうに思いますし、先ほどまちづくり計画の事業変更なんかの質問もありましたが、これらについて先ほど今の復興計画、振興計画の話もございました。大体、めどはどのようにというふうに考えておられるのか、改めてそこのところを伺っておきたいというふうに思います。それから、2つ目には、公営住宅に関連してであります。公営住宅に関連して、今回、全部なんでしょうか、一部損壊とみなしてそれなりの対応を図るということになりました。それはどういうような過程を踏まえてきたのか、まず第1点、そこを伺いたいというふうに思いますし、また実際に、古い公営住宅が多い中で、損壊した公営住宅もたくさんあります。それらへの一つ一つの対応がどのようにされてきたのか、改めて伺っておきたいというふうに思うところであります。3つ目には、住宅の損壊に係る再建支援についてであります。国の制度の中では、これは本当に厳しい形のものでしかないということははっきりしているわけでございます。これから、全壊、半壊の方はもちろん、一部損壊でも大き目の損壊の方を中心に、それなりの住宅再建なり設置ということをやっていかなきゃなりません。ここには非常に膨大な費用もかかるだろうというふうに思っているんですが、それらについて町としてどのような対応をされていこうと考えているかどうか、改めて伺っておきたい。現在、応急支援ということでは既になされておりますが、これらについてはそこを越えていくものになるんだろうというふうに思っているんですが、それらについての対応を伺っておきたい。4つ目には、農林漁業、商工業などの問題への対応で、特に商店街通りのということで出させていただいておりますが、これらについても先ほどからるる議論がされて、質疑がされているところでもありますので、私は特に、町長が先ほど答弁されました商店街通りというのではないけれども、商店を営む中という形の中でのお話もありました。私は、この点で、むかわ町内で言えば、本当に中心部分のところが大きく損壊をし、解体をされ、なくなっていくというか、空き地化するという事態が広がっています。これでは、やはり町の形が変わるというような状況になりますから、本当に大変なことだというふうに思っているんです。そういう中に、今、商工会の皆さんが努力されて、さまざまな店舗の形を検討されておりますが、あわせて、例えばこの間、こういうお話を私はいただきました。ある農業者の方で、トマトを生産している方なんですが、非常に大きくやっている方の中に、これが再建できていくと、私たちは今のあの町の状況を見ると、そういう中に販売の店舗なり、あるいはこれらの生産物を活用したものとしてやっていくような方法はないかと考えていますという話もございました。私は、そういうものとして受け入れていく、あるいはそういうものを呼び込んでいくというようなことも大切ではないかというふうに思っているんですが、そうした考えを含めてお伺いをしておきたい。以上であります。
答弁 町長 竹中喜之
質問要旨の2番、3番については、担当のほうから答弁をさせていただきたいと思います。改めまして、9月6日ですか、午前3時7分59.3秒に発災しまして、きょうで98日目ですか、私自身も含めてかつてない経験、甚大な被害、我が町も遭っているところでもございます。一日も早い復旧と、そして復興を行う上で、先ほど議員も触れられておりましたけれども、一番必要なものというのは住民の皆さんとの連携であり、団結であり、そして国や道・町との信頼関係なのかなと改めて思うところでもございます。現在まで、初動期において最優先すべきなのは、命にかかわる安全性、次いで被害拡大の防止、その上で財産や利便性といった点に留意し、この間、多くの皆さんの御支援によって局面、局面乗り越えて、現在に至っているところでもございます。そして、今回の質問でございます。議員の質問の要旨に、まず1答目、基づきながら答弁をさせていただきたいなと思っております。震災以降のまちづくり事業における財政対応の面でございますが、この間の財政対応に努めてきた補正予算の対応という観点で答弁をさせていただきたいかと思います。震災以降の補正予算におきましては、一般会計では事業の必要性から、専決も含めまして8回の補正を行ってきております。議決をそれぞれいただいているところでございます。財政対応につきましては、災害復旧を最優先のものとして進めてまいりましたが、まちづくり事業の停滞というのは税収だとか、人口減少問題等に結びつくものであり、復旧・復興と並行して行う必要があると考えております。まず、1答目につきましては御理解願いたいと思います。
答弁 地域経済課長 吉田直司
2番目のほうに、私、お答えさせていただきます。むかわ町における公営住宅の損害状況を、一部損壊となる経過につきましては、各団地全体の外観調査を震災発生直後から実施し、内閣府が示す住宅被害認定調査基準に公営住宅を当てはめると、一部損壊の区分になります。さらに、内部調査につきましても、災害発生後、電話、窓口等により聞き取りをした情報に基づき、訪問調査を適宜実施してきております。震災後は、生活面で特に影響の大きい順から修繕を鋭意進めてきております。民間修繕も甚大なことからおくれが生じている状況ですが、業者とのスケジュール調整を適宜行って、早急な対応に努めてまいっております。
答弁 総務企画課参事 大塚治樹(総務企画課参事は2022年6月まで)
3点目の再建支援についてということでお答えしたいと思います。住宅の再建支援につきましては、いち早く生活再建支援ハンドブックを発行させていただいておりまして、生活再建支援金や低利な融資制度など、多岐にわたる制度を御紹介させていただいております。住宅再建には、以前から取り組んでおりますはーとふる事業の対象にもしております。応急修理につきましては、受け付けを開始しておりますが、一部損壊の方でも利用できるむかわ町被災者住宅応急修理補助金を創設するなど、被災者の生活再建支援に努めているところです。この間、広報やチラシなどで周知に努めてまいりましたが、その他の支援制度内容も含め、普及に努めていきたいと考えております。
答弁 町長 竹中喜之
4番目の各産業、そしてとりわけ商店街の関係について御答弁をさせていただきたいと思います。各産業分野におけます基本的な考え方としましては、まずは被災した施設等を被災前の状態、機能に戻す復旧業務というのを優先しつつ、産業の高度化、さらに地域振興を図るなどの質的向上を目指す復興業務へ、徐々にシフトしていく方向で進めてきているところでもございます。農業分野、1番議員、そして4番議員の御質問にも答弁させていただいておりますとおり、今後も営農に意欲を持って向かっていけるような対策を講じているところでございます。農家の皆さんの機械、施設等の対応として、被災農業者向け経営体育成事業の取り組みのほか、農地等災害復旧対策につきましても補正予算を提案させていただいております。林業分野におきましては、林野災害の復旧はもとより、通常の施業に欠かせない林道の復旧を優先し、実施しております。さらに、原木の確保が困難になっている状況から、間接被害の拡大を防ぐため、町有林の立木売り払い事業を前倒しで実施してきているところでもございます。そして、商工業分野でございます。被災した町内事業者の復旧促進のため、相談会・説明会に商工会と合同で相談ブースを設置し、復旧資金の対策として、地元金融機関の協力により、復旧支援特別融資制度を創設したところでもございます。また、事業活動の再開支援として、仮設店舗整備に着手をしております。先ほど御説明したとおりでございます。なお、商店街通りの整備に関する御質問につきましては、7番議員の質問で町なか活性化に向けた今後の考え方を答弁させていただいているところでございます。これからの創造的な復興計画の策定やまちづくり計画、都市計画マスタープランの見直し、空き家対策と、こういったところの計画づくりというのも予定されているところでもございます。こういった個別計画も含めた中で、大変大きな課題として復興計画は位置づけられているものと考えております。まずは、これまでの検証といったところも含めながら、調査、検討、さまざまな角度からの御意見もいただきながら進めてまいりたいと考えておりますので、御理解を願いたいと思います。
質問 11番 北村修
まず1つ目は、復興への基本姿勢の問題で、町長はまず災害復旧を最優先にということでおっしゃられました。私、この間、災害が発生して以来、町長にも私どもはお会いをして、いろんな要請もさせていただきました。その中で、私が非常に印象に残っているのは、9月の段階で既に財調が空になるような中にあっても、この生活支援に頑張りたいというお話をいただきました。非常に私は感動いたしました。ぜひ、そういう立場で引き続き努力をしていただければというふうに思うところであります。今、町民の皆さんの中には、恐竜の問題も取り上げながら、それよりもやっぱり災害支援だろうということが非常に大きな関心事にもなってございます。ぜひとも、その点で努力をお願いしたいということを述べておきたいというふうに思います。2つ目に、公営住宅との関連の問題でありますが、私、なぜこれを聞いたかというと、今、課長の答弁の中に大きい順からと言うんですから、被災、損壊しているんだけれどもまだ修理されていないところがいっぱいあるということというふうに承っておきたいと思います。そうでなければ、私、ちょっと実例を申し上げようと思ったんですが、給湯器が倒れて、それが直っていないとか、あるいは同じような関係で新しいところの松風団地であっても、そういうものが倒れて、水が一面に広がっておると、そういうものについて自前でというふうなことも言われたけれども大変だとか、いろんなことが町民の住宅に入っております方にあります。これは、ぜひそういうことで鋭意、引き続き、もうだんだん寒くなりますから、早急にやっぱりやっていく、そういうふうに努力をお願いしたいというふうに思うところであります。3つ目に、住宅損壊にかかわるもので、今、答弁をいただきました。前段申し上げたように、応急修理のような制度をつくりました。しかし、これでは大きな損壊を受けた住宅をこれから立て直していこうというのには、これはちょっとあまりよろしくないわけで、やっぱり新たな支援策というのを大いに検討していく必要があるのではないかというふうに思っているんです。そういう点では、これは臨時議会等々の中でもあったかと思うんですけれども、当初、町も要請していた道への基金事業ですね、国等の支援も受けながらの、これらについてもっとやっぱり今、大きな声を出しながらこの実現を求めていく、これに基づくこういうものの復旧支援というのができていくんじゃないかというふうに思っているんですが、そこら辺のところの状況はどうなのかということを改めて伺っておきたいというふうに思います。商工業、農林業関係のところでは、いろいろるる言われました。全く、答弁をいただいておりますが、私が先ほど言ったように、町民の中でもこういう大きな損壊で解体された、広場になったところに自分たちも地元産を活用した、そういうものを取り入れた、そういうブースなり何なりをつくってやっていきたいというものがあります。こういうものは大いに入れていく、あるいはそういうことを外部からも入れていくことによって、さらに商店街の皆さんが努力されているのとかみ合った形で、新たな町なかの骨子というのができるんじゃないかと思っているんですが、改めてそのことを伺っておきたいというふうに思います。
答弁 地域経済課長 吉田直司
公営住宅の修繕に関しまして、先ほどにも説明ありましたが、業者が繁忙期にも入ってきております。修繕の早急な対応ができない状況も考えられます。ただ、入居者の申し込み等々、協議をして、先ほどにも説明ありました大きい順からどんどん進めてまいりたいと考えております。
答弁 副町長 渋谷昌彦(副町長は2022年3月まで)
住宅の支援策というようなことでのお話がございましたけれども、お話ししておりました応急修理については、あくまでも住宅の大きな修理ということでございますので、大規模な建てかえということを想定したものではなくて、制度から漏れていくようなものを少しでも救っていこうという立場でやっているものでございますので、これはこれとして進めていきたいというふうに思ってございますし、大きく損壊をされて全壊されているような方については、建てかえするか、大規模な修理をするかということになるわけでありますけれども、そういったところは不足ではございますけれども、既存の生活支援策、支援金の中で何とかお願いをしたいということと、あとは町としましては、はーとふる事業というものも既存制度でございますので、こういった事業の活用をぜひお願いしたいというところでございまして、現在、新たな制度というのは持ち合わせていないところでございますので、既存制度の活用をしながら何とか進めていきたいというふうに思っているところでございますので、御理解をお願いします。
答弁 町長 竹中喜之
復興に関する復興基金の関係でございますけれども、この間、一貫して、1つの町の要望ではなくて被災3町として、この機会ですから被災3町、これからの新しい、災害により強い、北海道の創造に向けたモデル版としてもしっかり示していこうじゃないかというふうなことを共有して、復興基金の創設については、つい先日も3町として国等に要望を提示しているところでもございます。あわせて復興計画の策定支援、そして復旧・復興に対する財政支援ということで、今後においても十分な地方財政措置が講じられるよう、まず要望するということが1つと。それと、発災年度以降の地方債の借り入れ、充当率の減少というのは大きな財政負担になるということから、過年度債に対する災害復旧事業債についても、現年債同様の充当率となるよう要望したいということも提案してきております。あわせて、先ほど出ました復興基金に向けましては、生活再建だとか、そして伝統文化の再建等、そしてさまざまな課題に迅速、さらには柔軟に対応できるよう、いち早く復興基金の創設に向けての国としての支援をお願いしたいというのは、継続した要望として出しているところでもございます。あわせて、町なかの活性化の関係でございます。議員の御意見というのをしっかりと参考にしたいと思います。あわせますが、この町なかの活性化、先ほど言いましたように、今回の一つの特徴として、とりわけ鵡川地区については東西1キロにおいての建物の損壊、これは1971年の建物だったと、改正建築基準法前だったよというのも1つ。要するに地質もちょっと悪かったよというのも1つ。しかし、それにしても東西という揺れが大きかったということで、もう数十軒という倒壊もあります。そして、それを全て街路整備でいくのかというのは、もう不可能に近いと思いますので、町なかという商店、こういったところも絞りながら、きちっとゾーン的にも絞りながら、これは穂別の広域農協も店舗が崩れたといったところも、この機会にやっぱり町なかというものの活性化をどう向けていくのかというのを関係機関、あるいは国・道等も含めながら、いろんな中で膝を突き合わせてこれからに向けたい。言ってみれば、改めてむかわ町としてのにぎわいとなりわいとむかわならではの味わい、これらを地域の資源、そこには歴史も入ってくるでしょうし、産物も入ってくるでしょうし、そういったものをこの機会に改めて全部活用しながらどう生かしていくかと、災害により強い新しい価値づくり、改めて進めていきたいなと考えております。
質問 11番 北村修
よろしくお願いします。