むかわ町議会 平成30年第4回定例会 2018年12月12日
避難所のあり方について
2018年12月12日、むかわ町議会の一般質問で、北村修議員が「避難所のあり方について」質問し、町民生活課長 萬純二郎、健康福祉課主幹 今井喜代子、総務企画課参事 大塚治樹、町長 竹中喜之が答弁しました。
- 質問者
- 北村修 議員
- 答弁者
- 町民生活課長 萬純二郎、健康福祉課主幹 今井喜代子、総務企画課参事 大塚治樹、町長 竹中喜之
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 11番 北村修
第4回定例会に当たりまして、幾つかの問題について町長の見解を伺うものであります。私は、今回の質問の最大の課題を、地震災害に基づく災害に強いまちづくりということで取り上げていきたいというふうに思っております。未曽有の災害以来、本当に多くの皆さんの奮闘に心から感謝を申し上げますとともに、お見舞いも申し上げる次第でございます。そこで、私はこの災害の問題について、特に今回取り上げたいのは、この災害があって、多くの皆さんが一様におっしゃられるのは、この災害が9月でよかったと。よかったというのは変でありますけれども、現在のような厳寒期、この真冬の中でなくてよかったという思いを本当に多くの皆さんがしていらっしゃるなということであります。同時に、先ほどから言われておりますように、まだ被災後、3カ月が経過したばかりであります。地震の特性からいって、再発といいますか、余震等々がまだまだ心配される状況にあります。したがいまして、私は困難の災害の中から、本当にこのような厳寒期の中で起こったとしたらどうなっていくんだろう、多くの町民の皆さんがここに大きな不安を抱いているというふうに思っております。そうした立場から質問をさせていただきたいというふうに思っています。最初に、避難所のあり方について質問をさせていただきたいというふうに思います。幸い、まだ暖かい時期でありましたけれども、しかし震度6強という経験したことのない災害でありますから、多くの皆さんが津波を心配し、高台へ逃避する、あるいは避難所にたくさんの皆さんが駆け込むという事態が起きました。そうした中で、避難所の体制がどうであったのかということを、改めて私はここで検証しておきたいというふうに思うものであります。その意味で、いち早く避難所に駆けつけた方の中には、避難所があいていなかったという話もございました。あるいはそういう中で、我が町ではありませんけれども、隣町等々では耐震性の問題も出てきました。さらに、非常用電源がないということから、ブラックアウトの中で大変な御苦労をされたという状況がありました。こういうことが、冬期間のこの寒さの中であったとしたら、どういう状況になったのか、これは本当に心配されるところでございます。そういう点で、これらについて、各避難所では、例えば非常用電源等々がどういう状況であったのかということを改めてお伺いしておきたいというふうに思いますし、幸いそう多くなく、2カ月余りで多くの皆さんが仮設等に移るという状況になるわけであります。また、かなり長期になったと思われる中でも、町にあっては四季の館といういい施設がございました。しかし、これが他の避難所に指定されているところであれば、これが冬期間であったり長期間であったりということになるとどういう状況が起きたのかということが、本当に不安視されるわけでございます。これらについてのその辺の見解等々を、改めて伺っておきたいというふうに思うのが第1点であります。それから、2つ目には、福祉避難所の開設、これは臨時会だったかと思いますけれどもお尋ねをいたしまして、今回は開設したというお話でございました。この福祉避難所について、その避難状況、どういうような避難状況であったのか、あるいはそれに対する対応等々の問題はどうであったのかについて伺っておくものでありますし、そこに避難方法等の課題もあったのではないかというふうに思うんですが、それらについてどのように対応されたのか、まず伺っておきたいと思うのであります。
答弁 町民生活課長 萬純二郎(町民生活課長は2020年12月まで)
それでは、通告に基づきまして、まず避難所の部分からお答えさせていただきたいと思います。9月6日の3時7分に発生しました地震に対しましての避難所開設につきましては、避難救護対策部として3時15分から避難所準備態勢に入っているところでございます。登庁してくる避難救護対策部の職員で、鵡川地区8カ所、穂別地区で5カ所の避難所を開設できるように2から3名のチームをつくり、車・物品等の準備を行い、各施設の状況を確認し、準備が整った施設から避難所の受け入れを始め、3時30分から4時15分までには全ての避難所の受け入れができる状態となったところでございます。鵡川中央小学校避難所につきましては、3名の職員を徒歩で向かわせました。中央通りがちょっと被災等があるという情報が入りましたので、農協側のほうから回り込ませて行かせたところでございます。まず、小学校の教職員と建物等の確認を行い、それで3時30分には1名が体育館内で受け付けを行い、2名が外で体育館への誘導を行いました。非常用電源設備につきましては、小学校の担当職員による点検確認を行い、4時30分ころには体育館内の電気をつけているところでございます。むかわ市街地の電気の回復は、7日の夜から8日の午前中にかけて通電が再開しましたが、それまでは非常用電源設備での施設内の電気の確保と発電機等での外灯の点灯を行っていたところでございます。通常、地震等の突然の災害につきましては、公園やグラウンド等の一時避難場所にまず待避し、それから受け入れ体制がとれた、安全が確認された避難所への避難となります。各避難所は、4時50分の災害本部の緊急会議で開設がされたところでございます。夜間の被災ということもありましたが、震度6強の地震災害に対して、ほとんどの避難所が30分から40分で避難者の受け入れ体制をとることができたのは、町民の皆様及び施設の関係者等の協力のおかげと考えているところでございます。避難所につきましては、初動期の受け入れ段階と、応急、復旧に合わせて統廃合を行いながら、鵡川地区は四季の館避難所、穂別地区は町民センターに集約をしてきましたが、その役割を考える中で、それぞれの施設における設備の検討などの対策を考える必要があると考えているところでございます。福祉避難所についても、続けてお答えさせていただきたいと思います。通常、福祉避難所は一般避難所での生活が困難な人のために、避難の長期化に伴い、4日から7日目ぐらいをめどに二次的に開設され、スタッフ、物資等の確保と施設の確保がそろってから開設されることになります。福祉避難所につきましては、東日本災害を受けて、平成28年4月に内閣府から出されております福祉避難所の確保・運営ガイドラインに基づき運営されますが、平成28年の熊本地震や鳥取県中部地震での指定された施設の被災により受け入れが困難、一般避難者で福祉避難所が満員となり、対象者の受け入れができない等の課題になっているところでございます。今回の胆振東部地震災害におきまして、むかわ町ではデイサービスたんぽぽを緊急的な福祉避難所として、9月6日当日の17時10分に開設しております。福祉避難所につきましては、保健師を中心とした職員と、鵡川地区でデイサービスを行っている法人職員とで運営を行い、各避難所から対象者及びその家族を福祉避難所に移送する形で行いました。受け入れ人数は、施設のスペース及びスタッフ数から、最大25名までの受け入れを行ったところでございます。また、福祉避難所の物資につきましては、町内福祉団体や医療系支援団体の協力をいただき運営したところでございます。また、穂別地区につきましては、避難所内で福祉避難スペースとして配置に配慮したり、またグループホームからの避難者を1つの避難所に集約する等の対応を行ったところでございます。今回の対応を検証し、町内の福祉団体・介護事業者等との協力協定や、また避難場所や避難者への対応をしていただいた両地区の仏教会等との協力協定を考えているところでございますので、御報告させていただきたいと思います。以上です。
質問 11番 北村修
一つは避難所の問題で、町の中での13カ所の避難所、ここで非常用電源が確保されているのはどのぐらいの数になるのかと。中央小の場合には、一定の早い時間にという、今、答弁がございましたけれども、改めて伺っておきたいというふうに思います。それから、2つ目に、福祉避難所の問題で1点お伺いしますが、今回、非常にこれまで議論されていたものがこういうふうにできたというのは、非常によかったことだなと、本当によく頑張ったなというふうに思っていますが、しかし今回、25名の方を福祉避難所に、家族を含めてなのかどうか、25名の方を避難していただいたということになるのかどうか確認したいというふうに思いますが、それからこれらについて、どのような人たちを避難所に入れるというふうにしたのか、その中身について伺っておきたい。例えて言えば、私の知っているところでは、ある団地に住む、これは身体的障害ではなくて精神的疾患等々を持ちながら障害者手帳を持っている方なんだけれども、とうとう避難所には声がかからないという状況もあったんですね。そうしたような人たちがあったということは、どういうふうな対象者ということで、行政側としてはそれに声をかけていったのか。また、一般的に福祉避難所に避難するという場合には、多くの方が一般避難所に行きながら、その中で福祉避難所に案内されるというケースとかが多いというふうには聞いておりますけれども、そういう形だったのか、そこら辺の対応状況についてもう一回伺いたい。
答弁 町民生活課長 萬純二郎(町民生活課長は2020年12月まで)
まず、避難所の非常用電源の部分でございますが、学校系と四季の館、そして町民センターでは非常用電源は確保しております。それ以外の会館等の施設につきましては、その後に運んで対応したり、なかなかちょっと対応がし切れなかったところ等があったかと思っております。次に、福祉避難所の部分につきましては、25名は家族を含めた人数となります。その対応につきましては、別に答えさせていただきます。
答弁 健康福祉課主幹 今井喜代子(健康福祉課主幹は2021年3月まで)
福祉避難所についてお答えいたします。今、言いました25名につきましては、最大いたときには25名いたという形で、家族を含めてなんですけれども、入ったり出たりということがありましたので、実人数にいたしますと30人で、家族5人という形に実績のほうはなっております。対象者につきましては、おむつ交換が必要であったりとか、あとは認知症とかで集団生活になじまないような方というところで、一般の避難所ではなかなか難しいような方を対象としてお声がけをさせていただいております。声のかけ方といたしましては、一般避難所のほうの担当職員のほうから、この方、ちょっと見ていただきたいという形で回ってきた方もいらっしゃいますし、あとは最初の初動の段階で、保健師のほうでちょっと気になる方であったりとかに家庭訪問で声かけをさせていただきました。その中で、家ではちょっと過ごすのが難しいかなという方などを、車に乗せて連れてきたというようなケースがほとんどになっております。以上です。
質問 11番 北村修
避難所の非常電源の問題、具体的に数とかで示していただければありがたいです。それが1点。それから、福祉避難所の問題ですが、これは一般避難所から福祉避難所へという形があったよと、それから保健師さんたちが訪問する中でここへという形もあったということなんですが、そもそも災害があった場合に、福祉避難所に入れる要支援の方々というのはどういう押さえ方にしているんですか。でも、そういう名簿はまだなかったということなんでしょうか。そこら辺のところを明らかにしていただきたいと思います。私、先ほど言ったように、例えば本来行かなきゃならない人だったと思うんですけれども、一度は来た、ところが並んで待っていてもらうときに、いろんなことをやゆされてしまって、そのまま家へ帰って、それからずっと団地の中にいたというふうな方もございました。これは手帳を持っていらっしゃる方なんですね。ですから、そういう方たちには、声はかかるというようなことはなかったのかと、そういうことも含めて改めて伺いたい。
答弁 健康福祉課主幹 今井喜代子(健康福祉課主幹は2021年3月まで)
まずは、日ごろの対象者の把握なんですけれども、平成29年度4月から見守り支援センターのほうをむかわ町のほうでは開設をしております。その中で、要援護必要になる方につきましては提供同意という形で、各家庭を回りまして同意書のほうをいただいて、要援護者の人数のほうを把握しております。そちらのほうが災害時のほうの要援護にもつながっていくという形で考えている部分と、さらにこちらのほうの要援護には当たらないけれども、在宅酸素であったりとか、あと人工透析という形で、長期になってくると福祉避難所が必要になってくるという方もいらっしゃいますので、そういう形でいろんな方が一応対象者にはなってきているところです。その災害と、長期化になる状況と、ライフラインの回復ぐあいとかによりまして、その対象者というのは変わってくるというふうに押さえておりますので、今回につきましては急遽開いたというところもありまして、まずはすぐに困る方というところを搬送しながら対応していたというところです。というところで、全体まで目が届かない部分も多少あったかなというところはあるかなというふうには思っておりますが、なるべくうちのほうで押さえている名簿の中で、この方は支援が必要だなというところには声かけをさせていただいていたつもりではおります。以上です。
答弁 総務企画課参事 大塚治樹(総務企画課参事は2022年6月まで)
非常用電源の確保の部分でお話ししたいと思います。穂別地区につきましては、5カ所の避難所で、5カ所とも当時から発電機が確保できておりました。鵡川地区に関しましては、4カ所で常備されております。1カ所については、自主防災組織のほうで持っていましたので、結果的には5カ所の避難所で電源を当初から確保できております。
質問 11番 北村修
福祉避難所の関係で、もう一回伺います。今、人工透析の話もありましたけれども、私、聞きますと、人工透析の皆さんなんかは、電源がしっかりしている鵡川地区で言えば厚生病院、そこへ入院されるとかということがあったようです。そういうこともあって、よかったなというふうには思っていますけれども、今、まだ全部が対象ではないということが答弁でありました。町として、じゃ、これからの災害に備えて、福祉避難所の対象者、いわゆる要援護者となるべき人たちの押さえ方というのはどういうふうにしていくのかということを、もう一回改めて伺っておきたいと思いますし、それから福祉避難所の周知という点で言えば、ここは若干議論のあるところで、事前に周知すると何でもかんでもということでパニックみたいなことがあるということで、事前に知らせていないというような場合もありますけれども、しかし全体としては、やっぱり知らせていくという方向がいいんじゃないかという部分になっているんですが、そういうことを含めて、内閣府はこれらについて周知を図ると、避難所の運営、あるいは確保等について、そういう方向なんですが、それらについて町としては今後どのような対応をしようとしているのか、その二つについてちょっと伺いたい。
答弁 町民生活課長 萬純二郎(町民生活課長は2020年12月まで)
まず、福祉避難所の周知等を含めての部分でございますが、今回うまく動いたのは、日常、夜には使っていないデイサービスという施設を使えたという部分が大きいかと思っております。通常であれば、福祉施設等を使ったり、病院等を使ったり等するんですけれども、実際の災害のときになると、そこの入所者等の対応のために、受け入れられる枠というのが非常になかなか困難でございます。また、いつも使っていない会館等を指定する場合、そこの施設の本来の役割との絡みも出てきます。非常に難しいところを感じているところです。ただ、今回、いろいろといい経験をさせていただきましたので、検証する中で、今後どのように対応していったらいいのかという検討を進めていきたいと考えているところでございます。
質問 11番 北村修
今の答弁だけなんですか、だとすると、そういう要援護者と言われる対象となるべき人たちを、きちっと押さえるつもりはないということになるのかなというふうに思っちゃうんですが、そこら辺を含めてもう一回お尋ねしたいのと、時間の関係がありますから、こうした問題に対して、やっぱりこれらをきちっとやっていけるような形にする、町として、そのためのさまざまな検討会、今、検討していきたいという話もありましたけれども、そういう検討会を福祉団体だとか、あるいは医療団体等々含めて立ち上げていく必要があるんじゃないかというふうに思っているんです。今回、立ち上げた福祉避難所が、本当にそういう面でよかったのかどうかというのは、私は若干疑問に思っている。なぜなら、福祉避難所の要件である医師だとか、そういうものが十分だったのかどうかという問題も、これはいろいろ考えていかなきゃなりません。そういうことも含めて、まだまだ課題はあると思っているんですけれども、そこら辺も含めて、その検討会の状況などはどうでしょうか、意見を伺っておきたい。
答弁 町長 竹中喜之
今回の福祉避難所の今後の対応のあり方に入る前に、一言、初動期の関係で、議員の皆様にもこれまで御協議いただいた高齢者等の見守りの環境づくりについて、具体的に今年の4月からスタートしてきて、一つの成果というんでしょうか、初動期の安否確認に、かなりその名簿提供について役立ってきているのも一つとされているところなんです。こういったことも含めながら、先ほど議員のほうの提案もありましたように、これから福祉避難所を開設した場合の対象者のあり方だとか、その把握をどうするのかといったところも含めた、これから、先ほど申し上げました住まいの関係も含めて、あるいは社会福祉の面も含めたオール分野での復興計画を策定していかなければなりません。そういう中において、住民の皆さんのこれまでの経験したことに対しての意見聴取、それと職員の中でのアンケート等も含めた中で、今後に向けた計画づくりにいろんな面で、最悪が来ないことはもちろん願いますけれども、いざというときのための復興計画ビジョンづくりに反映できるよう努めていきたいと考えております。
質問 11番 北村修
いずれにしても、私がこの震災の中で出会った中に、お母さんと2人暮らしの方なんですが、お母さんもやっぱり持病を持っていて、すぐに入院をするという状況の中で、障害を持った方が1人取り残されて、たまたま近所の皆さんとのお世話の中で何とか過ごしてきたという状況があるんですが、そういう人たちをやっぱりきちっと対応していくために、とりわけ今度、冬のような大変なときになると、これはもう本当に大きなことになるだろうと思うんです。そういう点で、もうちょっと細かな形での対応を、今、町長からも言われましたけれども、そういう計画の中で拾っていただいて、努力していただければというふうに思います。