みんなの議会

むかわ町議会 平成29年第3回定例会 2017年9月14日

国保と地域医療について

2017年9月14日、むかわ町議会の一般質問で、北村修議員が「国保と地域医療について」質問し、町長 竹中喜之、町民生活課長 萬純二郎、町民生活課主幹 飯田洋明、健康福祉課長 高橋道雄、副町長 渋谷昌彦が答弁しました。

質問者
北村修 議員
答弁者
町長 竹中喜之、町民生活課長 萬純二郎、町民生活課主幹 飯田洋明、健康福祉課長 高橋道雄、副町長 渋谷昌彦

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は質問の本文をもとに当サイトで付けたものです

質問 11番 北村修

第3回定例会に当たりまして、一般質問をさせていただきます。まず第1点目でありますが、国保と地域医療にかかわっての問題であります。私はこの間、いわば昨年の第4回定例会から、ずっとこの国保問題を中心として質疑をさせていただきました。それは先ほども介護問題でるる議論もございましたけれども、この間、国の施策の中で医療費を削減するという方向でさまざまな法改正等が行われてきました。例えば2014年には医療介護総合法、2015年には医療保険改革法などが次々行われていきまして、これらが具体的に始まるのが来年2018年度とされております。その準備が今この今年度であります。そうした中で、この北海道にあっても国保の都道府県化を進めるという状況の中で、北海道は昨年暮れに地域医療構想なる方向性を打ち出しました。道では医療費の削減が中心課題ではないと言っておりますが、しかし2013年度と比較すると、この構想では25年度には約1万床ほどベッド数を減らし7万3,000余りにするという内容です。こうした状況に対して北海道医師会の元の代表も、これは病床を削減して国の医療費を削ることが目的というふうに指摘をしております。またその医師会の代表は、入院患者へのアンケートをとると9割が自宅待機は無理だと、病院を追い出されたら大変だと言っております。先日、私のところにも、ある町民の方から相談がございました。苫小牧の病院に入院している。体が不自由になる病気、何ていいましたかな、で入院しているんだけれども、まだ1カ月以上入院しなきゃなんないのに次の施設はどこに行ったらいいだろうかと、どこかあるだろうかという心配をしている。こういうようなことが、こうした計画の中でるる出てきています。私は、なぜこの間ずっとこの問題を取り上げているかということになると、この国保の都道府県化という事業そのものが、保険料の統一化というふうな形で新たな負担をふやし、一方で医療改正という形の中で、安心して病院にもかかれない等々の問題が出てくるからであります。だからこれは町行政の責任だとは言いませんけれども、こういう事態が来る中で国民健康保険といういわゆる相互扶助の保険を抱え、その保険者となっている行政として、本当の意味で町民の命と暮らしを守る、健康を守る、このことにどのように対応していくのか、ここが高齢化社会と言われる中にあって本当に今問われているところだと思うんです。そういう点では私たちもそうですが、行政挙げてこうしたことに本当に取り組んでいく、そして今、国民皆保険と言われる中でつくられた国保そのものが制度疲労と言いながら大きく改編されていくという、住民、町民が使いづらくなる、医療にもかかれなくなっていくという事態をどうやって打開していくのか、一緒に考えていかなきゃなんない時代だというふうに思うからであります。そこで、私は幾つかの質問を改めてさせていただきます。1つは、書きました、出しましたように、高過ぎる保険料と言われている中でこれをどうするか。都道府県化になっても引き上がるという状況があります。そういうふうな中で、これまで質問させていただいた中で、町の答弁は、今そういう状況には町の解決はないという状況、答弁でありますし、されば減免なり軽減なりという形で何とかならないかということに対しても、なかなかそこに前向きな状況が出てきていません。私はそこで、この国保の問題というのは、先ほど前段言いましたように相互扶助の精神でつくられてきたものであります。ですから国保制度が取り入れられたときに公費負担は50%ありました。残念ながら今は20%から30%の間に下がっていますが、そもそもそういうものとして、ですから国民健康保険法の医療保険法の中でもそのことがうたわれているわけであります。そういう立場に立って、この保険事業をどう捉えていくのかということについて、改めてお聞きをしておきたいというふうに思います。それから2つ目には、引き下げなり軽減対策と言いました。高くて払えないという話をしました。このことは、やがてあす提案される平成28年度の決算を見ても同様の状況が続いています。未済で約1,000万、前年度と比べると2,000万ほど収入未済は減ったことになりますけれども、それはどうしてか。それは不能欠損で大きく前年度、今年度と27年度、28年度と処理した中でそういう対応をされています。実態は変わっていません。こういうふうな中でそのような状況をどう判断されるのか、このことについて2つ目についてお伺いするものであります。3つ目には、都道府県化に向けたその後の流れであります。先ほど第2回定例会のときにも答弁で、7月に第3回のものが出てくるという状況がございました。そういうものを含めてどのような流れになっているか伺います。4つ目には、この前段に言いましたように、この国保問題は医療費抑制というような形で、北海道でいえば地域医療構想の中でベッド数を減らすという状況で25年までにということを言いました。そういう中で組み立てられてきています。これらについて町としてどう対応していくのか、公立病院を持つ町としてどう対応していくのかという問題について伺っておきたいと思います。

答弁 町長 竹中喜之

私のほうから、①の国民健康保険法での町の役割、対応、それと④の公的医療施設の保持の関係についてお答えをさせていただきたいと思います。最初に、国民健康保険制度の目的でございます。国民健康保険法第2条で国民健康保険は被保険者の疾病、負傷、出産、または死亡に関して必要な保険給付を行うものとするとされております。そして第3条で市町村及び特別区は、この法律の定めるところにより国民健康保険を行うものとするとされております。国民健康保険会計は、特別会計としてお互いの相互扶助の精神の中で取り組まれており、独立採算的な性格を持っております。また国民健康保険税は本来保険料としての性格を有しますが、課税に当たりましては応益負担原則を相当程度加味し、課税限度額を設けることにより目的税の性格を反映させております。また目的税であることから、その収入は国保事業に要する費用のみに使用できることになります。国民健康保険は憲法が定めます社会保障制度の一環として実施され、国保制度の基本的なことは、ほとんどが国民健康保険法等の法令で規定されております。市町村独自の施策としての実施できるところは比較的限られた範囲にとどまります。これは国保制度が社会保障制度であるため、その中身はできるだけ統一にすることが要求されるからでありますが、それぞれの地域特性に応じ運用もまた必要と考えております。国保は、医療を中核的事業とするのは言うまでもありませんが、沿革的にも充実した保険事業を展開しており、地域住民の皆さんの健康の保持、増進に重要な役割を担ってきたことも市町村の大きな役割と考え、各種事業を行ってきているところでもございます。続いて、④の公的医療施設の保持、住民の命と健康を守る関係でございます。御存じのとおり、地域医療構想につきましては、2014年成立の地域医療・介護総合確保推進法に基づき、都道府県が策定する将来的な医療体制のあり方を示すものとして、北海道におきましては平成28年12月に策定されているところでございます。北海道地域医療構想につきましては、団塊の世代の方々が75歳となる2025年段階におけます医療のあり方や、人口構造の変化に対応したバランスのとれた医療提供体制を構築することを目指すものであり、北海道では病床削減を目的としているものではないとしているところでございます。町としましては、北海道の地域医療構想を踏まえ、2次医療圏であります東胆振地域における医療機関相互の役割分担と連携を図るとともに、本町におきまして重要な役割を果たしてきている公的医療機関についてその機能をしっかりと守り、安定した医療提供に努めてまいりたいと考えておりますので、御理解を願いたいと思います。

答弁 町民生活課長 萬純二郎(町民生活課長は2020年12月まで)

それでは、2番、3番についてお答えさせていただきたいと思います。2番の決算状況からの見解と対策についてお答えさせていただきます。平成27年度に比べ平成28年度は、予算現額、調定額及び収入済額は2から3%ほど減少している中で、収入未済額は約12%、1,312万円ほどの減となっております。また未納世帯数も現年度分、滞納繰越分もそれぞれ12から13%減少し、合わせて60世帯ほど減少している状況にあります。被保険者の皆様の御理解をいただき納税していただいていると認識しておりますが、今後もきめ細やかな納税相談の実施により生活状況を的確に把握し、適切な対応に努めてまいりたいと考えております。③の都道府県化に向けた取り組み内容についてお答えさせていただきます。現在は、国による第3回の仮算定が示され、その内容を北海道と町で分析しているところであります。今後の日程としましては、10月に国から平成30年度医療費の見込みや平成30年度の公費算入額を見込んだ仮係数が示され、12月にはその確定係数の通知が出ることとなっております。年明け1月には、本算定によるむかわ町の納付金の確定及び通知がある予定となっております。議会に対しましては、次回第4回定例会の前には説明機会を持たせていただきたいと考えております。また年内にむかわ町国民健康保険運営協議会を開催し協議を行っていきたいと考えているところでございます。

質問 11番 北村修

もう少し、町としてどう対応するのかという前向きな答弁があったらいいなというのが率直な感想です、まず第一に。そこで改めて伺います。1つは、第1点目に町長が保険法に書いてある内容をしゃべられても何もならないなと思うんですけれども、いわゆるそういう精神に立ってどうするかということだと思うんですよね。第2定のときに私が質問して明らかになったように、既に払いたくても払えないという人に対して差し押さえというのをやっている、我が町がやっている。これは給与であり預金であり、あるいはその他の資産でありというのは、そういうことをやらなきゃならない事態にあるんだというそういうふうになっているということに対して、保険者としてやっぱりどう考えているのかと私は聞きたいところなんですよ。これが都道府県化ということになると、それがどんどん広がる可能性があるということなんですね。そういう意味で、具体的に1点だけお伺いしますけれども、例えば法の話をしましたから法の点で、私、1点だけお伺いしますけれども、例えば、この減免の問題で、うちは地方税、保険料でない、税にしていますから717条ですよね。これで聞きますけれども、この中に特別の事情というのがあって、これについて既に国会や大臣答弁でも、これは市町村の判断ででき得ることだというふうにして、これは単に自然災害のみならず、収入源、低所得になった、収入がなくなったというような状況にまで広げることができる減免ということをしています。こういうものについてどのように考えておるか、改めて伺っておきたい。それから2つ目のところで、前年度決算、これは後でやることにしますけれども、未納が減少したと。だから改善されているということなんですけれども、しかし約10%近くいた未納者、それからこの中身として10%程度未済が下がったと言うけれども、不能欠損にしたのは26年度300万、大まかに言いますよ。27年度が約1,000万。そして28年度は1,000万超えているんですよ。こういうような対応の中で未済が減っているだけなんで、そこのところをどのように見るかという問題で質問したわけです。3点目には、都道府のやつ、第3回が出ているわけですよね。これらがいわゆるモデルケース等々含めて我が町の現状とあわせてどうなってきているのか、それがこの12月確定という中ではどういう見通しになるのか、改めて伺っておく。それから4番目には、地域医療で北海道が、前段言いましたように答弁もありましたように、昨年の12月につくったわけなんですけれども、それが先ほど言ったように平成25年には約1万床のベッド数を減らして7万3,000にするという計画なんですよ。これだと本当に今、病院に入りたくても入れない、入ってもすぐ出ていってもらうというような状況になっている。そういう世の中でやっぱり利用する住民が本当に大変な状況になると思うんです。公立病院を持っている町として、やっぱりこの辺のところを本当に真剣に受けとめないと、単に東胆振だけでやりゃいいという問題にならないんじゃないか、やっぱりこれらについて積極的な意見で対応していく必要があるというふうに私は思うんですけれども、改めて伺います。

答弁 町民生活課長 萬純二郎(町民生活課長は2020年12月まで)

それでは、まず国民健康保険税の減免の部分になるかと思います。基本的には災害等により生活が著しく困難となった者、またはこれに準ずると認められる者、また貧困により生活のため公私の扶助を受ける者、そしてその他特別の事情がある者に対しての減免というのは制度でうたわれております。また国民健康保険の財政調整機能の強化という部分では、いわゆる非自発的失業者にかかる保険料の軽減等をどれだけ行っているか等にも配慮されているようなところも含めての部分が、今後いろいろその特別な事情というところにある程度進んでいくのかなと考えているところでございます。

答弁 町民生活課主幹 飯田洋明(町民生活課主幹は2018年12月まで)

保険税の収入未済と不能欠損の関係についてでございますが、平成27年度の不能欠損が先ほどおっしゃられたとおり約970万円ほど、28年度の不能欠損が1,035万円ほどとなっております。不能欠損だけで見ますと平成27年から28年にかけまして約60万円ほど不能欠損した額がふえているという状況ではございますが、そんな中で収入未済につきましては、現年、滞繰合わせまして27年が1億900万円、28年が9,600万円ということで約1,300万円の減となっております。特に現年分の保険税で見ますと27年の現年分の収入未済が約1,100万円、28年度の現年分の収入未済が約1,000万円となってございますので、こちらのほうは不能決算に関係しない数字となっておりますので、わずかではございますが減ってきているという状況だと思っております。

答弁 健康福祉課長 高橋道雄(健康福祉課長は2020年3月まで)

地域医療構想、北海道の医療構想の関係についてお答えをさせていただきます。先ほど御説明しましたとおり、平成28年12月に北海道で策定をしているところですが、これにつきましては道内を21の2次医療圏に分けまして、それぞれの地域で医療の将来に向けた計画の議論をして策定をしているところです。東胆振につきましても、全道では確かに今おっしゃられましたとおり、病床数削減という意味では病床数が減っていますけれども、東胆振のほうでは逆に10%ほど病床数が逆に足りないということもございまして、東胆振の圏域の中では増床を見込まれるというような議論もされています。今後、北海道の地域医療構想につきましては、この圏域ごとに2025年に向けた進行管理等も独自にそれぞれ行っていくということになってございますので、その中でまたむかわ町としても、その中ではいろんな議論に加わって地域医療を守るという立場の中で計画の推進を図っていきたいと思っています。以上でございます。

答弁 町民生活課長 萬純二郎(町民生活課長は2020年12月まで)

それでは、国のほうの仮算定の関係のお話をさせていただきたいと思います。今、第3回目の仮算定が出てきているんですけれども、まだ細かい部分について全て整理されていないところはあるんですが、今出ている数字の中でいろいろ算定を今進めているところなんですけれども、第2回試算、第2.5回試算というのが1人当たり大体17万ぐらいで出ていたかと思うんですけれども、今、出てきているところは、そこよりは低い数字で出てきているところでございます。まだ係数等でまだ確定して言えない部分があって、今確認作業中なもんですから、ただ、それを次回の議会への説明する機会のところでは比較をしながら、どうしてその数値になったのか等を説明できればと考えているところでございます。

質問 11番 北村修

第3回のやつは、既に7月の段階で出されているんじゃないかと思っていたんですけれども、そうするともう9月ですからね、問題はどんなふうになるかというだけの問題だけでなくて、今実際問題として都道府県化による保険料の統一ということが全国的に見れば非常に厳しい状況になって、今の政府自体も今のままのところ進まないというような状況になっていますよね。そして北海道でも、これ北海道一本というようなこんなことをやらせちゃいけないんですけれども、これも非常に難しいという状況になってきています。やっぱりそこで我が町としても負担をこれ以上ふやさせないと、少なくとも。そういう立場でやっぱりそれにどう向かっていくかということを私は聞きたいんですよ。そういう行政の姿勢が聞きたいというように思っているんです。そういうことで答弁あれば伺っておきますが、ぜひこれからも取り組んでいただきたい。時間の関係で、国保の問題についてはこれ以上質疑はちょっと控えたいと思いますが、特に決算の関係で言えば、不能欠損とのかかわりについて、それもあって、収入未済は、しかし若干減りました、ほんのわずかでも減りましたと。そうは計算上はなるでしょう。しかし中身として見れば被保険者そのものが減ってきているわけだから、そういうものと比べれば一人一人の負担というのは変わらないわけですよね。そういうことを踏まえてぜひ対応していただきたいということを述べて、次の2つ目の質問に入りたいと思います。2つ目は、先ほども前段での質問もありました。地域農業を守る問題についてであります。この中で、米政策の問題については先ほどの中でも議論されましたので、私は1点だけの質問しますが、いわゆる交付金がなくなるという状況の中で、さらに米の価格もこの間、値下がり傾向だったりして米づくり農家が非常に大変な状況になっているという中にあります。これが全体として他の作物にも影響するというような状況があります。そこで、私はやはりこれからの北海道農業、むかわ農業、安定した米づくりということを考えると、前にあったいわゆる戸別所得補償方式、補償制度、こうしたものを復活させると、国に復活してもらうということが、本当にこれからの若い人たちを含めて安定的な農業経営を営んでいける道になるんでないかというふうに思います。その点で、ぜひそういう立場で取り組んでほしいということを求めていきたいと思いますが、それが1点です。それから2つ目には、いわゆるこの間7月4日、安倍総理が突然といいますかね、日本政府はEUとのEPA交渉で大筋合意というのをやりました。これはこのまま放っておくと非常に北海道農業にとって大きな影響を及ぼしかねない。その辺をどのように捉えておるか含めて伺いますが、さらに、やはりこれは今まだ発効されたものではありませんし、これを発効するためには基本的な国のそれぞれの国での批准が必要になるわけですが、しかし今流れによっては、もとEUがやったように、この大枠合意とした内容で暫定発効というようなことも今心配されております。日本が国会で関税の定率を改正というようなことになれば、これはすぐすっといっちゃう可能性があります。こうしたことは絶対に許してはならないんじゃないかというふうに思っておりますが、それらの点についてどのように見解を持っておられるか伺うものであります。

答弁 町長 竹中喜之

まず、1点目の国の米政策におけます戸別所得制度の件についてお答えをいたしたいと思います。先ほどの2番議員の御質問にもお答えをしておりますが、米の直接支払交付金につきましては4年間の時限措置とされております。平成29年産米をもって交付期間を終えるものでございます。これまで本町におけます稲作農家の方々にとりましては、米の生産数量の配分目標に基づき生産調整に努力されながらも、安定的な収入を見通すことができる制度として、交付金が貴重な財源としてみずからの農業経営の基盤強化などに活用されてきたものと推察しているところでございます。本町の基幹産業であります農業は、稲作を中心として発展してきており、稲作農家の皆さんが農業を営む上におきましても、ひいては今後のむかわ町農業を考える上でも、米づくりにおける国の対応、施策は重要な問題であると捉えているところでございます。来年以降、交付金制度の廃止とともに米の生産数量目標の配分が廃止されることにより、米の過剰生産による受給バランスが崩れるおそれなど、米価が下落することにつながりかねないことから、農家の方々の不安が解消されますよう、国において米の需要調整がしっかりと機能する仕組みが必要であると考えているところでございます。そのためにも米価が安定的に維持され、生産者が安心して米の生産ができる全国的な調整や統一した取り組みが必要と考えており、今後におきましても農業関係団体としっかりと連携しながら、国への要請も初め適切な対応をしてまいりたいと思いますので、御理解を願います。次に、2点目のEPAの関係でございます。本年7月6日、日本と欧州連合との経済連携協定が大枠合意されました。EPAの交渉につきましては、国民への情報開示がないまま水面下で進行し、特に農業分野におきましては、農畜産物や乳製品など一部品目で関税を即時撤廃とされるなど大幅な譲歩となる内容で、生産現場では影響を懸念する声というのが上がっているかと思います。このため農林漁業の生産現場の方々が今後も意欲と希望を持って経営に取り組めますよう、国の動向というのをしっかりと見定めながら、JAを初めとする各関係機関、団体との情報の共有を図り、緊密な連携した取り組みを努めてまいりたいと思いますので、御理解いただきますようお願いを申し上げるものでございます。

質問 11番 北村修

米の問題では、先ほど、るる前段の議員のほうからそれがなくなった場合の数字的な内容も言われました。しかし今、本町農業は組合員さんが農家の方が努力されて、本当にかつてない生産収益を上げるような状況になっています。しかし、これは蔬菜等々、畜産等を含めて、これが未来永劫安定するかどうかというのは非常に不安なところであります。やはり基本に土地、水田、これを活用していくというそのことをやっていかないと、なかなか安定しないという状況もありますし土地活用の問題もあります。ですから、ぜひ、いわばいろいろ否定をされている民主党政権の中ででき上がった所得補償制度なんだけれども、これはやっぱり改めてここに光を当てて求めていくということが大事だというふうに思いますので、ぜひそのための努力をしていただきたいし、本来であれば私どもがこれを意見書として今回出さなきゃならなかったと思っているんですけれども、それはEUの問題も含めてですが、ぜひお願いしたい。そして、このEPAの問題、これ非常に町長、農業団体等々と緊密な連絡をということで力も入れたお話もあったと思うんですけれども、改めて少し時間の限りお話をさせていただければ、今回この問題がTPPよりもひょっとしたら大きいかもしれないという状況があるんですね。それは今度の大枠合意でなされた内容が、このEUのものが入ってくるというのは、ほとんどが農産物を利用してつくられ加工されたものなんですよ。ですから、そういう中でいえば、チーズ、乳製品、スパゲッティ、マカロニ、ベーコン、ソーセージ、トマト加工品、ジュース、ワイン、その他食品、相当。これらは北海道農業が農産物をつくって、北海道の道民の皆さんがそれを加工したり2次加工したりして地域経済を支えているそのものなんです。そのことを直撃するものになっちゃう可能性があるんです。これがEUとの関係で入ってくれば。本当にこれ北海道の地域経済にとっては大変な事態を招く可能性があるというふうに今言われているんです。例えば、マカロニで言えばマカロニ協会は180円か190円です。ところが、これやっちゃうとEUから140円台で入ってくると言われる。そうすると北海道の麦とかなんか使われない。今、道民、北海道の農家が頑張っているゆめちからにしても何にしても、そういうものが小麦が使われなくなるという事態が来るんです。そういうことなんで、ぜひともこれはお願いしたい。そして、これ 悪いことに先ほど申し上げたように、本来であればそれぞれの国の合意というのが必要なんだけれども、これを暫定発効という形にしちゃって、今の政府ではそういう形もとりかねないという状況がありますので、ぜひ強力なプッシュをお願いしたい。これを強く要望して次の質問に入りたいと思います。次は、鳥獣被害対策であります。これは鹿対策、特に鹿対策ですが、鹿柵をしてやってきているんですが、残念ながらその鹿柵をつくったときに、特に川東地区でその中に森林等の中に茂みの中に鹿を残したまま周りを柵で囲んだという関係もあって、その中でどんどんどんどん繁殖して、それが被害を広げていくという事態になっています。ですから、これ何とか鉄砲とかなんとかではいろんな状況があってなかなか対応できない。だから追い込み柵なりで対応するしかないというふうに思っているんですが、そこら辺のところをどのように検討されるか伺っておきたい。

答弁 副町長 渋谷昌彦(副町長は2022年3月まで)

川東地域の鹿が繁殖いたしまして被害が大きいということでございますけれども、農業被害につきましては両地区のJAに依頼をしまして、鵡川地区、穂別地区として集計をしております。議員の御指摘の鵡川地区の川東地域でございますけれども、集計そのものが作物ごとの集計となっておりますことから、川東地域に限っての被害額の算出というのは、困難な状況でございます。なお、鵡川地区の被害額につきましては、鹿の進入防止柵整備事業を行った直後は全体的に被害も減少していたところでございますけれども、平成26年度以降は被害額が微増となっておりまして、平成28年度の鵡川地区の被害額は7,143万9,000円となっております。次に、追い込み柵の設置についてでありますが、いわゆる囲いわなというふうにも言っております。設置当時、各地域猟友会と適正な捕獲場所につきまして協議をいたしまして、現在の2カ所に設置をしてきた経緯があるところでございまして、今のところ、新たな設置計画はございません。また、この囲いわなの設置につきましては、地域からの現在までに具体的な要望がないこと、そしてまた設置の環境面からの困難性もあることなどから、エゾシカくくりわなを利用するなど、地域猟友会とも連携を図りまして今後も個体数の減に向けた取り組みを図ってまいりますので、御理解を賜りたいというふうに思います。

質問 11番 北村修

はい。地域からの要望が相次いだんだけれども、みんなあきらめちゃっていて、そういう状況にならないんだけれども、地域の人たちとこの間、私相談しました。それで、やっぱりこの追い込み柵が一番いいんでないかと、安全性を考えて。そういうところがあるんですよ、今、畑になっていないで木が生えていたりしているところ。そういうところを地域と議論すれば場所はありますということがわかりました。ですから、ぜひそういう立場で議論して。この中で繁殖するこの鹿対策等をぜひ対応をお願いしたいというふうに思います。鳥獣被害の問題では、そのほかにも町内ではカラスや猫の餌づけで困っているという問題もありますが、そういうものについてもぜひ対応をお願いしたいということを述べてこの質問を終わりますが、第4番目に、最後の質問になりますが墓地の管理対策についてであります。むかわ霊園とされる宮戸墓地です。これは実際にことしのお盆のお墓参りの中で大騒ぎになったことから、ああ、これは大事だなというように私も思って改めてここで御質問させていただくんですが、この宮戸墓地のトイレが外につくられているんですけれども非常に小さなもんでありますから、車椅子の方はもちろん入れないし、入れないどころか車椅子でいえばそのトイレまで行かれないんですよね、あそこね。スロープもなんもありませんし、時々石がある階段があるというぐらいで。ですからここのところを何とかしてほしい。ことし相当、行った皆さんが大がかりでそれに対応に当たったという状況がありました。ぜひ、むかわ霊園という形になっていて、そういうとき、あるいはさまざまな必要なときには町外からも相当数の方が来られるところであります。何らかの対応をしていただきたい。多くの皆さんの声でありますが、これについての見解をお願いしたいと思います。

答弁 町民生活課長 萬純二郎(町民生活課長は2020年12月まで)

墓地管理対策についてお答えさせていただきます。まず、宮戸霊園、町内の中でも一番区画数の多い霊園で、地番的には汐見地番になるんですけれども、隣接する斎場が鵡川斎場ということで非常に間違いやすく難しくなっているんですけれども、霊園名は宮戸霊園としているところでございます。小学校の前の看板にも鵡川斎場兼宮戸霊園というふうに出ているかと思いますけれども、むかわ霊園は洋光地区にある霊園名というふうになっているところでございます。現在、宮戸霊園内にある公衆トイレは和式の個室と小便器が1つ設置されている状況でございます。ちょっと便器の数え方は、1据、2据と数えるそうなんですけれども、ちょっと1つ、2つと数えさせていただきます。現状では利用状況により汚くなっている等の苦情に対し対応した経過はありますが、今回のお話については受けていなかったところなんですが、お盆時期は町外からたくさんの方がいらっしゃると認識しておりますので、利用実態や必要期間、他施設の活用のあり方等を含め検討を行いたいと思います。

質問 11番 北村修

障害を持つ方々へのこうした対応というのは、先ほども出されました。我が町の公共施設の中で十分でないということがたくさんあるということが明らかにされております。同時にこういう本当に今、高齢化社会と言われる状況にあって、だんだんそういうものも利用がふえていくという状況の中にある中で、こういうものについて本当に心温かい優しい行政として、これは直ちに取り組んでいただきたいということをぜひお願いしたいと思います。私、今回、国保の、あるいは地域医療を問題にしました。先ほどの介護を含めて2018年からは医療を中心として大きな改正が出てまいります。これに対して本当に住民の願いに応える対応をぜひお願いしたいということを強く求めて質問を終わります。ありがとうございました。

答弁 町民生活課長 萬純二郎(町民生活課長は2020年12月まで)

トイレのお話なんですけれども、今、例えばという形にはなるんですけれども、霊園エリア全体の施設の有効利用を考えたいと今考えているところでございます。車椅子トイレはありませんが、隣接する鵡川斎場のトイレは男性用トイレに小便器が2つと和式が1つ、そして女性用トイレに和式と洋式が1つずつあります。利用者の利便性や必要な設備、手すり等もなんですけれども、あと施錠等の施設管理上の問題や、どの期間必要かという部分を含めて活用を考えてもよいかと考えているところでございます。〔「ありがとうございます。終わります」と言う人あり〕────────────────────────────────────────────◎散会の宣告

出典:むかわ町議会 平成29年第3回定例会 2017年9月14日 議事録 PDF(63ページ) 間違いを知らせる