みんなの議会

むかわ町議会 平成28年第3回定例会 2016年9月26日

災害対策について

2016年9月26日、むかわ町議会の一般質問で、佐藤守議員が「災害対策について」質問し、町長 竹中喜之、建設水道課主幹 江後秀也、副町長 渋谷昌彦が答弁しました。

質問者
佐藤守 議員
答弁者
町長 竹中喜之、建設水道課主幹 江後秀也、副町長 渋谷昌彦

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 2番 佐藤守

それでは、2番議員から一般質問を行いたいと思います。災害対策についてでございますけれども、できるだけ重複しないように質問したいと思いますけれども、もし重複したときにはお許しを願いたいと思います。台風、今回9号、10号は東北、北海道に甚大な被害をもたらしました。むかわ町も鵡川の氾濫危険水位に達し、川沿い住民に避難勧告が発令をされました。小河川の氾濫による水田、道路等の土砂崩れ、また、10号によるハウス被害、高波、高潮による道路の冠水、住宅への浸水がありました。防災マニュアルハザードマップに従い、適切に避難誘導されたと思います。特に職員の方も不眠不休で対応していただき、大変御苦労さまです。そんな中で何点か課題も見えましたので、次の点について伺いたいと思います。臨時議会でも意見交換をしたところでございますけれども、まず最初に、災害時の町民への伝達方法が防災無線では聞き取れないため、携帯電話への緊急メール発信をその後どのように協議されたのか伺います。次に、汐見1区の大雨、高波、高潮による住宅への浸水、道路冠水の被害解消のため、新たな排水路対策はできないか伺います。3つ目に、むかわ町で保有している災害時の水中ポンプは何台か。また、今後保有台数を増やす考えはないか伺います。

答弁 町長 竹中喜之

災害対策についてお答えを申し上げます。まず、今回の災害におけます避難情報等の伝達につきましては、防災計画に沿った中でのテレビ、ラジオ等の放送によるもの、防災行政無線等、情報端末を含む、による方法、さらに電話による方法、そして職員が伝達員として訪問する方法により対応をしたところでございます。御質問の、災害時の町民への伝達方法で携帯電話による緊急メールの発信についてでございますが、現在、本町で採用しております北海道防災システムにおいては、北海道並びに報道関係機関等に瞬時に送信され、テレビなどテロップに情報が流れることとなっております。今回の災害におきましても、避難情報につきましては、各局テレビ等で放送されたところでもございます。また、この防災システムの設定において、モバイルキャリアにも連絡され、緊急速報メールの配信が可能となりますが、今回の災害時において、土砂災害から始まりました避難勧告を発令した際、避難対象者が特定地域の極めて限られたものであったことや、夜間の対応ということで、テレビ等の放送のほか、広報車や電話、戸別訪問としたところでございます。緊急速報メールの配信は、配信をしますとむかわ町全域に配信がされますことから、町民皆さんの災害情報の混乱も考えられましたことから、今回メール配信は見送ったところでございます。今後の考え方でございますが、情報伝達の手法として有効な緊急速報メールにつきましては、対象者が限られた場合におきましても、災害は町全体で捉えなければならないものとして、避難情報に限り配信をしてまいりたいと考えております。ただし、配信に向けましては、局地的事例も同様な扱いとなりますことから、自治会、町内会、さらに町広報等による十分な説明、啓発を行いながら、住民皆さんの御理解、御協力をいただく中で実施をしてまいりたいと考える次第でございます。災害対策の②、③については、担当者のほうから。

答弁 建設水道課主幹 江後秀也

私のほうから②、③の点についてお答えさせていただきます。まず、②の新たな排水路対策についてお答えいたします。今回、台風10号による高潮により、汐見地区東側、水道施設のあるところですが、道路排水施設の流下能力を超える水量が発生しまして、約1日間の冠水が発生しております。この応急対策としまして、住宅地ポンプ排水流末確保のため、横断管渠拡大、流入ますの追加によりポンプ排水を実施してきております。御質問による新たな排水路対策についてですが、応急対策としまして、町残土処分場内の既設素堀り側溝、また、海への流末部の断面拡大を緊急的に実施し、道路冠水に対する排水路の対策を行っております。この緊急的に拡大した素掘り側溝は、まだ横断管部分におきまして狭小な部分があるため、また、海への流末部では、堆砂による埋塞によりまして、今後流下能力の低下が生じる可能性があるため、今後狭小横断管渠の拡大と、流末部の点検により、排水の機能保全に努めていきたいと考えておりますので、御理解くださいますようよろしくお願いしたいと思います。続きまして、町で保有しているポンプの質問についてお答えいたします。現在、むかわ町で保有しております水中ポンプは8インチ、口径20センチでございます、これを4台、50キロVアンペア発電機2台を保有しております。ポンプの使用につきましては、1台の発電機に最大2台の8インチポンプをかけることができまして、1分間に8立米の排水運用が可能でございます。8月末の台風10号においては、むかわ町内のリース会社より3インチのエンジンポンプ3台を調達しており、大きな排水量が必要な箇所におきましては、町の排水ポンプを使用し、小規模な排水量箇所におきましては、可搬式の3インチのエンジンポンプにて排水帯を実施しております。平成25年3月に株式会社共成レンテムと平成25年2月には株式会社カナモトと災害時におけるレンタル機材の提供に関する協定を締結しておりまして、今後とも緊急時には町保有ポンプ4台を中心に、小口径ポンプ等につきましては、リース対応にてポンプを確保し、排水作業を進めたいかと考えておりますので、御理解くださいますようお願いいたします。

質問 2番 佐藤守

今、町長のほうからは、メールについては今後検討したいと。ただし、全町民にメールを送ると誤解があるんではないかというちょっと答弁もあったんですけれども、実際に日高町のメールが自分の携帯に入ります。そのメールの中身については、地区を指定して、どこどこの地区に避難勧告が出ました、そして避難所はどこですという、そういうふうに特定をしてメール発信をしていますので、むかわ町においても、そういう避難勧告の土地を特定をして入れるということについては、全町民にメールが行き渡っても、私はあまりほかの町民が心配することはないというふうに考えますし、むしろ、ああ、どこどこの地区が今大変な状況なんだなという、そういう状況もわかりますので、私は、ぜひ今後の協議の中で全町民に発信するような、そういう方法を特にとっていただきたいと思います。それと、先ほど13番議員からもいろいろ避難準備情報の関係、話がございました。これらについては町長のほうから今後啓蒙活動したいという答弁がありましたけれども、今回、岩泉町の施設で9人の方が亡くなりましたけれども、この避難準備情報の意味を職員が知らなかったと。それで避難が遅れてああいう形になって、大変な惨事を招いたんですけれども、その後の台風においては、ある町ではこの避難準備情報という言葉を使わないで、お年寄りの方はもう、すぐ避難しなさい、逃げなさいという、そういう言葉遣いで発信をした町もあると聞いていますんで、その辺の考え方と。それから、今回鵡川氾濫水位で初めての避難勧告を出されましたけれども、発令を迷う自治体が多い中で、今回、鵡川氾濫の避難勧告等というのは、私は適切な判断だとは思いますけれども、ただ、狼少年になるというおそれもありますので、この辺の問題と、私の地区も避難勧告が出ましたけれども、正直、たたいて起こしましたけれども、1軒の避難者しか……。

質問 2番 佐藤守

狼少年の話までしたかと思うんですけれども、まあ、こういうふうになっては困りますけれども、ためらわず発令するという、こういったことも町長としては大きな決断の仕事ではないかというふうに思っております。今回、二宮地区のほうにも避難勧告が出ましたので、私もメールが入った時点で起こして歩きました。そして職員の方も1軒1軒歩いていただきました。そして、避難をしますというふうに返事はもらったんですけれども、避難所で幾ら待っても来たのは1家族で、もう一回確認に行ったところ、いや、もう、俺はこのままでここでいいという、そういった人方が大半だったものですから、先ほど13番議員ともちょっと重なりますけれども、逆に、避難をしない住民に今後どのような危機意識を持たせるかということに関しては、町長のほうから啓蒙活動したいという答弁でしたので、これらも含めて、もし具体的に何か今後行動を起こそうという考えがあるとすれば、想定外を想定した行動と対策になるかと思いますので、改めてそういった考えがあれば、いま一度お伺いをしたいと思います。

答弁 副町長 渋谷昌彦(副町長は2022年3月まで)

私のほうから、ちょっと今の質問について触れるところを触れたいというふうに思っております。メールの配信の関係でございますけれども、一番最初に避難勧告を出したのは、たしか二宮地区だったと思うんですが、わずか数戸という中での避難勧告でございました。私ども初めて土砂災害でそういうところに出したわけでございますけれども、そういった中で数戸を全町、また全町以外にも配信されますけれども、そういった放送がどうかということで、ちょっと私ども、先ほど申し上げましたように、ちょっと混乱があるのかなということで、個別対応のほうがいいだろうということで、個別対応をさせてもらったところであります。私どもの当時の考え方としてそういうところからスタートしておりまして、できるだけ的確な情報を的確な地域にというところにちょっと固執をしてしまったところもあるのかなというふうに思ってございます。そんな中で、今議員のほうからも言われましたように、隣の町からの緊急メールというのがどんどん入るということもございまして、私どもとしましても、ああ、こういうことであれば、あえて、むかわの情報はなぜ出ないのかなという疑念も持たれるというふうな実態にもなったわけでございまして、結果としてちょっと慎重対応し過ぎたなというふうに思っているところでございます。そういう意味では、先ほど答弁申し上げましたが、今後においてはその辺は躊躇なく配信をしていきたいというふうに思ってございますし、どのような配信がどんな画面で出るのか、そういったこともきちっと町民の方々にわかっていただかなければ、非常にまた混乱になるのかなというふうに思っていますので、そういったこともあわせて丁寧に取り組んでまいりたいというふうに思ってございます。それから、準備情報の関係でございますけれども、確かにあまり聞きなれない言葉ではございますが、あえて、こういう統一基準で準備情報、避難勧告、避難指示と、これ、全国統一の災害用語といいますか、それで決まったものでございますので、これをちょっとあえてわかりやすくというか、うちの地域だけというふうに変えることは難しいと思っております。むしろやはり、何度も繰り返しになりますけれども、皆様にその辺のところをわかっていただくということで、今回の広報等でも流させてもらっておりますけれども、繰り返しその辺を努めていきたいというふうに思ってございます。それから、避難勧告における発令の関係でございますが、今回、タイムラインというものも、簡易版でございますけれども、出来上がっているところでもございます。そんな中で、一定の水位、避難判断水位とか危険水位というものがあるんですけれども、水位に達したところである程度機械的に出さなければならないという、一応取り決めというか、そういう形になってございますし、今回から、開発のほうから支援員というような形でリエゾンというのも来ておりまして、そちらの方が開発と直接つながっているパソコンを持ち込みまして、非常に開発局で今得ているデータ、そういうものを全部駆使して、今後どのような水位になっていくのかということでいろんなアドバイスをいただきながら、そういった勧告等を出しているところでございます。今回におきましては、雨量自体はそれほど、百数十ミリですから多くなかったんですが、今までの累積等もございまして、一定水位が増えたところでございます。そんな中で各観測所、上流の観測所の雨量、そして観測所の水位、そういったものを全部勘案しまして、鵡川の下流、本流ではどのような水位になるのかというところも想定をされておりまして、その中で、春日の堰堤といいますか、頭首工より下流側というような指示も受けまして、発令をしたところでございます。そういう中である程度、水位等も一定の想定の中でしたところでございます。破堤に至るような水位にならないというところは当然確認はしていたわけでありますけれども、時間的にも非常に天気のよくなったそういう中での発令、本当に、発令された側は何で今ごろという意識が相当あったかと思いますけれども、そういったものも含めて出していくということでございますので、今後かなり、狼少年ではございませんけれども、常にやっぱり、空振りが当たり前というような状況になろうかとは思います。そういったところも含めて御理解をしていただかなきゃならないと思っておりますし、行政報告でも申し上げましたけれども、新たな浸水区域予想図という、1,000年に一度という想定外的なものも今後含んでということになりますので、そういった部分の取り扱いもございますので、今後総合的にいろいろ検討してまいりたいというふうに考えているところでございます。

質問 2番 佐藤守

少ない世帯であれば緊急メール発信、私も必要ないかなとは思ったんですけれども、鵡川の氾濫勧告については三百数十名というふうに聞いたものですから、これらも1軒1軒歩いて避難を呼びかけるというは難しいなと思ったものですから、こういうときに防災無線がなかなか町のほうでは伝わらないと。農家のほうにはそれぞれ個別の受信機がついていますので、対応はできるかと思うんですが、そういったことも考えると、やっぱり携帯メールの緊急発信、非常にこう役に立つのかなという感じがあったものですから、今後の対策としてひとつ検討いただければと思います。

出典:むかわ町議会 平成28年第3回定例会 2016年9月26日 議事録 PDF(28ページ) 間違いを知らせる