むかわ町議会 令和3年第4回定例会 2021年12月14日
秋サケ・ししゃもの不漁と漁業者への支援について
2021年12月14日、むかわ町議会の一般質問で、佐藤守議員が「秋サケ・ししゃもの不漁と漁業者への支援について」質問し、農林水産課長 酒巻宏臣、町長 竹中喜之が答弁しました。
- 質問者
- 佐藤守 議員
- 答弁者
- 農林水産課長 酒巻宏臣、町長 竹中喜之
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は質問の本文をもとに当サイトで付けたものです
質問 4番 佐藤守
それでは次に、漁業について伺いたいと思います。今まで町としてもいろいろ支援をしてきていますけれども、この赤潮等、自然が相手とはいえ、道東日高沖では、報道にもありますとおり、80億という大変な被害ですけれども、その反面、秋サケは、日本海、オホーツク海では豊漁で、逆に胆振日高が不漁ということで、地域によっても大きな差があるようです。むかわについては35.3%減ですけれども、逆に隣の門別町では70%減という、こういう状況にもなっています。そういった中で、さらにししゃもの不漁というのは、漁業者のみならず商業者など、むかわ経済に与える影響はあまりにも大きなものがございます。それで、前段答弁をいただきましたけれども、その中で今までいろんな支援をしていますけれども、漁業者に今後どのような支援策、こういったものを考えているのか、いま一度お聞きしたいのと、それと、ししゃもの生態系、これは先ほども答弁いただきましたけれども、たしか数年前、室蘭かどこかの試験場のほうでもって、初めてししゃもの生態系の研究をというふうなことをちょっと私、耳にしたことがあるものですから、そういった情報があれば伺いたいというのと、もう一つは、今回、赤潮被害については、はっきりとそういう被害のある地区については特別交付税で支援をされると、そういうふうに言われていますけれども、胆振日高、赤潮被害はないという報道ですね。ですけれども、秋サケにしても回遊魚ですから、赤潮の関係や温暖化で、オホーツク海、日本海のほうが豊漁ということであれば、こういったものがむかわ町は対象にならないのか、もしならないとしたら、不漁に対しての国の救済措置というのはないのか、これを伺いたいのと、最後にもう一点は、農家というのは農業共済に入っているんですが、むかわ漁業者というのは漁業共済に実際に入っているのか、分かる範囲でちょっとお伺いをしたいと思います。
答弁 農林水産課長 酒巻宏臣(農林水産課長は2024年3月まで)
まず、1点目のこうした厳しい状況の中での今後の支援策でございますけれども、現在、コロナ対策の一環としての経営不振に対する支援ということで、さきの議会において議決をいただきました支援を打ち出しているところでございまして、そういった部分の支援も絡めながら、今後についても、漁組、漁業者さんの状況というものを把握しながら、必要な対応については今後も検討していくというような形でございます。続きまして、ししゃもの生態に関する調査でございますけれども、議員おっしゃるとおり、四、五年前から生態の研究ということで、水槽を使った産卵、ふ化から、あとそこからふ化して稚魚になるまで、またそこから水を入れ替えて、海水などに入れ替えて大きくできるかというような実験、試験研究を始めているところでございまして、まだまだ基礎研究の段階というふうに伺ってございます。さらに、今回、こうした不漁を受けまして、その不漁の原因というものに対して海水温が影響しているんではないかというような部分も考えられているところでございまして、海水の温度を変えた実験というものもそこに加えて現在進めているところですが、まだまだその成果が出るのは時間、歳月を要するものというふうに認識をしているところでございます。最後に、今回の赤潮に対する支援内容でございますけれども、先般、国のほうから、町が行った独自の調査ですとか、そういった部分にかかった経費に対して、対策を講じた場合に、特別交付税でそういった財政的な支援を行う、措置をするというようなものが議員おっしゃるとおり打ち出されているところでございます。ただ、むかわの部分につきましては、実際に水質調査等々を行った中でもそういったプランクトンの検出がされていないといった中で、直接的な被害が判明していないというような状況でございますが、今後、こうした部分でまだまだ、先ほど答弁でもお伝えしましたが、仮にプランクトンが海域に残っていて、漂流、海水の流れ等との関係でまた再発した場合等も危惧される部分もございます。こうした中では、今後、この被害のなかった胆振東部の海域の自治体と連携して、道に対して、こういった原因の究明あるいは独自の今後調査を行った場合の支援について、いただけないかというような要望も今後取り組んでいく予定となってございますので、何とぞ御理解をいただければというふうに思っております。〔「共済の部分は分かるかい」と言う人あり〕
答弁 農林水産課長 酒巻宏臣(農林水産課長は2024年3月まで)
失礼いたしました。漁業共済の御質問でございます。漁業共済につきましては、制度としては、水産においてもそういった制度は農業と同様に講じられてございますが、加入の状況につきましては現在ばらばらの状況でございます。それぞれの漁業者さん個々の部分の取組ということで、加入率もむかわのほうは低いというふうに伺ってございまして、去年から今年にかけまして漁協のほうでも加入促進に向けた取組をいろいろと模索したようでございますけれども、なかなかコロナ禍の中で厳しい状況下の中で、加入促進のほうになかなかつなげることができなかったというふうなことで伺っております。
質問 4番 佐藤守
本当は、こういうときですから、赤潮関係での支援対象にならないという、そういったむかわ町であれば、本来だと、漁業共済で救われるべきかなと思うんですけれども、農業者はほぼ100%入っているんですけれども、なかなかこれ難しいんですよね。一番取れたときと一番取れなかったときの中間5年間云々という、これたしか漁業も何か同じようなことをちょっと聞いたことあるんですけれども、そうなると、ただの不漁でもって対象になるかというと簡単にはならないみたいで、その辺もひとつ原課としてそういった状況もちょっと調べてほしいなと。そして、今、課長のほうから、確かに胆振管内、むかわ町もプランクトンはないけれども、将来的にもしそういったプランクトンが動いてきて、海流に流れてむかわに入ったときには多分その対象になるかもしれないんですけれども、その海水モニタリングというのは、むかわ町から要望して、いついつ海水の調査をお願いしますというふうに言って実施されるものなのか、道立の試験場というんですか、そういった研究機構が定期的にこの胆振管内、むかわ沖も調べるという、そういうふうにして、どっちのほうの判断でいいんでしょうか。
答弁 農林水産課長 酒巻宏臣(農林水産課長は2024年3月まで)
北海道全体の対策として、定期的に、私、月1回というふうに伺っておりますけれども、サンプルを取って調査をしているというふうに伺っております。〔「むかわ沖も」と言う人あり〕
答弁 農林水産課長 酒巻宏臣(農林水産課長は2024年3月まで)
はい。
質問 4番 佐藤守
それでは、分かりました。それで、最後になりますけれども、この漁業者の生活とししゃもブランドを守るためにも、ししゃもふ化場建設が待たれますけれども、この秋サケ、ししゃもの不漁の原因が、専門家もなかなかその原因が究明できないとなると、どこに何をすべきか大変難しい面もあると思いますけれども、とにかく漁業関係者との情報の共有、そして寄り添うことが大事だと思いますし、それによっておのずと、何を必要とし、行政として何をなすべきかおのずと答えが出ると思いますので、大変な状況ではありますけれども、改めて総合的にちょっと考えをいま一度お願いをしたいと思います。
答弁 町長 竹中喜之
担当のほうからの答弁と重なる部分があるかと思いますが、まずししゃもに関してでございます。これは近年の温暖化というんでしょうか、こういった海水温の変化等々が関係して、通常の漁期前調査でこのぐらいの今年は予定の漁獲があるよというのがここ何年間なかなか見通せないというふうな状況が続いて、要するに漁況予測というんでしょうか、こういったところが立てにくい段階になってきて、先ほど申し上げたように、今また栽培試験場のほうでも新たに海水温の調査と因果といったところをどういうふうに解明していければいいのかなという影響調査も始められているところでございます。あわせて、北海道町村会の中においても、過般でございますが、道内の主要魚種の中にサケだとかイカだとか、そしてししゃもというのも入れて、先般、生産量減少として何とか資源回復というのを解明も含めて推進するようにといったときもございました、頭出しもされて。今は、ちょっと何年かして、ししゃもというのが頭出しされておりませんので、そういったところの町村会として北海道の希少種なんだといったところの魚種についても積極的に支援強化という求める動き、これも大事になってくるのかなと思います。それと、赤潮の情報収集関係でございますけれども、先ほどから述べられているように、被害に対する支援ではなくて、被害防止に向けての支援というのも含めた中で、これは1市3町、今月の末に赤潮対策に関する要望というのを、発生原因、さらには被害原因究明等々を含めた中での箇所数と回数というのも増加をせよといった中で要請活動に努めることとなっておりますので、御理解を願いたいかと思います。よろしいでしょうか。
質問 4番 佐藤守
大変ありがとうございます。それでは、以上で私の一般質問を終わります。――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――◇ 東 千 吉 議員