妹背牛町議会 令和2年第2回定例会 2020年6月18日
奨学資金について
2020年6月18日、妹背牛町議会の一般質問で、渡辺倫代議員が「奨学資金について」質問し、教育課長 浦本雅之、健康福祉課長 河野和浩、町長 田中一典が答弁しました。
- 質問者
- 渡辺倫代 議員
- 答弁者
- 教育課長 浦本雅之、健康福祉課長 河野和浩、町長 田中一典
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は質問の本文をもとに当サイトで付けたものです
質問 2番 渡辺倫代
(登壇) それでは、通告書に従い、1番目、教育委員会への質問をさせていただきますが、まずもって道からの全国初の臨時休校の要請があり、2月27日より当初は1週間程度の休校に入ったところ、さらに安倍首相の唐突とも言える全国全ての学校へ3月2日から春休みまでの臨時休校要請があり、教育委員会はもとより現場も大変な混乱とご苦労をされたことと拝察しております。結果的には5月31日まで臨時休校は延長され、その間今後の対策と文科省推進のGIGAスクール構想を踏まえ、小中学校ともに全ての児童生徒へアイパッドが行き渡るように計画されたことは、今後の対応の選択肢を広げられることとなり、敬意を表するところでございます。そのような緊急の懸案の中、例年どおりの会議等も滞りなく進められて決定をされているところですが、先ほど教育長のご報告にもありましたように奨学資金についてお伺いいたしたいと思います。既に5月には妹背牛町の奨学資金運営委員会が開かれ、その答申を受けて教育委員会会議において奨学生と奨学資金額が選定されたところではあります。現在新型コロナウイルス感染拡大により、学生生活にも経済的な影響が顕著となったことが報じられております。政府も学生支援給付金という名称にて対応が取られ、また各大学、専門学校もそれぞれに支援体制が取られております。しかし、詳細な条件がついていたり、目的が限られたりしておりますので、妹背牛町の今年の奨学資金を利用されている方へ奨学金の月額の上限額の増額を検討し、備えておく必要があると考えます。現在高等学校以外の妹背牛町の奨学金は月3万円ですが、今後のコロナ感染の状況いかんではアルバイトの減少など修学の困難も予想されることから、2万円増額の月5万円とすると基金残高への影響は少ないと考えます。しかしながら、当然返済額の負担に直結しますので、奨学資金を利用されている方々へ周知し、希望者への措置とされ、事務的な手続がございますが、早急に体制を整え、希望者には対応できるようにすることが必要かと考えます。また、現在償還されている方の希望者には奨学金返済猶予期間を設け、その旨をお知らせし、今回のコロナ感染拡大に伴い、このような状況での修学に対して町としても従来どおりではなく、ふるさと妹背牛として後方にて支援している姿勢を示す必要があるかと考えます。いずれも令和3年3月までの特例措置としての対応を考えますが、お考えをお伺いいたします。次に、これもまた新型コロナウイルス感染拡大に伴う長期化を鑑み、社会福祉協議会への今年度の活動支援について質問いたします。社会福祉協議会法人は、大変厳しい運営状況の中、令和2年度予算においては事業や予算の見直しなど、一定度圧縮された内容でスタートされました。妹背牛町も社会福祉協議会への人件費において理解を示され、支援を行っておられますが、コロナウイルス感染拡大と今後の予測がつかない状況の対応などを考えますと、より細やかな福祉事業の活動を維持するためには町で支える支援体制が必要なのではないかと考えます。6月5日の道新には、道社協緊急融資1万8,000件申請殺到と出ておりました。これは、新型コロナウイルス感染症を踏まえた主に休業された方、また失業された方に向けた特例貸付けであります。社会福祉協議会は、この道の特例貸付けの窓口であります。無利子で保証人不要ではありますが、対象者の条件等も存在しています。そのような中、受皿、最後のとりでといいますか、町の社会福祉協議会独自の生活一時金貸付け事業で救済できる方法もあると考えます。これは、9万8,000円を限度として一時金を貸付けし、生活支援を行うものでありますが、令和2年度の当予算は合計50万円であり、昨年度の貸付け件数4件、合計額は31万6,000円と、その数字を考えますと厳しいところでございます。今年の社会情勢では、コロナ感染の長期化も含めて生活困窮者等のさらなる対応が求められることも想定されます。法人の運営積立金はゼロという運営が厳しい中、生活一時貸付け事業の活動がスムーズに行えるように、また様々な場面でのコロナ対策に消耗品や非接触体温計など物品を社協独自で必要な経費を賄えるように町として支援が必要と考えます。社会福祉協議会の当町の社会福祉における守備範囲は広く、それをやはり町で支える支援体制が特に今年は必要なのではないかと考えますが、お考えを伺います。再質問を留保し、質問を終わります。
答弁 教育課長 浦本雅之(教育課長は2021年3月まで)
妹背牛町奨学資金についてご答弁申し上げます。世界規模で新型コロナウイルスが猛威を振るいまして、今なお終息が見えない中、日本各地で学生アルバイトが解雇されまして、多くの学生の学費あるいは生活費に支障を来しております。こうした状況から、文科省では学生支援緊急給付金を創設いたしました。1人当たり10万円、住民税非課税世帯の学生には20万円を支給するというものでございますが、議員ご指摘のとおり、受給には一定の条件があり、全員が受給できる制度ではありません。また、独自で5万円程度の金額を給付するという大学もありますけれども、これも用途に条件等があり、学生の生活を保障する内容とはなってございません。そこで、ご質問の本町の奨学資金ですが、今回の一般質問通告を受けまして内部協議いたしました。まず、奨学資金の経理状況ですが、本年3月末の基金残は1,136万円となっております。また、令和2年度の奨学資金貸与者は、大学生10名、専門学校生2名、合計12名となっており、年間の貸与総額が360万円となってございます。また、令和2年度に見込まれる償還額は572万円であり、年度末の基金残は1,340万円程度が見込まれます。議員もご指摘ございますけれども、近隣では新十津川町でも本年度に限り2万円増額して貸与すると新聞等で報道されておりますが、本町でも2万円を増額して全員に貸与したと仮定し、算定してみますと、年度末の基金残が990万円見込まれます。このことから、一般会計から新たに出資等を受けることなく、基金の範囲内で充分対応できるものと判断しまして、月額2万円を増額して貸与することといたします。ただし、これも議員ご指摘ございますけれども、無利子の貸与であるものの当然返済の負担増となります。また、各大学等から奨学資金借入れしている金額にも影響が出る場合も想定されますので、あくまでも希望者に限った対応とさせていただきたいと考えております。なお、奨学資金の返済猶予につきましては、奨学資金条例第9条及び同条例施行規則第9条におきまして償還期間の延長等を認める規定がございますので、償還者へ周知を図り、適切に対応していきたいと考えておりますので、ご理解賜りますようお願い申し上げ、答弁とさせていただきます。
答弁 健康福祉課長 河野和浩(健康福祉課長は2023年3月まで)
私のほうから2点目の新型コロナウイルス感染対策に伴う社会福祉協議会への支援についてご答弁申し上げます。議員ご指摘のように本町の社会福祉協議会は、法人独自の自主財源が少ないため、第2期地域福祉実践計画の進捗評価の中で事業の見直しを進め、地域福祉の推進役として事業を展開していただいております。そうした中で、今回の新型ウイルス感染症における事業の自粛において利用収入となる事業がもともと少ないものの、地域住民の触れ合いや支え合いをベースとした事業においては、このたびの自粛により地域住民からも不安の声もございます。そのため、この6月から社協の職員が本年度より計画されていた70歳以上のお独り暮らしを対象にふれあい訪問を開始したと聞いております。さて、議員ご質問にあります道の社会福祉協議会の緊急小口資金貸付けの特例措置におきましては、本町は現在電話や来所を含めて相談件数が6件ありました。そのうち現在3件の申請で、1件が既に認定され、2件が審査中となっております。また、議員ご指摘の社協独自の生活一時資金の貸付けにつきましては、2件の相談がありましたが、今申し上げた道社協の1件の申請のほうにつながり、もう一件が社協独自の貸付けを行っております。そうした中で社協独自の生活一時資金の予算額の上乗せでありますが、当然限られた財源、予算の中で事業を展開しておりますので、今後もしこのウイルス感染症による生活困窮者の相談が増えた場合、貸付けに至った中での予算額の不足や償還の減少が見込まれた場合は、町としても何らかの支援が必要になってくるものと当然認識しております。また、わかち愛ひろばでの事業における感染予防対策におきましても必要な支援はさせていただく考えでおり、ご質問にありましたように非接触型体温計等も購入し、利用していただくことになっております。いずれにいたしましても、議員ご指摘のとおり、財源が少ない社会福祉協議会が今回の新型コロナウイルス感染症対策において事業展開に支障がないよう町といたしましても必要な支援は引き続きしていきたいと考えておりますので、ご理解賜りますようお願い申し上げ、答弁とさせていただきます。
質問 2番 渡辺倫代
まず、1番目の教育委員会のご答弁でございますが、2万円の増額として取り組むというご答弁をいただきました。条例等の件もございますので、今後どのような流れとなっていくのかをまず説明願いたいと思います。それから、返済猶予につきまして、奨学資金条例規則第19条にございますのでというご答弁でございましたが、第19条は失業その他事由のために奨学金の返還が困難な者には奨学資金返還猶予願によって相当の期間その返還を猶予するというのが書かれております。その様式9号を見ますと、様式もあるのですが、本人印鑑、連帯保証人印鑑、それから在学証明書その他の証明書の添付とかなっております。このような状態のときに特例措置といいますか、原簿が教育委員会にもあるわけですから、通常の手続よりもう少し簡素に行う方法がないのかなと、それもちょっとお聞きしたいと思います。それから、奨学金は月ごとに支給されますが、例年だと5月に奨学資金運営委員会があり、その答申を受けて教育委員会が開かれて決定されておりますので、6月ですので、これからの流れを、また条例の件もありますので、お聞きして、どのような感じになるかというのをお答えいただきたいと思います。それから、2か月以上合わせて支給することができるというのが施行規則第13条へ記されておりますので、既に2か月が経過しておりますので、この2か月をどのように取り扱われるのかということをお答えしていただきたいと思います。それから、健康福祉課のお答えいただきましたが、社協は、共同募金も今朝皆さん議員の方買わせていただきましたが、共同募金は道へまず一旦そのお金を上げますと、その約7割弱が配分金として戻ってくると聞いております。それは、人口減少などで年々減少傾向にありますし、あと受託事業は受託金にて事業ですし、自主財源というのはそういう配分金と寄附と、あと会費で行われているようでございます。かつて数年前までは積立金がありましたが、現在はゼロということをお聞きしておりますので、今年のようにコロナウイルス感染拡大に伴っていろいろな様々な制約がある中、やはりコロナ対策として特別に支援が必要なのではないかと重ねて問わせていただきます。先ほど課長が例えば非接触体温計など備品は既に購入しているというようなご答弁いただきましたが、それはどのような形で購入されたのかお答えしていただければと思います。以上です。
答弁 教育課長 浦本雅之(教育課長は2021年3月まで)
それでは、奨学資金の再質問にご答弁申し上げます。まず、今後の流れということでございますが、議員ご指摘のとおり、妹背牛町奨学資金条例に貸付金額が既に定められておりますので、条例改正により特例措置として附則を追加する形で進めさせていただきたいと考えております。当然議会の議決を要しますが、緊急であるということで専決処分により対応させていただきたいと考えており、次回の議会におきまして専決処分の承認として議案提出いたしますので、ご理解をお願いしたいと思います。また、貸与につきましては、早急に希望者を集約の上、7月分の貸与分で4月に遡って差額を貸付けするという形で進めさせていただきます。また、償還猶予につきましても対象者の方に周知させていただきます。特に今年度から新たに償還が始まる方、その方々には就業状況等についてもどのようになっているか確認させていただいて、適切に対処していきたいと考えております。償還猶予につきましては、簡素にというお話でございましたけれども、ある程度今の生活状況というのを確認した上で、その上で簡素にできる部分については簡素にした形で対応したいと考えております。また、この措置につきましては、本年度限りとさせていただきますけれども、今後新型コロナウイルス感染症による社会情勢がどうなっていくか、これを見ながら、早い段階で来年度どういうふうに対応するか、それも検討していきたいと考えておりますので、ご理解賜りますようお願い申し上げ、答弁とさせていただきます。
答弁 健康福祉課長 河野和浩(健康福祉課長は2023年3月まで)
説明が足りなかったかもしれませんが、再質問にご答弁申し上げます。非接触型体温計につきましては、議員は社協独自の事業費を社協に負担した中で社協独自で使えるそういった事業費の算出ということで多分ご質問されたと思いますけれども、今回の非接触型体温計の購入につきましては、今回の国の交付金の中で町が一応必要なところの非接触型の体温計を購入した中で社協、わかち愛ひろばにも渡すという形でなっております。よろしいでしょうか。社協独自ではなくて、町のほうで用意した中で使っていただくという、そういう流れで考えておりますので、ご理解をいただきたいと思います。いずれにしましても、社会福祉協議会が独自の事業をやっていく中で事業費が足りないというのは議員ご指摘のとおりですので、今後このコロナ対策においてもし社会福祉協議会がいろんなそういう事業の弊害が出たときには、当然町とそういった話合いを常に持つように思っておりますし、当然社会福祉協議会の役員の皆様方にもご理解をいただいた中で準備していきたいと思っていますので、ご理解賜りますようにお願い申し上げ、答弁とさせていただきます。
質問 2番 渡辺倫代
教育委員会のほうも増額して取り組むというご答弁いただきました。そして、先ほど課長が新十津川では既に4万円から6万円という2万円の増額の例を挙げられておりましたが、私も新十津川のホームページを見ましたら、トップに緊急情報と赤で書かれておりました。その緊急情報、赤の部分の横には新型コロナウイルスに関する生活経済支援策となっておりまして、そこをクリックしますと先ほどの奨学資金の拡充も社会福祉協議会への社会福祉資金も一目で見ることができると。町のこととして機能させているのだなというのを感じました。通告書からそれるので、妹背牛のホームページのことは申し上げませんが、最後に町長にお伺いしたいと思います。奨学資金運営委員会並びに答申を受けての教育委員会は5月でございました。そしてまた、社会福祉協議会への支援の件も国からの地方創生臨時交付金、先ほどそのお金でもって非接触型の体温計などを買い、社会福祉協議会のほうに、わかち愛のほうにも回しましたよと課長答弁いただきましたけれども、その地方創生臨時交付金の行財政等特別委員会の審議の折にでも例えば町長からのお話があれば、意を受けて何かしら形となって、特例措置として計画に盛り込むことも可能だったのではないかなと考えます。この6月の議会の質問が出るまでもなく、もちろん今からでも決して遅くはないのですが、専決で臨時議会において終わっていた事案ではないかなと考えるところであります。必要な手だて、支援体制を整えるということは、このような緊急のときだからこそ町長の町政に対する関心、お考えが問われると考えますが、どのようにお考えか、お考えをお聞かせいただきたいと思います。
答弁 町長 田中一典(町長は2025年3月まで)
ただいまの議員の2番目についての答弁でよろしいでしょうか。国からの今回のコロナ対策に関わる特別交付金というのは、入る目算がもう既に立っておりました。その中で私たちも財政の中に組み込んで、これを使えるという目算が立っておりましたので、わざわざそれとはまた別個にこれを使うということでは二重の財政の持ち出しになってしまいますので、この中で賄えるという判断をさせていただきましたので、こういう形を取らせていただきました。ご理解をいただきたいと思います。以上で答弁とさせていただきます。