妹背牛町議会 令和3年第1回定例会 2021年3月10日
奨学資金について
2021年3月10日、妹背牛町議会の一般質問で、渡辺倫代議員が「奨学資金について」質問し、教育課長 浦本雅之、町長 田中一典が答弁しました。
- 質問者
- 渡辺倫代 議員
- 答弁者
- 教育課長 浦本雅之、町長 田中一典
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は質問の本文をもとに当サイトで付けたものです
質問 2番 渡辺倫代
(登壇) 通告に従い、質問させていただきます。昨年6月議会において奨学資金について一般質問させていただき、コロナ感染拡大の状況下での学生を支援するため、奨学資金貸付けにおいて希望者への奨学金は通常の3万円から2万円の増額を本年3月までの特例措置として対応をしていただきました。現在の状況を見ますと、この3月までの奨学金特例措置も延長の必要が出てきているところでありますが、今回は新型コロナウイルス感染症の影響が続く中、妹背牛町出身の大学や専門学校で学ぶ学生へ妹背牛町独自の特別給付金支給による支援の件を質問させていただきます。感染拡大は、1年が過ぎても終息を迎えず、今年1月には11都府県に緊急事態宣言が行われ、1都3県はいまだに解除に至っておりません。北海道は、この3月7日に集中対策期間は終了しましたが、コロナウイルスの感染拡大は長引き、学生は学校への出席もかなわず、また生活もアルバイト収入の減少など様々な影響を受けているとお聞きしています。新たな学年に進級する新学期は、文系では専門書、理系では加えて教材費、実習費、何かと経済的に出費は重なり、より厳しい状況であると思われます。もちろん政府も学生支援緊急給付金という名称にて第一次、第二次の対応や各大学の支援体制は取られていますが、保護者の収入が半分である、あるいは非課税家庭である、アルバイト収入が減少などの詳細な条件がついております。報道等でもコロナ禍で困窮する学生の多さを再認識するところであります。この1年間に本州はもとより、道内においても各市町村独自の給付金にて1人3万円、5万円と出身学生への支援へ取り組むところが出てきております。妹背牛出身の大学あるいは大学院、短期大学、専門学校などに通う学生を独自の特別給付金により支援する事業を臨時交付金の令和3年度活用分の実施計画の中にぜひ入れる方向で検討されたいと思います。お考えをお伺いいたします。再質問を留保し、終わります。
答弁 教育課長 浦本雅之(教育課長は2021年3月まで)
学生への特別給付金についてご答弁申し上げます。渡辺議員ご指摘されたとおり、新型コロナウイルス感染拡大に伴いまして学生の学ぶ環境には大きな影響を及ぼしているのが事実でございます。文科省では、昨年の4月から12月までの間の全国の国公立、私立大学、また高専等の中途退学及び休学状況の調査を実施しております。その調査によりますと、コロナが原因となる経済的困窮による中退者は1,367名、休学者に至っては4,434名発生していると報道されております。これは、大きな社会問題としてクローズアップされているところでございます。町教委といたしましては、議員先ほど言われたとおり昨年6月における渡辺議員のご質問から令和2年度に限っての町奨学資金貸付金を3万円から5万円に増額して対応しております。12名中5名の学生がこの増額を希望し、借入れをしているという実績がございます。今回議員ご質問の学生向け特別給付金による支援でありますけれども、道内外の自治体でも独自の取組として1万円から5万円の給付を実施しているという例がございます。また、ここ空知管内でも新聞等でも報道されておりましたが、歌志内市では30万円の給付を実施しているという例がございますけれども、これは特殊な例として捉えているところでございます。本来学生向け特別給付は、アルバイトの減収や保護者の収入減が要件となるところですけれども、実際問題として学生のアルバイト収入の特定が困難であること、また新入学生の場合は前年アルバイトの実績がないこと、こうした理由からこういった給付金を実施している自治体におきましては申請者には全員一律に1回限りの給付として実施しているのが実態のようでございます。また、国におきましても学生支援緊急給付金が創設されておりまして、日本学生支援機構を通じまして各大学等で取り組まれております。これによりますと、非課税世帯の学生については最大20万円の給付を受けられるという制度になっておりますけれども、実際本町の出身者で今現在大学や専門学校に通う生徒、これについては教育委員会では全く把握できておりません。したがいまして、こうした国の支援を受けているかどうかというのも不明な状況にあります。こうした状況から、町単独での学生向け特別給付金による支援、これについては公平さ、また給付額によってはその効果という点で実施は難しいのではないかと考えております。しかし、何らかの学生支援対策は必要であると認識しておりまして、町教育委員会といたしましては本年度限りとした町の奨学資金貸付額の増額、これを令和3年度も継続することで対応しようと考えております。また、コロナ禍におきまして卒業生の就職状況によりましては償還猶予も併せて対応、支援していきたいと考えておりますので、ご理解賜りますようお願いを申し上げ、答弁とさせていただきます。
質問 2番 渡辺倫代
今ほど教育委員会課長から答弁いただきましたが、昨日行財政等調査特別委員会におきまして給食費の全額助成を継続する旨のお話が企画振興課長よりございました。この件が教育委員会の令和3年度の助成のほうに入るのかなと思って昨日はお話をお聞きしておりました。しかしながら、教育委員会にお聞きした中学校の卒業生は数字が分かるわけですから、何人大学や専門学校へ通われたかという正確な数字は把握できていないまでも、その学年の中学校卒業者数は分かりますので、平成29年度中学校卒業した方は今年高校卒業される、全員で24名、以下遡りまして平成28年は20名、平成27年は23名というようにたどっていきますと、大学院卒業までの6年間で153名であるというその数字はいただいております。高校卒業の半数は進学と見て、半数と見ましても、例えば歌志内は異例の30万円でありましたが、他の自治体は3万円であるとか5万円が多いわけです。例えば仮に5万円の給付金支援をするとしたら、当町は153人の約半数、70名から75名に5万円を1回限り今年するとしたら375万円であって、500万円の予算立てをすれば可能なのではないかなと思ったところです。また、歌志内では高校を最近4年間卒業した人のほかに、専修学校に通う30代の2名からも申請があったと新聞にございましたので、若干少ないとは思いますが、そのようなケースも考えられると思います。例えば本州あるいは札幌などへ住民票を移していて妹背牛の住民ではないのに支援をするのかという考えもあるかもしれませんが、対象となる学生の保護者が妹背牛町に住民登録している方であれば条件を満たすことにすれば問題はないのではないかと考えます。本人申請に在学証明書をつけていただく、そして募集要項はもちろん整えなければなりませんが、教育委員会のホームページはないに等しいので、町のホームページにて申請書のダウンロードできるような形にしたらいかがでしょうか。なぜこの時期なのか、去年1年間あったのではないかと思われるかもしれませんが、昨年もこの支援を考えないわけではありませんでしたが、7月の段階で当初の臨時交付金事業の全体が一般財源に2,000万以上食い込んだことと、それから秋になりまして振興公社ペペルへの赤字補填が大きくなることが予想されたことから、それと加えて国からの臨時交付金の第三次が不透明でありましたので、提出をためらった経緯がございます。ここにきて、2月4日の新聞でございますが、連合北海道や北海道生活協同組合が連携しましてほっかいどう若者応援プロジェクト、困窮学生への食料配付の支援を行いました。何度か行われているみたいですが、1回目事前申込みには1,000人殺到という言葉で書いてありました。非常に困窮している学生たちが多いのだなという認識を新たにいたしました。福岡市のように学生が多いところ、人口に比例しまして学生が全国で3番目に多いような自治体もここにきてこの3月の12日から3月の31日までを募集期間としまして、福岡市に住んでいる学生であれば住民票の有無にかかわらず、そしてまたその場合は後で2つ目の条件がつくのですが、保護者の収入が激減したという条件がつきますが、何万人住んでいるか分かりませんが、一律5万円の支給をする、そういう自治体で困窮学生を留学生も含めて支援するというのが出てきております。本来であれば、札幌市や江別市がこれに続いてほしいなと思うところでございますが、妹背牛のようなちっちゃな町からでもやはりふるさと妹背牛として支援するという姿、形を整えるべきではないかと思います。加えて、田中町長にもお聞きしたいのですが、田中町長の選挙公約でありましたクラウドファンディングによる宝くじ購入による返さなくてもよい奨学資金というか、その計画がございました。平成30年に9月でしたか、残念ながら法律上の問題から日の目を見ることがかないませんでした。それを蒸し返すつもりは毛頭ございませんが、そのときの平成30年の9月の町長のご答弁なのですが、また新たな方法を皆さんと一緒に考えながら若者を支援する形の中で取り組んでいきたいとお気持ちを答弁されておられます。あれから3年が過ぎて、もちろんその後も支援の方法は模索されていたとは思いますが、このコロナ禍における学生や保護者世帯へこのときに、この今の時期に妹背牛の田中町長の4年目の政策としてこの約束を回収される意味においてもふるさと妹背牛としての支援を他の町村や、歌志内のように30万とは申しません。他の多くの市や町が給付金を3万円、5万円という金額で支援しているように、その支援をぜひ第3次実施計画の中に入れていただきたいと考えますが、お考えをお聞きいたします。町長、いかがでしょうか。
答弁 町長 田中一典(町長は2025年3月まで)
渡辺議員さんの再質問にご答弁をさせていただきます。先ほど来答弁させていただいておりますけれども、私たちの町は今のところ保育所の後、小中と管轄のところでございます。先ほど議員さんおっしゃったように、中学校卒業から数字を追っていって高卒、そして元気でいた場合には約半数だという、そういう計算式は聞いておりましたので、なるほどなと思って聞いておりました。私3年前公約確かにして取り下げたのですけれども、あのときの公約というのは何を助けるかという問題よりも、1つはこの町で育つ子供が社会に旅立っていくところを支援したいという気持ちでありまして、その支援をなぜクラウドファンディング、宝くじというちょっと突拍子もないような表現でしたけれども、やったのかといいますと、あれは自主財源によるものであって行政の中の一般財源に手をつけない形でできるのではないかという方向を探っていたということをまずご理解いただきたいと思います。ですから、先ほど渡辺議員おっしゃったように三次の配分、コロナ配分がちゃんと来るのか、それとも自分たちの自主財源を持たない中で非常に危険な水域の中で動いている財政上の問題の中で戸惑われたということもよく理解しております。私今回コロナ禍によって働きながら大学行ったり、あるいは専門学校行っている方を援助するという姿を生協、連合北海道含めて、あるいは大学でやっていらっしゃるというのもよく耳にします。問題は、私の町から巣立っていって高等教育を受けていらっしゃる方の財源というのは基本的にやっぱり親が持っていると思うのです。もちろんその中で厳しい中でも行っているという、苦学生という表現が当たるかどうか分かりませんけれども、その方たちを支援するというのはやっぱり大学、学校、その地域が基本的にはまず面倒見ると、そこでお金を消費して食べて生きているという中では私たちはそこにまず第一の責任を見るという感じでございます。それから、もう一つは、やはり保護者がその時間のお金を準備してそこに向かわせるというのが基本的な態度だと思っております。今コロナ禍においてそこをうちがどういうふうに支援するかということでいいますと、やはり担当課がやっております支援、1年限りだったものを令和3年も続けて、手挙げ方式、苦しいから増額してくれと言ったところに対応する、2万円ですけれども、この形の中で対応していきたいと考えております。もちろん苦学生をそのまま野垂れ死にさせるとか、そういう気持ちはございませんけれども、やはり手挙げ方式の中で自分が助けてほしいと、そういう声を上げてきた声に応える制度の中でそこを支えていきたいと思っております。それから、私がこれからどういうふうに学生たちを支えていきたいかというイメージを申しますと、これはうちの担当課の中でもずっと考えられてきたことなのです。それは、妹背牛から巣立って、そして妹背牛に例えば帰ってきて仕事をするという人が多分少ないと思いますけれども、問題はほかの地域を出て妹背牛に就職してくるという方もいると思います。その全ての妹背牛に戻ってきて働くという人たちを支えるという形での奨学金を例えば企業あるいは法人が支えるというところをうちがまたサポートすると、そういう形の中で将来的にそこを支えていくという形の中で支援をして、それが第9次のまちづくりの中で定住支援の中とつながっていくのかなと、そういうふうな形で有機的に結びつけていく形の中でこの支援は考えたいと思います。ですから、コロナ禍における支援は、私は教育委員会が今行っている支援の中で充当させていきたいと考えていますので、ご理解をしていただきたいと思います。
質問 2番 渡辺倫代
教育委員会の今の支援でコロナ禍においてもやっていくということで、今回の学生に対する給付金は考えていないというように理解いたしましたが、先ほど町長がお答えになりましたけれども、奨学資金というのはもちろん2万円増額して貸し付けておりますが、将来的には返さなければならないお金なのです。それでも、2万円足しまして5万円ですよといったときに手を挙げて支援を受けるという状況だと思います。問題として、第9次の定住に結びつけていく考えで、そういう形で学生を支援したいという今お答えでございましたが、今回のコロナ禍のいろいろ給付金というのはコロナ禍において困窮している学生を助けるという意味合いだと思います。一つのまちづくりとしての第9次の結びつける学生支援とコロナ禍においての支援というのは、ちょっと問題を切り離して考えたほうがよいのではないかなと私は思います。ほかの例えば北海道の町が様々に1回限りではございますけれども、5万円、いろんな町が、例えば新冠が3万円であるとか、そういう支援しておりますし、ふるさと小包を送ってレトルト食品であるとか送っているというのもございます。何らかの形で今妹背牛として支援をするというのを考える方法も模索していただきたいなと思うところがありますが、いかがでしょうか。
答弁 町長 田中一典(町長は2025年3月まで)
高校卒業なさって高等教育のほうに向かわれた方は、基本的に自分の親御さん、あるいは本人の努力によって学費を手に入れていくというスタイルの中なのですけれども、先ほどおっしゃいましたコロナ禍という特殊な状況の中で困窮している可能性は全く否定はできないと思います。そこに関して増額したものも返さなければいけないと、そういう事実はございますけれども、まずはそこで必要な人に応えるということの中、それからその次に今議員さんがおっしゃった支援の形が本当に必要なのかどうなのか、ここは対応をちょっと苦慮するところでもございます。というのは、私たちの今回配られているコロナのお金というのは、その自治体が生き延びていくために自治体の中で今存在している人たちを支えるということが基本にあると思います。だから、今そこから出ていった方たちは、その出ていった先の自治体の中で守られるというのが基本になるのではないのかなと。ですから、こちらからもし送るとしたら、それはどういう支援が本当に必要なのかというところをまた精査しなければいけませんし、まずその自治体で生きていらっしゃる方のコロナに対する対応を優先させていただきたいという中で持ち帰らせていただいて検討させていただきたいと思います。