みんなの議会

妹背牛町議会 令和7年第2回定例会 2025年6月17日

第9次妹背牛町総合振興計画について

2025年6月17日、妹背牛町議会の一般質問で、渡辺倫代議員が「第9次妹背牛町総合振興計画について」質問し、企画振興課長 鎌田秀章、副町長 滝本昇司が答弁しました。

質問者
渡辺倫代 議員
答弁者
企画振興課長 鎌田秀章、副町長 滝本昇司

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 8番 渡辺倫代

(登壇) 今回は、町長不在の定例議会でありますが、通告に従い質問させていただきます。第9次妹背牛町総合振興計画についてお伺いいたします。この第9次妹背牛町総合振興計画は、現田中町長が町長に就任されて半年後の平成30年5月より、この総合計画に向けての計画策定作業が始まりました。中学生まちづくりアンケート調査、さらには18歳以上まちづくりアンケート調査に始まり、庁舎内の副町長以下、課長、主幹、30名を超える検討組織、そして各団体と一般公募による16名の総合振興計画審議会委員により実に3年間にわたり審議され、でき上がりました。この妹背牛町における総合的な行政運営を図るための最上位計画に位置づけられる第9次妹背牛町総合計画は、令和2年から始まり、令和11年までの10年間でありますが、本年、令和7年度は後半の5年間に入ったこととなり、実施計画は毎年ローリング方式により具体的な政策、事業を定め実施されてきましたが、前半の5年間でペペル温泉の大改修の実施、小学校、中学校、学校施設建設の先送りなどがありました。5年間が終わりまして、終わった時点での評価、そしてそれについての感想等をお伺いいたします。また、加えて後半の5年間、主な事業展開と実施予定の計画についてお考えをお伺いいたします。再質問を留保し、終わります。

答弁 企画振興課長 鎌田秀章

私からは、5年間が終わった時点での前半事業の内容と今後5年間の事業計画についてご答弁申し上げます。妹背牛町における総合振興計画は、昭和41年度を初年度として町政の振興の基本となる計画として施策や事業を進めてまいりました。第9次妹背牛町総合振興計画は、地域特性や住民ニーズ、財政状況などに応じた自主的な判断や意思決定をすることができるまちづくり指針として令和2年度から令和11年度までの10年間の計画となっております。妹背牛町の最上位計画に位置づけられた町民と行政が目指す10年後の将来像を掲げ、長期的な方向を明らかにしたまちづくりの基本指針となるものです。その計画から5年が経過しており、大きな事業では令和2年度には国営農地再編事業が完了し、防災整備事業や災害時備蓄庫の建設、令和3年度には米穀乾燥貯蔵施設機能増強工事、令和4年度にはうらら公園遊具施設入替え事業、令和5年度には妹背牛温泉ペペル大規模改修、令和6年度には北空知葬斎場建て替え事業負担金、稲穂団地の建設、道路改良事業や農業水路などの長寿命化事業、道路や橋梁の修繕工事などのハード事業を行い、福祉分野では子育て支援や高齢者や障がい者、健康づくりなどの事業、産業分野では農業振興、商業振興、観光振興、環境分野では上下水道の整備、環境社会の整備、教育分野では教育環境の充実、スポーツの振興、文化、芸術の振興、生涯学習の推進、消防、防災などの分野では消防防災治水対策体制の充実、防犯、交通安全の充実、広報広聴活動の推進、行政運営の強化、財政基盤の強化、地域活動の推進を行いました。直近の財政状況を踏まえつつ、事業のローリングを行ってきておりますが、おおむね計画どおりに事業が進められたものと考えております。また、令和8年度より建設予定でありました小中学校の建設事業につきましては、近年の世界情勢や物価高騰の影響を受け、新校舎の建設費は当初の想定から大幅に増加し、予定どおり実施した場合、将来の財政運営に大きな支障を来すおそれが生じ、建設計画の見直しをせざるを得なくなり、第10次妹背牛町総合振興計画に掲載する予定となってございます。今後5年間の事業計画につきましては、現在の予定ではありますが、稲穂団地の建設、太陽光発電設備導入事業や役場庁舎等改修事業、道路や橋梁の修繕工事などのハード事業を行い、先ほど申し上げたとおり福祉分野から地域活動の推進までを事業計画としてございます。実施計画を基に財政状況を勘案しながら事業を行ってまいりたいと考えてございますので、ご理解賜りますようお願い申し上げ、答弁とさせていただきます。

質問 8番 渡辺倫代

るるお答えいただきましたが、この第9次振興計画の大きな目玉は何だったでしょうか。前半はペペル温泉の大改修、そして小中学校の建設に向けての準備、それが一番大きな目玉だったように私は考えております。本来なら計画は令和7年度実施計画、そして令和8年、9年で工事をされる。先ほど課長がおっしゃいましたように、令和10年は新しい校舎の開校が予定されておりました。スケジュールはそうでした。今、後ろで傍聴に来てくださっている小学生、6年生の皆さんは令和10年は中学3年生あるいは義務教育学校の初めての9年生として新しい校舎で過ごし、妹背牛での義務教育を終えることができた可能性があったのです。保護者も住民も私たちも子供たちも思い描いた、これでやっと遅ればせながら近隣のまち、近隣の小学校、中学校と同等の形の環境で教育を進めることができる。それが突然のストップになりました。私は、田中町長が当選され、私が議員になったときに、一番最初にこの校舎のことを質問させていただきました。ここに資料も残っております。この8年前から環境が変わっておりません。今この中止を受けて教育委員会では、来月の7月の町民向けの広報によって、令和20年には開校しますよというお知らせを入れられるそうです。20年です。その変わっていない8年前から、その第9次の振興計画がスタートする前には先ほど申しましたように大勢の方がそれに向けて審議されました。それは、もちろん経済的な理由で開校は令和20年になるよというようにストップされました。10年先送りです。地元での義務教育は、僅か9年なのです。そして、令和20年開校ということは今年小学校へ入学した1年生ですら二十歳になるのです。その間、児童生徒は減り続け、減り続けるということは例えば交付金の中に含まれている図書費、図書費に充ててくださいね、本を買ってくださいねって言われている計算は児童数が減ると当然減ります。そして、補助金にも影響は工事のときも出てくると思います。行政の方は、中止ではない、先送りと言いかえられますけれども、第9次総合振興計画から消えたことは事実であります。それを招いた行政運営の責任は、やはり大きいと言わざるを得ません。私たち議会が一般質問いたしますときに、この情勢を見て、私ではございませんでしたが、ペペル温泉の大改修と学校とどっちが大事だと。それを計画にはあるけれども、学校のほうが先ではないかという一般質問もございました。そういうご意見もほかの議員さんから出ていたことがございました。しかし、ペペルは古い温泉のポンプのこともあるということで大改修に踏み入れられました。そして、この財政上の事由で先送りとなったときに、例えば今私たちは大きな工事の前払い金とか、そういうものが今ならどこにあるの、どうなっているのと問えます。しかしながら、さかのぼりますが、計画に沿って令和3年度には教育委員会サイドではもう小中一貫義務教育検討委員会、そして町民会館も含めた施設検討委員会、様々なものが立ち上がりました。令和4年度の末に町政懇談会で町民に説明されているのです。先送りとなりましたというのが1月です。1月の中旬には、総合教育会議で教育委員の方におっしゃった。私たちは行財政で31日ですか、先送りになるというそれを聞きました。しかし、もちろん財政面でこのまま突き進んだら駄目だというのが分かったのが11月の末ぐらいだとお聞きしております。もう明らかにできないというのが分かっていながら町政懇談会で説明しなければいけなかった担当課長の心情はいかばかりかと、今も思うことがございます。やはりそのとき、副町長も動いていられました。何で副町長が、人事案件なら人を呼ばれるのに、書類を持って教育委員会に行かれるのだろう、おかしいなって会ったときも思いました。やはりその後で聞こえてきたのは、延期の情報でした。私たちは、この第9次総合計画の先ほども申しましたが、学校建設は大きな目玉だったのです。町のこととして考えてしかるべきだった、教育委員会との連携が密ではなかった、大変反省しているという町長の声もございましたけれども、百歩譲って、この第9次総合計画が町長がほかの方の町長の計画を引き継いだわけではないわけです。ご自分が当選されて、30年から計画づくりが始まって、始まったのが令和2年ですから、本当に百歩譲ってですよ。そういうことを考えていられたならば、今2,000万ずつ先ほども積み立てられておられますが、当初から計画を立てて積んでいれば、できたことではないかと思うのです。だから、もう過去にさかのぼって積み立てることはできませんが、やはり行政的な私は責任が大きいと思っています。これから町部局は、積極的に教育委員会と連携を図っていただきたいということはもう切に願うことでございますが、教育委員会の方々はそれぞれに予算のめどを立てられまして、今回令和20年に向けての準備、これから第10の振興計画に向けての準備もなさって、それで7月号の広報に皆さんに周知するということがあります。しかし、コロナ禍のときには小中が一体になって国から来る2億を超えるコロナの臨時交付金を各事業のところから吸い上げて必要なところにお金を回した。1つになってそういう対策ができたわけです。だから、いろいろ会議をしますと教育委員会のこの町民会館、学校のことはどうなっていますかと聞いたら、それは教育委員会は教育委員会でやるでしょうというようなスタンスは、もうこの学校に関してはやめていただきたい。それはもう切に願います。やはりこの全体の指針が総合計画なのです。各自皆さんお仕事をなさいますけれども、一番トップの一番大きな指針になる計画がこの第9次総合振興計画なのです。だから、それに沿って今後の事業を進めていただきたい。この辺りのお考えを聞きたいと思います。今回、町長は不在でございますが、耳障りのよい答弁を求めてはおりません。ですから、町長は職務代理も置いておられませんし、今回副町長がお答えになると思うのですが、誰がこの議場で答弁されてもそれは公式な見解だと私は考えます。不穏当な発言を取り消す心配もございませんので、副町長からお答えいただきたいと思います。いかがでしょうか。

答弁 副町長 滝本昇司

再質問に対しまして、ご答弁申し上げます。令和6年3月、学校教育施設個別施設計画の改定版を策定すると同時に内部協議を重ねまして、先ほど議員からもありました開校年度など今後の方向性について打合せを行ってきてございます。財政面、特に地方債の償還額などを考慮した中で国営農地再編整備事業の償還が令和15年度で終了、温泉の大規模改修事業の償還が令和17年度で終了することから、18年度以降であれば財政上の問題はクリアできると判断し、先ほど来出ておりますとおり令和20年4月の開校とした上で、令和12年度からスタートする第10次総合振興計画に反映をする予定でございます。また、施設計画の改定版で想定された増改築から新築までの5つのパターンのうち、今後40年間の総コストが最も低いとされる小中統合の新設校で進めるものとしてございます。一方、関係者への説明、周知の関係でございますが、令和6年8月には教育委員へ、同年10月には議会、令和7年6月には校長会への説明が終了しておりますし、さらに来月中には議員からもありましたとおり開校年度について広報及び町のホームページにて町民へ周知をすることとしてございます。ちょっと質問の趣旨と答弁が食い違うのかもしれませんが、ほかに漏れ等があれば、以上、ご理解賜りますようお願い申し上げ、答弁とさせていただきます。

再々質問 8番 渡辺倫代

3回目の質問をさせていただきますが、令和7年の5月に庁舎も古くなっておりまして、庁舎等改修計画ができました。それで、学校の建設から優先して当てはめる予定であるというお答えをいただいています。令和20年開校という予定であるので、それに向けて何年度から基本設計、何年間でどれぐらい借金となるなど当てはめた上でまちづくり計画をつくっているかと思うという回答でした。これは、次の第10次に行くのだろうなと。だから、思うというそのときの説明でした。それから、議員から質問が出まして、町民会館や郷土館は今後どのような予定なのかという質問が出ました。結論は出ていないと。教育委員会での考え方が第一と考えている。小中学校との併設という検討もあったが、学校建設が延期となり、その話もストップしている。必要について検討していかなければならない。何か一緒に考えていないような印象を受けてしまうのです。私、教育委員会のほうにヒアリングさせていただきましたら、先ほど副町長がおっしゃっていたように国営圃場整備の償還が終わるのが令和15年、ペペル温泉の償還が終わるのが令和17年、これを受けて令和16年に実施計画をして17年から工事、それまでの構想を7月の広報で示すというのを教育委員会の方からお聞きしています。この第9次での取組を踏まえて、横の連携ではなく、やっぱり縦割りで来てしまったという反省は大いにしなければならないのではないかと私は思います。恐らく令和17年、令和18年、恐らく令和19年もかかるかもしれないという工事なのですが、工事は今までは2年で終わったものがそれ以上かかる可能性が高いのです。これは、まだ法律での義務づけではございませんが、2024年4月から建設業にも時間外労働の上限規制が適用されました。まずは、公共工事からそのようにいたしましょうということです。こうなってくると、時間も経費も増大するということになると思います。それが予測されると思います。さらには、5月18日の新聞報道なのですが、これなのです。皆さんも御覧になったと思います。道新です。国からの学校施設交付金の不採択窮状と出ておりました。要するに公立の学校の建て替え、改修に関して、2024年までは申請の大半が認められていたのです。しかし、この新聞報道によると、本年度当初分として道内50市町村が計342件申請して57%に当たる、半分以上です。195件が不採択になったとあります。札幌市は全体で16億3,500万円を見込んでいたのが1億2,900万円にとどまった。要するに15億の減額なわけです。帯広市は10件のうち9件が不採択、洞爺湖町は申請した8件全てが不採択になっている。これが新聞に載っておりました。希望は、その文科省は学校の統廃合が進んで校舎の新増築の需要が増え、施設整備費予算の大部分が新校舎を建てるとか新増築に向けていかれたので、こっちのほうが、改修のほうが半減されたのではないかと説明しています。今、先ほど来基金を積み立てて準備されておられますが、前払い金や実施設計には補助金はないということもお聞きしました。自主財源はほぼないので、それを使うようになると、積み立てたものを使うようになると思われます。過疎債を借りる手もありますが、それも枠があるとお聞きいたしました。これを今の予測では、どのように考えておられるのか。町の財政のほうからは、どう考えているのか、お聞きしたいと思います。この計画スケジュールが延期になったときに、反省という言葉をたくさん聞きました。先ほど申しましたように、議会答弁も耳障りのよい答弁も聞きました。もう内容は申し上げられないけれども、決意はあるというような何か答弁もございました。その縦割りで来てしまった反省は大いにされていると思うのですが、かじ取りをされた町長の2期8年の最終年であります。この第9次総合計画の時期は、とてもリークするわけですよね。この総合計画の意義を考えながら、やはり先ほど言いましたように国の不採択が増えている、そういうことも踏まえまして副町長のお考えをお聞きしたいと思います。

答弁 副町長 滝本昇司

再々質問に対しましてご答弁申し上げます。まず、学校建設基金のほうでございますが、令和5年度から積み立てを開始いたしまして、令和6年度末現在で約5,000万という状況となってございます。今後建設工事の着手までに財源の一部とすべく、約2億5,000万ほどを積み立てする予定となってございます。また、建設費の関係でございますが、この2億5,000万の基金、そして補助金、残りは起債ということで財源予定してございまして、先ほど議員からお話のありました前払い金なのですけれども、こちらのほうにつきましては起債でも可能となったということで伺ってございます。そのようなことで取り組んでまいりたいと思いますので、ご理解賜りますようお願い申し上げ、答弁とさせていただきます。

出典:妹背牛町議会 令和7年第2回定例会 2025年6月17日 議事録 PDF(7ページ) 間違いを知らせる