紋別市議会 令和6年第2回定例会 2024年6月11日
(1)第1回定例会の答弁を受けて/(2)植樹・育樹の推進について。「道民ひとり1本植樹・育樹運動」の展開/(3)市役所庁舎前庭の彫像や碑、樹木について。歴史と文化、自然を大切に/(4)紋別市職員の給与は高いのか、低いのか。ラスパイレス指数から考える
2024年6月11日、紋別市議会の一般質問で、橘有三議員が「第1回定例会の答弁を受けて」「植樹・育樹の推進について。「道民ひとり1本植樹・育樹運動」の展開」「市役所庁舎前庭の彫像や碑、樹木について。歴史と文化、自然を大切に」「紋別市職員の給与は高いのか、低いのか。ラスパイレス指数から考える」について質問し、市長 宮川良一、広域病院連携推進室長 長谷川哲也、観光空港対策室参事 川代悦矢、農政林務課長 中村雅俊、博物館長 大屋洋一、土木課長 谷口隆行が答弁しました。
- 質問者
- 橘有三 議員
- 答弁者
- 市長 宮川良一、広域病院連携推進室長 長谷川哲也、観光空港対策室参事 川代悦矢、農政林務課長 中村雅俊、博物館長 大屋洋一、土木課長 谷口隆行
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質問 4番 橘有三
橘有三でございます。通告に従って、順次質問をいたします。最初に、第1回定例会の答弁を受けて、4項目について質問いたします。まずは、上水道について、消防水利充足率に関してです。上水道に関する質問として、消防水利についてお尋ねしたところ、本市の公設消火栓における消防水利充足率は消防水利の基準に対して36.9%と答弁がありました。消防が消火活動に利用する水源、すなわち消防水利は、消防庁の消防水利の基準に示されますが、この36.9%という数字を市はどのように考えられますか。消防水利の基準の第2条に、消防水利は、一、消火栓、二、私設消火栓、三、防火水そう、四、プール、五、河川、溝等、六、濠、池等、七、海、湖、八、井戸、九、下水道と例示され、第3条には消防水利は、常時貯水量が四十立方メートル以上または取水可能水量が毎分1立方メートル以上で、かつ、連続40分以上の給水能力を有するものでなければならない等、以下、各条に詳細が定められています。私設消火栓、河川の活用も可能との答弁でしたが、私設消火栓の現況はどのようになっていますか。また、現実問題として、オンネナイ川、元新川の状況で活用が可能ですか。さらに、防火水槽の現況はどのようになっているのか、お尋ねいたします。タンク車等の充実、活用も大切ですが、水道法第24条に水道事業者は当該水道に公共の消防のための消火栓を設置しなければならないとあるとおり、様々な状況下でも有効に活用できる消火栓が必要です。24時間365日、市民の生命、財産、暮らしを守る消防は、防災・減災、強靱化の大きな柱です。新消防庁舎も間もなく完成です。消防車両も充実してまいりました。消防水利に関して、市は、紋別地区消防組合等と現状を踏まえ、課題解消のため、早急に協議検討くださるよう、改めて要望いたします。次に、道路、紋別防雪の全線供用開始、今後の課題についてであります。紋別防雪の全線供用開始に関する質問では、今後の課題についてお尋ねいたしました。答弁にて、課題とも関連いたしますが、さらなる事業効果を発現させるため、旭川紋別自動車道の完成が重要であると述べられました。私は、旭川紋別自動車道の完成のためにも、全線供用開始を控え、課題として次の2点が必要であると考えます。まずは、紋別防雪の延伸です。2年前の令和4年第2回定例会でも質問しましたが、紋別防雪15キロメートルの紋別側、そして、湧別側への旭川紋別自動車道の上湧別-紋別間の整備をにらんでの延伸が必要です。近年の異常気象による暴風雪等の頻発、防災・減災、強靱化の観点からも、あの15キロメートル区間のみの完成で事足りるでしょうか。どのようにお考えですか、お尋ねいたします。2点目は、本年度供用開始となる紋別防雪の現道活用区間の自動車専用道路化です。旭川紋別自動車道は、昭和63年着工です。昭和から平成、そして令和になり、あと4年で事業化から40年です。私たちの生きるこの地域は、オホーツクの中枢に位置します。地政学的にも、そして、食をもって日本を支える重要な地域なのです。繰り返しますが、旭川紋別自動車道は、命の道、防災の道、安全保障の道、産業の道、観光の道、そして、我が国の食を支える物流の道なのです。国益のためにもその整備は不可欠です。一日も早く、まずは、紋別への全線開通のために、遠軽からの延伸を待つのみではなく、遠軽からは言うに及ばず、紋別防雪の自専道区間を中心に、紋別へ、そして湧別へ、3方の事業化をもって、一日も早い全線開通を目指すべきと考えますが、市のご見解をお尋ねいたします。次に、丘珠-紋別便に関してです。あえて紋別-丘珠便と言わず、今回は丘珠-紋別便と言わせていただきます。答弁で、札幌圏と短時間で結ばれる航空路線の確保に関して、地域医療の確保が挙げられました。地域医療の問題は、本市が抱える、また、市民にとって切実かつ逼迫した問題であります。広域紋別病院の設立からはや11年がたちました。医師の確保は、依然としてというより、ますます厳しい状況と伺っております。札幌圏との航空路線開設への期待と様々な効果は前定例会で述べたとおりでありますが、私は、地域医療の確保は、札幌圏の医療機関との連携等により、空港を持つ本市の利点を生かし、丘珠から航空機を利用して紋別への医師の派遣、通勤を検討すべきと考えます。航空路線の確保と地域医療の確保について、改めて現状と課題について市のお考えをお尋ねいたします。次に、道の駅の在り方です。道の駅について、防災・減災、強靱化の観点からの重要な課題と、候補地についても具体的に大山スキー場付近との提案をさせていただきました。答弁では、防災の観点、候補地、財源、さらには、観光や商業振興など、様々な観点から検討を進める旨の考えを述べていただきました。道の駅の役割と期待は、今日ますます高まっております。本市においても、旭川紋別自動車道の紋別までの開通を視野に入れ、積極的な検討を期待しております。さて、平成5年に正式登録が始まった道の駅ですが、その役割は、休憩機能、情報発信機能、地域の連携機能のみならず、地域振興機能、そして、防災拠点機能など、今日、多様な機能が期待されています。現在、国土交通省では、2020年から2025年までを道の駅第3ステージと位置づけ、地方創生・観光を加速する拠点へ進化するため、道の駅を核にした地方創生及び道の駅の持続可能な安定運営を目指した取組を推進していますが、検討を進める上で地方創生・観光を加速する拠点との位置づけは重要と考えます。現状における市の考えをお尋ねいたします。以下、本定例会に当たり、新たな質問です。まず、植樹、育樹の推進について、道民ひとり1本植樹・育樹運動の展開について質問いたします。5月19日、第25回オホーツク魚の市民植樹祭が、大勢の参加者の下、行われました。主催は、紋別市と紋別漁業協同組合、紋別漁業協同組合女性部で、本年は、針葉樹と広葉樹、合計300本が植樹され、大山での植樹会場は既に3か所目で、昨年までの植樹本数は合計1万3,850本にも及んでいます。山が緑でいっぱいになることで海が豊かになるよう、そして、市民が自然を楽しめる憩いの森となるようにとの願いが込められての事業と伺っております。1次産業が基幹産業である紋別市にとって、森と川と海のつながりを学び、感じる上からも大切な行事であります。さて、北海道において、豊かな森林を未来に引き継いでいくため、平成30年12月、北海道植樹の日・育樹の日条例が公布、施行されました。また、令和2年3月には、2050年ゼロカーボン北海道を宣言、令和4年3月には、森林吸収源対策推進計画が改定され、計画の展開方向に木育活動が位置づけられました。より多くの道民の植樹・育樹活動への参加は、森林づくりの取組や木育の推進、さらには、ゼロカーボン北海道の実現への貢献となるのです。植樹の日・育樹の日制定から5年の節目を迎えたことを契機として、道内での植樹・育樹活動を促進させる道民運動を展開するため、昨年10月22日、鈴木知事は、全国一豊かな北海道の森林を未来に引き継いでいけるよう、道民一人一人の力を合わせ、全道で500万本の植樹、育樹を目指す道民ひとり1本植樹・育樹運動に取り組むことを宣言されました。歴史と実績を持つ紋別のオホーツク魚の市民植樹祭は、先駆的なモデル事業と言ってよいと私は考えます。ぜひ、道民ひとり1本植樹・育樹運動と関連づけながら事業の深化、推進を図るべきと考えますが、いかがでしょうか。また、お聞きいたしますと、現在の大山で3か所目の植樹会場も植樹が進み、植樹可能場所が残り少ないとのことですが、市制施行70周年を記念し、新たな植樹地を選定し、今後に向けてより積極的な全市的な取組の推進を図ってはいかがでしょうか。提案ですが、バイパスの山側、大山町4丁目には、30年以上前に学校予定地として大山山麓を造成した3万6,940平方メートルの広大な土地があります。結果的には、学校は別の場所に建てられ、その後は、かつて緑町に道立病院があったときには搬送用のヘリポートとしての活用があったとのことですが、広域紋別病院として移転後は使われていないとのことです。もともと大山の森林です。使わないのであれば、植樹用地として植樹し、再び森にしたらどうでしょうか。オホーツク魚の市民植樹祭はもとより、児童生徒等、青少年を対象とした森林環境教育も期待されます。市のお考えをお聞きいたします。次に、市役所庁舎前庭の彫像や碑、樹木について、かけがえのない郷土の歴史と文化、自然を尊重し、大切に後世、次世代に伝えていくことは今をあずかる者の責務であるとの思いを持って質問いたします。待望の新消防庁舎竣工に向けて、最終段階となる外構工事が進んでおります。また、隣接する市道山の上線の改修工事も始まり、市役所前庭の一部の工事も先般から始まっております。防災まちづくりの拠点となる市役所新庁舎建設事業も非常に有利な起債である市町村役場機能緊急保全事業を活用し、いよいよ始まります。ちなみに、市町村役場機能緊急保全事業は、平成29年度から令和2年度の4年間が事業期間として実施された非常に有利な財源措置であり、その延長が要望されるも予定どおり令和2年度で終了しており、これを逃すと莫大な市財政の負担を生じ、市役所新庁舎建設事業が頓挫することは必至です。さて、本定例会では、市役所前庭を含む庁舎敷地に存する彫像や碑、樹木についてお尋ねいたします。まずは、市役所前庭の象徴とも言ってよい、日本芸術院会員の加藤顕清氏の青年像です。現庁舎落成記念として岩倉信一氏の寄贈によるもので、台座には文化勲章受賞者である武者小路実篤氏の筆によって「波濤を越えて」と刻まれております。加藤顕清氏は、旧制上川中学の出身で、池澤憲一氏と学友でありました。その縁で、存命中、何度も来紋されたようですが、昭和39年7月31日の来紋の折には、岩倉さん、池澤さんとともに紋別公園等をご覧になったと記録されており、現オホーツク庭園の発想の始まりは、採石場跡をご覧になった加藤先生の構想が始まりと記されております。恐らく、庁舎前の青年像はそのときに依頼されたのでしょう。新庁舎の竣工に当たり、昭和41年9月、青年像が市に贈られます。しかし、加藤先生は同年11月に急逝されますので、遺作とも言ってよい貴重な作品です。ちなみに、東京渋谷のNHK放送センター前にも庁舎前と同じ青年像があります。次に、同じく前庭にある紋別市民憲章の碑です。この碑は、紋別市民憲章推進協議会初代会長の池澤憲一氏の書であります。さらには、以前にも触れましたが、市役所横、議事堂前の山の上線に建つ切下記念碑であります。終戦後、当時国道であった現山の上線のあの強靱な玄武岩の岩盤の急な坂を、潮見と落石の住民が勤労奉仕で切り下げた労苦をたたえ、しのぶ記念碑です。これらの先人の思いの籠もった大切な彫像や碑を、その心に思いを寄せ、未来のため、大切にするのは私たちの責務であります。市はそれらの扱いについてどのようにお考えでしょうか、お尋ねいたします。また、前庭には、歴史を刻む樹木が大切に受け継がれていますが、それらについてもどのようにお考えか、お尋ねいたします。さらには、新庁舎建設予定地に隣接して、江戸中期からの歴史を刻む開基100年記念樹のヤチダモがありますが、工事等による影響についてお尋ねいたします。最後に、紋別市職員の給与は高いのか、低いのか、ラスパイレス指数から考え、質問いたします。地方公務員は、労働基本権の一部が制約されており、勤務条件等は、労使交渉ではなく、社会情勢に適応して弾力的に措置するよう、地方公務員法第14条において規定されています。地方公務員の給与については、その決定について、地方公務員法第14条第1項、第2項の情勢適応の原則、地方公務員法第24条第1項の職務給の原則、同じく第2項の均衡の原則、同じく第5項、さらには、地方自治法第204条第3項等による条例主義によっています。成り手不足、危機的とも言われる人材確保をめぐる状況や諸物価の高騰の中、人事院勧告は2年連続のプラス勧告となっており、今年度もまたプラス勧告となる可能性が高くなっています。さて、紋別市の職員の給与は高いのでしょうか、安いのでしょうか。様々な考え方、捉え方があります。本市においても人材確保は深刻な課題ですが、ラスパイレス指数から周辺自治体と比較してみました。ラスパイレス指数とは、国家公務員と地方公務員の給与を比較するときに使う統計上の指数です。道内市町村のラスパイレス指数は、毎年、北海道総合政策部地域行政局市町村課から公表されており、令和5年度の指数は3月29日に公表されました。紋別市の一般行政職のラスパイレス指数は94.6で、全道35市の中で夕張市、芦別市に次ぐ下から3番目、西紋5市町村で最下位、遠紋8市町村でも最下位、オホーツク総合振興局管内18市町村でも最下位です。非常に厳しい現状です。これでは、紋別市に魅力を感じてもちゅうちょします。成り手不足で各自治体が求人にしのぎを削る中、転職もあり得ます。ラスパイレス指数から見た本市職員の給与の状況をどのように考えておられるのか、お尋ねいたします。喫緊の課題である職員の確保とやる気の向上の上でも、初任給の引上げや、若年層や子育て世代を中心とした手厚い給与を検討するべきではないでしょうか、ご見解をお尋ねいたします。質問は以上であります。再質問は留保いたします。(降壇)
答弁 市長 宮川良一(市長は2025年6月まで)
それでは、橘議員のご質問にお答えいたします。初めに、第1回定例会の答弁を受けてより、消防水利充足率についてであります。1点目の消防水利基準に対する充足率の見解についてでありますが、さきの第1回定例会で議員のご質問にお答えしたとおり、本市の消防水利の充足率は、消防水利の基準に対して36.9%と低い数値であり、十分な状況ではありません。2点目の私設消火栓の現況についてでありますが、消火栓が2基、防火水槽が4基となっており、設置している事業者からは有事の際の使用の了承をいただいております。3点目のオンネナイ川、元新川の活用についてでございますが、取水場所の制限や時期によっては、水量の減少により、有効活用ができないなど、安定的な利用は見込めないことから、河川を水利として頼ることなく、緊急避難的な活用を考えております。4点目の防火水槽の現況についてでありますが、消防活動に有効な防火水槽を104基設置しておりますが、消火栓を含めた消防水利の課題解消に向けて、水道部と紋別地区消防組合において協議を進めております。次に、紋別防雪の全線供用開始と今後の課題についてであります。1点目の紋別防雪道路の延伸についてでありますが、紋別防雪道路が完成することで事業目的である冬期間の交通確保及び交通安全対策は十分に実現されることと期待しております。しかしながら、紋別防雪道路を幹線道路として最大限に利用するために高規格道路旭川紋別自動車道の一日も早い延伸が必要と考えており、今後も、高規格道路旭川・紋別自動車道早期建設促進期成会として、高規格道路旭川・紋別自動車道早期建設促進協議会とともに官民一体で強力に要望してまいります。2点目の複数区間を事業化することについてでありますが、現在進められている遠軽上湧別道路の事業促進を優先的に要望することはもちろんであるものの、議員のご提案の複数区間での事業化要望に関しても事業促進を図る一つの手法であることから、国との協議を進め、効果的な事業促進に向けた要望活動に努めてまいります。次に、丘珠-紋別便についてであります。航空路線の確保の現状についてですが、北海道航空ネットワークビジョンに基づき、札幌圏との定期路線の就航について速やかに実現できるよう、北海道へ要望活動を続けていることに加え、市や広域紋別病院と株式会社北海道エアシステム幹部との意見交換会やオホーツク紋別空港の視察などにより、課題や情報の共有を図っているところであります。その中では、航空需要の予測や把握、空港のグランドハンドリングをはじめとする地上支援体制の確保、そして、株式会社北海道エアシステムにおける航空機材の確保が主な課題であると認識しております。また、地域医療の確保につきましても、現在、遠紋圏域の民間医療機関においては、病床の縮小や廃止が進むとともに、医師の高齢化が進んでおり、広域病院においても常勤医が減少するなど、地域医療の維持に欠かせない医師、看護師をはじめとした医療従事者の確保が大きな課題となっております。札幌圏との航空路線の就航は、遠紋地域の住民はもとより、医師の派遣、出張医などの移動手段としての利便性の向上につながり、医療従事者を確保する上で大きなアドバンテージとなるほか、観光やビジネスなど、様々な利用により、地域経済の活性化に寄与するものであると考えております。今後も、北海道への要望活動を継続するとともに、航空会社や関係機関との一層の情報共有を図り、一日も早い就航に向け、取り組んでまいりたいと考えております。次に、道の駅の在り方についてでありますが、検討を進める上では、さきの第1回定例会で議員のご質問にお答えしたとおり、防災の観点はもとより、地方創生、観光などの様々な観点が必要と考えており、また、旭川紋別自動車道、オホーツク紋別空港及び各観光施設などの活性化につながる拠点の一つと捉えておりますので、引き続き検討してまいりたいと考えております。次に、植樹、育樹の推進についてであります。1点目の道民ひとり1本植樹・育樹運動と関連づけたオホーツク魚の市民植樹祭の深化、推進についてでありますが、本市における植樹活動は、紋別漁業協同組合女性部が中心となり、昭和35年から始まり、平成8年からは農林水産などの関係者が組織するオホーツク魚の市民植樹祭実行委員会が主催となり、植樹祭を進めてきた経過にあります。植樹活動の内容につきましては、実行委員会を開催し、決定しておりますので、議員のご提案の内容を含め、実行委員会の中で検討したいと考えております。2点目の市制施行70周年を記念した新たな植樹会場の選定についてでありますが、議員のご提案の大山町4丁目の旧学校予定地につきましては、造成された際に起伏を修正し、砂利などが入れられており、さらには、造成後に地滑りの兆候も見られました。そのため、植樹が可能な場所であるか、調査をさせていただき、植樹が可能と判断された場合、実行委員会の中で次の植樹祭候補地として検討させていただきたいと考えております。次に、市役所庁舎前庭の彫像や碑、樹木についてであります。彫像及び碑につきましては紋別市の歴史にとって大変貴重なものであると考えており、市民の目に触れる場所を移設先として検討しているところであり、樹木につきましては、樹木の状態を確認し、可能な限り、紋別公園などへの移植を検討しているところであります。開基100年記念樹のヤチダモにつきましては、新庁舎建設工事の範囲から離れた場所にあることから、新庁舎建設後も引き続き保存していく考えであります。次に、紋別市職員の給与について、ラスパイレス指数から考えるについてであります。本市職員の給与につきましては、議員のご指摘のとおり、地方公務員法第24条第1項の職務給の原則、同じく第2項の均衡の原則に基づき、国家公務員の給与に準拠し、決定しております。ラスパイレス指数は、国家公務員の給与水準を100として、地方公務員の給与水準を示す指数でありますが、本市のラスパイレス指数は、直近の令和5年度で94.6となっており、この数値は、全道35市中33位、オホーツク管内でも18市町村中最下位と、他市町村と比較しても低い数値にあります。ラスパイレス指数をもって本市職員の給与が高い、低いとの比較は一概にできませんが、職員の人生設計に大きな影響を与えるほどの状況ではないと認識しております。低過ぎるラスパイレス指数は職員確保や職員のモチベーションの面でもマイナスのイメージとして伝わりかねないことから、本市のラスパイレス指数の傾向として、中間層においてやや低い傾向があるため、平成29年度と令和4年度に昇格に必要となる在級年数の短縮を行うなど、改善を図っているところであります。また、近年の人事院勧告において、初任給を含む若年層を中心とした大幅な給与の引上げ改定が進んでおり、今後も、国の動向を注視しながら、適切な給与水準となるよう、適宜、見直しを図ってまいりたいと考えております。以上で答弁を終わらせていただきます。(降壇)
質問 4番 橘有三
消防水利充足率は、やはり低いのですね。十分に協議し、脆弱性というものを把握して適切な対応を図ることをお願いいたします。防雪、これは、何せ、先ほども申したように、これほどかかってまだ紋別までたどり着いていません。どうやって、紋別まで早く持ってくるか、いろいろな考え方があるでしょうけれども、今は国道238号、今度の旭川紋別自動車道は国道450号となっていて、どう考えても2本が来るとは思えません。どこかでつなげて活用というようなことが現実的ではないかなと思っております。そうなると、今の15キロメートル区間で、防雪対策ができたとは必ずしも言えないと思うのです。もっと言うならば、オホーツクラインの238号の全域を防雪にしなければならないぐらいとも考えておりますので、今後とも、要望活動、また、いろいろな提案をよろしくお願いいたします。丘珠-紋別便であります。今、地域医療の確保についてお話をいただきましたけれども、紋別市としての医療課題である広域紋別病院の常勤医師、非常勤医師の数、そして、非常勤医師の紋別市への出張手段、また、その経費について承知しておられましたら、お答えください。
答弁 広域病院連携推進室長 長谷川哲也
お答えいたします。常勤医師の数、非常勤の医師の数、移動に係る経費についてです。今、広域紋別病院の常勤医の数は12名となってございます。これは、開院時の医師の数とあまり変わらない状況にまで、今、医師の数が減ってきておりまして、通常診療においてかなり大きな影響があるという状況で、かなり厳しい病院運営をさせていただいています。そんな中でも、市民の医療に迷惑をかけないようにということで、かなりの非常勤の医師が今来ておりまして、もともと非常勤医師で構成していた診療科である眼科や耳鼻科や皮膚科などのほか、メインの診療科である内科にも非常勤の先生がかなり来ております。札幌からの応援も当然ございますけれども、おっしゃったとおり、移動手段として、札幌-紋別間というのは、バス、もしくは、途中までJRで来て送迎をさせていただくことになります。以前は車で対応していたのですけれども、現状、今、運転手が不在となっておりますので、送迎についてはタクシーで対応しているということで、経費もかなりかかっている状況でございます。もし札幌-紋別間の移動が飛行機に振り替わったら負担は軽減されるとも期待されていますけれども、現状、バスで来ていただいている方もいらっしゃいますので、直ちにかなり効果があるかどうかを算出するのは難しいところです。ただ、移動時間は短くなります。医師の方は、特に忙しい方が多くて、拘束される時間が短くなるといいますか、短時間で都市間移動ができるようになりますと、常勤、非常勤にかかわらず、医師の確保対策については有用だと考えてございます。
質問 4番 橘有三
ということは、丘珠-紋別便というものは、常勤医、非常勤医、出張医の確保を図る上で最大のアピールポイントと言っても差し支えないですか。
答弁 広域病院連携推進室長 長谷川哲也
答弁でもございましたけれども、今、地域医療の確保が非常に難しいという中、交通インフラの整備というのはアピールポイントの非常に大きな部分を占めると考えてございます。
質問 4番 橘有三
そのほか、いろいろな効果もありまして、市民の道央圏への通院、また、治療等にも非常に有用だと思います。丘珠から紋別は大体45分で飛ぶと伺っておるわけでありますけれども、そこでどうやったらこの路線が開設できるのかということであります。仄聞しますに、まず、北海道エアシステムは、現在、4機の機材だけれども、4機の機材では紋別路線を開設することは難しい、一番のポイントは機材がないことだと伺っておりますけれども、市のご理解もそれでよろしゅうございますか。
答弁 観光空港対策室参事 川代悦矢
お答えします。いろいろと意見交換等をさせていただいている中で、HACが新たな路線を就航する際、課題として5機目の機材購入が必要であるということは情報共有の中で伺っております。
質問 4番 橘有三
調べますと、現在、HACはフランスの航空機メーカーのATR社のATR42-600という座席数48席の機材を4機所有し、飛ばしているようであります。非常に高い快適性と環境性能、低燃費で低騒音、しかも、寒冷地での運航実績を持つ新鋭機だというふうに伺っております。この機材をどうHACが確保するのかということで、調べますと自治体が出資している例がありました。兵庫県です。但馬空港の但馬-伊丹便の維持のために機材に出資しているというのです。それから、飛ばす以上、持続的に永続的にということになれば、当然のことですけれども、一定数の搭乗数を確保しなければいけません。そうなると、以前、丘珠便が飛んでいたときもそうですけれども、赤字を補塡するというような考え方もあるでしょうし、現在の羽田便のように利用促進の観点から利用者への補助というものも考えられると思います。なおかつ、HACでは、去年と今年、丘珠の除雪体制が非常に悪く、75%しか運航できなかったと言うのです。ということは、4分の1が飛べなかったのです。それによって、HACは、今年、なかなか厳しい財政状況にあるというようなことも伺っております。こういう点を市としても十分に把握し、いろいろなケースを考えてみる必要があるのではないでしょうか。何とか丘珠便を飛ばすという前向きな姿勢で十分に調査研究するべきだと思いますけれども、いかがでしょうか。
答弁 観光空港対策室参事 川代悦矢
航空会社への支援ということでは、但馬空港で機材の支援をしていてるということはちらっと聞いてございます。ただ、そのように一部を市が負担するということになると様々な課題もございます。医師確保に対する効果は大きいということは理解しているのですけれども、市としてどこまで負担ができるのか、市民の理解はもちろん、空港のニーズなども考慮する必要があると考えてございまして、まずは、航空会社や関係機関と情報共有を図って、就航に向けて協議を重ねていきたいと考えてございます。
質問 4番 橘有三
各種、いろいろな情報を得て、よろしくお願いいたします。道の駅の在り方ですけれども、私は、なるべく早く、その場所を含めて検討するべきだと思います。道路が来てからではなく、道の駅ができることによって、その終点がどこになるかというようなことになると思いますので、ぜひ引き続き前向きな検討をお願いいたします。次に、植樹についてです。大山町4丁目の場所は、先ほどの答弁でもありましたけれども、地滑りのおそれがあると私も以前から伺っております。山麓を切り開いたのですから、そういうおそれは当然あるのですけれども、未来永劫、あのままにしておくのではなく、もともと山だったところに木を植え、山に復元したら、地滑りのおそれも軽減されると思うのですよ。あのままの状態で放置し続けるほうが問題だと思います。あれだけの広大な土地です。前に私は道都大学の建物を解体し、桜やコブシを植えたらいいという話もしましたけれども、まさに貴重な大山の山麓を再び自然に戻す、そこには、市制施行70年、5年後に来る紋別開基150年に向けて、市民総出、教育機関も含め、土壌の問題もあるでしょうけれども、傷めた自然を復元し、すばらしい桜やコブシの森にするという考え方もあります。あの広大な土地をあのまま放置し続けるのでしょうか。その点、今のことと関連させ、お答え願います。木を植えることはそういう課題を解消することにも効果的だと思いませんか。
答弁 農政林務課長 中村雅俊
お答えいたします。あの場所は、もともと山だったということはあります。数年前に現場を見たこともあるのですけれども、広葉樹がかなり生えてきておりました。植樹に当たって、きれいに整地し、新しく客土をする必要があるところもあると思うのですけれども、現状、広葉樹が生えているので、それを生かしながら、これから植樹活動をする場所として使えるのかどうか、そういう点も含め、実行委員会の中で検討したいと考えております。
質問 4番 橘有三
道民ひとり1本植樹・育樹運動、また、ゼロカーボンからも、ぜひ、あの広大な土地の緑化、植樹についてご検討をいただきたいと思います。次に、市役所前庭のことです。私は、国家においても地域においても歴史とか文化というものは非常に大事なものだと考えておりますし、やはり、尊敬と品位というものはそこにあるのではないかと常々思うわけであります。この前旧庁舎の地下室が出てきましたね。私も見てきました。記録を見ますと、地下室を600円で補強したと書いていますから、相当力を入れてつくったものだろうと思いますけれども、あの工事が始まったので、いやいや、これはどういうふうにお考えかなというのが今回の質問でありますけれども、前向きな答弁をいただきました。私としては、個人的には、あの像、芸術院会員の像も、それから、碑も、中央公園あたりに移してはどうか、まちなか芸術館もある、博物館もあるという観点から、そういったこともいいと思いますけれども、博物館長、紋別市の文化財保護の条例の目的を教えてください。
答弁 博物館長 大屋洋一
紋別市文化財保護条例に関しまして、博物館の所管事項ということで、私からご説明させていただきます。目的が文化財保護条例の第1条に規定されてございまして、読み上げをさせていただきます。「この条例は文化財保護法(中略)及び北海道文化財保護条例(中略)に基づき、その指定を受けた文化財以外で紋別市(中略)の区域内に存するもののうち、市にとって重要なものについて保存及び活用のため必要な措置を講じ、文化的遺産のいん滅を防止し、市民の郷土に対する認識を深めるとともに教育学術及び文化の向上に資することを目的とする。」と規定されてございます。
質問 4番 橘有三
続いて、その中には調査会が規定されていると思うのですけれども、その調査会の所掌事項というのはどのようになっていますか。
答弁 博物館長 大屋洋一
所掌事項についてご説明をさせていただきます。先ほど申し上げました市の区域内に存する文化財の収集、調査及び研究に関することが所掌事項とされております。
質問 4番 橘有三
この議場での提案ということもありますけれども、紋別市には文化財保護条例も文化財調査会もあるわけですから、そういったところで、今後、様々な課題について議論をしたり、答申をしたりしていただきたいと考えますけれども、いかがでしょうか。
答弁 博物館長 大屋洋一
今年度もこれから文化財調査会等がございます。ただいまの議員のご質問を踏まえ、そういったことについて諮問等を検討してまいりたいと考えております。
質問 4番 橘有三
樹木でありますけれども、今回、庁舎のいろいろなものを見ますと、植栽についてはほとんど見られませんでした。庁舎周辺の植栽についてはどのようなご計画でありますか。
答弁 土木課長 谷口隆行
お答えします。現在計画している庁舎周りの樹木等についてですが、大きな樹木を植えるということは考えておりません。質問の中でも出ていました100年記念樹のヤチダモが庁舎の際に立つほか、小さい花壇というようなことです。ただ、今回の庁舎の前面に中央公園が配置されるというような位置関係になりますので、緑については中央公園で補うというようなことで考えております。
質問 4番 橘有三
長年、前庭にあった樹木でありますので、中央公園を含め、いろいろとご検討をいただきたいと思います。また、紋別公園の上の青年の家の跡地です。この前に行ってみましたら、戦没者の慰霊碑もありますけれども、そのままになっています。あそこも、公園ですから、非常にいい移植場所になると思います。樹木を動かすとなると、根回しなどもする必要があり、結構な時間が要りますけれども、あの樹木は切ることなく、大切にしていくということでよろしいですか。
答弁 土木課長 谷口隆行
議員のおっしゃるとおり、樹木に関しては移植を前提に今後検討していくというところで考えております。
質問 4番 橘有三
紋別市職員の給与は高いのか、低いのか、ラスパイレス指数から問題を提起させていただきましたけれども、これは非常に大事なことだと思います。もともと100を超えるようなところについてもいろいろな問題があります。それから、公務員の給与をめぐっては、わたりのほか、地域手当、住宅手当の問題があり、先般も住宅手当については報道されておりました。私個人的に、住宅手当については、北海道のように官舎があるわけでもないですし、借りると言ったってあまりない、そして、市の職員の人にはここに定住してほしいということがあります。特殊な北海道の事情もありますけれども、全国的な傾向を見ますと、なかなか厳しい状況を迎えるかもしれません。そういったことから、職員の給与、処遇については真剣に庁内でご検討をいただきたいと思います。