みんなの議会

紋別市議会 令和6年第2回定例会 2024年6月10日

(1)高齢者福祉について/(2)DXの推進について/(3)移住施策及び企業誘致について/(4)中学校部活動の地域移行について

2024年6月10日、紋別市議会の一般質問で、宮川法親議員が「高齢者福祉について」「DXの推進について」「移住施策及び企業誘致について」「中学校部活動の地域移行について」について質問し、市長 宮川良一、教育長 牧野昌教、介護保険課長 飯田欣也、DX推進室参事 茂手木美紀子、DX推進室参事 尾碕慎一、新庁舎建設準備室長 得永恭志、企画調整課長 大野貴光、商工労働課長 住出晋一が答弁しました。

質問者
宮川法親 議員
答弁者
市長 宮川良一、教育長 牧野昌教、介護保険課長 飯田欣也、DX推進室参事 茂手木美紀子、DX推進室参事 尾碕慎一、新庁舎建設準備室長 得永恭志、企画調整課長 大野貴光、商工労働課長 住出晋一

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 8番 宮川法親

私は、希望の会の一員として、さきに通告した事項について質問をいたします。初めに、高齢者福祉についてお尋ねいたします。本年3月に第9期紋別市高齢者福祉計画及び介護保険事業計画が策定されました。いわゆる団塊の世代が75歳以上となる2025年を目前に控えた中、当市における高齢者に関する保健福祉事業並びに介護保険事業についての総合的な計画であり、今後3年間の取り組むべき課題と目標が定められた非常に重要な計画であると認識しております。策定に当たられた委員会の識者の皆様には心から敬意を表するところであります。本計画によれば、当市の総人口に占める65歳以上の高齢者数は、令和5年度の7,569名から令和8年度では7,397名へと減少するものの、高齢者比率は、令和5年度の37.1%から令和8年度で1ポイント増の38.1%と推計されており、要介護等認定者数はほぼ横ばいの1,756名と見込まれております。そうした状況下において、今後も可能な限り、住み慣れたこの地域で暮らし続けることのできる環境をつくるために、人材確保を含めた各種高齢者サービスの提供体制強化と効果的な関係機関の連携を図るための取組が必要であるとの認識に立ち、以下、3点についてお尋ねいたします。1点目に、本計画の策定に当たって基本指針とされている介護サービス基盤の計画的な整備に関連しての質問です。本計画では、令和3年度以降の各高齢者福祉サービスの利用実績に基づき、令和6年度から令和8年度までの各サービス利用見込みが算出されております。私は、令和5年第4回定例会の一般質問でも述べたように、限られた地域福祉資源の中で地域ニーズに対応したサービス提供を行うためには、計画段階におけるサービス見込量の誤差を可能な限り精査し、より実効性の高い計画策定が求められるものと考えております。その上で、本計画に示されている在宅サービスの中で、訪問看護の利用量見込みが令和4年度の実績値との比較で2倍近くとなっていることについて、その理由や算出の根拠、そして、倍増が見込まれる当該サービスについて、現状、当市におけるサービス提供体制が充足されているのか、また、その見込みがあるのか、お尋ねいたします。2点目に、本計画策定に当たって、二つ目の基本指針である地域包括ケアシステムの深化・推進に向けた取組に関連してお尋ねいたします。広域紋別病院におきまして、令和5年度から令和9年度までを計画期間とする経営強化プランが策定されております。ここでは、地域医療構想に基づき、大幅な病床転換のプランが示され、令和7年度には、現在ある急性期病床を含め、48床を地域包括ケア病棟へ転換する計画が示されました。私は当市における地域包括ケアシステムの深化・推進において地域センター病院である広域紋別病院の果たす役割は非常に大きなものがあると考えておりますが、それゆえに、広域紋別病院が経営強化プランにおいて示す今後の大きな方向性がこのたびの第9期紋別市高齢者福祉計画及び介護保険事業計画策定にどのように影響し、または、関連し合っているのか、お知らせください。3点目に、地域包括ケアシステムの深化・推進に加え、基本指針の三つ目となる地域包括ケアシステムを支える介護人材確保及び介護現場の生産性向上に関連する質問です。地域包括ケアシステムの根幹を担う在宅医療推進のため、昨年、紋別医師会において在宅医療部会が新設されました。今後、当市における在宅医療推進が見込まれるとともに、医療と介護の多職種による一層の連携強化が求められます。そのためにも、私は、医療・介護関係者が相互理解を深め、医療や介護の必要な高齢者の情報について関係者間で共有しやすい環境をつくることが重要であり、そのためにも、行政としてより効果的な手法やルールづくりについて調査研究を進め、関係者間で共有を図る取組が必要であると考えております。東京都足立区では、医療・介護関係者の情報共有推進のため、メディカルケアステーションというICTツールの導入を推進、令和元年より、限定地区における実証実験を行い、令和3年度からは区全域での活用を推奨しています。また、大分県別府市では、自治体と介護事業者間の連携したクラウド型の情報共有システムを令和5年から採用、認定審査会の進捗状況がデジタル端末で即時確認できるなど、業務の効率化が図られていると聞きます。こうしたデジタル技術の活用により、関係者間の情報共有がスムーズに行える環境を整備することは、医療機関やサービス事業者のみならず、自治体側の業務改善にもつながり、さらには、それぞれのサービスの質の向上にも寄与するものであることから、直ちに自治体が主導的に導入に向けた調査研究並びに関係者との協議を進めるべきであると考えますが、市の見解をお尋ねいたします。次に、DX推進事業についてお伺いいたします。紋別市DX推進方針に基づき、今年度の市政執行方針では、市への申請手続のオンライン化の推進、電子入札システムの導入、文書管理システム及び電子決裁の導入によるペーパーレス化の推進とテレワークの導入等について触れられ、第1回定例会において1億円規模のDX関連予算が可決されたところであります。今後、DX推進アドバイザーやデジタル人材派遣の活用により、当市におけるDX推進が図られ、業務効率化に伴う職員の負担軽減と行政サービスの向上が進展することを心から期待するとともに、議会としても、この自治体DX推進の流れに取り残されることのないよう、鋭意、調査研究を進めていかなければならないと感じるところであります。その上で、当市のDX推進に関連し、以下、5点についてお尋ねいたします。1点目に、総務省の調査によりますと、令和4年末の全国市区町村のAI導入率は約45%となっており、既に多くの自治体で導入が進み、また、多くの活用事例も示されております。とりわけ、その中でも、私は、議事録作成作業の短縮に効果の見込める音声テキスト化サービスについて、当市においても導入を進めるべきであると考えますが、そのような予定や協議の状況についてお知らせください。2点目に、当市において既に導入されている市公式LINEアカウントにおけるAIチャットボットの活用についてであります。私も、生成AI等の導入による問合せ対応については、業務の軽減上も有効な手段の一つであると認識しております。第1回定例会の予算特別委員会の答弁の中で令和6年2月時点での市公式LINEの登録者数は4,400名ほどとありましたが、そのうちどれだけの方がこのAIチャットボットを利用し、それによって職員の業務軽減にどの程度効果があったのか、お知らせください。3点目に、AI-OCRの活用についてであります。当市では、令和3年度よりAI-OCRを導入し、行政文書の読み取り、データ化が進められていると伺っております。その上で、今後の行政運営に当たって、生成AI等の活用を検討する場合、一定期間、過去の紙資料についてデータ化を進め、当市独自のデータセットの作成準備を進める必要があると考えますが、市の見解をお聞かせください。4点目に、自治体DXの推進に当たっては、自治体DXの取組と併せて取り組むべき事項として、「すべての地域がデジタル化によるメリットを享受できる地域社会のデジタル化を集中的に推進する」こととされており、紋別市DX推進方針においては、地域社会のデジタル化に係る事例集等を参考としながら、医療、健康、福祉、環境、交通、観光、教育など、幅広い分野の事業において、地域課題に応じたデジタル実装の取組を推進していくこととしております。地域全体のデジタル化を推進することが多くの課題解決につながるものと私も認識をしており、前述の福祉分野で提起した情報共有の取組は、まさにこのことに該当すると思いますが、その他の分野におけるデジタル実装の取組について、現在、市が検討や協議を進めているものについてお知らせください。5点目に、地域アプリの導入についてであります。行政情報のほか、地域の飲食店などやイベント情報の掲載、さらには、市への各種申請機能や紋太ポイント機能、市内施設の空き情報や予約機能、市民の皆さんの関心が高い除排雪の情報など、地域性の高い情報を盛り込んだ当市独自の地域アプリの導入は、住民の皆さんの利便性向上はもとより、多言語対応とすることで、外国人実習生の皆さんや海外からの旅行者の皆さんが地域の情報を得やすくなり、より快適かつ安全に紋別で過ごしていただけることで多方面への効果が期待できるものと考えます。そのような紋別版地域アプリの開発と導入を進めるべきであると考えますが、市の見解をお知らせください。次に、移住施策及び企業誘致についてであります。5月9日付の地元紙にて、令和5年度のU・Iターンに伴う転入が令和4年度より4人増加の37人であったとの報道がありました。記事によると、おためし暮らし体験住宅の利用世帯数や令和5年に公開された紋別市の移住PR動画の再生数も堅調な伸びを見せているとのことであり、担当課からのコメントとして、都市部の子育て世代に対する動画の訴求効果がこれから現れてくるものと期待するとあったとおり、当市の第2期総合戦略に掲げる令和6年度の移住及び2地域居住者数49名という目標達成に向けても子育て世代の移住につながることを大いに期待するものであります。人口減少が深刻な当市において、行政、議会、そして市民の皆様にもご協力をいただき、官民一丸となって移住施策の推進に取り組まなければならないとの認識に立ち、以下、2点についてお尋ねいたします。1点目に、移住支援金制度の活用についてであります。北海道では、道内へのU・Iターン就職を促進するため、東京23区から道内に移住して、移住支援金対象法人に就業した方や、東京23区での仕事を継続するテレワーク移住の方などについて移住支援金が支給される制度を設けており、当市も移住支援金対象の市町村に含まれております。財源については、国が半額、残りを道と市で折半するといった制度であり、当市における移住施策の促進においても本制度の積極的なPRと活用が必要であると考えますが、市の見解をお知らせください。2点目に、令和5年第4回定例会において質問させていただきましたサテライトオフィス誘致の取組についてであります。その際の市長答弁では、サテライトオフィスの受入れに当たって、他の自治体では、テレワーク環境や宿泊施設を整備した共有型のサテライトオフィスを設置し、お試しとしての利用も提供しながら誘致を促進していく事例や空き家を活用する事例も見受けられることから、今後、企業のニーズなどを把握し、検討してまいりたいとのことでありました。その後の検討状況についてお尋ねするとともに、デジタル田園都市国家構想交付金を活用したコワーキングスペースやシェアオフィス機能を完備したテレワーク推進拠点の整備並びに企業誘致に関して実績のある民間企業との連携なども有効な手段だと考えますが、それらに対する市の見解についても併せてお聞かせください。次に、中学校部活動の地域移行についてであります。紋別市部活動の地域移行に関する推進計画に基づき、令和8年度からの本格的な地域移行を前に、この4月から一部の部活動において他校の生徒を受け入れる拠点校方式が導入されています。私ども希望の会と市政会にて市内中学校を視察させていただいた5月上旬の時点では、野球部と女子バスケットボール部は潮見中学校が拠点校に、女子バレーボール部は紋別中学校が拠点校に、そして、吹奏学部は紋別中学校が単独で実施し、渚滑中学校の生徒1名が拠点校となる潮見中学校に参加しているとのことでありました。今後は、部活動コーディネーターが配置され、拠点校方式による部活動の制度周知、部活動バスやハイヤーの連絡調整、拠点校の顧問との連携による管理事務の引継ぎなどを行っていくとともに、地域クラブへの本格移行へ向けた準備が進められていくものと思います。その上で、以下、3点についてお尋ねいたします。1点目に、紋別市部活動の地域移行に関する推進計画には、これまでの学校部活動が生徒の責任感や連帯感の涵養、自主性の育成に寄与しており、また、学校教育の一環として行われてきた部活動は人間関係の構築、自己肯定感や意欲の向上にも大きく貢献してきたとして、その意義が明記されています。私は、このたびの部活動の地域移行というものが、こうした教育的役割も含めて、今後は地域がそれを担っていくということと理解しておりますし、その意義が失われてしまうような地域クラブの在り方ではあってはならないと考えておりますが、これまで学校部活動が担ってきた教育的役割に関する地域クラブ移行後の市の方針についてお聞かせください。2点目に、私どもが中学校を視察させていただいた時点において、現状の中学校部活動入部率は全体で52%程度だと伺いました。私は、決してこの数値が高いものとは思えませんが、市としてこの状況をどのように捉えているのか、また、地域クラブへの本格移行に当たって、具体的にどの程度の加入率を目標とし、また、そのためにどのような取組を検討されるお考えなのか、お知らせください。3点目に、地域クラブ加入に当たっての保護者の経済的負担についてであります。北海道が令和4年に実施した部活動の地域移行に関するアンケート調査によれば、学校部活動に所属している中学生の保護者が1年間で負担している部費や遠征費等の平均は年額で1万6,400円程度との結果でありました。令和8年度以降、当市においては平日も含めた全面地域移行を計画しているわけでありますが、子どもが地域クラブに加入した際の保護者負担について、保護者の皆さんから不安の声を耳にいたします。現時点で地域クラブ移行後の保護者負担をどのように想定されているのか、現状の学校部活動における保護者負担と比較して過度な負担とならないのか、そのことについて運営主体とされる民間事業者とはどのような協議を進めるお考えでいるのか、お知らせください。以上で私の質問を終わらせていただきますが、再質問は留保いたします。(降壇)

答弁 市長 宮川良一(市長は2025年6月まで)

それでは、宮川法親議員のご質問にお答えいたします。初めに、高齢者福祉についてであります。1点目の第9期紋別市介護保険事業計画のサービス見込量と提供体制についてでありますが、訪問看護の利用量の見込みが増加していることの理由と算出根拠につきましては、近年のサービス利用量の増加に加え、本計画期間中に訪問診療が始まることにより、在宅での医療的ケアのニーズが高まることが想定される中、訪問看護事業所が令和5年に新規開設したことを根拠として、サービス見込量を算出しております。また、サービス提供体制につきましては、充足されておりますが、継続的な介護スタッフの確保が課題であります。2点目の広域紋別病院経営強化プランとの関連についてでありますが、第9期紋別市介護保険事業計画との関連につきましては、地域包括ケア病棟への転換により、患者が術後などに十分なリハビリテーション期間が設けられることで、医療的ケアが必要な状況から、訪問看護などの介護サービスを活用し、在宅生活に復帰できる可能性が高まるものと考えております。3点目の福祉分野における情報共有についてでありますが、慢性的な人手不足が継続する中、業務の効率化などが急務でありますが、現在、厚生労働省により介護事業所や医療機関等で情報の共有を図る介護情報基盤の構築が進められているところであります。これにより、ケアプランや主治医意見書、要介護認定情報などの各情報の共有が可能となり、業務の効率化が図られるものとされております。今後、共有する情報及び関係者の範囲や個人情報保護、技術的な課題などの精査が進み、令和8年度から全国の自治体で実施することが予定されていることを踏まえ、広域紋別病院が中心となる地域医療連携推進法人オホーツク西紋医療ケアネットワーク及び市内の介護事業所と連携し、情報共有に取り組んでまいりたいと考えております。次に、DXの推進についてであります。1点目の音声テキスト化サービスの活用についてでありますが、本市においては、令和3年度から導入し、議事録や会議録などの文字起こしに活用しております。2点目のAIチャットボットの利用状況についてでありますが、市LINE公式アカウントにおける本年2月の利用状況につきましては約500件程度で、直近の5月は430件ほどのお問合せがあり、電話や窓口での対応が減ることから、職員の負担軽減につながっているものと考えております。3点目の行政文書のデータ化についてでありますが、本年度に予定している文書管理システムの導入に合わせて、新規の行政文書からデータ化を行う予定であります。過去の文書につきましては、平成16年よりデータでの保存を行っている議会の会議録など、データ化が完了している文書も一部あるものの、大半の保存文書はデータ化がされていない状況であり、費用面などの課題もあることからデータ化は考えておりません。このことから、将来的に生成AIの学習に必要なデータセットを作成する場合は新規文書のデータを活用する考えであります。4点目の地域社会のデジタル化についてでありますが、本年度予定している主な事業といたしましては、市立保育所の登園、降園の管理、保護者との連絡など、保育所業務のデジタル化や生涯学習課が開催している地域社会のデジタル化、デジタルデバイドの解消を目的とした講座のより実用的な内容への拡充のほか、地理情報システムを用いた航空写真やハザードマップなどの一般公開の準備などを進めております。5点目の地域アプリの導入検討についてでありますが、現在運用中の市LINE公式アカウントにおいて利用している住民票等の休日交付予約などの簡易的な予約や通報機能のほかに、本年度予定している機能拡張では、施設予約やマイナンバーカードと連携した住民票や税関係証明書などの各種オンライン申請を行うことができるなど、様々なサービスの提供が可能となることから、新たなアプリの開発は行わずに市LINE公式アカウントを活用する考えであります。次に、移住施策及び企業誘致についてであります。1点目の移住支援金制度の活用についてでありますが、本制度につきましては、首都圏からの移住促進と併せて企業の人材不足の解消に効果が期待できると考えておりますことから、今後は、市内企業に対して制度を活用した求人活動を促すなど、本市独自の制度だけではなく、国や北海道の移住関連制度の有効活用に向けた周知方法を検討してまいります。2点目のサテライトオフィスの誘致に関し、現在の検討状況についてでありますが、本市においては、市が所有する遊休施設の活用や中心市街地の活性化に向けたまちづくり事業との一体的な取組が必要と考えているところであり、多くの企業に利用していただけるような魅力的な施設の整備と広報活動を実施していくため、民間企業のノウハウを活用した取組について検討を進めているところであります。また、デジタル田園都市国家構想交付金を活用したテレワークの推進拠点とする施設の整備につきましては移住の促進や財源の確保を図る上で有効な手段であると考えております。今後につきましては、地域活性化起業人の活用による民間企業との連携など、本市の実情に適したより具体的な取組について、引き続き検討を進めてまいりたいと考えております。以上で答弁を終わらせていただきますが、教育問題につきましては教育長より答弁いたします。(降壇)

答弁 教育長 牧野昌教(教育長は2026年3月まで)

それでは、宮川法親議員のご質問にお答えいたします。中学校部活動の地域移行についてであります。1点目の地域クラブ移行後の市の方針についてですが、地域クラブ活動は、国のガイドラインにおいても、スポーツ・文化芸術活動が有する教育的意義のみならず、集団の中で仲間と切磋琢磨することや学校の授業とは違った場所で生徒が活躍することなど、生徒の望ましい成長を保障することとされております。教育委員会としましては、中学校部活動同様、教育的意義は継続するものと考えており、持続可能な活動に向け、取組を進めてまいります。2点目の中学校部活動の加入率についてですが、中学生の放課後活動の多様化や部活動設置種目と希望種目のミスマッチなどが要因となり、低い加入率にとどまっていると認識しております。地域クラブでは、小学生から高校生まで継続して取り組める種目の決定や、潜在的なニーズにも可能な限り応えられるよう、柔軟な種目設定を行い、加入率を高めてまいりたいと考えております。3点目の地域クラブ加入に当たっての保護者の経済的な負担についてでありますが、令和8年度に設置予定の地域クラブは、部活動の後継組織といった性質を有することから、保護者負担に関しましても、部活動と同様に低廉な費用負担で誰もが参加しやすい仕組みとする必要があると考えております。地域クラブ移行後は学校活動の安全保障として現在加入している日本スポーツ振興センター災害共済給付の適用外となることから、この部分に対応した新たな保険費用を保護者に負担していただくことを考えております。以上、答弁といたします。(降壇)

再質問 8番 宮川法親

それでは、数点、再質問させていただきたいと思います。初めに、訪問看護の充足率についてです。訪問診療、在宅医療の推進に伴う訪問看護需要の増も計画に見込んでいただいているということでございました。その上で、体制的には、現状、充足されているという市長の答弁でしたけれども、訪問看護事業所の増加があったということです。事業所数としては、今、4事業所程度あろうかと思いますけれども、訪問看護師自体の増加はどの程度あったのでしょうか。

答弁 介護保険課長 飯田欣也(介護保険課長は2024年6月まで)

お答えいたします。新しくできた訪問看護ステーションといいますか、令和5年に立ち上がったところについては看護師が3名というふうにお聞きしておりますので、その分が純増になっているということでございます。

再質問 8番 宮川法親

計画では見込み利用量が倍近くなるということでしたが、3名の増加で本当に充足しているのか、3名増加する前の看護師の人数がもし分かれば教えてください。

答弁 介護保険課長 飯田欣也(介護保険課長は2024年6月まで)

すみません。今、手元に数字がなく、それについては分からないのですけれども、1事業所が増え、3名増となり、この後、どのような見込みになるか、また、新しく訪問看護事業所が立ち上がるということも少ないものですから、北海道にも問合せをするとともに、保健所など、ノウハウがあるところにお聞きして、そういったことも加味しまして充足されているということで、サービス料の増加についてもアドバイスをいただいた中で算定してございます。

再質問 8番 宮川法親

これはあくまで介護サービス上の訪問看護の見込み量ということだと思いますが、訪問診療が始まるということで、同時に医療保険での訪問看護サービスの増も見込めるかと思いますが、それと案分しての介護の部分の増で見込んでいるという理解でよろしいですか。

答弁 介護保険課長 飯田欣也(介護保険課長は2024年6月まで)

お答えいたします。基本的に、介護保険では2号被保険者であれば40歳から64歳まで、通常は65歳以上が介護保険の対象者ですけれども、16種類の疾病に関しては40歳から64歳でも介護保険の対象になるというようなことで、介護保険の対象者の方については、請求は介護保険の報酬となります。そういった統計を取り、見込んでございます。

再質問 8番 宮川法親

続いて、福祉分野の情報共有の関係についてです。厚労省で進めているLIFEという情報共有のシステムのことかと思いますが、令和8年度からの実証に合わせ、市としても取り組んでいきたいというご答弁だったかと思います。質問の事例で紹介しました足立区で採用しているメディカルケアステーション、これはLINEのようなツールをイメージしていただけるといいかと思いますけれども、例えば、そういうもので、認定情報等もさることながら、現場で利用者や患者の床擦れの具合の写真を撮って、担当医にすぐに送ってはどうかと考えます。高齢者福祉の現場では事務業務も煩雑な状況がありまして、利用者の入退院の情報についても、一々、電話やファクスでやり取りをしているところもあり、そういったツールの活用によって大幅に業務改善が見込めるのではなかろうかと思います。厚労省の進めているものとは別に、日常業務においてもそういったツールを平時から活用してはどうでしょうか。今回、紋別市の強靱化計画にも情報伝達体制の必要性ということが書いてあります。特に、福祉分野では、安否確認が必要な高齢者の情報共有等においても平時からそういうツールを市の推奨の中で関連分野の皆さんが使い慣れておくということが災害時の対応においても必要なことと思いますが、その点について再度ご答弁いただきたいと思います。

答弁 介護保険課長 飯田欣也(介護保険課長は2024年6月まで)

お答えいたします。今ご質問がありましたLIFEについては、一部ではありますが、情報共有の中に入るということになっています。今、国で進めているのは、まず、介護保険の情報については、医療関係者が知り得ないものは本人同意に基づいて共有を図るということになっておりまして、基本的には、介護事業所と医療関係と自治体の間で効率を上げるといったコンセプトですし、今ご質問がありましたけれども、国で進めております介護情報基盤はそういったことも加味されていると理解しております。なお、今、意見聴取が行われていまして、必要な情報を共有すべく、積極的に発言し、使いやすいシステムになればと思っています。

再質問 8番 宮川法親

ぜひよろしくお願いいたします。次に、DXの関連でお尋ねいたします。1番の音声テキスト化サービスについては既に令和3年度から導入されているということですが、現行のシステムの活用している会議体の範囲です。例えば、この定例会の議事録もそのシステムを使っていらっしゃるのか、それについてお聞かせ願えますか。

答弁 DX推進室参事 茂手木美紀子

お答えします。議会の定例会はまた別ですけれども、臨時会や各委員会では活用しております。そのほか、教育委員会での定例の会議、あるいは、庁内での会議や研修などでも使用しております。

再質問 8番 宮川法親

ある会議では活用しているけれども、この会議では使用していないということでしたが、使用していないものはどのような体制でその議事録作成等を行っているのですか。

答弁 DX推進室参事 尾碕慎一(DX推進室参事は2024年6月まで)

先ほど茂手木参事から定例会には使っていないということはお答えさせていただいたのですけれども、そのことだと思ってお答えをさせていただきます。定例会につきましては非常にボリュームが大きいものですから、テキストに起こしたとしても誤差が結構あり、人の目をどうしても通さなければなりません。そのように、会議が長くなりますと、どうしても人手を取られてしまうということで、外部に委託して議事録を作成しております。

再質問 8番 宮川法親

システムの性能上の問題という理解でいいですか。

答弁 DX推進室参事 尾碕慎一(DX推進室参事は2024年6月まで)

お答えいたします。どうしても100%正確に変換できないものですから、それで人手がかかりますので、外部に委託し、迅速に議事録が作成できるようにということでそのような対応にしていると聞いております。

再質問 8番 宮川法親

定例会の議事録が私どもの手元に届くのは次の議会の前ということで、決して迅速な対応とは思えないのですが、それはどのようにお考えでしょうか。

再質問 8番 宮川法親

大変申し訳ございません。ただいまの再質問は取り下げさせていただきます。質問を変えます。先ほどの音声テキストサービスについてです。お答えできる範囲で結構ですが、新庁舎移行後も現行のシステムを利用していくというお考えでしょうか。

答弁 DX推進室参事 尾碕慎一(DX推進室参事は2024年6月まで)

お答えいたします。新庁舎移行後、変更するという話は聞いておりませんので、現行のままいくという認識でございます。(発言する者あり)

答弁 新庁舎建設準備室長 得永恭志(新庁舎建設準備室長は2024年6月まで)

お答えいたします。今のことについてですけれども、私は新庁舎建設準備室とDX推進室長も担当しているものですから、私からお答えいたします。新庁舎が建設され、新しい庁舎へ移った場合については新たなシステムを導入する考えでおります。

再質問 8番 宮川法親

次に、2点目の市の公式LINEのAIチャットボットについてです。月に400件から500件程度というご答弁だったかと思いますが、第1回定例会においてもチャットGPTの実証検証というようなこともありました。現行の公式LINEのシステム上に生成AIの機能拡張を持たせることは可能ですか。

答弁 企画調整課長 大野貴光

今のチャットボット機能というのは、単純なやり取りをしてホームページへ促すというような部分でございます。DXの中ではもうちょっと使い勝手のいいというのでしょうか、その先といいますか、AIを通じてやり取りできるようなことも拡張も考えておりますので、素っ気ない感じではなく、多分、そういうようなやり取りで、ご想像のものに導けるようなことを考えております。

再質問 8番 宮川法親

ぜひご検討のほど、よろしくお願いいたします。3点目のAI-OCRの活用による文書のデータ化についてであります。ふるさと納税等の議題でよく名前の出てくる宮崎県の都城市では、生成AIの活用検証のみならず、行政独自のネットワークシステムであるLGWAN環境で活用可能な生成AIの実証実験等も民間企業と共同開発をされているということで伺っておりますし、せんだっての北海道新聞には北海道の知事部局で生成AIの本格活用という記事もございました。そういった状況に鑑みますと、今後、自治体の中での生成AIの活用ということは、ユースケースも含め、どんどん進んでいくのだと思います。特に、今日、人手不足や人口減少の話もございましたけれども、紋別市として、今後、必要な政策立案等についても、こうしたデジタル技術の活用というのは人材不足の中では必要になっていくものと思っております。ご答弁では、平成16年以降、ある程度のデータ化は進んでいるということでございますが、特に議会の質問やその答弁に関連し、紋別市で生成AIを活用していく上で必要な学習をさせるための情報というのは、ある程度の期間とその情報の範囲を、相当高額だというご答弁がありましたけれども、ぜひご検討をいただければと思っておりますが、改めてご答弁をお願いいたします。

答弁 DX推進室参事 尾碕慎一(DX推進室参事は2024年6月まで)

お答えいたします。生成AIの学習のためのデータセットを用意する上で過去のデータも必要ではないかということだと認識しておりますが、当面は、新しい文書をデータ化してということを考えております。ただ、第1段階にもまだ入っていないものですから、まずは最新の文書からやってみてと考えております。過去データにつきましては、費用面もあるのですけれども、例えば、学習させる上でどういったデータを優先的にやればいいのか、そういったノウハウすらもない状態なので、今、詳しくお答えできないところでございます。申し訳ございません。

再質問 8番 宮川法親

先々の課題としてご検討をいただきたいと思いますが、各地でそういった活用が進む中では、今後、政策立案といいますか、市として取り組むことにどんどん差がついていってしまうのではないかなという不安がございますので、ぜひとも検討をよろしくお願いいたします。そして、デジタル実装の取組の関係についてです。確かに、デジタルデバイド対策ということで、生涯学習課なんかではLINE講座の取組をしていただいているかと思いますが、DX推進方針の中の若手職員等で構成されるワーキンググループ、まさに各分野での今後のデジタル実装について意見を出し合い、アイデアを持ち寄る、そうした機能の会議体かと思いますが、このワーキンググループの活動状況といいますか、どの程度の頻度で協議を進めていらっしゃるのか、教えていただけますか。

答弁 DX推進室参事 尾碕慎一(DX推進室参事は2024年6月まで)

お答えいたします。ワーキンググループにつきましては、計画作成の際に活動していたのですけれども、その後、活動はあまりしていないという状況でございます。

再質問 8番 宮川法親

それはあまりよろしくない状況かなと思います。やはり、様々なデジタル技術が進んでいく中、また、各自治体のいろいろなユースケースが出てくる中、日々、各分野において、部署を超えたアイデアの出し合いや意見の持ち寄りが私は必要だと思うのですが、それについてはいかがですか。

答弁 DX推進室参事 尾碕慎一(DX推進室参事は2024年6月まで)

お答えいたします。確かに議員がおっしゃるとおりだと思います。例えば、職員の中の研修などを通して、これから、意識共有や意見の交換を行っていきたいと思っております。

再質問 8番 宮川法親

DXについては以上となりまして、次に、移住施策に関し、移住支援金制度の活用についてです。質問でも申し上げたPR動画の視聴数が堅調な伸びを見せているということですが、私の記憶では、その動画の主人公の東京の出版社にお勤めのシングルマザーの方は、紋別への取材を通じ、最後はご自身も移住をされて地元のホテルに就職をされるというような結末でございました。そういうようなターゲットに対して作成された動画かと思いますけれども、移住支援金制度の紋別市の登録法人は現状何件で、どのような業種の法人なのか、教えてください。

答弁 商工労働課長 住出晋一

お答えいたします。現状、把握しておりますのは市内の企業で2件となっております。1件は製造業で、もう一件は通信関係の工事業の企業となっております。

再質問 8番 宮川法親

やはり、施策のつながりといいますか、連動性は非常に大事だと思うのですよね。画面上で読み取れませんけれども、恐らく20代から30代の若いシングルマザーの方を主人公とした動画をつくって、その移住支援の制度に登録している企業が2件しかいないということに政策的な矛盾を私は感じます。恐らく住出課長のコメントだったと思うのです。子育て世代への訴求効果はこれからとおっしゃったのであれば、やはり、ほかの移住した際のお仕事の関係の制度もきちっと活用して普及させ、それに必要な職種の企業に制度の周知も含めてしていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。最後に、部活動の関係です。大変丁寧なご答弁をいただきました。今後の加入率、あるいは、潜在ニーズの掘り起こし等にも努めていただけるということで非常に安心をいたしました。その上で、保護者負担のことですが、現状での地域移行に関しての国の財源措置の情報がもしございましたら、お願いしたいと思います。

答弁 教育長 牧野昌教(教育長は2026年3月まで)

今のところ、明確な財源補塡といいますか、そういったものは国から一切示されていない状況でございます。私は、5月に全国教育委員会協議会の教育長研修会に出席させていただきまして、その中で決議文を国に提出するということで北海道を代表して私が委員に選ばれましたが、その要請書の中でこれに関する恒常的な財源の措置を望むというようなものを文科省に出すように提案して受け入れられたところでございますし、そうした活動を今後とも国に対して続けていきたいと考えております。

出典:紋別市議会 令和6年第2回定例会 2024年6月10日 議事録 PDF(39ページ) 間違いを知らせる