紋別市議会 令和6年第1回定例会 2024年3月12日
(1)北見赤十字病院の通院バスの路線バスの正式運行について/(2)紋別市が保有する土地の利活用について/(3)日本語学校の設置について/(4)紋別市旅費支給条例における出張旅費の見直しについて/(5)部活動の地域移行について
2024年3月12日、紋別市議会の一般質問で、佐藤昌樹議員が「北見赤十字病院の通院バスの路線バスの正式運行について」「紋別市が保有する土地の利活用について」「日本語学校の設置について」「紋別市旅費支給条例における出張旅費の見直しについて」「部活動の地域移行について」について質問し、市長 宮川良一、教育長 牧野昌教、国際交流推進室参事 福井雅一、スポーツ振興課長 北西忠宏が答弁しました。
- 質問者
- 佐藤昌樹 議員
- 答弁者
- 市長 宮川良一、教育長 牧野昌教、国際交流推進室参事 福井雅一、スポーツ振興課長 北西忠宏
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質問 7番 佐藤昌樹
私は、希望の会の一員として、さきに通告した順に従い、質問をさせていただきます。初めに、能登半島地震により被害に遭われた皆様へ心からお見舞いを申し上げます。そして、ご家族や大切な方々を亡くされた皆様へ謹んでお悔やみを申し上げます。北見赤十字病院の通院バスの路線バスの正式運行についてお聞きします。オホーツク管内で唯一の3次救急医療機関である北見赤十字病院への通院に関わる市民の負担を軽減するため、令和4年11月1日から2度の延長をし、令和6年6月30日まで、北見赤十字病院通院バスの試験運行が行われるとのことでしたが、新聞記事によりますと、誰でも利用できる路線バス方式に改めて7月1日から正式運行することを決め、運行日は試験運行時と同じく毎週火曜日と金曜日で、利用するには、これまでどおり、1週間前までの予約が必要とのことでした。冬道の北見赤十字病院への通院が困難な市民のニーズに合った路線バスが運行することは、とても喜ばしいことです。路線バスの正式運行について、2点お尋ねいたします。1点目に、誰でも利用できる路線バスということでしたが、北見赤十字病院への通院以外の利用や、北見市から紋別市への移動手段としての利用も可能なのでしょうか。2点目に、令和5年第3回定例会で私は広域で利用できるバスの運行が望ましいと質問しましたが、現在は試験運行している段階で、今後の運行形式を検討していく中で将来的にはそういった議論が発生する可能性があるのではないかと考えているとのことでした。まだ路線バス方式の正式運行の認可は出ていないのは分かっておりますが、誰でも利用できる路線バスは、今後、北見市へ向かう途中の湧別町などからの乗車利用ができるバスになり得るのでしょうか。本市の北見赤十字病院への路線バスの将来的な運行のお考えをお聞かせください。次に、紋別市が保有する土地の利活用についてお聞きします。市政執行方針にて、地域医療の再生、中心市街地の再生、観光の再生という三つの再生を軸として、子どもから高齢者まで、誰もが紋別市民でよかったと実感できるまちづくりを目指してまいりましたとの宮川市長の目標の一文があります。今回、こちらの三つの再生の中から、中心市街地の再生に関わる繁華街の紋別市が保有する土地について質問させていただきます。私は、令和3年第3回定例会、令和4年第2回定例会と2度にわたり、旧愛善ビルの全部撤去への質問をさせていただき、昨年、旧愛善ビルの解体撤去工事が紋別市の発注にて行われました。外壁の一部が落下し、近隣のテナントビルの壁を損傷するなど、通行する人や車にも被害が及ぶ可能性があった老朽化の進むビルでした。紋別市の迅速な対応と判断で解体撤去工事が行われたことに近隣テナントオーナーなどからも感謝の声が上がっております。同じく、解体撤去した土地の今後の用途についても多くの人から質問や意見を聞く機会があります。紋別市が保有する土地である旧愛善ビル跡地の利用について、1点お尋ねいたします。紋別市まちづくりビジョンの課題では、空き地や空き店舗を活用した商業環境の整備が必要、はまなす街は観光資源として持続を図る必要がある、中心市街地活性化の目標では、1次産業と商業、観光などのサービス産業との連携による地域資源を活用した新たな取組を検討し、中心市街地の活性化を図るとあります。私は、旧愛善ビル跡地の利活用について、宿泊施設や商業テナント施設などを含めた中心市街地の商業環境の魅力向上に寄与するような活用が必要であると考えますが、本市のお考えをお聞かせください。次に、日本語学校の設置についてお聞きします。本年2月13日、私の所属する希望の会と市政会の両会派で長崎県五島市の日本語学校の視察をしてまいりました。公設民営による日本語学校は、地方創生拠点整備交付金によって校舎を建設、現在においても、市内の労働力不足解消、アルバイト不足等の解消など、全校生徒96人全てが、行政のサポートを受けながら、地元の大型スーパーやホテル、コンビニエンスストア、介護施設、居酒屋などでパートタイムの労働者として活躍し、地域活性化につながっているとのことでありました。コロナ禍の中、全国にある日本語学校は、留学生が来日することができずに定員割れが続き、学校運営に大きな影響があったと聞いております。令和5年第1回定例会での橘議員の質問に対し、市長は、コロナウイルスの状況を見極めるとともに、市民検討会での慎重かつ十分な議論を重ねた中で地域にふさわしい日本語学校の設置や在り方などを検討していくと答弁されました。その後、5月以降、新型コロナウイルス感染症が5類へ移行され、日本への出入国時の水際対策は終了し、同年12月の訪日外国人旅行者数が2019年の新型コロナウイルス前の同時期を上回ったとの報道もありました。以上のように社会情勢が変化してきており、旅行者と留学生には違いがあるとは思いますが、市政執行方針にも引き続き日本語学校設置について検討していくとありますことから、4点お尋ねいたします。1点目に、全国の日本語学校留学生の状況についてお聞きします。2点目に、市民検討会の現状についてお聞きします。3点目に、現状で考えられる日本語学校設置に伴う効果についてお聞きします。4点目に、今後のスケジュールについてお尋ねいたします。次に、紋別市旅費支給条例における出張旅費の見直しについてお聞きします。令和5年5月以降、新型コロナウイルス感染症が5類へ移行され、移動制限がなくなったことや、インバウンドの再開によって、訪日外国人数が増加してきています。しかしながら、ここ数年のコロナ禍でホテルの一時休業も相次ぎ、従業員の離職や他業種への転職による宿泊施設における人材不足と物価上昇など、需要が戻ったとしても、人材確保のためにスタッフの賃金を上げる必要に迫られ、宿泊料金の上昇が避けられない状況と伺っており、特に都市部では顕著に宿泊単価が高騰し続けています。私も様々な都市へ行く機会もありますが、宿泊料金の高騰には驚いているところであり、公務での出張をする機会の多い市職員は大変なことであると思います。本市では、平成25年の宿泊料、日当の改定以来、金額の変更を行っていないと伺っております。旅費支給額と実際の宿泊料との差額を補うために自己負担を強いられることはないとは考えますが、本来、旅費は公務の旅行に対する必要経費であり、出張した職員本人が負担する、いわゆる自腹負担があってはならないと考えます。現在の社会情勢などを考慮し、その時代に合った適切な宿泊料などの支給について見直しを検討すべきと考えます。紋別市旅費支給条例における出張旅費の見直しについて、3点お尋ねいたします。1点目に、本市として現状をどのように把握しているのか、お考えをお聞かせください。2点目に、現在、規定の宿泊料を超えた場合、どのような取扱いになっているのか、お知らせください。3点目に、日当、宿泊料、食卓料の見直しをする考えはないか、お尋ねいたします。次に、部活動の地域移行についてお聞きします。スポーツ庁及び文化庁が策定した学校部活動及び新たな地域クラブ活動の在り方等に関する総合的なガイドラインに基づき、当市においても、紋別市中学校部活動検討協議会が設置され、地域クラブへの移行について協議が進められています。昨年の11月に福祉文教常任委員会で行政視察にお邪魔した福岡県宗像市では、市認定地域クラブ制度を設け、新設の地域クラブへの運営費補助やクラブ運営に必要な競技団体のコーチ資格などの助成制度を整備するなど、競技種目ごとの地域クラブの創設を計画的に進めています。紋別市部活動の地域移行に関する推進計画によりますと、運動系部活動については、令和8年度からの地域スポーツクラブ化に向け、令和6年度から7年度においては、実施主体の決定と契約事務、また、人材確保や育成を進めていくとのスケジュールが示されておりますが、その上で、以下、2点についてお尋ねいたします。1点目に、先ほどご紹介した福岡県宗像市のように、地域スポーツクラブの新設に当たっては、運営費の一部補助、あるいは、設置に関わる初期費用の補助など、財政的な支援が当然必要であると考えますが、部活動の地域移行に関して、国の予算措置などの状況と本市におけるそれらの活用についての議論がどのように進められているのか、今後の予定も含めてお聞かせください。2点目に、推進計画における競技種目ごとの地域スポーツクラブの要件について、立ち上げのスケジュールや本計画において運営主体とされる民間事業者の選定との関連も併せてお聞かせください。以上で私の質問を終わらせていただきますが、再質問は留保いたします。(降壇)
答弁 市長 宮川良一(市長は2025年6月まで)
それでは、佐藤議員のご質問にお答えいたします。初めに、北見赤十字病院通院バスの正式運行についてであります。1点目の北見赤十字病院への通院以外の利用についてでありますが、本年7月からの正式運行につきましては一般乗合旅客自動車運送事業としての運行を予定しており、ご質問の北見赤十字病院への通院以外の利用や移動手段としての利用も可能となりますが、本事業においては通院負担の軽減を目的とした福祉施策として運行を開始したことから、主な対象といたしましては北見赤十字病院の通院患者を想定しております。2点目の路線バスの将来的な運行についてでありますが、本年7月からの正式運行につきましては、これまで実施してきた貸切りバスによる試験運行と運行形態等が変更となることから、新たな課題が出てくるといった可能性もあり、まずは、北見赤十字病院までの安定的な運行を実現することが最優先であると考えております。その上で、仮に安定的な運行を将来にわたって実現することができ、他町村から停留所設置の要望等があれば、運行事業者のほか、関係団体よりご意見をいただいた上で通院バスの運行の在り方について再検討する必要もあると考えております。次に、紋別市が保有する土地の利活用についてであります。旧愛善ビル跡地の利活用についてでありますが、はまなす街に隣接し、市民や観光客の皆さんも多く訪れる場所であることから、議員のご指摘のとおり、宿泊施設や商業テナント施設等による活用がふさわしいと考えております。今後につきましては、みんなのマチナ化プロジェクトや、まちづくりに関わる皆様のご意見を伺うとともに、中心市街地の活性化に向けて意欲のある民間事業者のアイデアやノウハウを生かした事業提案を幅広く募るなど、新たなにぎわいを創出する拠点の整備に向けて取り組んでまいりたいと考えております。次に、日本語学校の設置についてであります。1点目の全国の日本語学校留学生の状況についてでありますが、コロナ前の令和元年5月1日現在では8万3,811人であり、令和4年5月1日現在においては、4万9,405人であります。令和3年5月1日現在では4万567人であったことから、回復の傾向にあります。2点目の市民検討会の現状につきましては、さきに阿部議員のご質問にお答えしたことでご理解願います。3点目の現状で考えられる日本語学校設置に伴う効果についてでありますが、技能実習生や労働者層と異なる留学生が存在することで、多文化共生社会の推進や、留学生は週28時間のアルバイトが可能であることから人手不足解消、日本語学校定員分の人口の増加、それに伴う消費の拡大、その他、多地域交流や本市の魅力発信などが考えられます。また、外国人住民への日本語教育の対応が可能となり、現在、国際交流ステーションで行われている日本語教育がさらに充実し、外国人に選ばれるまちになることが期待できます。4点目の今後のスケジュールにつきましては、さきに阿部議員のご質問にお答えしたことでご理解願います。次に、紋別市旅費支給条例における出張旅費の見直しについてであります。1点目の本市として現状をどのように把握しているかにつきましては、さきに加藤議員のご質問にお答えしたことでご理解願います。2点目の現在、規定の宿泊料を超えた場合はどのような取扱いになっているかについてでありますが、現状、天災等でのやむを得ない場合を除き、規定の宿泊料を超えた場合につきましては、出張中の食費や諸雑費の支払いに充てられる日当をもって対応しているものと把握しておりますが、出張先において、規定の宿泊費及び日当の範囲内で宿泊できるホテル等がない場合においては、やむを得ず、自費で支払っていることも多分にあるものと考えております。3点目の日当、宿泊料、食卓料の見直しにつきましては、さきに加藤議員のご質問にお答えした宿泊料の見直しに併せ、日当、食卓料の見直しにつきましても検討してまいりたいと考えております。以上で答弁を終わらせていただきますが、教育問題につきましては教育長より答弁いたします。(降壇)
答弁 教育長 牧野昌教(教育長は2026年3月まで)
それでは、佐藤議員のご質問にお答えいたします。部活動の地域移行についてであります。本市の中学校部活動の現状は、生徒数の減少に伴い、多くの団体競技の種目において学校単独チームが成立しない状況でありますが、令和6年度より、オホーツク地区中体連のチーム編成要件が中学校間で連携した拠点校方式による部活動まで緩和されることから、令和6年度及び令和7年度においては拠点校方式の部活動を実施し、生徒の参加機会を確保する取組を進めてまいります。また、令和8年度より本格実施する地域スポーツクラブについては、中学校部活動の指導業務やスポーツクラブの運営実績がある民間事業者に運営主体を委託することで、平日、休日を通した活動が可能となり、課題となっている教職員の部活動に係る時間外在校等時間が削減され、働き方改革にもつながるものと考えております。1点目の地域スポーツクラブの新設に当たっての運営費や初期費用に係る財政的な支援につきましては、現在のところ、国から示されてはおりません。2点目の推進計画における競技種目ごとの地域スポーツクラブの要件につきましては、現在の中学校部活動の種目及び生徒のニーズに応じた新たな種目を取り入れるほか、広域的な連携も視野に入れながら、国の部活動ガイドラインや中体連の競技種目ごとの編成要件に合致した地域クラブとする予定であります。地域スポーツクラブ設置までのスケジュールにつきましては、令和6年度及び令和7年度に設置に向けての準備作業を行い、令和8年度当初からスムーズな運営ができるよう、運営主体となる民間事業者を選定する予定であります。以上、答弁といたします。(降壇)
再質問 7番 佐藤昌樹
何点か再質問させていただきます。まずは、日本語学校設置についてお聞きいたします。市民検討会が3回実施されているということで、その中でいろいろな議論もされているとは思いますが、ちょっと気になったのはどこの国の留学生を受け入れる想定で、議論ないし考えなどがあるのかなということ、そして、学校の規模感といいますか、どれだけの生徒を受け入れる想定をしているのかをお聞かせください。
答弁 国際交流推進室参事 福井雅一(国際交流推進室参事は2024年6月まで)
お答えいたします。1点目のどこの国を想定しているかについてですが、これからの市民検討会の中で基本構想を策定し、様々な条件を含めながら、国について検討していくという段階でございまして、現在、どこの国ということは考えてございません。二つ目の学校の規模、定員数についてです。定員数につきましても市民検討会の中でどれぐらいの規模がいいのかも併せて検討していかなければならないと思ってございます。新設校につきましては上限が100名と決まっていることもありますので、そういうことも含め、検討していくところでございます。
再質問 7番 佐藤昌樹
これからということですので、日本語学校についてはこれで質問をやめさせていただきます。部活動の地域移行についてお聞きいたします。令和8年度から始まる民間事業者が運営主体となる地域スポーツクラブにおいては、現在の学校部活動の種目や生徒のニーズに応じた種目などを取り入れるということでした。しかし、それ以外に令和6年度以降にスポーツクラブとして立ち上げを計画している個人のスポーツ団体などが今後出てくると思います。その部活動の地域移行の受皿としての地域スポーツクラブはどこが認定することになるのか、教えていただきたいです。また、その場合に立ち上げを計画している個別のスポーツ団体に向けて、地域スポーツクラブに該当するような要件や要綱などがあると思うのです。それを早い段階で示す必要があると思うのですが、いかがお考えでしょうか。
答弁 スポーツ振興課長 北西忠宏(スポーツ振興課長は2024年3月まで)
お答えいたします。まず、1点目の地域スポーツクラブの認定についてですが、市が認定することになると思います。そして、教育長答弁にもありました国のガイドラインや中体連の競技種目ごとの編成要件に合致した部活動の地域移行の受皿となるよう、教育委員会や中学校と連携しながら取組を進めている地域クラブが要件となります。現状ではこの条件と合致した地域スポーツ団体等が運営母体になることができないことから、民間事業者を活用し、地域スポーツクラブの運営を計画するとしておりますが、今後、受皿となるような団体が出てくることも想定し、令和6年度に設置します準備委員会において具体的な認定要件を定めていく必要があると考えてございます。
再質問 7番 佐藤昌樹
教育長答弁で、地域スポーツクラブの新設に当たっての財政的な支援については、現在のところ、国から示されておりませんということだったと思いますが、令和6年度以降に個別スポーツ団体が地域スポーツクラブとして認定された場合の市独自の助成や支援などは考えていないのでしょうか、お聞かせください。
答弁 スポーツ振興課長 北西忠宏(スポーツ振興課長は2024年3月まで)
お答えいたします。現在のところ、国からの財政支援は示されておりませんので、現在、都道府県が国に要請しているところであります。部活動改革推進期間であります令和7年度までには示されるものと思っておりますが、引き続き、国や道の財政支援の動きを注視しつつ、まずは、学校部活動の地域移行を円滑に進めるため、地域スポーツクラブの設置準備を進めたいと考えてございます。