みんなの議会

紋別市議会 令和5年第3回定例会 2023年9月5日

(1)通院バス本格運行について/(2)帯状疱疹ワクチン接種の助成について/(3)介護人材の確保について/(4)認知症について

2023年9月5日、紋別市議会の一般質問で、梶川友子議員が「通院バス本格運行について」「帯状疱疹ワクチン接種の助成について」「介護人材の確保について」「認知症について」について質問し、市長 宮川良一、保健福祉部参事 新川岳、健康推進課長 大平朱美、介護保険課長 飯田欣也が答弁しました。

質問者
梶川友子 議員
答弁者
市長 宮川良一、保健福祉部参事 新川岳、健康推進課長 大平朱美、介護保険課長 飯田欣也

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 5番 梶川友子

それでは、通告に従い、質問させていただきます。最初に、通院バス本格運行について、昨日の佐藤議員と重複するところはありますけれども、私なりに質問させていただきます。昨年11月から本年3月までだった通院バスの試験運行が6月までの3か月間延長になりました。利用されているご家族からも助かっているとのお声をいただきました。試験運行ではなく、本格運行になってくれると安心との声も併せて寄せられています。しかし、市担当者と運行会社との内部協議で、運行形態の違いを指摘する意見が上がったことを新聞報道により知りました。市は、より幅広い本格運行の形を模索するため、試験運行期間を令和6年6月まで再延長することになりました。通院バスを利用する市民は、送迎バスをなくさないでの思い一つです。そこでお伺いいたします。1点目に、運行形態の実態の違いとはどのような内容なのか、お伺いいたします。2点目に、貸切りや路線バスとは別の運行形態とはどのようなものを言うのか、お伺いいたします。3点目に、来年7月からの本格運行を目指すとのことでしたが、そうならない場合、試験運行延長の延長は可能なのか、通院バスをなくさないでほしいという市民の代弁としてお伺いいたします。次に、帯状疱疹ワクチンの接種の助成についてお伺いいたします。これまで、令和4年第1回及び第2回定例会、本年第2回定例会において質問をさせていただきました。ワクチンの効果については、完全に防ぐものではないが、発症を抑え、重症化を防ぐことができるため、効果があると認識はしているとのことです。生ワクチンでは、接種回数1回、予防効果は50%から60%で、持続期間は5年程度、費用は8,000円程度です。また、不活化ワクチンは、2か月から6か月の間に2回接種で効果は90%以上、持続期間は9年以上、費用は1回2万円程度と高額です。帯状疱疹の原因となるウイルスは、日本人成人の90%以上の体内に潜んでいて、50歳代から発症率が高くなり、80歳代までに3人に1人が発症すると言われております。治療が長引くケースや後遺症として痛みなどの症状が残るケースもあります。病院による周知により帯状疱疹はワクチン接種で予防することができるという認知度も高まり、加えて、テレビのCMで流れていて、市民の方からの問合せも多数ございます。全国的、また、北海道内でもワクチン接種の助成をする自治体が増えております。助成額も、全額、もしくは、ほぼ全額から半額等、自治体により異なります。身近で帯状疱疹を経験された方から1年を経過しても皮膚の表面にしりしりという違和感がある、顔がこわばる等の症状を伺いましたが、お聞きすることしかできません。市民の皆さんは、紋別市も一日も早くワクチン接種の助成をしてほしいと願っております。本年第2回定例会のご答弁では、今年度、費用助成を開始した市町村が増えていることから、実施に向けて検討しているところとのことでしたので、確認の意味も込めて質問をさせていただきました。ぜひ、早期の実施をお願いいたします。次に、介護人材の確保についてお伺いいたします。全国の介護職員は、2019年度に211万人でしたが、高齢者がほぼピークになる2040年度には280万人が必要になり、約69万人が不足すると見込まれます。直近の2025年の超高齢社会を目前に、介護サービスに対する需要の拡大・高度化が一層進むことや、利用者本位の質の高い介護サービス提供が求められることから、サービス提供になくてはならない福祉人材の養成や確保はとても重要となっています。そこでお伺いいたします。1点目ですが、例えば、デイサービスでは、車での送り迎え、お風呂、トイレ、食事などのお世話、レクリエーション、書類作成など、一日中、息つく暇もなく働いております。人相手で大切な仕事と考えます。介護現場に必要な人材の不足は深刻な問題であると考えます。紋別市の介護人材不足の現状をどのように認識されているのか、お伺いいたします。2点目ですが、こうした中で、介護の外国人材は年々増加し、貴重な担い手となっています。日本で介護職として働くためには、EPA―経済連携協定に基づく外国人介護福祉士候補者、日本の介護福祉士養成学校を卒業した介護の在留資格を持つ外国人、技能実習制度を活用した外国人、特定技能1号の在留資格を持つ外国人等、四つの制度に基づき従事することができますが、携われる業務が限られています。このため、人手不足に悩む介護事業者からは見直しを求める声が出ており、業務範囲拡大に向けた検討会が厚生労働省に設置されました。訪問介護の現場ではホームヘルパーの高齢化が進んでおりますが、現行制度で訪問介護ができる外国人は、一定の実務経験を積み、言葉の壁を乗り越えて介護福祉士の資格を取得した人に限られます。運転免許も必要になります。紋別市におきましても外国人が介護現場で業務に従事されており、長く働いていただくことも重要と考えますが、その就労期間と外国人を受け入れている事業所数、受入れ人数をお伺いいたします。さらに、今後の課題等、国に要請したいと考えることをお伺いいたします。次に、認知症についてお伺いいたします。日本では、2025年には700万人、65歳以上の5人に1人が認知症になり、大半が85歳以上の高齢者で、ひとり暮らしの割合が増えていくと見込まれています。私が2015年第3回定例会において質問させていただきました認知症の人やその家族が安心して暮らせる環境整備が急務です。そこでお伺いいたします。1点目に、高齢化が進み、認知症になっても安心して住み続けられるよう、共生社会の実現を推進するための認知症基本法が本年6月14日に成立いたしましたが、その内容と紋別市はどのような対応なのか、お伺いいたします。2点目に、紋別市の高齢者数と介護認定を受けている方は何人なのか、お伺いいたします。3点目に、介護認定を受けている方の中で、認知機能に低下のある方、いわゆる認知症の可能性のある高齢者数はどれくらい想定されるのでしょうか、お伺いいたします。4点目に、認知症高齢者が行方不明になったときの対応として、北海道としての事業であるSOSネットワークは、市町村、保健所、警察署などの関係機関が連携して早期発見・保護をするためのシステムですが、紋別市としての事業内容と捜索の範囲、民間協力登録機関についてお伺いいたします。5点目に、認知症は誰でもかかり得る病気ですが、課題は、認知症を隠したい、オープンにはしたくないと思いがちであることで、認知症高齢者を中心に一般の方も巻き込んだ見守りが望ましいと考えます。そこで、認知症サポーター認定者数について、紋別市は2008年から認知症サポーター養成講座を開催しておりますが、現在までの受講者数と具体的なその内容についてお伺いいたします。6点目に、認知症高齢者向けの自治体の賠償保障制度についてですが、2007年、認知症高齢者が線路内に立ち入って死亡したという事故があり、鉄道事業者に認知症高齢者の同居家族及び別居の家族に720万円もの損害賠償が発生しました。認知症の本人が賠償責任を負うことはないが、代わりに法定の監督義務者―家族が賠償責任を負う可能性があります。また、身寄りのない加害者は被害者に補償がされませんので、認知症高齢者を被保険者として、民間の保険を活用して行う自治体も増えています。茨城県水戸市では、偶発的な事故に遭ったとき、最大3億円の補償、2021年1月から保険料は市が全額負担とする水戸市認知症高齢者等おでかけあんしん保険事業がスタートしました。サポート体制は財源が伴いますが、人口1人当たり100円程度、市民税に付加して費用を捻出している自治体もあります。紋別市においても、認知症高齢者向け自治体の賠償保障制度の導入を求めますが、見解をお伺いいたします。以上で質問を終わります。再質問は留保いたします。(降壇)

答弁 市長 宮川良一(市長は2025年6月まで)

それでは、梶川議員のご質問にお答えいたします。初めに、通院バス本格運行についてでありますが、さきに佐藤議員のご質問にお答えしたことでご理解を願います。次に、帯状疱疹ワクチン接種の助成についてでありますが、さきの第2回定例会で議員のご質問にお答えしたとおり、令和6年度の実施に向けて準備を進めております。次に、介護人材の確保についてであります。1点目の介護人材不足の現状についてでありますが、本市においても、訪問介護サービスの人員不足が課題となっており、家事援助等を希望されてもヘルパー派遣をすぐに受け入れられない状況も散見され、食事の用意や見守り等が必要な方については、配食サービスや緊急通報システム等の高齢者在宅福祉サービスを利用していただく場面も増えております。このような中、本市といたしましては、本年度より、介護の資格取得や介護職などに復職した場合の支援制度を創設するなど、介護人材の確保に努めております。2点目の介護現場への外国人受入れ事業所数と人数、今後の課題など、国への要請についてでありますが、本市の外国人介護人材の就労期間と人数につきましては、特定技能は5年で1名、技能実習生は3年で13名、介護の在留資格者は、本市の外国人介護人材育成事業を活用された方が2名となっており、外国人の受入れ事業所数は5か所となっております。今後の課題など、国への要請についてでありますが、外国人介護人材の介護職としての身分や在留期間などについては、今後、国による議論が進み、方向性が示されることと思いますが、現時点での問題点として、近年の物価や燃料価格等の高騰により、給与などの処遇面で介護事業所の負担が大きくなっていると考えております。人材確保の観点からも、事業所の安定的な経営は不可欠であり、特に、寒冷地は燃料費の高騰に配慮した介護報酬の加算やこれに伴う公費負担の増加などを考慮した制度改正などが必要であることから、北海道市長会などを通じて国に要請してまいりたいと考えております。次に、認知症についてであります。1点目の認知症基本法についてでありますが、認知症の予防等を推進しながら認知症の人が尊厳を保持しつつ、社会の一員として尊重される社会の実現を図るため、認知症施策を総合的かつ計画的に推進することを目的としております。本市の対応についてでありますが、市町村は地域の状況に応じた認知症施策を総合的かつ計画的に実施することとされており、基本的な取組として、認知症の理解の増進、社会参加の機会の確保、権利利益の保護、相談体制の整備、家族の交流活動の支援、認知症の早期発見・早期診断などが挙げられます。これらの取組については従前より本市の認知症施策として実施しておりますが、今後も、認知症に対する地域理解の促進や認知症の方の社会参加の増進など、さらなる充実を目指してまいりたいと考えております。2点目の高齢者数と介護認定を受けている方の人数についてでありますが、高齢者数は本年7月末時点で7,591人となり、介護認定を受けている方は1,722人となっております。3点目の認知症の可能性のある高齢者数についてでありますが、介護認定の内容等から830人程度と推計しております。4点目の認知症高齢者の捜索等についてでありますが、本市のSOSネットワークの内容等といたしましては、認知症などで徘回のおそれのある高齢者などが行方不明になり、家族が警察署に捜索願を出した際に市が実施するメール配信の活用を希望されたときは、配信を登録している市民や介護従事者等に対し、警察への情報提供を呼びかけるといった内容となっており、捜索の範囲については警察によるものと配信登録者からの情報も加味されると考えております。また、民間登録機関についてですが、本事業開始時に、保健・医療・福祉全般の関係機関に対し、メールの配信登録を依頼したところであります。5点目の認知症サポーターについてでありますが、これまでの受講者数は2,076人となっており、その主な内容は、認知症に対する正しい知識と理解を持ち、地域で認知症の人やその家族に対し、できる範囲で手助けをするサポーターを養成することで、対象は、金融機関、郵便局、店舗、学校などであります。6点目の認知症高齢者向けの自治体による賠償保障制度の導入についてでありますが、認知症の人が他の人に与えた損害に対する賠償責任が家族や監督義務者に及んだ場合を補償する民間保険でありますことから、本来は家族の負担で加入すべきものであり、自治体が保険料を負担することはそぐわないと思われますので、本市において事業の実施は考えておりません。以上で答弁を終わらせていただきます。(降壇)

再質問 5番 梶川友子

何点か再質問をさせていただきます。最初に、通院バスの関係です。昨日の佐藤議員への答弁をお聞きしておりましたが、今の試験運行は貸切りバスによる乗合旅客の運送が認められているものの、この運行方式で正式実施しようとすると、一般乗合旅客自動車運送事業に該当し、いわゆる路線バスとなるということでしょうか。また、自家用有償旅客運送というものがあるのですが、調べてみたところ、これは市町村が運営するということなのですね。道路運送法第21条に、地方公共団体からの要請がある場合、昨日の答弁ですが、再度許可、通算3年間とのことでした。もうすぐ1年になりますので、あと2年以内には結論を出さなければならないということだと思うのですが、路線バスというのにしようかどうしようか、あるいは、紋別単独での運行という答弁もされていました。それは、貸切りバスになるのか、自家用有償旅客運送になるのかということです。私は、当初、佐呂間町の例を引きまして何回も質問をさせていただいているのです。佐呂間町では、まちとしてバスを何台か所有していて、ナンバーは白ナンバーなのですね。自家用有償旅客運送の種類については規定がありまして、市町村運営有償運送と交通空白地有償運送、福祉有償運送というものがあります。バスがなくなったら困るという思いで私なりにも調べさせてもらったのです。紋別市として、単独でバスも運転手も準備し、今と同じように週2回のバス輸送はできないものかなということも考えたのですが、それはなかなか難しいと思うのですよね。そこで、北紋バスに依頼をするということなのかなと思っています。市長が要請すれば運行可能ですとは書いてあるのですけれども、細かい条件があって、これは紋別市にはそぐわないといいますか、自治体としてバスを持って運転手も準備しないとできない状況なのだなということが理解できました。その上で、北紋バスから運転手つきでバスを市としてレンタルするということがいいのかなと思ったのですけれども、いかがでしょうか。

答弁 保健福祉部参事 新川岳(保健福祉部参事は2024年12月まで)

お答えいたします。ただいまのことや運行形態につきましては、路線バスがよいのか、有償運送がよいのかなど、整理しなければいけない課題が多くあると認識しておりますので、本市におきましてはどのような方式が合っているのか、また、利用者の利便性について考慮しながら、今後、運行形態について検討してまいりたいと考えております。

再質問 5番 梶川友子

昨日の答弁をお聞きし、そのように理解はしていたのですけれども、要は、利用している市民の皆さんは運行が途切れないことを望んでいると思っています。皆さんはご苦労をされるかと思いますけれども、本格実施に向けて、あと2年以内に何とか結論を出し、途切れないようにお願いしたいと思います。バスについては以上です。次は、帯状疱疹についてです。今年の第2回定例会でのご答弁は、先ほど言いましたけれども、実施に向けて検討しているということだけでした。しかし、令和6年度からの実施という明確なご答弁をいただけて、とてもよかったです。ただ、助成額等については、まだお答えできないのか、詳しいことはありませんでした。ほかの自治体では全額補助しているところのほか、半額補助をしているところもあり、自治体によって様々です。また、ワクチンも2種類あって、安いほうの生ワクチンとするか、とはいえ、高いほうの不活化ワクチンは2回打たなければならないということで高額な費用になるものですから、そういったことも考慮していただければと思います。ただ、生ワクチンと不活化ワクチンの両方とも対象にしていただける予算組みをしていただけるとありがたいのですが、これについての答弁をお願いします。

答弁 健康推進課長 大平朱美(健康推進課長は2023年9月まで)

お答えいたします。予算等はこれからですので、細かな回答はできないのですけれども、いろいろな方法でいろいろなまちが行っております。また、市と町村では助成割合なども大分違いますので、いろいろなところを参考にするとともに、医師会とも相談しながら決めていきたいと思っております。

再質問 5番 梶川友子

両方とも補助をしていただければ市民の皆さんも喜ぶと思いますので、ぜひよろしくお願いいたします。次に、介護人材確保について再度質問いたします。まず、介護資格取得者支援についてです。介護人材の復職についての答弁はあったと思いますけれども、介護資格取得者支援というのは資格を取得してからの対応なのか、どのタイミングでどのような手続になるのか、それから、年齢制限はあるのかです。今年度から始まっていますが、この5か月間の状況をお聞かせいただきたいと思います。また、復職した場合の支援内容と復職者に年齢制限があるのか、お知らせください。

答弁 介護保険課長 飯田欣也(介護保険課長は2024年6月まで)

お答えいたします。資格を取得してからの対応かということについてです。まず、ご本人にお支払いをいただき、それに対する補助ということになります。一方、人材確保の観点から、研修や受験などの部分が終わりまして、3か月就労していただいた時点で初めて申請できるといったルールにさせていただいております。なお、年齢制限はございません。次に、直近の5か月間の状況についてです。今言いましたとおり、研修や受験を終了してから3か月経過してから申請していただくというルールなものですから、今のところ、申請はまだございませんけれども、問合せが3件ほど来ている状況でございます。次に、復職の関係です。こちらは、社会福祉士や介護福祉士等の資格を持つ方が介護施設などに常勤の職員として復職した場合、復職して6か月を経過したときに10万円の補助、それから6か月がたち、1年がたったときに10万円ということで、最大20万円を給付させていただくという事業でございます。年齢制限等はございませんで、事業所としましては、介護や障害、病院などを対象にしております。

再質問 5番 梶川友子

では、復職したいという方は体力の続く限り頑張っていただけるということで理解しました。本当に介護人材が不足しています。私たちもいつお世話になるかが分からない状況で、何としても増やしていただければと思っていますし、それに対する支援もどうぞよろしくお願いいたします。最後に、認知症についてです。カフェなど、いろいろとやっていますけれども、社会参加の中で理解をしてもらうのか、それとも、理解された上で社会参加になるのか、特に、認知症に対して地域の理解を得ることは大事なことなのです。ですから、どうすればよいかなと考えるのですが、その頃合いというのはどうなのでしょうね。社会参加するには理解をしてもらってからなのか、それとも、参加する中で周りの方に理解してもらうのか、それをお聞きしたいのです。ケース・バイ・ケースで、その家族の方の心情などもあるのですけれども、一般的にどんなふうに考えているのかなと思いまして、それをお伺いいたします。

答弁 介護保険課長 飯田欣也(介護保険課長は2024年6月まで)

認知症の関係につきましては、コロナ禍もありまして、社会参加する機会が今は少し衰退してしまった部分もあると思っております。ふれあいセンターやサークル活動があったり、認知症のカフェなど、生活支援体制でもいろいろな形で社会参加していただくような機会は提供しております。ただ、ある日、突然、急に認知症になるというわけではなく、徐々に認知機能が落ちていくということで、いつなったかはご本人にも家族にも分からないものです。これは認知症に関する治療をされている医師の方が言っていたことなのですが、そういうようなことがあります。なお、社会参加というのは、もともと継続していなければできません。通院もできませんし、食事の支度もしなければいけないし、買物もしなければいけないということがありますので、継続していく必要があると思っています。そのような中で理解を深めていただくということで、先ほど質問があり、また、市長も答弁いたしましたとおり、サポーター養成講座を通じ、あらゆる法人や銀行や店舗など、社会全体の理解を徐々に進めていきたいと思っております。これは、どちらが先ということではなく、社会参加を継続する必要がある中で社会で理解を深める、こんな手順になるかなと理解しています。

再質問 5番 梶川友子

本当に認知症というのは難しくて、特に自分の家族がそうなっても受け入れられない、自分の親がそうなのか、こうではなかったはずなのにということで受け入れ難い場面がたくさんあるのです。時には正常になってみたりもします。でも、町内会の関係などもありますので、隣近所、周りに住んでいる方にも理解を求められるような社会になればいいのかなと思っております。ですから、何らかの方法で全市民に何か発信していただけるとありがたいと思います。できるだけ隠していたいという思いを持っている方もいらっしゃるかもしれませんが、安心でき、周りに助けてもらえるのだと思えることが大事だと思いますので、ぜひ、市としてもできることを手伝っていただければありがたいなと思います。最後になりますけれども、認知症基本法のポイントは、共生社会の実現、希望ある共生社会を築くことですが、認知症の人や家族からの相談に総合的に対応できる体制を整えるため、都道府県や市町村による計画策定が努力義務とされていますが、このことをどのように考えているのか、お伺いいたします。今、私が前置きで言ったようなことを全市的に周知させるということも含め、ご答弁をお願いしたいと思います。

答弁 介護保険課長 飯田欣也(介護保険課長は2024年6月まで)

お答えいたします。認知症基本法では、市町村の計画策定につきましては、まず、国と都道府県の計画を踏まえて作成すると明記されてございますので、国と道の計画の動向を見定めて、それに即してということになります。また、努力義務ではあるのですが、今年が第9期介護保険事業計画の策定時期でもありますので、もしかするとその中に盛り込むこともあるかと思っております。しかし、今言いましたとおり、国と道の計画の策定が迅速に行われるかどうかでちょっと変わってくるとも思っています。いずれにしましても、認知症基本法の基本施策であります認知症に対する理解の増進や社会参加の機会の創設、権利の保護、相談体制など、現状、市で既に取り組んでいる事業も多くありますので、それらを今後もさらに充実させていくような内容にできればなと思っております。

再質問 5番 梶川友子

市の政策を頼りに市民は日々生活しているということもぜひ念頭に置いていただきながら、よろしくお願いいたします。以上で質問を終わります。ありがとうございます。

出典:紋別市議会 令和5年第3回定例会 2023年9月5日 議事録 PDF(22ページ) 間違いを知らせる