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紋別市議会 令和5年第2回定例会 2023年6月6日

(1)こども家庭庁の発足について/(2)ヤングケアラー支援について/(3)帯状疱疹ワクチン接種の助成について

2023年6月6日、紋別市議会の一般質問で、梶川友子議員が「こども家庭庁の発足について」「ヤングケアラー支援について」「帯状疱疹ワクチン接種の助成について」について質問し、市長 宮川良一、教育長 牧野昌教、児童家庭課長 福田詳、健康推進課長 大平朱美が答弁しました。

質問者
梶川友子 議員
答弁者
市長 宮川良一、教育長 牧野昌教、児童家庭課長 福田詳、健康推進課長 大平朱美

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 5番 梶川友子

通告に従い、質問させていただきます。こども家庭庁の発足についてです。こども家庭庁が4月1日に誕生しました。最重要課題である少子化対策をはじめ、子どもの関連政策の司令塔とし、国の直属機関として位置づけられました。厚生労働省は、内閣府などにまたがっていた子どもを取り巻く課題に一元的に取り組むことになります。担当相には方針に従わない省庁に対応の是正を求める勧告権が付与され、各省庁より一段高い立場から総合調整機能を発揮できる仕組みとなっています。縦割り行政の弊害を排し、実効性ある取組を迅速に遂行することで期待も大きいと思います。そこで、1点目に、こども家庭庁は、文字どおり、子どもに関することを集約しています。紋別市の組織体制ですが、こども家庭庁創設に伴い、組織の強化をされるのか、教育委員会とはどのような連携をされていくのか、お伺いいたします。2点目に、子ども目線での意見はどのように集約されるのか、子どもの声をどう反映するのか、今後の方向性についてお伺いいたします。次に、ヤングケアラー支援についてです。ヤングケアラーとは、本来、大人が担うと想定されている家事や介護、幼いきょうだい等、家族の世話などを日常的に行っている18歳未満の子どもであります。ヤングケアラーの背景として、少子高齢化や核家族化の進展、共働き世帯の増加、家庭の経済状況の変化といった様々な要因が考えられ、都市部も地方も同じなのではないかと考えます。家族の介護や世話を日常的に担うヤングケアラーの割合は、中学生の約17人に1人、高校生の約24人に1人に上ります。子どもが家事や家族の世話をすることはごく普通のことだと思われるかもしれませんが、勉強に励む時間、部活に打ち込む時間、友人とのたわいのない時間等、これらの子どもとしての時間と引き換えに家事や家族の世話をしていることがあります。自分のことや家のことを話すのは勇気が要ると思います。周りの人が気づき、声をかけ、手を差し伸べることで、ヤングケアラー自身が、自分は独りじゃない、誰かを頼ってもいいんだと思える子どもとしての時間を取り戻すことができると考えます。そこで、お伺いいたします。1点目に、ヤングケアラーへの支援は、大人のケアラーの支援と同じではなく、子どもの権利の視点に立つことが重要と考えますが、見解をお伺いいたします。2点目に、ヤングケアラーの実態把握及び支援には、複数の部署と地域の連携が必要と考えますが、いかがでしょうか。3点目に、子どもが介護を担う意外性や介護は家族が担うべきとの考え方等からヤングケアラーの存在は見えにくいと考えますが、市内のヤングケアラーの実態把握の現状をお伺いいたします。4点目に、ヤングケアラーの支援には早期発見が重要と考えますが、教員等への周知目的を含む実態把握調査について見解をお伺いいたします。次に、帯状疱疹ワクチンの接種の助成についてお伺いいたします。私は、2022年の第1回定例会と第2回定例会において質問させていただきました。テレビのCMで流れていたり、病院による周知により帯状疱疹はワクチン接種で予防することができるという認知度が高まり、市民相談もいまだに後を絶ちません。誰もが幸せに暮らすために健康であることはとても大きな要素であり、健康寿命の延伸と不健康な期間の短縮や予防は重要な課題であります。ただ長生きするだけではなく、生涯を通して元気で充実した生活を送れるようにと多くの方が願われているのではないでしょうか。2013年に成立した持続可能な社会保障制度の確立を図るための改革の推進に関する法律の中で、健康に関しては、第2条第1項に、人口の高齢化が急速に進展する中で、健康寿命の延伸により長寿を実現することが、高齢者も若者も健康で年齢等に関わりなく働くことができ、持てる力を最大限に発揮して生きることができる環境の整備等に努めることや、第4条第3項に、健康の維持増進、疾病の予防及び早期発見等を促進することとうたわれています。そこで、病になってから治療するのではなく、未然に防ぐという観点から、帯状疱疹を未然に防ぐことについてお伺いいたします。帯状疱疹は、子どもの頃、水ぼうそうにかかった人が加齢や過労、ストレスなどにより再発症することがあり、それが帯状疱疹と呼ばれるものです。帯状疱疹の原因となるウイルスは日本人成人の90%以上の体内に潜んでいて、50歳代から発症率が高くなり、80歳までに3人に1人が発症すると言われております。治療が長引くケースや後遺症として痛みなどの症状が残るケースもあります。帯状疱疹ワクチンは、日本では2016年3月に50歳以上の者に対する帯状疱疹の予防として効能効果が追記されました。2016年からある水痘生ワクチンに加えて、新たに2020年に使用開始となった不活化ワクチンは、生ワクチンに比べると予防効果が高く、効果が長期間持続し、がんや膠原病などで免疫が低下している人でも接種できる点が優れています。帯状疱疹の予防接種は、2022年第1回定例会での市長の答弁にもございますとおり、発症を完全に防ぐものではありませんが、発症しても軽症で済む、また、後遺症の予防にもつながるとされています。そこで、1点目に、帯状疱疹ワクチンの効果をどのように考えているか、お伺いいたします。2点目に、帯状疱疹ワクチンの周知と接種の推進についてはなされているか、昨年の第1回定例会でのご答弁では、帯状疱疹に関する相談の際には、症状が出現した場合は、早めの受診を勧め、任意でワクチン接種ができることを伝えているとのことでしたが、改めてお伺いいたします。3点目に、以下、先ほども申し上げましたが、ワクチン予防接種についてです。高齢化が進む中、シニア世代の方々が元気に活躍されることはとても大切なことであり、また、特に高齢になってからの強い痛みは苦痛と推察されます。そこで、生ワクチンでは、接種回数は1回、予防効果は50%から60%で、持続期間は5年程度、費用は8,000円程度、また、不活化ワクチンでは、接種回数は2か月から6か月の間に2回、効果は90%以上で、持続期間は9年以上、費用は1回2万円程度と高額で、全国的に助成する自治体も増えてきています。北海道内では、上ノ国町では全額、小清水町はほぼ全額、七飯町では半額、網走市、上士幌町ではほぼ半額であり、紋別市においても市民の健康を守るという観点から帯状疱疹接種費用の助成をすべきと考えますが、見解をお伺いいたします。以上で質問を終わります。再質問は留保いたします。(降壇)

答弁 市長 宮川良一(市長は2025年6月まで)

それでは、梶川議員のご質問にお答えいたします。初めに、こども家庭庁の発足についてであります。1点目のこども家庭庁の創設に伴う紋別市の組織体制についてでありますが、本市の組織体制として、こども家庭庁発足以前から児童家庭課内に子育て世代包括支援センターの保育士や家庭相談員、母子父子自立支援員、虐待担当職員を配置するなど、子育て支援の強化に努めているところであり、引き続き、この体制を継続してまいります。市教育委員会との連携につきましては、要保護児童対策連絡協議会などにおいて、市教育委員会職員を参集しているほか、日常的支援においても、スクールソーシャルワーカーなどとの情報共有を図り、同行訪問を行うなど、今後とも連携協力し、支援に努めてまいります。2点目の子ども目線での意見集約、また、その反映と今後の方向性についてでありますが、紋別市青少年健全育成推進委員協議会などの従来からある子どもに関わる組織や近年設立された民間団体などと連携を図りながら意見を集約し、その結果に基づき各種施策に反映してまいります。次に、ヤングケアラー支援についてであります。1点目の子どもの視点に立つことについてでありますが、家事や家族の世話などを日常的に子どもが行うことへの過度な負担、また、それに伴う学業や友人関係への影響などを踏まえた中で、子どもの権利の視点に立ち、支援の必要性を検討すべきであると考えております。2点目の実態把握に関する連携について及び3点目のヤングケアラーの存在について、現状の把握につきましては関連がありますので、併せてお答えいたします。本市におけるヤングケアラーの実態把握についてですが、市教育委員会に配置しているスクールソーシャルワーカーやスクールカウンセラーなど、保健福祉部では、高齢者、障がい者、児童の各担当窓口や総合相談を担う紋別市地域包括支援センターなどにおいて、当事者あるいは地域からの相談等も含め、それぞれ有機的な連携の下、広く実態把握に努めております。現在のところ、本市においても福祉サービスを利用されている世帯の中には子どもが家族の介護を担っている事案が散見されますので、相談支援業務との連携の下、引き続き必要な支援に取り組んでまいりたいと考えております。次に、帯状疱疹ワクチン接種の助成についてであります。令和4年第1回定例会及び第2回定例会で議員のご質問にお答えしたとおり、1点目のワクチンの効果については、接種することにより、帯状疱疹を完全に防ぐものではありませんが、発症を抑え、重症化を防ぐことができるため、ワクチンの効果はあると認識しております。2点目のワクチンの周知と接種の推進についてですが、テレビやSNS、市内医療機関のポスター等で周知されており、接種を希望する方からの相談や問合せの中で任意でワクチンが接種できることをお伝えしております。3点目のワクチン接種費用の助成につきましては、本年度、費用助成を開始した市町村が増えておりますことから、実施に向けて検討しているところであります。以上で答弁を終わらせていただきますが、教育問題につきましては教育長より答弁いたします。(降壇)

答弁 教育長 牧野昌教(教育長は2026年3月まで)

それでは、梶川議員のご質問にお答えいたします。ヤングケアラー支援についてであります。教員等への周知目的を含む実態把握調査につきましては、北海道から、道教委を通し、支援が必要と思われる児童の実態把握のため、小学校並びに小学5年生及び6年生の全児童を対象とした調査を例年7月に実施しているところでありますが、調査はオンラインにて無記名で行われることから、市町村への個別の調査結果の情報提供はないものであります。ヤングケアラーは、家庭内のデリケートな問題であること、また、本人や家族に自覚がないといった理由から、支援が必要であっても表面化しにくい構造となっております。ヤングケアラーの早期発見、支援を行う上で、日頃から児童生徒と接する時間が長い学校が果たす役割は大きいことから、ヤングケアラーについて理解を深め、家庭において児童生徒が担っている家事や家族のケアの負担に気づき、必要な支援へつなげるため、道教委が全教職員を対象に主催する研修会への積極的な参加について各学校へ周知しているところであります。また、クラス担任等が校内でヤングケアラーを見つけた際には、まずは管理職に報告し、当該児童生徒への見守りや声かけを行うとともに、スクールソーシャルワーカーとの連携や保健福祉部局との情報共有を図り、支援してまいります。今後も支援が必要なヤングケアラーを学校現場において早期に把握し、適切な支援につなげることが重要であると考えており、福祉関係機関などと連携を図りながら適切な支援に努めてまいります。以上、答弁といたします。(降壇)

再質問 5番 梶川友子

まず、こども家庭庁について再質問させていただきます。答弁では、青少年健全育成推進委員協議会、また、民間団体との連携による具体的な意見集約ということだったのですけれども、その意見集約のやり方についてです。青少年健全育成推進委員協議会というのは、何かの行事があるたび、あるいは、お祭りなどに出かけて子どもの見守りを行うということが主立った活動かなと思っていましたが、意見を集約するというのはどんなふうになっていくのか、もし示せたらお知らせいただきたいと思います。

答弁 児童家庭課長 福田詳

お答えいたします。青少年健全育成推進委員協議会におきましては、子どもたちの意見を集めるというようなことも実際に始めているというふうにお聞きしております。なお、それ以外の意見集約の方法についてですが、今、国でもそういったことに試みておりますので、そういったものを研究させていただきたいと思っております。

再質問 5番 梶川友子

今始まったばかりですが、これからは、子どもたちの意見をより集約し、子どもの意見を政策に反映できるような状況になるといいなと思っています。よろしくお願いします。次に、ヤングケアラーについて再質問させていただきます。自分がケアラーだと気づいていない子どもが多く、支援に結びつきづらいということが答弁でもございましたけれども、こども家庭庁が乗り出し、道内の自治体も相談窓口を設けて支援に取り組み始めているとこの間の新聞報道で見まして、課題は、当事者や住民への周知ということだったのです。栗山町では、2021年に相談窓口を開設して専門家による講演会を開いたけれども、これまでに寄せられた相談はないということでした。栗山町では、21人の児童生徒がケアに携わっていることを把握しつつも、それを見守る活動が中心で、効果的な対策を探っている段階とのことです。この間、新聞報道で見ましたら、道内の179市町村の約4割である77市町村がケアラー支援条例を既に制定しているということでした。そこで初めて分かったのですけれども、ケアラー支援条例についての効果、あるいは、周知についてはどのようにお考えなのか、お聞かせいただきたいと思います。

答弁 児童家庭課長 福田詳

お答えいたします。本年4月1日にこども家庭庁が設置され、国においては、現在、こども大綱等の策定を進めているところでございまして、ヤングケアラーの支援に関する条例制定に関しましては、そうした国の動向を見極めまして、その必要性を研究してまいりたいと考えてございます。

再質問 5番 梶川友子

ヤングケアラーへの認識が広まって、一般の人にも浸透させることが大事だと思いますので、ぜひよろしくお願いしたいと思います。最後に、帯状疱疹のワクチン接種費用については、助成に向けて検討していますということで、ちょっとうれしくなりましたけれども、助成の内容と時期について、今分かっている範囲でよろしいので、お知らせいただきたいと思います。

答弁 健康推進課長 大平朱美(健康推進課長は2023年9月まで)

お答えいたします。時期と詳細な内容についてですが、国でも、定期接種化に向け、導入時期やワクチンの効果、持続効果の期間など、いろいろと検討されている最中ですので、それも含め、これから決めていきたいと思っております。

再質問 5番 梶川友子

帯状疱疹ワクチンについては、本当に多くの方から個人的に随分と相談を持ちかけられています。その話の中で私がこの質問をするから来るのではないかと言われた経緯もありますけれども、助成していただけると皆さんは本当に喜ばれると思いますので、できるだけ早い時期に内容等も含めて周知していただければいいなと思います。期待しておりますので、よろしくお願いいたします。以上で質問を終わります。ありがとうございます。

出典:紋別市議会 令和5年第2回定例会 2023年6月6日 議事録 PDF(33ページ) 間違いを知らせる