紋別市議会 令和2年第3回定例会 2020年9月8日
(1)特別定額給付金の基準日以降に生まれた新生児への給付について/(2)通院のためのバス路線確保について/(3)「新しい生活様式」に向けた諸施策の具体化について
2020年9月8日、紋別市議会の一般質問で、梶川友子議員が「特別定額給付金の基準日以降に生まれた新生児への給付について」「通院のためのバス路線確保について」「「新しい生活様式」に向けた諸施策の具体化について」について質問し、市長 宮川良一、教育長 堀籠康行、保健福祉部長 富樫豪志が答弁しました。
- 質問者
- 梶川友子 議員
- 答弁者
- 市長 宮川良一、教育長 堀籠康行、保健福祉部長 富樫豪志
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 5番 梶川友子
それでは、通告に従い、質問させていただきます。初めに、特別定額給付金の基準日以降に生まれた新生児への給付についてお伺いいたします。国は、第1次補正予算で1兆円の地方創生臨時交付金の活用事業例を5月1日に、第2次補正予算で2兆円の地方創生臨時交付金の積み増しをしたときは、活用事業例を6月24日に内閣府地方創生推進室が作成し、事業例集の趣旨に沿って自治体独自事業を進めるように指示しました。しかしながら、地方創生臨時交付金を活用した新生児への給付に関しては記載されていませんでした。特別定額給付金の対象となる基準日の4月27日の翌日以降に生まれた人には支給されないため、内閣府は、7月27日、都道府県に対し、新型コロナウイルス対策として、2020年度第2次補正予算で増額した地方創生臨時交付金について、新生児などに自治体が独自で行う給付金の支給に活用できると通知されました。通知では、内閣府が作成した同交付金の活用事業例で子育て世帯などに対する給付金を挙げていることを踏まえ、感染症の拡大の中、出産や産後の育児などに不安を抱える妊産婦や新生児などへの給付金の支給が可能と明示されました。一方、人口規模や首長の考え方で、地方創生臨時交付金からの捻出が厳しい自治体もあり、また、給付される自治体でも対象となる誕生日はまちまちです。札幌市は、緊急事態宣言が解除された5月25日までに生まれた赤ちゃんに10万円を支給しています。旭川市は来年4月1日までに生まれた赤ちゃんに、根室市は今年度内の来年3月31日までに生まれた赤ちゃんに支給しています。紋別市は、小・中学校の臨時休校期間中の給食費等支援、料飲店等への経営補助、宿泊施設事業者、交通事業者への経営補助、高等学校等修学者への給付金の給付、子育て世帯への臨時特別給付金の給付、また、感染予防に係る備品等の購入や後期高齢者へのマスクの配付、プレミアムつき商品券の発行等、約5億2,000万円相当を市独自の財源で実施されており、ほかに類を見ない対応と改めて敬意を表するものであります。コロナ禍で厳しい環境と不安の中で無事に我が子を産みたいという妊婦の切実な声をお聞きしました。繰り返しになりますが、感染症の拡大の中、無事に我が子を産みたいという妊婦の切実な声、出産や産後の育児などに不安を抱える妊産婦や新生児などへの応援という点から給付の実施を行うべきと考えますが、市長のお考えをお伺いいたします。次に、通院のためのバス路線確保についてお伺いいたします。市民の方々から相談をいただきました。北見市に救急搬送され、退院後の通院に苦労されている方、また、専門外来を受診する方等、何年も通院していますが、できることなら広域病院等市内への転院を望むところです。しかし、それがかなわず、歳を重ねるごとにマイカーでの通院は大変になるばかり、通院のためのバス路線を何とか確保していただきたいとの切実な訴えでした。ご承知のように、現在、紋別-遠軽間は1日9往復を北紋バスが運行しております。しかし、遠軽町からの交通手段、JRは接続が悪く、通院をできる状況ではありません。このような状況下にあって、通院の足の確保に悩んでいる市民の方々が少なからずおります。管内の佐呂間町では、ふれあいバスを運行しております。町内はもとより、町外線は遠軽線、北見線、網走線の3路線を病院までの直行便として、片道約1時間前後、それぞれ1乗車500円で運行しております。紋別市におきましても、不本意ながら市外の病院に通院する必要があるという状況に立たされた市民のためにバス路線の確保が必要と考えますが、市長の考えをお伺いいたします。次に、新しい生活様式に向けた諸施策の具体化についてお伺いいたします。新型コロナウイルス感染症の拡大によって、密を防ぐ新しい生活様式を築くため、地方移住を含めたビジネスや経済活動が動き出しています。今後は、新しい生活様式を定着させるための具体的な施策を紋別市においても推進し、後戻りをしない自立的な地域社会を構築していく必要があると考えます。国も新たな日常構築の原動力となるデジタル化への集中投資、社会実装とその環境整備を進めていくとしており、特に、デジタルガバメントは、今後1年間が改革期間であると、いわゆる骨太の方針にも示されました。また、内閣府が示した地域未来構想20の中では、コロナ禍だからこそできる事業、ピンチをチャンスに変える施策が紹介されています。そこで、デジタル化の果実を紋別市に大胆に取り入れるとともに、オンライン、テレワーク、ワーケーション、働き方改革や移住、企業や学校の休日を見直し、分散化を図ることによる魅力あるまちづくりと質の高い地域社会を築いていくための具体的な施策の進捗や見通しについてお伺いいたします。1点目ですが、教育分野において、3密を防ぎながらの切れ目のない学習環境の提供は重要です。第2回定例会でもお伺いいたしましたが、オンライン学習のための端末や機器の整備など、GIGAスクール構想関連事業等との連携について、再度、改めてお伺いいたします。さらには、児童生徒や教員が学校、自宅で使うICT環境の整備は急務と考えますが、どのようになっているのか、進捗状況についてお伺いいたします。2点目ですが、文化芸術施設、図書館、公共施設など、人が集まる空間では、密を可視化するためのオンライン情報やアプリなどを活用した予約システムの確立、プッシュ型の情報発信などが安心を担保すると考えます。また、文化芸術、スポーツの活動継続に向けた支援についても積極的に推進すべきです。現在の取り組み状況と今後の見通しについてお伺いいたします。3点目ですが、これまで地域のコミュニティーを中心に、高齢者・子育て家庭などの見守りや支え合いの社会を築いてきましたが、新しい生活様式に対応するため、オンラインツールの活用も重要です。特に、介護・福祉分野では、ロボット技術やICT等の導入を用いたケアモデルを支援し、個人の健康データの利活用の推進を図り、健康長寿の延伸につなげていくべきです。こうした課題にどう取り組まれるのか、見解をお伺いいたします。4点目ですが、ITの浸透が人々の生活をあらゆる面でよりよい方向に変化させるデジタルトランスフォーメーションによって地域の価値を高めていくことにより、移住や企業誘致を促進すると考えます。そこで、医療や住まい、交通などがアクセスしやすいサービスを地域限定で整えたり、空き家を利活用したワーキングスペースの整備や住宅の整備、自転車や自動車などを多くの人と共有して利用する仕組みづくりを推進し、誰もが住み続けられるまちづくりを実現すべきと考えますが、見解をお伺いいたします。5点目ですが、新たな日常の構築に向け、さまざまな生活現場で感染拡大を防ぐ取り組みが必要と考えます。例えば、多くの人が集まる場所の水道やトイレ、ごみ箱等に手を触れずに済ませることができる自動化の推進や工夫、マンションや住宅における宅配ボックスの設置なども有効です。紋別市においても生活上のリスクを下げるための取り組みを推進すべきと考えますが、どう取り組まれるのか、見解をお伺いいたします。以上で質問は終わります。再質問は留保いたします。(降壇)
答弁 市長 宮川良一(市長は2025年6月まで)
それでは、梶川議員のご質問にお答えいたします。初めに、特別定額給付金の基準日以降に生まれた新生児への給付についてでありますが、さきに野村議員のご質問にお答えしたことでご理解を願います。次に、通院のためのバス路線確保についてであります。議員のご承知のとおり、遠紋地域においては、広域紋別病院と遠軽厚生病院の二つの基幹病院及び各病院につながるバス路線が整備されており、市民が受けられる医療と通院する環境は一定の水準にあると考えております。しかしながら、その病状によっては北見赤十字病院などへ通院しなければならない場合があることも承知しておりますことから、通院用バスの運行につきましては今後の研究課題とさせていただきたいと考えております。次に、新しい生活様式に向けた諸施策の具体化についてであります。3点目の見守りや支え合いに係る課題への取り組みについてでありますが、介護・福祉分野におけるロボット技術やICT等の活用につきましては、市場も開拓途上であることや機器もおおむね高額であるため、現在のところ、市内事業所における導入実績はありませんが、介護従事者の身体的負担の軽減や業務の効率化に有効でありますので、国や北海道の補助金などを含め、動向を注視してまいりたいと考えております。また、個人の健康データの利活用につきましては、本年度から、後期高齢者医療広域連合からの委託事業として、保健・介護一体的実施推進事業を開始しており、国民健康保険、後期高齢者医療、介護保険のデータを継続的に追跡して分析を行うことで、本市の高齢者が抱える健康課題を明確にし、効果的な保健事業及び介護予防に取り組んでまいります。4点目の地域の価値を高めていくための整備推進についてでありますが、移住や企業誘致の促進を図るためには他の地域から移り住むだけの価値を感じる魅力あるまちであることが重要であり、本市では、これまでも、市民にとって住み続けたいまちであることはもとより、外からも選ばれるまちを目指し、医療の充実や子育て世帯への支援、学習環境の整備などの福祉・教育施設の拡充に積極的に取り組んでまいりました。そのような中、国は、このたびの骨太方針やまち・ひと・しごと創生基本方針において、デジタルトランスフォーメーションの推進を掲げ、医療、福祉、教育など、さまざまな分野でデジタル技術の実装を加速することで地域の価値を高めることを支援していくとされております。しかしながら、今すぐに地方の隅々まで、5Gを初めとするハード面はもちろん、それらを有効に活用するノウハウや人材といったソフト面が充実するわけではありません。今後は、これまでのまちづくりの方向性を基本としつつ、将来的に地方にとっても不可欠なものになるデジタル化やICTの活用についてもできるところから取り入れていくことでさらなるまちの魅力づくりにつなげていけるよう取り組んでまいります。5点目の新たな日常の構築に向けた取り組みについてでありますが、本市としては、新型コロナウイルス感染症拡大防止に向けた取り組みを進めるとともに、新しい生活様式の実践に向け、市民の皆様に対し、改めて手洗いの奨励とせきエチケットの徹底、ソーシャルディスタンスの促進等を市ホームページなどで周知し、早急に対応が可能なところから生活上の感染リスクを下げる取り組みを行ってまいりたいと考えております。以上で答弁を終わらせていただきますが、教育問題につきましては、教育長より答弁いたします。(降壇)
答弁 教育長 堀籠康行(教育長は2022年12月まで)
それでは、梶川議員のご質問にお答えいたします。新しい生活様式に向けた諸施策の具体化についてであります。1点目の教育分野におけるICT環境等の進捗状況につきましては、GIGAスクール構想関連事業等との連携は、国の示す「未来の学び」構築パッケージでは、GIGAスクール構想の実現の関連事業として地域情報通信基盤整備などが挙げられており、学校や家庭のオンライン学習では、外部につながる光ファイバーや高速無線など、地域の通信基盤の整備が必要と考えております。児童生徒や教員が学校や自宅で使うICT環境の整備につきましては、学校だけではなく、家庭などでもGIGAスクール構想で整備する端末や通信環境の活用を図りたいと考えており、端末や通信用ルーターを貸し出す仕組みやルールなどの検討を進めてまいります。2点目の文化芸術施設、図書館など、人が集まる空間への取り組みと今後の見通しにつきましては、図書館、博物館、市民会館、スポーツセンターなど、26カ所の社会教育施設は、各施設の性質や利用実態がさまざまであることから、施設ごとに利用に関するガイドラインを策定し、三つの密をつくらないことに留意しながら利用者と職員の安全確保に努めております。ガイドラインは、市ホームページや施設運営団体のホームページにより周知しており、さらに、受け付けや利用の際には、注意事項をわかりやすく表示するなど、丁寧な対応に心がけております。今後は、一層の安定を担保するための効果的なオンライン活用やさらなるプッシュ型の情報発信について研究してまいります。文化芸術、スポーツの活動継続に向けた支援につきましては、緊急事態宣言後、文化芸術では、図書館関連として、ドライブスルー貸し出しや小・中学生対象の本の宅配サービス、生涯学習関連として、情報誌「とっかり」の発行、動画の生涯学習課ちゃんねるの配信、家庭ラジオ体操会の呼びかけ、スポーツでは、北海道コンサドーレ札幌から派遣されております小山内コーチによる自宅でできる運動の動画配信などに取り組んでまいりました。今後は、ウィズコロナの観点から、まちなか芸術館、多目的ホールの空調等改修工事や、市民会館、文化会館のホール使用料の補助など、市民に安心していただける社会教育施設の環境整備と利用促進に向けた施策を展開してまいります。以上、答弁といたします。(降壇)
再質問 5番 梶川友子
再質問をさせていただきます。順番が反対になりますけれども、新しい生活様式に関しましては、ご答弁のとおり、よろしくお願いいたします。次に、通院のためのバス路線についてです。とても前向きなご答弁をいただけるとは思っていませんでしたが、不本意ながら地方の病院に行かなければならないという市民にとっては大変大事な問題です。ご答弁のとおりとなることを期待しておりますし、折を見て市民の声も聞かせていただきながらまた質問をさせていただく機会もあろうかと思いますけれども、このことに関しては前向きに進めていっていただけますよう、よろしくお願いいたします。次に、基準日以降に生まれた新生児への給付についてです。余り多くはないのですが、北海道内の市町村では、新生児へ独自給付しているところ、また、検討中としているところがあります。紋別市としましては、先ほどの野村議員への答弁では、今のところは考えていないということだったのですけれども、本当に大変な中で出産することになりまして、出産した女性でなければわからない部分もたくさんあります。そうしたことを踏まえても、給付について紋別市としての検討の余地はありませんか。このことだけ質問し、答弁をいただいて、私の再質問を終わりにしたいと思います。よろしくお願いします。
答弁 保健福祉部長 富樫豪志(保健福祉部長は2023年6月まで)
お答えいたします。先ほど市長からもありましたけれども、特別給付金ということであるならば、国のひとしい設定のもとで市町村が等しく実施すべきものであると思います。ただ、子育て世代への支援ということであれば、現金給付だけではなく、先日にオープンさせていただきました子育て世代包括支援センターにおける包括的な支援もありますので、そういったものも含め、幅広い視点で支援を講じていきたいというふうには考えております。ただ、繰り返しになりますけれども、特別給付金の支給につきましては現時点では考えてございません。
再質問 5番 梶川友子
納得はできないですね。今、部長に答弁していただいたわけですが、女性の立場から課長に答弁をいただくということにはならないですか。女性として課長はどのように思われているのか、大平課長から、私の意見に賛同してといいますか、私の意見に同感ですみたいなご答弁を最後にいただければなと思ったのです。しにくかったらしにくいと言っていただいて結構ですので、よろしくお願いいたします。
答弁 保健福祉部長 富樫豪志(保健福祉部長は2023年6月まで)
期待を裏切るような答弁をしてしまいまして、申しわけございません。ただ、女性の視点も理解するように今後も努めてまいりたいと考えてございますので、よろしくお願いいたします。