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紋別市議会 令和2年第3回定例会 2020年9月7日

(1)空港振興対策について/(2)観光振興策について/(3)紋別市学生寮について

2020年9月7日、紋別市議会の一般質問で、保村幸二議員が「空港振興対策について」「観光振興策について」「紋別市学生寮について」について質問し、市長 宮川良一、教育長 堀籠康行が答弁しました。

質問者
保村幸二 議員
答弁者
市長 宮川良一、教育長 堀籠康行

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 2番 保村幸二

世界的に新型コロナウイルス感染症が与えた影響は、我々が暮らす地域にも深刻な経済の停滞を引き起こし、国際経済の大きな変化、医療崩壊の危機、観光産業など、先を見通すことが極めて困難な事態であると感じております。私は、市民の声の一員として、さきに通告しております事項について質問させていただきます。それでは、空港振興対策についてお尋ねいたします。まず、1点目の質問として、羽田-紋別直行便について質問したいと存じます。羽田-紋別直行便は、紋別市、この地域になくてはならない生命線であります。航空会社が目安にしている65%の搭乗率を下回り、存続が危ぶまれ、撤退という最悪の事態が現実のものとなれば、今後の地域の発展や、観光産業や経済、地域医療までに及び、紋別の未来を脅かすものだと私は考えております。そんな中、今年度の空港振興費として2億円以上もの予算を組んでいることには、直行便に対する強い意思が予算にも出てきていると感じます。市の戦略でも、外国人観光客誘致活動については、ほかの地域よりもいち早く進め、成果を上げてきました。路線維持の搭乗率も問題ないと安心をしているところでした。ところが、このたびの世界的な新型コロナウイルス感染症の影響で、外国人観光客の激減、国際線、国内線の大きな減便、日本経済の衰退など、先ほど申し上げた今まで築き上げた戦略や成果が根底から崩壊してしまったと考えるのであります。当然、搭乗率目標値を達成することができないどころか、路線維持そのものが危機的状況であることが容易に考えられますが、市としてどう認識されているか、お伺いいたします。また、今後、現状では搭乗率向上に向けた戦略そのものよりも、路線維持を何としても死守しなければならないわけですが、今後の紋別市の考え方や方向性や現在把握している羽田-紋別直行便の情報についてお伺いいたします。続いて、観光振興について質問をさせていただきます。新型コロナウイルスは、かつてないほど大きな影響を観光業に及ぼしております。3月の外国人観光客は対前年同月比で9割以上減少しておりますが、これは、現在も含め、長期化するような状況ではないかと思います。一番ダイレクトに影響がある企業は、民泊も含めた宿泊業、交通機関で、航空会社はもちろん、2次交通と言われる鉄道、バス、タクシー、レンタカーなどのほか、飲食業、小売業に至るあらゆる産業に及んでおります。特に、全国的に民泊だけ見ると、廃業される方が出てきているのが現状であると考えます。コロナが終息しても以前の訪日外国人数にはなかなか戻らないと考えれば、観光需要の回復は国内からになると専門家は予想しており、インバウンド頼りの回復を期待していて経営を保てるのかという懸念があります。そこで、一つの考え方として、回復は国内からということを意識した上での取り組みや戦略が必要になると思いますが、いかがでしょうか。また、これからインバウンドの現状を受けとめ、今後の施策にどう取り組むか、お伺いいたします。さらに、紋別市として、今後の観光振興に対する問題点を浮き彫りにし、その課題にどのように取り組んでいかなければならないか、市の見解をお尋ねいたします。続きまして、紋別市学生寮についての質問をさせていただきます。私は、紋別市が取り組んでこられてきたことも含め、紋別高校の支援の方策に賛成した一人であります。学生寮の建設についても一定の理解をしているので、それをまず申し上げてから質問をさせていただき、お尋ねをいたします。紋別高校支援のために建設した学生寮の入居者が当初予測していた人数より非常に少ないとのことです。現在は3名ほどの入居者がいるとのことで、満室にはほど遠いと考えます。昨年7月の臨時議会時点においては相当数の入居希望があり、満室数、つまり18名程度は入居するであろうとの印象を受けていたのであります。実際の入居者については、少数値だという現実を見詰めれば決して安堵できるとは思えないのであります。現実を深く受けとめ、当初の入居計画より入寮生が大幅に少なかった理由と今後の紋別市学生寮の入居計画予定などをお聞かせください。以上で質問を終わりますが、答弁に至っては、市民にわかりやすく、明快にお願いいたします。なお、再質問は留保いたします。(降壇)

答弁 市長 宮川良一(市長は2025年6月まで)

それでは、保村議員のご質問にお答えいたします。初めに、空港振興対策についてであります。1点目の羽田-紋別直行便の路線維持及び市の認識についてでありますが、羽田-紋別直行便は、本市のみならず、遠紋地域における医療、産業、交流の根幹と位置づけており、本市の生命線であると認識しておりますことから、本年度は搭乗対策から路線維持対策にかじを切っているところであります。路線維持対策につきましては、現在、路線維持活動をしていただいておりますANA総代理店である株式会社紋別観光振興公社のネットワーク力を借りながら引き続き進めてまいります。2点目の羽田-紋別直行便についての情報につきましては、さきに石田議員のご質問にお答えしたことでご理解を願います。次に、観光振興対策についてであります。1点目の観光需要の回復は、国外から国内へ意識を向けるべきではないかについてでありますが、議員のご指摘のとおり、国外観光客はすぐに回復する状況にはないと認識しております。本市の観光施策を担っている株式会社紋別観光振興公社においては、外資系航空会社に30年間勤務され、首都圏、中部圏、関西圏にて、対旅行会社の航空会社営業として活躍し、旅行会社に豊富な人脈を有している方を招聘しており、新たな旅行商品の開発、及び、首都圏、道央圏の営業に既に取り組み、国内誘客事業の強化を図っているとお聞きしております。次に、2点目のインバウンドの現状を受けとめ、今後の施策にどう取り組むかについてであります。令和元年度における本市への観光客入り込み数は50万729人、そのうち、外国人観光客の入り込み数は8,541人となっております。また、羽田-紋別直行便への外国人搭乗者数は、タイ、ベトナム、マレーシア、シンガポールを中心に2,594人となり、全搭乗者数の3.7%まで伸長しておりましたが、新型コロナウイルス感染症発生後は、外国人観光客の来紋は皆無に等しい現状となっております。数年かけて構築してまいりました外国人観光客誘致事業についてですが、今後の日本政府の方向性を見きわめつつ、可能な限り継続を図ることを前提に、再開される日へ向けて、アジア各国との情報交換、連携をさらに深めてまいりたいと考えております。次に、3点目の観光振興に対する課題と問題点を浮き彫りにし、どう取り組むかについてであります。本市においては、従来から商品開発が未熟な側面があります。それを補う方法として他地域との連携が不可欠と考えており、西紋別広域観光戦略委員会の地域連携事業や株式会社紋別観光振興公社が中心となって進めるオホーツク周遊200キロを推進していくほか、近郊の地域と協力し、新ガリンコ号ⅢのIMERUを活用したクルーズの商品開発に取り組むなど、この地域の観光価値の底上げを図り、通年観光、観光客の増加につなげてまいりたいと考えております。以上で答弁を終わらせていただきますが、教育問題につきましては教育長より答弁いたします。(降壇)

答弁 教育長 堀籠康行(教育長は2022年12月まで)

それでは、保村議員のご質問にお答えいたします。紋別市学生寮についてであります。当初の計画より入寮生が大幅に少なかった理由についてですが、学生寮の定員は1学年当たり6名程度を想定し、18名の定員としております。今年度は、初年度ということもあり、1年生6名程度とその他の学年から4名程度の計10名ほどの入寮を見込んでおりましたが、議員のご指摘のとおり、入寮者は3名にとどまっております。理由といたしましては、建物が完成してから入寮を検討したいとの問い合わせをされた方からは、新型コロナウイルス感染症が心配なので、入寮を控えたというお話を伺っております。今後の入寮予定につきましては、現在も数件の問い合わせや見学希望がありますことから、随時、入寮を受け付けるとともに、紋別高校が入学希望者に配付する学校紹介パンフレットや市ホームページなどへの掲載により、コンスタントに入寮者が確保できるよう努めてまいります。以上、答弁といたします。(降壇)

再質問 2番 保村幸二

再質問はございませんが、1点、紋別市学生寮のことについてです。現在、3名の入居者ということですが、今後、入居を推進し、なるべく多くしていきたいという答弁でした。私も賛成したうちの一人でございますし、やはり、18室の部屋があるのだったら、18人に入ってほしいという思いは確かにあります。しかし、現実は3名ということを深く受けとめるとともに、今後とも入居者を随時入れていく体制をつくっていただきたいことを切に願い、私の質問は終わります。

出典:紋別市議会 令和2年第3回定例会 2020年9月7日 議事録 PDF(20ページ) 間違いを知らせる