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紋別市議会 令和7年第3回定例会 2025年9月8日

(1)市長所信表明について/(2)紋別市総合計画策定について/(3)紋別葬苑について/(4)ヒグマの駆除について/(5)道の駅について/(6)新庁舎建設について/(7)地域医療について/(8)新聞報道の見解について

2025年9月8日、紋別市議会の一般質問で、保村幸二議員が「市長所信表明について」「紋別市総合計画策定について」「紋別葬苑について」「ヒグマの駆除について」「道の駅について」「新庁舎建設について」「地域医療について」「新聞報道の見解について」について質問し、市長 山﨑彰則、農政林務課長 中村雅俊、企画調整課長 大野貴光、新庁舎建設準備室参事 菅原雅志が答弁しました。

質問者
保村幸二 議員
答弁者
市長 山﨑彰則、農政林務課長 中村雅俊、企画調整課長 大野貴光、新庁舎建設準備室参事 菅原雅志

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 3番 保村幸二

今、議長から発言のお許しがございましたので、これより一般質問を始めます。まず、冒頭ではありますが、去る6月15日の紋別市市長選挙で山﨑彰則氏が当選されました。山﨑彰則氏は、選挙戦で、市役所は市民のお役に立つところ、受益者は市民であると訴え、市民の圧倒的な支持の下、山﨑彰則市長が誕生されました。山﨑新市長には、この市民の熱き願いに応え、市民にこの選択が正しかったと言ってもらえる堂々とした紋別市政の展開を強く望むものであります。また、山﨑彰則市長には、初心を忘れることなく、今まで以上の努力と精進を期待するものであります。どうか、日々、政策や公約実現のため、邁進されますようご期待申し上げます。以下、通告に従い、市民の声の一員として質問いたします。まず、市長所信表明についてであります。市長公約にあった紋別市独自の物価高対策についてでありますが、所信表明には何一つ触れられておりません。私たちは、物価高対策こそ緊急を要する事項だと思っておりますが、市長公約を掲げ、市民に訴えられた紋別市独自の物価高対策は今年度取り組まれる予定なのか、お知らせください。続いて、紋別市総合計画の策定であります。総合計画とは、地方自治体における行政運営の最上位計画であり、住民全体で共有する自治体の将来目標や施策を示し、全ての住民や事業者、行政が行動するための基本的な指針となるものです。行政運営の目的と手段を明確にするため、通常、基本構想、基本計画、実施計画の3層で構成されております。かつて、地方自治法において、市町村に対し、総合計画の基本部分である基本構想について、議会の議決を経て定めることが義務づけられていました。しかし、平成23年の地方自治法の一部改正により、この策定義務はなくなり、総合計画の策定は市町村の独自の判断に委ねられることになりました。総合戦略とは、全国的に進む人口減少とまちの衰退を食い止めるため、まち、人、仕事に視点を置き、行政をはじめ、市民、地域、団体、企業など市全体でまちの活性化に取り組む計画です。また、総合計画を策定し、既に策定している総合戦略を一体化するメリットとしては、総合計画に総合戦略を包含させ、計画内容を一体化することにより、双方の関係性が明確となり、総合計画と整合性の取れた総合戦略とすることが可能となり、計画を別に策定することに伴う、進捗管理等が別に発生することの解消につながるため、業務量の削減が可能となるわけです。そこでお尋ねいたします。山﨑市長が公約として掲げた総合計画の策定について、これからの進め方について詳しくお聞きしたいと思います。具体的に、プラン策定の開始時期や計画の完成時期について、予定をお知らせください。続いて、紋別葬苑についてでございます。紋別葬苑、いわゆる紋別火葬場についてお聞きいたします。老朽化が進む火葬場について、既に過去3回にわたり質問させていただきましたので、直球質問となります。具体的に建て替えの構想やプランについて検討段階に入っているのか、それとも、基本設計の段階まで進んでいるのか、お尋ねいたします。続きまして、ヒグマの駆除についてであります。人に危害を加えた熊を駆除した自治体に抗議や苦情が殺到し、自治体の業務を圧迫しております。死者が出た北海道福島町での駆除に対しては町役場や道庁にこうした苦情が計200件以上寄せられているとのことです。苦情には職員が一つ一つ対応を強いられているが、中には1回の電話が2時間以上続いたケースもあったとされ、道庁のヒグマ対策室の担当者は、感情的で誹謗中傷に近い内容もあり、非常につらく感じる部分もあるとのこと、秋田県でも、昨年12月、スーパーに侵入した熊を駆除した際、県に苦情が殺到、当時、知事が、県議会答弁で電話で苦情を寄せてくる相手に対し、私ならおまえに熊1頭を送る、住所を教えろということを述べた、知事の発言は波紋を呼んだが、自治体の対応への無理解の苦情はやまない、環境省は、記者会見で、職員やハンターを萎縮させ、新たな事故につながりかねないとして自粛を求めているとの報道でありました。そこでお尋ねいたします。ヒグマ駆除について、本年9月1日から、一定の条件を満たせば、市街地で銃を使った駆除が可能になりました。ただ、発砲の判断と責任を負うのは自治体です。ハンターや警察との連携を確認する訓練など、紋別市においてのヒグマの駆除等に関わる現在の対応とその取組についてお知らせ願います。続きまして、道の駅についてであります。道の駅には無料で利用できる駐車スペースやトイレがあるので、年齢を問わず、子どもや高齢者なども安心して利用できるのが魅力です。観光情報や道路情報なども収集できるので、ガイドブックでは分からなかった穴場やイベントに出会うことができるなど、旅をより充実したものにできるのも道の駅ならではのよさと言えるのであります。そこで、道の駅の主な三つの機能として、一つ目として休憩機能、24時間利用可能な駐車場やトイレの設置、二つ目として情報提供機能、道路や観光情報、緊急医療情報の提供、三つ目として地域連携機能、観光レクリエーション施設、文化教養施設等、地域振興を目的とした施設の設置があります。道の駅が抱える主な課題として、設備投資に関わる費用負担の増加と経営の自立化、防災拠点としての機能の整備が不十分であること等が指摘されており、一方、道の駅の民営化やノウハウの輸出など、新たな可能性も模索されております。道の駅の制度創設の背景には、一般道路で、昼夜関係なく誰でも気軽に立ち寄ることができる休憩空間がほぼなかったことがあります。そうしたことから、官民連携で、道路利用者に安全、快適な道路交通環境を提供することに加えて、地域とともに個性豊かなにぎわいの場も創出しようとする狙いから考え出されたものが道の駅の制度でした。そこで、我がまち紋別市は、第1ステージ、つまり、通過する道路利用者のサービス提供の場となる、第2ステージ、道の駅自体が目的地、第3ステージ、地方創生、観光を加速する拠点にすらなっておらず、国土交通省が1993年に制度を創設したときからそのまま取り残されている施設になり得るものと見てとれると私は考えておりますが、今後の紋別市の道の駅の在り方についての見解をお尋ねいたします。続きまして、新庁舎建設についてであります。新庁舎建設について、令和7年7月10日付にて、令和7年6月2日紋別市告示第48号において公告した紋別市新庁舎建設建築主体工事について次のとおり入札を中止するとのことであり、中止した理由としては入札参加者がいないためとのことであります。現段階において不調に終わったと理解いたしますが、新庁舎建設は迷走しているものと推察しております。8月23日付の北海道新聞掲載記事によると、「建設費高、進まぬ公共工事」との見出しの記事があり、記事によると、建設費の高騰による自治体発注の大型事業の入札不調や建設中止が相次いでいるとのことでした。小樽市では、体育館建設で14億円を上積みしても入札がなく、空知管内では、学校建設の負担額が2倍に膨れ上がり、建設を断念するケースもあるとのこと、建設費の相場が下がる気配はなく、自治体のまちづくり計画に支障が出ているのであります。私は、さきの議会において新庁舎建設に関わる質問をいたしましたが、総工費86億円以上の事業費がかかる上、このまま進めていけば、物価スライドなどの要因において、数億、数十億円の追加予算が乗せられれば、紋別市そのものの財政基盤が揺らぐ可能性を感じております。よって、予算の上方修正が幾らになるのか、非常に不透明なこと、延べ床面積が7,400平米も本当に必要なのか、今さらながら、賛成をした立場でも、時間が経過するたび、日々疑問に思っております。この際、思い切って、一旦白紙か、あるいは、設計の見直しを図ってはいかがでしょうか。例えば、設計業者の変更のほか、鉄筋コンクリート造から木造建設に切り替えてみるのも一つの手法と考えますが、市の見解をお聞かせください。続きまして、地域医療についてであります。物価高などの影響で多くの病院が深刻な経営難に陥り、全国でも6割以上の病院が赤字になっているという調査結果を病院団体が公表しました。病院団体は、地域の医療は崩壊寸前だとして国に対策を求めています。全国1,700余りの病院で昨年6月から11月までの経営状況を調べた結果、経常利益が赤字となった病院は全体の61.2%に上り、2023年の同じ時期に比べて10.4ポイント増加しました。また、補助金などを除いた医業利益を見ると、69%の病院が赤字で、2023年度より4.2ポイント増加しています。こうした背景には、物価高などによる経費の増加が大きく、病院給食などの委託費は2023年に比べて4.2%上昇したほか、給与費も2.7%増えたことで物価や人件費の上昇に診療報酬などの収入が追いつかず、地域の医療は崩壊寸前だと指摘しています。病床の利用率が90%を超えないと黒字にならない病院もあると見られ、地域の病院が突然なくなるような事態に陥り、国には物価などの上昇に応じて診療報酬が上がる仕組みを考えてもらわないと持続的に医療を提供することは不可能だと話しています。紋別市内には療養型病院が1施設存在します。お聞きしたところ、毎年、多額の経営赤字を強いられており、経営存続が困難になっているとのことでした。入院ベッドも保有する市内唯一の病床施設として、何としても存続に向けた取組をし、地域医療を絶対に守り抜く覚悟を据えて、自治体としても何かしらの対策をしなければならないと考えておりますが、紋別市としての見解をお聞かせください。続きまして、新聞報道の見解についてであります。2025年4月15日付の北海道新聞掲載の記事によると、北海道内の人口上位12市のうち、9市議会と北海道議会で議員の議会質問を職員がつくるやらせ質問が横行していることが本紙の取材で分かったとのことでした。これより新聞の記事を抜粋して読み上げます。地方自治体は首長と議会議員を別々の選挙で選ぶ二元代表制であります。ともに住民を代表する両者が緊張関係を保ち、首長は行政を執行し、議会はそれを監視するのが制度の本旨であることは言うまでもありません。やらせ質問は議員が行政監視の職責を放棄したと言うほかないですし、1票を投じた有権者の期待を裏切る行為であり、地方自治の根幹である議会制民主主義を形骸化させるものだ、首長と議員はただちに悪習をやめなければならない、やらせ質問横行の背景には、まず、議員の力量不足がある、行政課題に精通し、問題点を把握して質問を練り上げるには研さんが欠かせない、その努力を怠れば圧倒的な情報量を持つ行政側と対等な議論はできない、行政側にとっては、議員に質問させて答弁することで、都合がいい方向に政策を誘導することができる、両者が台本どおりの質問と答弁を読み合い、議論しているように見せかけるのは議会の自己否定に等しい、特異なのは苫小牧市だ、取材とともに行ったアンケートで、市側が議会側に質問を作成させてほしいと求めたり、議会側から求められたりすることについて、二元代表制の在り方として問題ないと答えた、道議会では質疑を一字一句すり合わせる答弁調整が常態化しているが、一部会派では質問づくりも道頼みの実態が明らかになった、道幹部によればある与党会派からは毎回何問もつくってくれと頼まれるという、鈴木直道知事は、2019年の就任時、答弁調整廃止に取り組む考えを示した、原点に立ち返って議会改革の機運を高めていかなければならない、議会で丁々発止の議論がなければ有権者の関心は薄れ、選挙の投票率低下を招こう、議員の成り手不足に悩む市町村議会は多いが、行政と議員が内向きの理屈でもたれ合えば、議員を志す多様な人材は現れまい、民主主義の学校である地方自治の在り方が問われており、有権者も議会傍聴やインターネット中継を通じ、原稿棒読みの学芸会のような質疑はないか、目を光らせてもらいたいと記事で書かれておりました。そこでお尋ねいたします。我がまち紋別市には、このようなやらせ質問はないものと推察いたしますが、二元代表制の根幹が揺らぐことがありませんよう、首長と議会の緊張感を保つためにも、このような記事の内容はもってのほかだと私は思いますが、市の見解をお聞かせください。以上で私の質問を終わります。再質問は留保させていただきます。(降壇)

答弁 市長 山﨑彰則

それでは、保村議員のご質問にお答えいたします。初めに、市長所信表明についてでありますが、本市独自の物価高対策の実施につきましては、国において新たな支援策の検討がなされておりますことから、その内容や市内経済の状況を踏まえた上で総合的に判断し、対策が必要な場合には、以前実施いたしました物価高騰対策であるクーポン券の発行や消費喚起対策としてのプレミアムつき商品券の実施に加え、ほかに有効な手法も併せて検討し、迅速に対応してまいります。また、低所得世帯の冬期間の生活安定と経済負担の軽減を図ることを目的とした冬の生活支援臨時給付事業を本定例会に補正予算として提出したところであります。次に、紋別市総合計画策定についてであります。これからの進め方につきましては、令和7年度中に、総合計画策定に必要な条例等の整備や庁内策定体制及び市民審議会等の組織的な検討を行い、作成に向けた準備を進めてまいります。総合計画の完成時期につきましては、前回の第5次計画策定の際には、専任職員を3名配置し、完成までに3年近くの期間を要したところであります。現状では、計画策定を円滑に進めるための専門知識を持つ職員や専任で担当できる職員が不足するなどの課題も多いと感じておりますが、ノウハウを持つ外部事業者を活用し、早期の策定を目指してまいります。次に、紋別葬苑についてでありますが、施設の新設につきましては、祭祀の在り方が変容してきた現在の多様な葬祭の形態に寄り添い、遺族の感情にも配慮した施設とするための基本構想を早急にまとめてまいります。今後につきましては、財源確保などの必要な内部協議を行い、次年度の基本計画策定に向けた検討を進めてまいります。次に、ヒグマの駆除についてでありますが、本年9月1日改正の鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律の一部を改正する法律につきましては、環境省主催の緊急銃猟現地研修会、対応訓練やオンライン研修会、北海道主催のヒグマ出没対応訓練等研修へ担当職員を派遣し、情報を収集しているほか、今月には、紋別警察署、オホーツク総合振興局、猟友会紋別支部、オホーツク中央森林組合、本市の5団体合同で実践訓練及び改正法の説明会を実施する予定であります。今回の改正で、市町村長の判断により、十分な安全確保をした上で、市街地、屋内での発砲、捕獲を行うことが可能になりましたが、現場での対応が煩雑にならないことなど、引き続き関係団体と協議するとともに、先駆的な自治体の取組事例を参考にしながら、判断体制や情報共有体制等を構築してまいりたいと考えております。次に、道の駅についてであります。議員がご指摘のとおり、本市の道の駅は、制度創設時のコンセプトから変わっておらず、近年整備された他地区の道の駅と比較いたしますと、物販等は種類が物足りない、場所が分かりにくいなどの声をいただいております。また、市民の方々や議会においても道の駅整備に対するご提案をいただくなど、本市の課題の一つであると認識しているところであります。新たな場所において紋別らしさを前面に出した複合的な機能を持った施設への再整備は地域活性化に向けた拠点としての役割が大いに期待できるものと認識しておりますが、現在の道の駅をどのようにしていくのか、加えて、新たな道の駅を整備するに当たり、広大な駐車場のスペースが確保できるのか、さらには、財源の確保などの課題もあることから、これらの課題を整理し、新たな道の駅の整備について検討してまいります。次に、新庁舎建設についてであります。建設事業の一旦白紙あるいは設計の見直しに関する市の見解についてでありますが、新庁舎建設につきましては、災害対応の拠点機能を強化することを念頭に、現庁舎が抱える課題解決をはじめ、市民の利便性や快適性の向上、効率的な行政運営を目的とし、市民検討会議のほか、市議会特別委員会などにおいて様々なご意見をいただきながら、基本計画、実施設計を進め、令和6年度には令和9年度までの継続費として建設事業費を計上しており、今月5日には建築主体工事の入札を終えております。議員がご提案のとおり、建設事業の一旦白紙あるいは建設の見直しを行った場合、延べ床面積の減少が現実となれば建設費の一部削減は図られると推測いたしますが、一方で、今回の建設を見送った場合、時限制度である市町村役場機能緊急保全事業の起債が対象とならず、財源はなくなります。現在の事業費で積算いたしますと、約25億円の市民負担軽減を逃すこととなります。また、新庁舎建設を先送りにすることでさらに人件費や物価などが上昇し、結果的に建設費の増加が市民負担の増加につながるものと想定しております。私は、近年の異常気象や地震等により各地で災害が起きていることから、災害対応の拠点機能である新庁舎建設は優先課題と捉えており、これまでの議論、経過を踏まえ、事業を進めてまいりたいと考えております。次に、地域医療についてであります。市内唯一の療養型病院の存続に向けた市の取組についてでありますが、議員がご指摘のとおり、昨今の物価高騰にかかわらず、診療報酬の改定率が追いついておらず、医療機関の経営が大変厳しい状況にあると認識しております。私自身、深く憂慮しているところであります。さらに、療養型病院は病床維持や病院の機能維持等に係るコストが病院運営の負担となっていると伺っております。私は、所信表明の生涯住みたくなるまちづくりの中で、市民が安心して暮らせるよう、民間医療機関の機能維持・確保を掲げており、地域医療の存続に向けた取組を進めてまいります。これまで、本市では、地域の医療体制の安定、確保のために、開業医誘致等促進条例を制定し、現在、市内民間医療機関が制度を利用しております。また、市内民間医療機関で、唯一、透析治療を行っている施設の機器更新費用の一部を支援しているほか、在宅医療に取り組む市内民間医療機関への提供体制構築に伴う費用を支援するなど、医療機関の機能維持・確保のため、側面的な支援を行ってまいりました。今後の支援につきましては、国の地域医療構想による地域医療確保に係る支援の動向を注視しながら、紋別医師会などと意見交換を行い、医療機関の機能維持に係る支援を検討し、持続可能な医療の構築に向けて取り組んでまいります。次に、新聞報道の見解についてであります。やらせ質問に対する見解につきましては、一般質問は、議員が市政全般について執行部に質問し、市民の代表者として、市政の現状や課題、将来的な方針などを確認する重要な議会活動であり、市政の発展という共通の目標に向かって議論をしていくものであると考えております。本市においてはやらせ質問の実態はないと思っております。仮にこのような事案があるのであれば、市民の信頼を大きく損なう行為であり、看過できない問題であります。今後も、二元代表制の下で、互いに緊張感を保ちながら、議会からのご指摘、さらにはご提案をいただき、執行部がそれに応える政策を実現していく、それが市政の発展につながるものであると考えております。以上で答弁を終わらせていただきます。(降壇)

質問 3番 保村幸二

山﨑市長、初答弁、どうもご苦労さまでした。先ほども言いましたけれども、私も二元代表制の原則をもって厳しく今後とも質問していきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。まず、1点目ですが、所信表明にありました紋別市独自の物価高対策については、先ほど答弁をいただきましたとおり、どうぞよろしくお願いいたします。また、総合計画の策定についてです。先ほど3人とお聞きしましたが、本当は5人や6人が必要なのではないかなと思っています。条例の確認など、いろいろなことがあって3年ほどかかるとお聞きしましたけれども、本当に紋別の将来像を描く上では必要な計画だと思っていますので、本当にお時間のかかる話だと思いますが、ひとつよろしくお願いいたします。紋別葬苑、火葬場についてでありますけれども、答弁をいただきました。ぜひ、基本構想、基本設計に向かって、年数のかかることだと思いますけれども、日々進めていってください。どうぞよろしくお願いいたします。続きまして、ヒグマの駆除についての再質問をさせていただきます。9月1日から、一定の条件の下、自治体の判断で市街地でも熊捕獲に猟銃を使えるようになる緊急銃猟を可能にする改正鳥獣保護管理法が施行されました。今年も各地で熊による人身事故が続いております。私も先ほど一般質問で言いましたけれども、せんだって、福島町では苦情の電話が200件あったとのことです。知床半島にある羅臼岳で熊が3頭駆除されたときにも160件の苦情の電話があったということであります。そういった中で本当に自治体の判断で駆除することになった場合です。熊は生き物ですから動きますが、そういったときです。私はちょっと勉強不足ですが、その最終判断は市長になるのですか。

答弁 農政林務課長 中村雅俊

お答えいたします。最終判断は市町村長となっておりますが、市町村長が委任した職員が判断する場合もあるかなと思っております。

質問 3番 保村幸二

いずれにしても、熊が出没したとき、どんな場合でも撃てるわけではないということが分かりました。激しく動き回っているような、安全に発砲できない案件での対応は難しいと私も思っていますので、これまでどおり、警察官職務執行法による方法になるのかなとは思います。しかし、日々、条件が変わりますし、熊の出没が目立ってくるかと思います。紋別市についてもそういう情報を聞きます。そうした状況が変わる中、自治体の責任は大変だなと思いますので、ひとつよろしくお願い申し上げます。続きまして、道の駅の質問でございます。紋別の道の駅は何年にできたか、まずは教えてください。

答弁 企画調整課長 大野貴光

失礼いたしました。道の駅の初回の登録でございますけれども、1995年―平成7年の登録となっております。

質問 3番 保村幸二

私の知り得る情報とはちょっと違うのですが、制度設計ができたのが1993年ですね。私の調べたところでは1991年となっていたのですが、それが間違っているのかな。道の駅の制度設計ができる前に出来上がったと私は認識しておりました。先ほど市長答弁もありましたけれども、今の紋別市というのは、第1ステージ、つまり、通過する道路利用者のサービス提供の場で、2013年から第2ステージ、道の駅自体が目的地になっている、今は2020年から第3ステージ、地方創生、観光を加速する拠点となるのです。先ほど私も一般質問で言いましたけれども、残念ながら、今の道の駅は、考え方というか、コンセプトが本当に古いですよね。そして、防災機能としては、ちょっとそぐわない場所ではないかなとも思っていたのです。先ほど市長答弁はありましたけれども、道の駅そのものについては、どういうところにつくらなければならないかとか、道路の編成とか、これからいろいろなことがありますけれども、ぜひ検討をしていただければなと思い、今日は一般質問をさせていただきました。よろしくお願いしますとしか言わないですし、答弁も要りません。質問を変えます。お待たせいたしました。新庁舎に関することです。まず、お尋ねいたします。これは、9月5日に入札は無事終わったのですか。まず、それだけお聞きしたいと思います。

答弁 新庁舎建設準備室参事 菅原雅志(新庁舎建設準備室参事は2025年9月まで)

お答えいたします。9月5日の建築主体工事につきましては、無事、入札を終えております。

質問 3番 保村幸二

建築主体に関する入札が終わったということでした。その他の附帯工事がいろいろとあると思いますけれども、もう一回、再確認のために教えてください。これは、建築主体とその他附帯工事を全部入れて総額は幾らですか。

答弁 新庁舎建設準備室参事 菅原雅志(新庁舎建設準備室参事は2025年9月まで)

お答えいたします。本日、そのほかの電気設備関係の入札を終えまして、全部を合わせますと83億6,104万5,000円となってございます。

質問 3番 保村幸二

今お聞きした金額のことです。建設が始まって、今、物価高騰や人件費上昇がありますけれども、これに関わる物価スライドと言ったらおかしいのかなと思いますが、予算の上振れというのはあるのですか。マックスでどれぐらい見ているのか、教えていただきたいと思います。

答弁 新庁舎建設準備室参事 菅原雅志(新庁舎建設準備室参事は2025年9月まで)

お答えいたします。物価スライドについてですが、特に労務単価の上昇がここ何年か続いておりまして、今後も労務単価の上昇はあるかなと推測をしております。ほかの資材等につきましても、物によって上がったり下がったりはありますけれども、上がる可能性も想定しているところであります。私は財政課も担当しているものですから、できるだけ継続費の予算内に収まってほしいなという気持ちはありますけれども、情勢によっては、複数年度の工事でありますので、スライド、もしくは、金額が今の予算を超えて補正というような話も出る可能性はあるというふうに予測しております。

質問 3番 保村幸二

それでは、もうちょっと深掘りしたいと思います。今聞いた建設費について、もろもろの附帯工事を含め、補助金が幾らで、残りの実際に紋別市が背負っていかなければならない起債が幾らになるのか、そして、これを何年で幾らずつ払っていくのか、細かく教えてもらえますか。

答弁 新庁舎建設準備室参事 菅原雅志(新庁舎建設準備室参事は2025年9月まで)

お答えいたします。入札が終わりましたので、金額はこれから正確に出てきまして、詳細を詰めていかなければいけないのですが、今の継続費の予算ベースで申し上げます。国、道の補助金なども内部で検討したのですが、条件が合わないとか、起債との併用が駄目だとかという条件がございまして、今のところ、全体事業費を86億円と想定し、起債は64億5,000万円を想定しております。予算協議はこれからさせていただきますが、そのほかの21億5,000万円は公共施設等整備基金を充てたいなと考えております。当初10億円ほどの基金の財源を考えておりましたけれども、市町村役場機能緊急保全事業の起債につきましては、今のところ、事業費の9割が借りられます。しかし、実際の交付税の措置率、措置の対象が75%しかなくて、基金がここ何年かである程度積み増しできたことから、交付税措置がないものは借りないで、75%をめどに起債申請し、残りは基金で充てたほうが将来の負担は少なくなると判断しておりますが、ここは予算協議をさせていただくようなことになると思っています。また、国の制度もいろいろと変わってきていまして、市町村役場機能のほかにもう少し有利な交付税の措置率である脱炭素の事業債があります。全部ではありませんけれども、チップボイラー関係に充てられるというふうに聞いていますので、今、国、道に計画を出しておりまして、認められれば、そちらの起債も利用しようと思っております。そして、もしその起債が利用できればですが、今のところ、先ほど話していた64億5,000万円のうち、19億円ほどが脱炭素化推進事業債というものの対象になってくるのではないかなと考えておりまして、そのまま認められれば、もともとある公適債、市町村役場機能を45億5,000万円、残りの19億円を脱炭素の事業債で充てたいなと考えているところでございます。年間の償還額については3億9,000万円ほどを予定しております。当初より増えておりますけれども、利率がかなり上昇しております。今、25年で償還を考えておりますが、金利が2.3%ほどとなっております。当初、0.数%というような利率で計算していたものですから、利息も増えているのは確かですけれども、この利息の部分も交付税措置がございますので、国、道とも話をしながら、できるだけ有利な起債が対象となるように進めていきたいなと考えております。

質問 3番 保村幸二

すみません。今、25年とおっしゃいましたか。(「はい」と呼ぶ者あり)25年というと、2050年ですよね。そのとき、一体どういう自治体になっているのでしょうか。私は本当に心配でしようがないです。約4億円を払うとしても、先行きが本当に心配だから言っているのです。庁舎を建てることに反対はしていません。先行きが心配なのです。2025年―今年の8月23日、建設費高、進まぬ公共工事と新聞に出ていました。これは、小樽市の体育館ですか。14億円を上積みしても入札者がいないとのことです。そして、空知管内の学校で、これは一貫校ですかね、中止、凍結、10年間できないという内容です。近隣で言うと、湧別町庁舎があり、これは59億円です。内訳は分からないですけれども、5億円ほど道や国の補助金などを差し引いて、少し減額になったとのことです。それを聞くと先行きが心配でしようがないのです。本当に払っていけるのか、それを言っているのです。せんだっての9月4日のものには「北見市借金比率、全道最悪に」との見出しがあり、内容としては、昨年度将来負担率が夕張超える、庁舎建設の返済が重いと書いているのです。私は、庁舎と聞いて、これは本当に大丈夫なのかなと心配しました。これはあくまでも庁舎だけの話ですからね。私は庁舎だけの話をしているのですよ。私の考えですが、そのほかに市民会館があります。そして、スポーツセンター、それこそ、市長が掲げている経済センター、火葬場、水道、地域医療の繰入金など、名前は言いませんけれども、上渚滑の施設、広域紋別病院、小中一貫校、これだけあるのですよ。後で、いや、こんなはずではなかったと。10年前、北見市がこんなになるなんて分かっていましたか。これを言っておかないと、後で後悔しても、本当に後悔先に立たずですよ。今回は庁舎だけの話ですが、そのほかにいっぱい予算措置があるのです。あれができない、これもできないで、最後、これは極論ですけれども、給食費の無償化をやめなければならない、修学旅行の補助金、全額補助をやめなければならない、水道料金は上がる、ごみの料金は上がるなど、多分、いろいろなことが出てくると思うのです。それでここの自治体はおっかないなと思ったのです。これは、例えばで、極論です。予算が上振れして100億円を超えた、そういうことになるのではないかなと思って私は心配しているのです。そこで困っている顔をしている山﨑市長、何か答えてもらえませんか。よろしくお願いします。

答弁 市長 山﨑彰則

ありがとうございます。保村議員がご指摘のとおり、このまちでこれから予想される建て替え事業はたくさんあると思います。しかしながら、他の市町村においても同じ条件であると私も捉えております。そのため、今の施設をなるべく長く使う取組も必要だと思いますし、先ほど私も答弁で一部申し上げましたけれども、紋別葬苑の件もございます。全体的に建築単価、建設単価が上がっていまして、これは世の流れであると認識しておりますが、市民とって必要なものについて、条件をクリアし、皆さんの望むものを提供していくのも行政の仕事の一つでありまして、今後とも、切り詰めるものは切り詰め、必要なものに注いでいく、これを事業仕分けと言うのはおかしいかもしれませんが、しっかりと考えながら財政運営をしていきたい、していかなければならないと捉えております。先ほどいろいろな施設を出されましたけれども、私としては新庁舎の床面積が大きいかなと思っています。将来、こんなに大きなものは要らなかったのではないのかなとひょっとしたら思うこともあるかもしれませんが、外郭的なものを空いたスペースに取り入れ、面積の無駄とならないような運用をこれからも検討して考えていかなければならないと思います。現状、教育委員会も庁舎の外にあります。それを中に取り込むほか、今まで使っている文化会館の次の運用といいますか、ほかに転用できるものも含め、いろいろなことをこれからも皆さんとともに考え、パズルではないですけれども、なるべく無駄のないよう、節約できるように今後とも取り組んでまいりたいと思います。答弁になったかどうかは分かりませんけれども、私の考えを述べさせていただきました。

質問 3番 保村幸二

ご答弁、ありがとうございます。それにしても、これからの時代、多額な起債というか、借金を背負っていくということは本当に大変なことだと思っていますし、この新庁舎を建てたことによって自治体の終わりの始まりにならないことを願います。最後になって、ああ、こんな建物は要らなかった、多額な負債を背負ったと。北見市もそうですけれども、最後になったら議会が通したからだという話になるのですよ。我々の議会には15人いますけれども、本当に判断が大変だと思うのですね。でも、最後になったら議会が通したからだということになりかねないのです。だから、私は慎重に考えてほしいということを今日は訴えたつもりです。これについての答弁は要りません。終わりの始まりだということを告げ、私の一般質問を終わります。ありがとうございました。

出典:紋別市議会 令和7年第3回定例会 2025年9月8日 議事録 PDF(7ページ) 間違いを知らせる